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第1章
第13話 嫉妬家族
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日奈子との屋上の一件以来、彼女は良く学校を休むようになった
学校に来ても、雄二達と一緒にいる事がなくなった。
って、なんで俺がそんな事、気にしなきゃならんのだっ!
それはともかく、あの事件以降も何度か洞院を呼び出して
七海の様子やクラスでの状況などを聞いた
「問題なくやっています。私たちにも喋りかけてきて…。本当に私たち馬鹿な事したなって反省しています。」
「だけど、お前達のやった事は決して許される事じゃない。次は、お前らが誰かを助けられる人間になれよ。」
「はい先輩! ……と、ところでアタシお弁当を作りすぎちゃって先輩食べてくれませんか?」
ん? 弁当作りすぎる事なんてあんのか?
「いや、弁当は持ってきてるんだ。他のやつに恵んでやってくれ。」
「じゃ、じゃあクッキー焼いてきたんですけど、これは食べてもらえますか?」
なにこの状況! めっちゃモジモジしてるやんっ!!
「あ、ああ。まあクッキーならいいけど……。」
「ホントですかっ!! う、うれしい♡」
俺に惚れとるやないかーい!!
まあ、可愛いか可愛くないかと言われれば可愛いけども
君、妹虐めてたよね!?
脅しまがいの事した俺をよく好きになれたね!?
「それじゃあ、もういくよ……」
「あの先輩! ま、また呼び出してもらえますか?」
また会ってもらえますか?みたいに言わないでくれるっ!?
「まあ、そのうちな。」
『やったぁ♪』
小声で言ってんのかも知れないけど聞こえてますからぁ!
疲れたなぁ。と溜息をつきながら教室に戻る途中で
もっと疲れるやつと遭遇
「しぃ~ちゃ~ん♪」
「げっ!唯先生!!」
俺は即座に180度反転、三十六計逃げるに如かず
「こらぁ!逃げるなー!!」
「嫌です!逃げま…ぐはぁあ!!」
腰にタックルを受けて、あっさりと捕まる
この女ダッシュ力半端ねぇ!
「わ、わかりましたから離してください!」
「もお~。いつも特別扱いしてあげてるのに逃げるなんて酷くない?ぷんぷん!」
いや、特別扱いしてほしくないんですけど……。
「それで何の用ですか?」
「次の授業で使う教材運ぶの手伝って♪」
「お断r…ぐふぅ!」
チョーク決まってます先生!ギブギブ!!
あと、背中にささやかな感触が……ぐぉぉ!死ぬ死ぬ!!
「ぜぇぜぇはぁはぁ……こ、殺す気ですか!!」
「じゃあ、行こっか♪」
OKしてないんですけど……。
「はぁ~。わかりました……ん?」
誰かに見られているような気がして辺りを見回す
「しぃ~ちゃん早く!授業始まっちゃうよー」
「はいはい、今行きます」
結局、昼飯を食べられなくて
5時間目のあとに遅弁することになった。
授業が終わり帰宅しようと鞄を手に取った時
「ぜぇはぁ…お、お兄様!お迎えに来ました」
「七海?わざわざ来てくれたのか?」
なんか、めっちゃ息荒れてるんだけどなんかあったのか?
「……早く授業が終わったので迎えに来ました」
「そうか、ありがとな七海! 恵美帰るぞー」
「うん!じゃあ、咲ちゃんまた明日ね~♪」
恵美と一緒に教室を出ると、七海が俺の腕に抱きついてくる
「えっと、七海さん?ちょっとここでそういう事されると……」
周りの殺意が痛い……皆さん、この子は妹なんです!!
ちょっと七海さん引っ張らないでぇ~
好奇の視線に晒されながら、俺達は学校を後にした
「ちょっと七海!お兄ちゃんが困ってるでしょ!!」
「お兄様、困っていますかぁ?」
めっちゃ目がウルウルしてるやんっ!
「こ、困ってるというか、人が見てるから……ね?」
「ほらぁ、お兄ちゃん困ってるからはーなーれーてー!」
「お姉様だって抱きついてるじゃないですかー!」
そうなんです!サンドウィッチ状態なんです!!
サンドウィッチ伯爵もこの展開は予想してないだろう。
「ほら、2人とも喧嘩しないで仲良く帰ろうな?」
もうね、近所の奥様がヒソヒソとヒソってるから、その辺でやめようね。
「お兄ちゃんがそういうなら……」
「はい、お兄様♪」
引っ付いて離れない2人に、ため息をこぼしつつ自宅へと辿り着いた。
「「「ただいまー」」」
母さんは仕事で、千聖姉さんはまだ帰っていないようだ。
「お兄ちゃん部屋行ってもいい?」
「ああ、別にいいぞ」
「お兄様、私も部屋に行きます」
「お、おう。いいぞ」
父さん……。どうやら波乱の幕開けのようです。
それぞれ自室で着替え、俺の部屋に集まる
「お兄様、勉強を教えてください。」
「お兄ちゃん、カペコン vs NTRしよー」
早くも波乱が開幕してもうた。
「お、お兄ちゃんも、ちょっとやる事があるから、恵美が七海に教えてあげてくれるかな?」
「お姉様ではダメです」
「七海ひどーい!!お兄ちゃん慰めてー」
「お姉様!お兄様に抱きつかないでください!」
「七海は勉強するんでしょ?あっち行ってて!」
「勉強は終わりました。お姉様こそ1人でカペネトやってて下さい!」
カペコンvsNTRってカペネトって略すんだねー クソゲーかよっ!!
「2人ともさっき言っただろ喧嘩しないって、約束破るならもう部屋に入れないぞ」
「わかった、ごめんね七海」
「はい、お姉様すみませんでした。」
すぐに仲直りできるって素晴らしいですね!
「じゃあ、お兄ちゃんくすぐり合いっこしよ?」
は? なんでそうなった?
「お兄様、私もやります」
いやいや3人でやるとか、はたから見たら3Pやないかーい!
「ほらお兄ちゃんココくすぐって………あはは、くすぐったーい♪」
胸ーーーーーーーーーー!!
「お兄様、ココをくすぐって下さい……ふふふ、くすぐったいです♪」
オシリーーーーーーーーーーース召喚!!
「い、いや、ちょっと。さっきも言ったけどお兄ちゃんはやる事があってですね?」
右手も左手も幸せいっぱい夢おっp……
「ではお兄様、今日お風呂で洗いっこして下さい。」
「あたしも~♪」
今日も一緒に入るのかー だがしかし、この状態を続けるよりは………
「わ、わかったよ。洗ってあげるから大人しくしててな。」
「はーい♪」
「わかりました♪」
やっと大人しくしてくれたけど部屋に居座っていたので集中できず、思うように執筆は進まなかった。
夕食
母さんと姉さんが帰ってきて5人での夕食
「お兄ちゃん、はいアーンして♪」
「お兄様こっちです。あ~ん♪」
「なになに弟君モテモテだねぇ~」
見てないで助けてもらえません?
「あ、あ~ん。 も、もういいから自分の食べていいよ…。」
「お兄ちゃんコレもどうぞ。はいア~ン♪」
「お兄様、これの方が美味しいです。あ~ん♪」
「うふふ♪じゃあ、お母さんも。あ~ん♪」
「「お母さんはダメ!」です!」
「は、はい………」
母さん…………。俺は母さんのあーんも好きだよ。
お風呂
「お兄ちゃん足も洗ってー♪」
「お兄様、胸の下も洗ってください。」
煩悩って2万個ぐらいありそうだよねー
夕食、お風呂と、煩悩を抑えつつ乗り切った俺は
自室のベッドで座禅を組んでいた。
煩悩退散!煩悩退散!!
コンッコンッ
「お兄ちゃん、今日一緒に寝てもいい?」
「お兄様。一緒に寝てもいいですか?」
「あ、うん………」
今日はもう諦めた。
俺たちはベッドに横になる。真ん中は俺
「なあ、恵美も七海も今日は変だったぞ。」
「お兄様が先生といっぱいくっついていましたので………」
見てたの七海だったのか。
「七海がお兄ちゃんといっぱいくっついてたから………」
「くっついてくるのは嬉しいけど、明日からはいつも通りにしてくれるか?」
「うん。」
「はい。」
「じゃあ、今日は寝るぞ。おやすみ」
「おやすみなさいお兄ちゃん♪」
「おやすみなさいませお兄様♪」
明日もコレじゃあ体がもたないところだった
今日はもう疲れt……………zzz
チュッ♡
唇に何か触れたような気がしたけど、眠気には勝てなかった。
学校に来ても、雄二達と一緒にいる事がなくなった。
って、なんで俺がそんな事、気にしなきゃならんのだっ!
それはともかく、あの事件以降も何度か洞院を呼び出して
七海の様子やクラスでの状況などを聞いた
「問題なくやっています。私たちにも喋りかけてきて…。本当に私たち馬鹿な事したなって反省しています。」
「だけど、お前達のやった事は決して許される事じゃない。次は、お前らが誰かを助けられる人間になれよ。」
「はい先輩! ……と、ところでアタシお弁当を作りすぎちゃって先輩食べてくれませんか?」
ん? 弁当作りすぎる事なんてあんのか?
「いや、弁当は持ってきてるんだ。他のやつに恵んでやってくれ。」
「じゃ、じゃあクッキー焼いてきたんですけど、これは食べてもらえますか?」
なにこの状況! めっちゃモジモジしてるやんっ!!
「あ、ああ。まあクッキーならいいけど……。」
「ホントですかっ!! う、うれしい♡」
俺に惚れとるやないかーい!!
まあ、可愛いか可愛くないかと言われれば可愛いけども
君、妹虐めてたよね!?
脅しまがいの事した俺をよく好きになれたね!?
「それじゃあ、もういくよ……」
「あの先輩! ま、また呼び出してもらえますか?」
また会ってもらえますか?みたいに言わないでくれるっ!?
「まあ、そのうちな。」
『やったぁ♪』
小声で言ってんのかも知れないけど聞こえてますからぁ!
疲れたなぁ。と溜息をつきながら教室に戻る途中で
もっと疲れるやつと遭遇
「しぃ~ちゃ~ん♪」
「げっ!唯先生!!」
俺は即座に180度反転、三十六計逃げるに如かず
「こらぁ!逃げるなー!!」
「嫌です!逃げま…ぐはぁあ!!」
腰にタックルを受けて、あっさりと捕まる
この女ダッシュ力半端ねぇ!
「わ、わかりましたから離してください!」
「もお~。いつも特別扱いしてあげてるのに逃げるなんて酷くない?ぷんぷん!」
いや、特別扱いしてほしくないんですけど……。
「それで何の用ですか?」
「次の授業で使う教材運ぶの手伝って♪」
「お断r…ぐふぅ!」
チョーク決まってます先生!ギブギブ!!
あと、背中にささやかな感触が……ぐぉぉ!死ぬ死ぬ!!
「ぜぇぜぇはぁはぁ……こ、殺す気ですか!!」
「じゃあ、行こっか♪」
OKしてないんですけど……。
「はぁ~。わかりました……ん?」
誰かに見られているような気がして辺りを見回す
「しぃ~ちゃん早く!授業始まっちゃうよー」
「はいはい、今行きます」
結局、昼飯を食べられなくて
5時間目のあとに遅弁することになった。
授業が終わり帰宅しようと鞄を手に取った時
「ぜぇはぁ…お、お兄様!お迎えに来ました」
「七海?わざわざ来てくれたのか?」
なんか、めっちゃ息荒れてるんだけどなんかあったのか?
「……早く授業が終わったので迎えに来ました」
「そうか、ありがとな七海! 恵美帰るぞー」
「うん!じゃあ、咲ちゃんまた明日ね~♪」
恵美と一緒に教室を出ると、七海が俺の腕に抱きついてくる
「えっと、七海さん?ちょっとここでそういう事されると……」
周りの殺意が痛い……皆さん、この子は妹なんです!!
ちょっと七海さん引っ張らないでぇ~
好奇の視線に晒されながら、俺達は学校を後にした
「ちょっと七海!お兄ちゃんが困ってるでしょ!!」
「お兄様、困っていますかぁ?」
めっちゃ目がウルウルしてるやんっ!
「こ、困ってるというか、人が見てるから……ね?」
「ほらぁ、お兄ちゃん困ってるからはーなーれーてー!」
「お姉様だって抱きついてるじゃないですかー!」
そうなんです!サンドウィッチ状態なんです!!
サンドウィッチ伯爵もこの展開は予想してないだろう。
「ほら、2人とも喧嘩しないで仲良く帰ろうな?」
もうね、近所の奥様がヒソヒソとヒソってるから、その辺でやめようね。
「お兄ちゃんがそういうなら……」
「はい、お兄様♪」
引っ付いて離れない2人に、ため息をこぼしつつ自宅へと辿り着いた。
「「「ただいまー」」」
母さんは仕事で、千聖姉さんはまだ帰っていないようだ。
「お兄ちゃん部屋行ってもいい?」
「ああ、別にいいぞ」
「お兄様、私も部屋に行きます」
「お、おう。いいぞ」
父さん……。どうやら波乱の幕開けのようです。
それぞれ自室で着替え、俺の部屋に集まる
「お兄様、勉強を教えてください。」
「お兄ちゃん、カペコン vs NTRしよー」
早くも波乱が開幕してもうた。
「お、お兄ちゃんも、ちょっとやる事があるから、恵美が七海に教えてあげてくれるかな?」
「お姉様ではダメです」
「七海ひどーい!!お兄ちゃん慰めてー」
「お姉様!お兄様に抱きつかないでください!」
「七海は勉強するんでしょ?あっち行ってて!」
「勉強は終わりました。お姉様こそ1人でカペネトやってて下さい!」
カペコンvsNTRってカペネトって略すんだねー クソゲーかよっ!!
「2人ともさっき言っただろ喧嘩しないって、約束破るならもう部屋に入れないぞ」
「わかった、ごめんね七海」
「はい、お姉様すみませんでした。」
すぐに仲直りできるって素晴らしいですね!
「じゃあ、お兄ちゃんくすぐり合いっこしよ?」
は? なんでそうなった?
「お兄様、私もやります」
いやいや3人でやるとか、はたから見たら3Pやないかーい!
「ほらお兄ちゃんココくすぐって………あはは、くすぐったーい♪」
胸ーーーーーーーーーー!!
「お兄様、ココをくすぐって下さい……ふふふ、くすぐったいです♪」
オシリーーーーーーーーーーース召喚!!
「い、いや、ちょっと。さっきも言ったけどお兄ちゃんはやる事があってですね?」
右手も左手も幸せいっぱい夢おっp……
「ではお兄様、今日お風呂で洗いっこして下さい。」
「あたしも~♪」
今日も一緒に入るのかー だがしかし、この状態を続けるよりは………
「わ、わかったよ。洗ってあげるから大人しくしててな。」
「はーい♪」
「わかりました♪」
やっと大人しくしてくれたけど部屋に居座っていたので集中できず、思うように執筆は進まなかった。
夕食
母さんと姉さんが帰ってきて5人での夕食
「お兄ちゃん、はいアーンして♪」
「お兄様こっちです。あ~ん♪」
「なになに弟君モテモテだねぇ~」
見てないで助けてもらえません?
「あ、あ~ん。 も、もういいから自分の食べていいよ…。」
「お兄ちゃんコレもどうぞ。はいア~ン♪」
「お兄様、これの方が美味しいです。あ~ん♪」
「うふふ♪じゃあ、お母さんも。あ~ん♪」
「「お母さんはダメ!」です!」
「は、はい………」
母さん…………。俺は母さんのあーんも好きだよ。
お風呂
「お兄ちゃん足も洗ってー♪」
「お兄様、胸の下も洗ってください。」
煩悩って2万個ぐらいありそうだよねー
夕食、お風呂と、煩悩を抑えつつ乗り切った俺は
自室のベッドで座禅を組んでいた。
煩悩退散!煩悩退散!!
コンッコンッ
「お兄ちゃん、今日一緒に寝てもいい?」
「お兄様。一緒に寝てもいいですか?」
「あ、うん………」
今日はもう諦めた。
俺たちはベッドに横になる。真ん中は俺
「なあ、恵美も七海も今日は変だったぞ。」
「お兄様が先生といっぱいくっついていましたので………」
見てたの七海だったのか。
「七海がお兄ちゃんといっぱいくっついてたから………」
「くっついてくるのは嬉しいけど、明日からはいつも通りにしてくれるか?」
「うん。」
「はい。」
「じゃあ、今日は寝るぞ。おやすみ」
「おやすみなさいお兄ちゃん♪」
「おやすみなさいませお兄様♪」
明日もコレじゃあ体がもたないところだった
今日はもう疲れt……………zzz
チュッ♡
唇に何か触れたような気がしたけど、眠気には勝てなかった。
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