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冬季休暇
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冬季休業になった。
私は学術院の寮から帰省した。
ガーランド侯爵家に着くと、
「「お帰りなさませ。リアム様」」
沢山の使用人が出迎えてくれる。
「ただいま。皆」
荷物を受け取った使用人が部屋へ運んでくれる。
「お帰り。リアム。後で話がしたい。」
目の前の父は疲れているようだった。
「?はい。分かりました。」
父と話をした事などほとんどない。
表情には出さないが、リアムに成り代わっている状態での周りの変化に戸惑う。
(リアムでいたら、ずっと私のことを見てくれるのかな)
もう諦めたはずの願いがふと頭をよぎった。
(ううん。私はマリー・ガーランドに戻るんだ。)
自室で休憩して、父の元へ向かう。
執務室へ行くと、そこには父がいた。
「ああ、入れ。座って話をしよう。」
「どうだ、学術院は?」
「なんとかやっています。試験は学年一位でした。生徒会補佐の仕事が少し大変ですが、、、」
つい、頭の中でルーガスとの過去とを思い出し、頬が火照り、下を向く。
「そうか。優秀だな。」
父には気づかれなかったらしい。
「お父様。この間の興奮剤の捕縛事件についてはご存知ですか。」
「ああ、もちろん知っている。」
「それが、リアムにもその容疑がかかっていたみたいなんです。私も検査をされました。陰性だったので、捕縛されませんでしたが。」
その話を聞き、父は何かを考え込んだ。
「実は妻の様子がおかしい。
一緒に来てくれ。」
私と父は、母の部屋に行く。
部屋に入る前に、小さい声で、父が言った。
「マリー、辛い思いをさせた。悪かった。」
ドアを開けて中に入ると、母がベットにいて、虚空を見つめている。
「リアムが死んでから徐々にこうなってきた。」
「お母様。」
「例の興奮剤には、いくつか副作用があるだろう。稀に廃人のようになる事があるらしい。私も興奮剤について疑ったが、家からほとんど出ない妻が入手できるはずが無いと思っていた。」
「お母様、マリーです。私を見てください。」
ベットの側へ行き、母の手を握るとピクリと動いた。
「マリー、私のマリー、隠さないと、誰にも見つからないように、殺されてしまう。こんなに可愛いのに、どうして、隠さないと、見つからないように、」
母は表情を変えずにブツブツと呟き出した。
「マリー、
リアムが死んだ時は、入れ替わるように言ったが、撤回しよう。
お前の母がこうなったのも、私とガーランド侯爵家の責任だ。
私はお前の母やお前を守り切る事ができなかった。
リアムが死んだと分かれば、爵位も屋敷も手放す事になるかもしれん。
私はそれで、もういいと思っている。
お前は、いつでもマリー・ガーランドに戻ってもいいんだぞ。」
父は母のベットで座り込む私の肩に手を置いた。
「お父様でしょ。執事を連れてきて、私に教育を受けさせたのは。」
「ああ、マリーは賢いな。良くわかったな。」
「高額な教材全てを執事が用意出来ると思えなくて。」
「マリー、お前は優秀だ。どこにいってもやっていけるだろ。」
「私は最後まで妻の事を支えるつもりだ。妻をこうしたのは元々はガーランド家だからな。
マリーはどうする?」
父はきっと、母の為に侯爵位から退こうと考えている気がした。跡取りのリアムももういない。
私はマリー・ガーランドに戻りたい。でも、、、
「私は、屋上から転落した真相を突き止めたいです。リアムだって私の弟です。
お父様、私はずっと家族の中に入りたかったです。
こうなってしまったけど、リアムがなぜ死んだのかできるだけ知りたいと思います。」
「そうか。」
その日から父と食事を共にする事になった。屋敷の中では使用人が混乱しないようにリアムとして過ごす。
医者の話では、母はもう良くなる事は無いらしい。
リアムの死亡届けは、役所に父がすでに提出していた。貴族院の名簿だけにはリアムの名が残っている。
死亡届けに親戚が気がつけば、ガーランド侯爵家は、叔父や従兄弟に譲り渡す事になるかもしれない。
それまでに、真相が分かればいいけど。
新年を迎える数日前に、豪華な馬車が、ガーランド侯爵家の前に止まった。
父は、母があのようになってから家にいることが多い。
馬車から出てきたのは、ルーガス皇太子だった。
「殿下。お久しぶりです。何か我が家に御用ですかな?」
慌てて身支度をして、ロビーへ向かったら、父がルーガスと話している。ルーガスとの事は父には言っていない。
ルーガスは私を見て笑い、近づいてくると、腰に手を回し、額にキスをして言った。
「もちろん。俺たちの婚約の事についてです。」
「「えっ?」」
私と父、出迎えた数人の使用人の声が重なる。
「ねぇ。リリー。どう言う事。君は婚約に了承したはずだよね。」
ルーガスから離れようとするが、しっかりと腰を固定されて、離れる事ができない。
「あの。それは、そうなんですけど。実際に婚約は難しいと思って。」
ルーガスの機嫌が悪くなるのがわかる。
その時、父が言った。
「どうやら、話は長くなりそうですな。応接室へ行きましょう。」
応接室へ行くと、父がソファーに座り、私を隣に座るように目配せする。
ルーガスは、そのまま私を父の反対側にソファーに座らせて、隣に自分が座った。
父は難しい顔をしている。
「それで、殿下。婚約とはどういう事ですか。男とは結婚できないはず。」
「私が婚約を申し込んだのはマリー・ガーランドだ。」
父は驚き、私を見る。
私は思わず首を横に振り答えた。
「違います。私は言っていません。」
「殿下。マリーの事はどこで知ったのです。マリー・ガーランドは貴族社会に参加した事がありません。知っているものはいないはずです。」
「そうだな。急にリアムの様子が変わったから、別人だと疑ったのが初めかな。確信したのは興奮剤の捕縛の時に、今のリアムが陰性になった時だ。リアムは興奮剤を確実に使用していた。証言も証拠もあった。陰性になるなら別人でしか無い。
でも、ここまでリアムに似ているなら姉のマリー・ガーランドでしかないだろう。」
「そうですか。やはりリアムが興奮剤を使っていたのですね。」
父は改めて告げられた事実に少し悲しそうにしていた。
「今隣にいるのはマリーだと分かるが、肝心のリアムはどうなったのだ?ずいぶん見ていないが。」
「リアムは死にました。家門の事情があり正式に発表はしていないですが。」
「ああ、成程。」
私は殿下に話しかける。
「あの、婚約って。本当に?」
「そうだよ。マリー。マリー・ガーランドは婚約者候補に名前が載っている。マリー、俺と婚約してくれるよね。」
「まさか、皇太子殿下の運命の恋人の噂はマリーの事ですか?」
「もちろん。マリーは運命だからね。」
私は恥ずかしくなり俯いた。
「なるほど。わかりました。ガーランド侯爵家はマリーとの婚約を了承します。
ただ、マリーは弟リアムの死の真相を知りたいと思っています。しばらくリアムとして学術院へ通うことを許していただけないでしょうか?」
「それは、もちろん構わない。婚約にはもう少し準備がいる。だが、リアムの死の真相とは?どういう事だ。」
私は、リアムが平民マリーとして、屋上から転落死した事や今まで学術院で調べたことを伝えた。
「なるほど。確かに、俺から見てもリアムは自殺するようには見えなかったな。いいよ。出来るだけ協力しよう。」
「ありがとうございます。」
「ところで侯爵。少しマリーと庭を散歩してきてもいいかな。」
「ええ、もちろん。」
私はルーガスと手を繋ぎ、庭を進む。こうやって、ルーガスに触れる事が嬉しい。
「マリー、向こうは何がある?」
「向こうには、林の奥に東家があります。あまり使用人も行かないので、少し荒れていると思いますけど。」
「そう、じゃあちょうどいいね。少し行ってみよう。」
鬱蒼としている木々を抜けた所に、小さな建物があった。屋根の下にはテーブルと椅子がある。
荒れていると思ったが、手入れはきちんとされているようだ。
「マリー、好きだよ。」
ルーガスは私を強く抱きしめてきた。
最近ではルーガスに抱きしめられるのがとても幸せに感じる。
私も抱きつき返す。
顔を見ようとルーガスを見上げるとキスをされた。
口を開き、ルーガスの舌を受け入れる。
クチュ、クチュ、クチュ。
気持ちよくて、うっとりとする。
「マリー、触って。」
いつの間に出ているルーガスの陰茎を手で包み込み、言われるがまま上下に擦る。
ルーガスの手は私のズボンの後ろから、入り、私の臀部を揉み、アソコを刺激してくる。
何度もキスを繰り返していると、あそこの奥が疼き、もっと触って欲しくなる。
「あっ、ルーガス、もっと。」
「マリーは外でもいやらしいね。良いよ。」
ルーガスはベンチに座り私の片足を東屋のベンチの背に乗せる。私の腰を両手で支え、私のあそこに顔をつけてきた。
「あっ、気持ちいい、」
クリを舌で舐められ、吸われ、アソコの中にも舌が入り、何度も舐めてくる。
気持ちよさに腰が揺れ、ルーガスが支えて無ければ、立ってられそうに無い。
「うっ、うっ、気持ちいい、気持ちいいの。」
久しぶりの触れ合いに、体が歓喜の声をあげる。
クチュ、クチュ、ジュ、ジュー。
「ああ、いく、ダメ」
体がビクビクと揺れて、崩れる所をルーガスがしっかりと支えて抱きしめてくれた。
「マリー、気持ちいいね。」
そういうと、ルーガスの硬くなった陰茎を私の口に近づける。
私はそれを咥え込み、何度も何度も舐め上げた。
ベンチの上に乗った状態でルーガスの陰茎にむしゃぼりつく。
ルーガスは私のアソコを指で刺激し、一本の指を入れて出し入れしてくる。
(ああ、口もアソコも気持ちいい。)
何度も頭を上下して、舌で刺激する。
ルーガスの陰茎が膨らんだと思ったら、沢山のルーガスの欲が私の口に注ぎ込まれた。
こぼさないように、陰茎から口をゆっくり離し大事に飲み込んだ。粘りが喉に張り付き、少し咳き込んでしまう。
「凄く、気持ちよかったよ。フェラが上手になったね。」
頭を撫でられ、嬉しく思う。
「ああ、早く毎日一緒にいたいよ。マリー。」
ああ、マリー・ガーランドをルーガスは必要としてくれる。
使用人や平民の中に混じりマリーとして生きて来たけど、本当はマリー・ガーランドとして、リアムのように家族に愛されて生きていたかった。
「ルーガス。私も一緒にいたい。」
心地よい余韻に浸りながらルーガスに擦り寄った。
私は学術院の寮から帰省した。
ガーランド侯爵家に着くと、
「「お帰りなさませ。リアム様」」
沢山の使用人が出迎えてくれる。
「ただいま。皆」
荷物を受け取った使用人が部屋へ運んでくれる。
「お帰り。リアム。後で話がしたい。」
目の前の父は疲れているようだった。
「?はい。分かりました。」
父と話をした事などほとんどない。
表情には出さないが、リアムに成り代わっている状態での周りの変化に戸惑う。
(リアムでいたら、ずっと私のことを見てくれるのかな)
もう諦めたはずの願いがふと頭をよぎった。
(ううん。私はマリー・ガーランドに戻るんだ。)
自室で休憩して、父の元へ向かう。
執務室へ行くと、そこには父がいた。
「ああ、入れ。座って話をしよう。」
「どうだ、学術院は?」
「なんとかやっています。試験は学年一位でした。生徒会補佐の仕事が少し大変ですが、、、」
つい、頭の中でルーガスとの過去とを思い出し、頬が火照り、下を向く。
「そうか。優秀だな。」
父には気づかれなかったらしい。
「お父様。この間の興奮剤の捕縛事件についてはご存知ですか。」
「ああ、もちろん知っている。」
「それが、リアムにもその容疑がかかっていたみたいなんです。私も検査をされました。陰性だったので、捕縛されませんでしたが。」
その話を聞き、父は何かを考え込んだ。
「実は妻の様子がおかしい。
一緒に来てくれ。」
私と父は、母の部屋に行く。
部屋に入る前に、小さい声で、父が言った。
「マリー、辛い思いをさせた。悪かった。」
ドアを開けて中に入ると、母がベットにいて、虚空を見つめている。
「リアムが死んでから徐々にこうなってきた。」
「お母様。」
「例の興奮剤には、いくつか副作用があるだろう。稀に廃人のようになる事があるらしい。私も興奮剤について疑ったが、家からほとんど出ない妻が入手できるはずが無いと思っていた。」
「お母様、マリーです。私を見てください。」
ベットの側へ行き、母の手を握るとピクリと動いた。
「マリー、私のマリー、隠さないと、誰にも見つからないように、殺されてしまう。こんなに可愛いのに、どうして、隠さないと、見つからないように、」
母は表情を変えずにブツブツと呟き出した。
「マリー、
リアムが死んだ時は、入れ替わるように言ったが、撤回しよう。
お前の母がこうなったのも、私とガーランド侯爵家の責任だ。
私はお前の母やお前を守り切る事ができなかった。
リアムが死んだと分かれば、爵位も屋敷も手放す事になるかもしれん。
私はそれで、もういいと思っている。
お前は、いつでもマリー・ガーランドに戻ってもいいんだぞ。」
父は母のベットで座り込む私の肩に手を置いた。
「お父様でしょ。執事を連れてきて、私に教育を受けさせたのは。」
「ああ、マリーは賢いな。良くわかったな。」
「高額な教材全てを執事が用意出来ると思えなくて。」
「マリー、お前は優秀だ。どこにいってもやっていけるだろ。」
「私は最後まで妻の事を支えるつもりだ。妻をこうしたのは元々はガーランド家だからな。
マリーはどうする?」
父はきっと、母の為に侯爵位から退こうと考えている気がした。跡取りのリアムももういない。
私はマリー・ガーランドに戻りたい。でも、、、
「私は、屋上から転落した真相を突き止めたいです。リアムだって私の弟です。
お父様、私はずっと家族の中に入りたかったです。
こうなってしまったけど、リアムがなぜ死んだのかできるだけ知りたいと思います。」
「そうか。」
その日から父と食事を共にする事になった。屋敷の中では使用人が混乱しないようにリアムとして過ごす。
医者の話では、母はもう良くなる事は無いらしい。
リアムの死亡届けは、役所に父がすでに提出していた。貴族院の名簿だけにはリアムの名が残っている。
死亡届けに親戚が気がつけば、ガーランド侯爵家は、叔父や従兄弟に譲り渡す事になるかもしれない。
それまでに、真相が分かればいいけど。
新年を迎える数日前に、豪華な馬車が、ガーランド侯爵家の前に止まった。
父は、母があのようになってから家にいることが多い。
馬車から出てきたのは、ルーガス皇太子だった。
「殿下。お久しぶりです。何か我が家に御用ですかな?」
慌てて身支度をして、ロビーへ向かったら、父がルーガスと話している。ルーガスとの事は父には言っていない。
ルーガスは私を見て笑い、近づいてくると、腰に手を回し、額にキスをして言った。
「もちろん。俺たちの婚約の事についてです。」
「「えっ?」」
私と父、出迎えた数人の使用人の声が重なる。
「ねぇ。リリー。どう言う事。君は婚約に了承したはずだよね。」
ルーガスから離れようとするが、しっかりと腰を固定されて、離れる事ができない。
「あの。それは、そうなんですけど。実際に婚約は難しいと思って。」
ルーガスの機嫌が悪くなるのがわかる。
その時、父が言った。
「どうやら、話は長くなりそうですな。応接室へ行きましょう。」
応接室へ行くと、父がソファーに座り、私を隣に座るように目配せする。
ルーガスは、そのまま私を父の反対側にソファーに座らせて、隣に自分が座った。
父は難しい顔をしている。
「それで、殿下。婚約とはどういう事ですか。男とは結婚できないはず。」
「私が婚約を申し込んだのはマリー・ガーランドだ。」
父は驚き、私を見る。
私は思わず首を横に振り答えた。
「違います。私は言っていません。」
「殿下。マリーの事はどこで知ったのです。マリー・ガーランドは貴族社会に参加した事がありません。知っているものはいないはずです。」
「そうだな。急にリアムの様子が変わったから、別人だと疑ったのが初めかな。確信したのは興奮剤の捕縛の時に、今のリアムが陰性になった時だ。リアムは興奮剤を確実に使用していた。証言も証拠もあった。陰性になるなら別人でしか無い。
でも、ここまでリアムに似ているなら姉のマリー・ガーランドでしかないだろう。」
「そうですか。やはりリアムが興奮剤を使っていたのですね。」
父は改めて告げられた事実に少し悲しそうにしていた。
「今隣にいるのはマリーだと分かるが、肝心のリアムはどうなったのだ?ずいぶん見ていないが。」
「リアムは死にました。家門の事情があり正式に発表はしていないですが。」
「ああ、成程。」
私は殿下に話しかける。
「あの、婚約って。本当に?」
「そうだよ。マリー。マリー・ガーランドは婚約者候補に名前が載っている。マリー、俺と婚約してくれるよね。」
「まさか、皇太子殿下の運命の恋人の噂はマリーの事ですか?」
「もちろん。マリーは運命だからね。」
私は恥ずかしくなり俯いた。
「なるほど。わかりました。ガーランド侯爵家はマリーとの婚約を了承します。
ただ、マリーは弟リアムの死の真相を知りたいと思っています。しばらくリアムとして学術院へ通うことを許していただけないでしょうか?」
「それは、もちろん構わない。婚約にはもう少し準備がいる。だが、リアムの死の真相とは?どういう事だ。」
私は、リアムが平民マリーとして、屋上から転落死した事や今まで学術院で調べたことを伝えた。
「なるほど。確かに、俺から見てもリアムは自殺するようには見えなかったな。いいよ。出来るだけ協力しよう。」
「ありがとうございます。」
「ところで侯爵。少しマリーと庭を散歩してきてもいいかな。」
「ええ、もちろん。」
私はルーガスと手を繋ぎ、庭を進む。こうやって、ルーガスに触れる事が嬉しい。
「マリー、向こうは何がある?」
「向こうには、林の奥に東家があります。あまり使用人も行かないので、少し荒れていると思いますけど。」
「そう、じゃあちょうどいいね。少し行ってみよう。」
鬱蒼としている木々を抜けた所に、小さな建物があった。屋根の下にはテーブルと椅子がある。
荒れていると思ったが、手入れはきちんとされているようだ。
「マリー、好きだよ。」
ルーガスは私を強く抱きしめてきた。
最近ではルーガスに抱きしめられるのがとても幸せに感じる。
私も抱きつき返す。
顔を見ようとルーガスを見上げるとキスをされた。
口を開き、ルーガスの舌を受け入れる。
クチュ、クチュ、クチュ。
気持ちよくて、うっとりとする。
「マリー、触って。」
いつの間に出ているルーガスの陰茎を手で包み込み、言われるがまま上下に擦る。
ルーガスの手は私のズボンの後ろから、入り、私の臀部を揉み、アソコを刺激してくる。
何度もキスを繰り返していると、あそこの奥が疼き、もっと触って欲しくなる。
「あっ、ルーガス、もっと。」
「マリーは外でもいやらしいね。良いよ。」
ルーガスはベンチに座り私の片足を東屋のベンチの背に乗せる。私の腰を両手で支え、私のあそこに顔をつけてきた。
「あっ、気持ちいい、」
クリを舌で舐められ、吸われ、アソコの中にも舌が入り、何度も舐めてくる。
気持ちよさに腰が揺れ、ルーガスが支えて無ければ、立ってられそうに無い。
「うっ、うっ、気持ちいい、気持ちいいの。」
久しぶりの触れ合いに、体が歓喜の声をあげる。
クチュ、クチュ、ジュ、ジュー。
「ああ、いく、ダメ」
体がビクビクと揺れて、崩れる所をルーガスがしっかりと支えて抱きしめてくれた。
「マリー、気持ちいいね。」
そういうと、ルーガスの硬くなった陰茎を私の口に近づける。
私はそれを咥え込み、何度も何度も舐め上げた。
ベンチの上に乗った状態でルーガスの陰茎にむしゃぼりつく。
ルーガスは私のアソコを指で刺激し、一本の指を入れて出し入れしてくる。
(ああ、口もアソコも気持ちいい。)
何度も頭を上下して、舌で刺激する。
ルーガスの陰茎が膨らんだと思ったら、沢山のルーガスの欲が私の口に注ぎ込まれた。
こぼさないように、陰茎から口をゆっくり離し大事に飲み込んだ。粘りが喉に張り付き、少し咳き込んでしまう。
「凄く、気持ちよかったよ。フェラが上手になったね。」
頭を撫でられ、嬉しく思う。
「ああ、早く毎日一緒にいたいよ。マリー。」
ああ、マリー・ガーランドをルーガスは必要としてくれる。
使用人や平民の中に混じりマリーとして生きて来たけど、本当はマリー・ガーランドとして、リアムのように家族に愛されて生きていたかった。
「ルーガス。私も一緒にいたい。」
心地よい余韻に浸りながらルーガスに擦り寄った。
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