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幸せの等分
結婚式 カグヤ番外編
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タタラとの結婚式が終わり、二日目の朝。
目覚めてすぐに腕の中にある温もりを確かめること以上の幸福など滅多にない。まだ早朝、しかし窓の向こうは未だ雪が降るのか暗いまま。
…異世界の民として目覚めたタタラの力に呼応しているのか、今回は随分と雪が深い。
『ああ…、だから…』
エルフの里は王都とは異なる太古の結界によって出入りは滅多に出来ず、気候も外とは遮断されている。魔素がより強く神聖なままなのは結界のため。小さく限定された空間だからこそ魔素の比率が崩れると、こんな風に大雪になる。
きっと、いつかどこかが彼の存在だけで埋もれて消えないように用意された存在が…あの魔人が消えぬ炎を持つドラゴンである意味なのでしょう。
『君はこんなに温かいのに、不思議ですね』
雪深な場所に産まれた…というのも、この気候をより助長したらしい。
ただのこじ付けだと自分を誤魔化して布団から抜け出して部屋を暖める。朝食を用意してから一人、薄暗い外を眺めてお茶を飲んでいれば…私が布団の上から掛けた上着を抱きしめ、眠い目を擦りながらタタラが起きて来た。
私が貸したぶかぶかの服を着て、靴下も靴も合わないから移動の時は私が抱き上げるのに足の裏の肌は強いようで裸足のままペチペチと音を鳴らす姿は…もう天使、本当に可愛いっ…!
『ぉはよ…、ふわぁあっ。寒いから眠い…』
『おはようございます私の天使よっ!!』
ロロクロウム家で待機するリィブルーに迎えに来る際には着替えを、とお願いして連絡魔道具を片して朝食を終えた部屋に戻ればタタラがいない。
さて、どこに行ったのか。
しかし一向にタタラが帰って来る気配はない。お手洗いかと楽観視した自分を恨みながら家中の部屋を探したが、タタラはいなかった。心臓があり得ない速度で働き、すぐにでも神殿に連絡をして捜索をと振り向いた時。
窓の向こうでちょこちょこと動く真っ白なモコモコ生物。
『っはぁ…、まさかこの天気で外とは…』
寝間着にモコモコの上着を着て雪を触って笑っているタタラの姿に全身から力が抜けて壁に寄り掛かる。確かに彼なら滅多に見ない雪を見たかったでしょう。すぐに思い付かなかったことを恥じながら、また風邪を引いたらいけないと思って私も外に出る。
『タタラ! そんな姿では風邪を…!』
声を掛けるとすぐに、にぱっと子どもらしい可愛らしい笑顔を向けてくださる。手に何かを持ったタタラが走って来ると真っ赤になった鼻のまま、それを差し出すように手を伸ばす。
『これ、あげる。…いつ渡そうかずっと悩んでた』
わりと大きな雪玉を手渡されるとすぐにタタラが走って家の中へと入ってしまう。歪な雪玉。それも両手に持たなければならないくらいの、結構なもの。
渡す…? この雪玉は、一体…。
その場に立ち尽くすと…いつの間にか雪玉から黒い糸が出てウヨウヨと漂い始めた。ギョッとするとすぐに糸が雪の外装を壊して、そこには毛糸玉のようなものが現れた。
そして、ゆっくりのその糸がほつれて球体が崩れると…そこには不思議な形をした黒い生き物のぬいぐるみが座った姿で微笑んでいる。
『これは?』
見ればその生き物の首元には、二つの白と黒の球体を重ねた絵が刻まれた金の留め具を中心に黒いリボンが付けられていた。
『可愛らしいですが、タタラの方が似合いそうなぬいぐるみですね。…しかしこの留め具は?』
不思議な力が宿っている…いや、これは…この得体の知れない感覚は?
ぬいぐるみを抱えて部屋に戻ると暖炉の前にある木の椅子にタタラが座っている。炎を真っ直ぐと見つめるその瞳は…何故か、寂しそうに揺れた。
『…それな』
泣いているように見えた彼に手を伸ばしたのに、続く言葉にその動きは止まる。
『異世界で通っていた学校のエンブレム…つまり、学校を表す印だ。制服に付いてた最後のボタンなんだよ。ここに来るまで色々あったから、もう一個しか残ってなくて…どっかに落としたらしい。
唯一ある元の世界のものって、リーベダンジョンに隠してあった制服だけなんだ。…それ、あげる。可愛いだろ? ウサギっての。カグヤなら大切に持っててくれるだろ』
元の世界の、唯一のもの…?!
『いけませんっ!! そんな大切なものを私になどっ…そのままダンジョンで保存を!』
なんてことだ。軽々しく触れて良いものではないのに、譲るだなんて!!
きっと予想通りの反応を、私はしたのでしょう。タタラは炎から目を離すと私を見て嬉しそうに柔らかく笑った。
『ノルエフリンには糸を埋めた指輪。リューシーには制服の生地を裏地に使った純白の手袋。ハルジオンには色々あげたからさ…三人には形あるものを贈ろうって。
カグヤには、ボタンを。服に付けたり髪に飾るのも良いし普段はその子に預ければ良い。ぬいぐるみもお手製だぞ? タタラさんは器用だからな、殆ど魔法で作ったけど!』
大切なものに違いない。故郷を思い出せる大切な品々なのに、敢えてそれらを選んで贈り物にした…タタラの覚悟。
そんなの…受け止める他、ないじゃないですか…。
『何故、ウサギなのか聞いても…?』
『いやぁ…月といったらウサギだからな。それに…あの、ほら…ちょっとした願掛けだよ、な? …聞かないでくれます本当…』
暖炉の前でも明らかにわかるほどに真っ赤になった顔を恥ずかしそうに両手で隠すタタラ。これは是非とも真相を教えてもらわなければと迫るも、泣きそうな顔で家中を走り回って逃げるタタラを追いかけ回す。
迎えに来たリィブルーが玄関に座って帰る準備をするタタラを待っているのに、ヒョイと近付いて先程のことを話せば流石は同じ世界出身。少しだけ考えたように上を向いたリィブルーは一瞬で私に視線を合わせる。
【あっは!!
なにアイツ、積極的ィ~!! お熱いねェ、雪だってのにアツアツだねェ!!】
『熱い…? 熱い生き物なのですか?』
今世紀最大のニヤついた顔をしたリィブルーはぬいぐるみの体を浮き上がらせて私に耳打ちをする。
刹那。
くるりと体を反転させた私はバタバタと部屋に戻って荷造りをするタタラに突進するような勢いで抱き着いた。帰らないで、ずっといて、と散々キスをして甘える私にタタラは玄関に向けて裏切り者ーッと声を荒げる。
心底愉快そうに笑い声を上げるドラゴンと、一組の番の誕生を…ベッドの上で座るウサギが微笑み…見守った。
【ウサギって生き物はな。
多産で有名な生き物なんだ。良かったな。宜しく頼むぜェ?】
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目覚めてすぐに腕の中にある温もりを確かめること以上の幸福など滅多にない。まだ早朝、しかし窓の向こうは未だ雪が降るのか暗いまま。
…異世界の民として目覚めたタタラの力に呼応しているのか、今回は随分と雪が深い。
『ああ…、だから…』
エルフの里は王都とは異なる太古の結界によって出入りは滅多に出来ず、気候も外とは遮断されている。魔素がより強く神聖なままなのは結界のため。小さく限定された空間だからこそ魔素の比率が崩れると、こんな風に大雪になる。
きっと、いつかどこかが彼の存在だけで埋もれて消えないように用意された存在が…あの魔人が消えぬ炎を持つドラゴンである意味なのでしょう。
『君はこんなに温かいのに、不思議ですね』
雪深な場所に産まれた…というのも、この気候をより助長したらしい。
ただのこじ付けだと自分を誤魔化して布団から抜け出して部屋を暖める。朝食を用意してから一人、薄暗い外を眺めてお茶を飲んでいれば…私が布団の上から掛けた上着を抱きしめ、眠い目を擦りながらタタラが起きて来た。
私が貸したぶかぶかの服を着て、靴下も靴も合わないから移動の時は私が抱き上げるのに足の裏の肌は強いようで裸足のままペチペチと音を鳴らす姿は…もう天使、本当に可愛いっ…!
『ぉはよ…、ふわぁあっ。寒いから眠い…』
『おはようございます私の天使よっ!!』
ロロクロウム家で待機するリィブルーに迎えに来る際には着替えを、とお願いして連絡魔道具を片して朝食を終えた部屋に戻ればタタラがいない。
さて、どこに行ったのか。
しかし一向にタタラが帰って来る気配はない。お手洗いかと楽観視した自分を恨みながら家中の部屋を探したが、タタラはいなかった。心臓があり得ない速度で働き、すぐにでも神殿に連絡をして捜索をと振り向いた時。
窓の向こうでちょこちょこと動く真っ白なモコモコ生物。
『っはぁ…、まさかこの天気で外とは…』
寝間着にモコモコの上着を着て雪を触って笑っているタタラの姿に全身から力が抜けて壁に寄り掛かる。確かに彼なら滅多に見ない雪を見たかったでしょう。すぐに思い付かなかったことを恥じながら、また風邪を引いたらいけないと思って私も外に出る。
『タタラ! そんな姿では風邪を…!』
声を掛けるとすぐに、にぱっと子どもらしい可愛らしい笑顔を向けてくださる。手に何かを持ったタタラが走って来ると真っ赤になった鼻のまま、それを差し出すように手を伸ばす。
『これ、あげる。…いつ渡そうかずっと悩んでた』
わりと大きな雪玉を手渡されるとすぐにタタラが走って家の中へと入ってしまう。歪な雪玉。それも両手に持たなければならないくらいの、結構なもの。
渡す…? この雪玉は、一体…。
その場に立ち尽くすと…いつの間にか雪玉から黒い糸が出てウヨウヨと漂い始めた。ギョッとするとすぐに糸が雪の外装を壊して、そこには毛糸玉のようなものが現れた。
そして、ゆっくりのその糸がほつれて球体が崩れると…そこには不思議な形をした黒い生き物のぬいぐるみが座った姿で微笑んでいる。
『これは?』
見ればその生き物の首元には、二つの白と黒の球体を重ねた絵が刻まれた金の留め具を中心に黒いリボンが付けられていた。
『可愛らしいですが、タタラの方が似合いそうなぬいぐるみですね。…しかしこの留め具は?』
不思議な力が宿っている…いや、これは…この得体の知れない感覚は?
ぬいぐるみを抱えて部屋に戻ると暖炉の前にある木の椅子にタタラが座っている。炎を真っ直ぐと見つめるその瞳は…何故か、寂しそうに揺れた。
『…それな』
泣いているように見えた彼に手を伸ばしたのに、続く言葉にその動きは止まる。
『異世界で通っていた学校のエンブレム…つまり、学校を表す印だ。制服に付いてた最後のボタンなんだよ。ここに来るまで色々あったから、もう一個しか残ってなくて…どっかに落としたらしい。
唯一ある元の世界のものって、リーベダンジョンに隠してあった制服だけなんだ。…それ、あげる。可愛いだろ? ウサギっての。カグヤなら大切に持っててくれるだろ』
元の世界の、唯一のもの…?!
『いけませんっ!! そんな大切なものを私になどっ…そのままダンジョンで保存を!』
なんてことだ。軽々しく触れて良いものではないのに、譲るだなんて!!
きっと予想通りの反応を、私はしたのでしょう。タタラは炎から目を離すと私を見て嬉しそうに柔らかく笑った。
『ノルエフリンには糸を埋めた指輪。リューシーには制服の生地を裏地に使った純白の手袋。ハルジオンには色々あげたからさ…三人には形あるものを贈ろうって。
カグヤには、ボタンを。服に付けたり髪に飾るのも良いし普段はその子に預ければ良い。ぬいぐるみもお手製だぞ? タタラさんは器用だからな、殆ど魔法で作ったけど!』
大切なものに違いない。故郷を思い出せる大切な品々なのに、敢えてそれらを選んで贈り物にした…タタラの覚悟。
そんなの…受け止める他、ないじゃないですか…。
『何故、ウサギなのか聞いても…?』
『いやぁ…月といったらウサギだからな。それに…あの、ほら…ちょっとした願掛けだよ、な? …聞かないでくれます本当…』
暖炉の前でも明らかにわかるほどに真っ赤になった顔を恥ずかしそうに両手で隠すタタラ。これは是非とも真相を教えてもらわなければと迫るも、泣きそうな顔で家中を走り回って逃げるタタラを追いかけ回す。
迎えに来たリィブルーが玄関に座って帰る準備をするタタラを待っているのに、ヒョイと近付いて先程のことを話せば流石は同じ世界出身。少しだけ考えたように上を向いたリィブルーは一瞬で私に視線を合わせる。
【あっは!!
なにアイツ、積極的ィ~!! お熱いねェ、雪だってのにアツアツだねェ!!】
『熱い…? 熱い生き物なのですか?』
今世紀最大のニヤついた顔をしたリィブルーはぬいぐるみの体を浮き上がらせて私に耳打ちをする。
刹那。
くるりと体を反転させた私はバタバタと部屋に戻って荷造りをするタタラに突進するような勢いで抱き着いた。帰らないで、ずっといて、と散々キスをして甘える私にタタラは玄関に向けて裏切り者ーッと声を荒げる。
心底愉快そうに笑い声を上げるドラゴンと、一組の番の誕生を…ベッドの上で座るウサギが微笑み…見守った。
【ウサギって生き物はな。
多産で有名な生き物なんだ。良かったな。宜しく頼むぜェ?】
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