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後書き及び【裏】登場人物紹介(ネタバレあり、読み飛ばしOK)

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最後までお読みいただきありがとうございます。

作者は、大事な存在や当たり前だと思っていた常識を失った事があります。仕方がないと自分を納得させようとしますが、どうしても納得できず、どうして失ったのか?なぜ私がこんな目に合わないといけないのか?何が悪かったのか?と頭から離れず、何度も「返してください」と考えていました。どうしたら取り返せるのだろうかと、、、

結局、失った存在が返ってくる事はありませんでした。ですが、新しい出会いがあり、現在は一時期より落ち着いて過ごせています。

「返してください」では、主人公を含め沢山の登場人物が、返して欲しいと訴えながら話が進みます。でも、彼らが望んだ物と、全く同じ物や存在が返ってきたでしょうか?

どんなに望んでも、努力しても、行動したとしても失った存在や物は返ってこない事もある。たとえ誰かに奪われたとしても、取り返す事を望み続けるより新しい希望に向かって進む方がいいかもしれない。

そんな思いを残したくて、この作品を書きました。





未熟な文章にもかかわらず、お読みいただいた読者様に感謝を込めて、何かを失い取り戻そうと足掻く人たちにエールを送り、アルファポリス様に素晴らしい作品を投稿されている沢山の作者様に敬意を表して締めの言葉とさせていただきます。

ありがとうございました。











【裏】登場人物紹介(実は、序盤から設定されていた主要人物達。)

〇イリーナ
ジン帝国へは、流通学の博士号を取得するために留学。
ザンジ国立学院に在籍している時から、商会を立ち上げていた。将来的に自身の商会を大商会にして、生家から全てを奪い返すつもり。
ジン帝国皇帝の庶子。母親が皇帝を襲い出来た子供。ロイドが責任をもって育てる事にした。皇帝から邪険にされたイリーナの母親は、思い通りにならない恨みをイリーナにぶつけた。


〇オージン・マクラビアン 
ジン帝国公爵家嫡男。ザンジ国立学院へ留学中にイリーナに出会い惹かれている。茶髪で体格がいい。第一皇女から婚約を打診されているが断っている。

〇ナンシー
侯爵家 イリーナの親友


〇第一皇女 イマージュ・マックバーン
イリーナと同じ年齢。穏やかでいい人。オージンの事が好き。
イリーナとも仲良くなるが、オージンがイリーナの事が好きだと気が付き、ショックを受ける。

〇ルアンナ・グロッサー 
イリーナの妹。強欲。ピンクブランドの髪。すんだ水色の瞳。母とそっくり。頭が悪い。貴族院に在籍。

〇リカルド・ローバン 
侯爵家次男 次男の為家督を告げず、男爵家へ、婿養子へ入る事になっている。イリーナに好意を持っていたが、接する機会が多いルアンナの言葉を鵜呑みにしてイリーナと婚約破棄。すでにルアンナとは何度かいい仲になっている。
温厚な外見だが、内面は小心者のケチ。イリーナを泥棒と思い込んでおり、嫌っている。

〇ロイド・グロッサー
茶髪、茶眼。18歳の時に盗賊に襲われ、背中を切られる。それ以後不能になる。(S1脊髄損傷。不全麻痺。生殖機能麻痺、臀部の一部の感覚障害残存)
盗賊に襲われている時に若き皇帝に助けられ、以後心酔するようになる。皇帝の子供を身ごもる妻を引き取ったのも、皇帝を助ける為だった。

〇ルチア・グロッサー
男爵夫人。元々は帝国の伯爵家の庶子。皇帝の寝所に忍び込み、催淫材を焚いて襲う。子供ができたが、皇帝に邪険にされて恨んでいる。
ロイドに引き取られたのも不服に思い、鬱憤をイリーナにぶつけていた。ルアンナの父親は、ルチアも分かっていない。男爵領に複数の彼氏がいる。

〇イカロン・マックバーン皇帝
妻とは政略結婚。長男と長女がいる。庶子のイリーナの存在は知っているが、会うつもりはない。オージンのパートナーとして舞踏会に来たイリーナを見てすぐに自分の子供だと気が付く。娘の成長した姿に涙ぐみ、なにかと気にかけるようになる。銀髪、黒瞳。

〇メルア・マックバーン皇妃
二人の子供を産む。長女と長男。長男は皇太子。長女を産む時に皇帝が女に騙され庶子を妊娠させた事を根に持っている。皇太子は優秀だが、皇帝との中は冷え切っている。公費を使い込んだ事が皇帝に知られ、離婚を仄めかされており、離婚するくらいなら、生家と共に謀反を起こす決意を固めた。赤髪、茶眼。


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