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明けに火を灯す人
僕にとっての火は、君だけ
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訳わかんないよ。あんなに、あんなに頑張って離れるって決めたんだぞ?
なのに、なんだってコイツはこんなところにいるんだよ?
しかも文句しか言わねぇし…!!
『…王の件は、伝えなかったのには理由がある。お前は異世界の子だ。そんなお前がこの世界の次期王の婚約者になるなど、受け入れられるか不安であった。
だから…お前に相応しい王になるため知らせなかったのだ。誰も文句を言わない王になると決めた』
ふと思い出す、ノルエフリンの言葉。
ハルジオンが悩んでいたことは、つまり…オレのこと? オレが王様になったハルジオンは拒絶するとでも思ったのか?
…そんな勝手に、人の気持ちを決めつけるなよ。
『…タタラ』
止めろ。そんな縋るような声を出すな、お前は…お前はオレなんかっ…。
『…離れ過ぎて限界なのだが? お前を散々傷付けたとわかっておる。その傷は、僕では癒せぬのか?』
タタラ。
もう一度、優しく名前を呼ばれるのにオレは応えなかった。
…だって。今更、どんな顔して何をするって言うんだよ? こんな体で…きっと幻滅するんだ。呪いに負けてこんなっ…。
『フギャアア!!』
『ンギャ!! ンギャーッ!』
突然現れたのは地竜たちだった。一匹はオレに纏わりついて、もう一匹はハルジオンに威嚇するように荒々しい声を上げる。
本来は…王族ほどの魔力を持つ者に、彼らは反抗したりしない。本能から避けるはずの行為をわざわざしている。
『フーッ! フゥーッ!!』
『…地竜か。魔獣の中でも特に古い種族には地球人であるお前に、特別な何かを感じてそうやって守護しようとしているのか…』
何代も経て、それでも刻まれた遠い遠い…同族の匂いを覚えていた。
心配そうに胸元に擦り寄る地竜に更に愛おしさを感じて抱きしめた。無邪気に喜ぶ地竜に、ハルジオンへの威嚇から帰って来た子も狡い狡い、とばかりにオレに頭を撫で付ける。その子にもお礼を込めて沢山撫でてから抱きしめると、なんとも嬉しそうな声を上げてくれた。
…そう、だな。
好きな人の為に頑張って…触れてもらえるのは、嬉しいよな。
大丈夫? とばかりに首を傾げて心配そうに足を踏み鳴らす彼らを安心させるように笑ってから、ゆっくりと振り返る。
『…どうして』
何度も何度も、誰も答えてくれない問いを浮かべては悔しくて悲しくて涙した。
『なんで。洗脳なんかされたの…』
『うっ。す、すまぬ…その、最初に会った時は僕にまるで興味などないと視えたから油断したのだ。だからその…出先で少し疲れて寝た時に…だな』
まんまとしてやられたわけだ。
『…人の心は変わる。彼も、きっと君の魅力に気付いたんだろ。
オレだって変わることはある』
『ない』
…そ、即答…?!
キッパリとそう言い切ったハルジオンが少し意外で、慌てて顔を見せないようフードをより深く被り直す。
『お前は僕がいなければダメだ』
『なっ?! ふ、ふざけんなっ…』
『僕もお前でなければダメだ』
眩しい日輪の光が、彼の背から溢れるようで目を見開いた。その黄金の瞳には…まるで火が灯されたように熱くオレを見つめて、捕らえて離さない。
『再度、申し込ませてほしい』
彼はオレに手を伸ばしてから少し照れ臭そうに笑ってこう言った。
『一番最初は僕だと約束したはずだ。
結婚してやる、すぐにでも。…だから泣くな。泣くならせめて、僕の前にしてくれ』
花が、咲いた。
辺り一面に咲き乱れる桃色の花。一瞬でその場を覆い尽くすそれに周りは大混乱で、すぐにハルジオンの少し後ろに浮かんでいた女神を見るが彼女も顔を真っ青にして自分ではないと否定する。
足元に突如現れた花にハルジオンが驚く中、一際強い風が吹いてオレのフードを脱がせた。
『…な、に?』
一部の者たちの動揺が広がる。勿論、目の前にいるハルジオンも同じように…オレを見て呆然と突っ立っているのだから。
そこには、痣など見る影も無くすっかり消え去り…再び小さなタタラの姿になったオレが泣きながら立っていたからだ。
『…嘘。あの子、あの呪いを一瞬で…』
『凄いな…。この花、よく見てご覧?』
コペリア様とベルガアッシュ殿下が摘んだ花は、全て糸で出来ていた。
そうだ。オレは、体内に蓄積されて変換出来なくなって痣となっていた負の魔力を…一瞬にして魔法にして放ち、浄化していた。
一歩。また一歩と進んで…やがて走り出す。
両腕を広げて待つハルジオンの元へと駆け付け、二人は感動の再会を、
『っなんでお前が上から目線なんだよ、バカぁっ!!』
『ぐはッ?!』
するか!!
渾身の頭突きをかまし、腹を押さえて倒れるハルジオンにオレは元に戻った体をまじまじと見てから納得する。
…ああ。額にするはずが小さくなったせいで腹にしちまった…。
てっきり二人の感動の再会になると思っていた周りも、衝撃の展開に誰もが言葉を失っている。そんなのお構いなしにオレは溜まりに溜まった鬱憤を全て叩き付けた。
『っ油断しただって?! 洗脳じゃなくて殺されてたらどうすんだよバカ王子! こっちが、っ…どんな思いで…ぅ、二度と会わないつもりだった!!
お前が知らない、ところで…っく、…死んで、終わりにするつもりだったのに…!』
わりとすぐに死んでしまうだろうと覚悟していた。でも魔王たちに助けを求めるつもりもなかった。
だって…オレはここで、死にたかったから。
『目が覚めたから元通り?! 人で遊ぶのも大概にしやがれっ、ぅっ…ぅう…』
『…すまぬ。一人にして、そんな決断をさせてすまなかった…泣くな。たくさん頑張って偉かったな』
…許さない。
簡単に許してなんか、やらないっ!!
『嫌だ!!
婚約を破棄したのはハルジオンだ、オレはもう受けない!!』
『…はっ?! お、おまっ何を…!』
背を向けて歩き出すオレを追い掛けようとするハルジオンに、再び地竜が割って入るとグルグル言いながらハルジオンを威嚇する。
『待てっ!! 考え直すのだ、ぼっ僕が悪かった!! だからっ…!』
地竜が乗りやすいよう座り、オレが背中に飛び乗ると満足気に立ち上がる。そんな彼らとは裏腹に真っ青になって引き止めるハルジオンを見て…少しだけ胸がスッとした。
ふふん。少しはオレの味わった絶望を噛み締めると良いのだよ。
『…帰って来たら…』
腕にある鈴を手の中で弄りながら、消え入りそうな声で伝える。
『一番に迎えに来て、オレを見付けてくれたら…話、聞いても良い…』
『タタラ…!!』
それはつまり、
『…っ、おかえり…ずっと、待ってた…』
またこの国に帰って来る。
そう伝えてからオレたちはギャバに向けて出発した。
いつまでも見送り続けるハルジオンの姿に、これが現実なんだと思うが…今でも信じられない。だけど今は約束していたギャバへ向かい、役目を果たさなければならない。
少し遅れての出発となったが、調子の良い地竜たちの活躍で予定通りギャバでの活動を進めた。
国で待つハルジオンを想って張り切ったせいか随分早く帰れたというのに
…出迎えてくれた大勢の中に、愛する人の姿はなかった。
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なのに、なんだってコイツはこんなところにいるんだよ?
しかも文句しか言わねぇし…!!
『…王の件は、伝えなかったのには理由がある。お前は異世界の子だ。そんなお前がこの世界の次期王の婚約者になるなど、受け入れられるか不安であった。
だから…お前に相応しい王になるため知らせなかったのだ。誰も文句を言わない王になると決めた』
ふと思い出す、ノルエフリンの言葉。
ハルジオンが悩んでいたことは、つまり…オレのこと? オレが王様になったハルジオンは拒絶するとでも思ったのか?
…そんな勝手に、人の気持ちを決めつけるなよ。
『…タタラ』
止めろ。そんな縋るような声を出すな、お前は…お前はオレなんかっ…。
『…離れ過ぎて限界なのだが? お前を散々傷付けたとわかっておる。その傷は、僕では癒せぬのか?』
タタラ。
もう一度、優しく名前を呼ばれるのにオレは応えなかった。
…だって。今更、どんな顔して何をするって言うんだよ? こんな体で…きっと幻滅するんだ。呪いに負けてこんなっ…。
『フギャアア!!』
『ンギャ!! ンギャーッ!』
突然現れたのは地竜たちだった。一匹はオレに纏わりついて、もう一匹はハルジオンに威嚇するように荒々しい声を上げる。
本来は…王族ほどの魔力を持つ者に、彼らは反抗したりしない。本能から避けるはずの行為をわざわざしている。
『フーッ! フゥーッ!!』
『…地竜か。魔獣の中でも特に古い種族には地球人であるお前に、特別な何かを感じてそうやって守護しようとしているのか…』
何代も経て、それでも刻まれた遠い遠い…同族の匂いを覚えていた。
心配そうに胸元に擦り寄る地竜に更に愛おしさを感じて抱きしめた。無邪気に喜ぶ地竜に、ハルジオンへの威嚇から帰って来た子も狡い狡い、とばかりにオレに頭を撫で付ける。その子にもお礼を込めて沢山撫でてから抱きしめると、なんとも嬉しそうな声を上げてくれた。
…そう、だな。
好きな人の為に頑張って…触れてもらえるのは、嬉しいよな。
大丈夫? とばかりに首を傾げて心配そうに足を踏み鳴らす彼らを安心させるように笑ってから、ゆっくりと振り返る。
『…どうして』
何度も何度も、誰も答えてくれない問いを浮かべては悔しくて悲しくて涙した。
『なんで。洗脳なんかされたの…』
『うっ。す、すまぬ…その、最初に会った時は僕にまるで興味などないと視えたから油断したのだ。だからその…出先で少し疲れて寝た時に…だな』
まんまとしてやられたわけだ。
『…人の心は変わる。彼も、きっと君の魅力に気付いたんだろ。
オレだって変わることはある』
『ない』
…そ、即答…?!
キッパリとそう言い切ったハルジオンが少し意外で、慌てて顔を見せないようフードをより深く被り直す。
『お前は僕がいなければダメだ』
『なっ?! ふ、ふざけんなっ…』
『僕もお前でなければダメだ』
眩しい日輪の光が、彼の背から溢れるようで目を見開いた。その黄金の瞳には…まるで火が灯されたように熱くオレを見つめて、捕らえて離さない。
『再度、申し込ませてほしい』
彼はオレに手を伸ばしてから少し照れ臭そうに笑ってこう言った。
『一番最初は僕だと約束したはずだ。
結婚してやる、すぐにでも。…だから泣くな。泣くならせめて、僕の前にしてくれ』
花が、咲いた。
辺り一面に咲き乱れる桃色の花。一瞬でその場を覆い尽くすそれに周りは大混乱で、すぐにハルジオンの少し後ろに浮かんでいた女神を見るが彼女も顔を真っ青にして自分ではないと否定する。
足元に突如現れた花にハルジオンが驚く中、一際強い風が吹いてオレのフードを脱がせた。
『…な、に?』
一部の者たちの動揺が広がる。勿論、目の前にいるハルジオンも同じように…オレを見て呆然と突っ立っているのだから。
そこには、痣など見る影も無くすっかり消え去り…再び小さなタタラの姿になったオレが泣きながら立っていたからだ。
『…嘘。あの子、あの呪いを一瞬で…』
『凄いな…。この花、よく見てご覧?』
コペリア様とベルガアッシュ殿下が摘んだ花は、全て糸で出来ていた。
そうだ。オレは、体内に蓄積されて変換出来なくなって痣となっていた負の魔力を…一瞬にして魔法にして放ち、浄化していた。
一歩。また一歩と進んで…やがて走り出す。
両腕を広げて待つハルジオンの元へと駆け付け、二人は感動の再会を、
『っなんでお前が上から目線なんだよ、バカぁっ!!』
『ぐはッ?!』
するか!!
渾身の頭突きをかまし、腹を押さえて倒れるハルジオンにオレは元に戻った体をまじまじと見てから納得する。
…ああ。額にするはずが小さくなったせいで腹にしちまった…。
てっきり二人の感動の再会になると思っていた周りも、衝撃の展開に誰もが言葉を失っている。そんなのお構いなしにオレは溜まりに溜まった鬱憤を全て叩き付けた。
『っ油断しただって?! 洗脳じゃなくて殺されてたらどうすんだよバカ王子! こっちが、っ…どんな思いで…ぅ、二度と会わないつもりだった!!
お前が知らない、ところで…っく、…死んで、終わりにするつもりだったのに…!』
わりとすぐに死んでしまうだろうと覚悟していた。でも魔王たちに助けを求めるつもりもなかった。
だって…オレはここで、死にたかったから。
『目が覚めたから元通り?! 人で遊ぶのも大概にしやがれっ、ぅっ…ぅう…』
『…すまぬ。一人にして、そんな決断をさせてすまなかった…泣くな。たくさん頑張って偉かったな』
…許さない。
簡単に許してなんか、やらないっ!!
『嫌だ!!
婚約を破棄したのはハルジオンだ、オレはもう受けない!!』
『…はっ?! お、おまっ何を…!』
背を向けて歩き出すオレを追い掛けようとするハルジオンに、再び地竜が割って入るとグルグル言いながらハルジオンを威嚇する。
『待てっ!! 考え直すのだ、ぼっ僕が悪かった!! だからっ…!』
地竜が乗りやすいよう座り、オレが背中に飛び乗ると満足気に立ち上がる。そんな彼らとは裏腹に真っ青になって引き止めるハルジオンを見て…少しだけ胸がスッとした。
ふふん。少しはオレの味わった絶望を噛み締めると良いのだよ。
『…帰って来たら…』
腕にある鈴を手の中で弄りながら、消え入りそうな声で伝える。
『一番に迎えに来て、オレを見付けてくれたら…話、聞いても良い…』
『タタラ…!!』
それはつまり、
『…っ、おかえり…ずっと、待ってた…』
またこの国に帰って来る。
そう伝えてからオレたちはギャバに向けて出発した。
いつまでも見送り続けるハルジオンの姿に、これが現実なんだと思うが…今でも信じられない。だけど今は約束していたギャバへ向かい、役目を果たさなければならない。
少し遅れての出発となったが、調子の良い地竜たちの活躍で予定通りギャバでの活動を進めた。
国で待つハルジオンを想って張り切ったせいか随分早く帰れたというのに
…出迎えてくれた大勢の中に、愛する人の姿はなかった。
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