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明けに火を灯す人
敗北と涙
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それは王様に謁見する前のこと。まだ日が昇って間もない内に、騒がしくなる厨房には料理人たちが。隣接する職員用の食堂にはメイドや執事たちが朝食を摂るために多くいる。
ひょっこりと顔を出したオレに相変わらず激務で朝なのに疲れ切っていた表情をしていたみんながすぐに気付き、迎えてくれた。
オレは守護魔導師になってからも王子が勉強に入って手が空くと、よくメイドに混じって城の仕事を手伝ったり…我儘王子の機嫌を取るのが上手かったりで頼りにされたから結構な信頼関係は築けていると自負している。
『…食ってねーんだよ、あの王子』
『もしかして顔色が悪かったのも…』
しっかりと頷いたストロガン料理長と、第十一王子居住区のメイドたち。スーレンの好みはベルアルナ大帝国がかなり暑い国なので味が濃い食べ物。しかし、ハルジオンの好みは素材の味が重視のあまり手の加えられていない料理。
スーレンに勧められて同じ食事を摂るものの、殆ど手を付けられずに終わるのだ。
『それと、ほらよ…前あの王子が言ってただろ? 料理からそれに触れた人間の心が視えちまうってよ。
…今は城の内情が相当荒れてんだろ? 一回それに触れちまって…参っちまったんだな。城の奴らはみんな…あの二人を良く思ってねぇからよ』
『そんな…。それじゃ、いつか倒れちゃうよ』
いくら婚約を取り消しても、まだ守護者としての籍はある。情もまだまだ消えていないし顔色が悪かったハルジオンの姿を思い浮かべてソワソワと落ち着かなくなる。
すると、ストロガン料理長に手を引かれて厨房へと連れて行かれるとメイドたちが髪を結ってくれたり靴を履き替えられるようにと丈夫な靴を用意してくれた。
…なんでどして?
『だからよ。お前の飯でも食わしてやれば、元に戻るんじゃねーかって思うわけだ。なんかヘンテコなことになってんだろ?
お前の偽りない気持ちを込めて色んなことから救ってやってくれねーか? やっぱあの王子には、お前が一番似合うと思うんだけどなぁ…』
料理長に食材を渡されて、それを手に取って見つめる。食堂からは沢山の人が厨房を覗き込んでことの次第を見守っているが…失敗したらと尻込むオレを後押ししたのもまた、彼らだった。
『タタラ様!! 頑張って下さいっ』
『真実の愛には敵いませんよ! やっちゃって下さい!』
『…余ったら貰えますかね…?』
淡い期待を持って、調理を始めた。
悲しい気持ちではハルジオンが食べられないだろうと…楽しい気持ちで取り組む。今までのハルジオンとの楽しかった記憶。嬉しかった思い出。完成した頃には何故か泣きながら笑っている始末で、ストロガン料理長が気まずそうに自分のタオルを差し出してくれた。
余った料理を食堂に出せば一気になくなってしまう。シーシアやナニャ以外の第十一王子居住区付きのメイドたちに料理を渡せば、喜んで受け取ってくれた。
料理長が一緒に朝食を運んでくれて、部屋の前に辿り着く。待ってるから話でもして来いと言う料理長の言葉に甘えて、扉を叩く。
『…しゅ、守護魔導師タタラ・ロロクロウムです。朝食をお持ちしました』
しかし、出迎えたのはハルジオンではなく…スーレンだった。
そしてオレはその姿を見て…言葉を失ってしまう。
『なんで婚約を破棄した奴がハルジオンに朝食なんか運ぶわけ? 大して守護者としての役目も果たしてないくせに…』
真っ赤な薄いキャミソールに、スリットの入った短く刺激的なショートパンツ。肩紐が片方ずり下がってゆっくりとそれを直す…色気を惜しみなく晒すスーレン。程よく焼けた健康的な肌に艶のある唇。
まるで、事後のような姿に…発狂して殴り付けたくなるような衝動を必死に抑える。
…ほら、やっぱり…こんな綺麗な男なら、すぐに抱けるんだ…オレみたいなっ子どもっぽい奴なんてずっと手を出さなかったくせにっ!!
『お、…はようございます…初めてまして、私はハルジオン殿下の守護魔導師で…』
『今まで全然ハルジオンを護ってなかったくせに守護者? ふーん。バーリカリーナは随分と安っぽい守護者を次期国王様につけるんだねぇ?』
…次期、国王様…?
何を言っているのかとポカンとしていれば、オレの様子に気付いたスーレンが口を覆ってから肩を震わせる。
『…え? まさかお前、ハルジオンが次期国王になるって知らなかったわけ?
はははっ!! ばっかじゃない?! あー笑っちゃうよ、本当にさ! …次期国王になるために見聞を広めて忙しいハルジオンを支えないで、しかも婚約者って…異世界の生き残りってだけで甘え過ぎなんじゃない?』
…嘘じゃ、ない…? だってそんなこと一言も、言われてない…。
『お前みたいな子どもじゃ、頼りなくて一人で頑張ってたんだねぇ? そりゃそうだよ。だってお前じゃ子どもだって産めないし、ガキだしさ。
その点、スーは全部大丈夫! 同じ立場として支えてあげられるし子どもだってそう!
…ていうか、もう…孕んじゃったかも?』
愛おしそうに自分の腹をさするスーレンの姿に、耳が…キンと鳴って心臓の音がやけに早く聞こえる。
はら、む…って。
…そんなっ…!
『産めるわけないだろ? だってお前は異世界人なんだから土台が違うもん。いくら神の祝福を受けたって宿るわけがない。
ねぇ! ねぇ、ハルジオン!』
もはや立っているのもやっとなオレの前に、トドメとばかりにスーレンがハルジオンを奥から連れて来て腕に絡み付く。
眠っていたのかまだ覚束ない足取りでやって来たハルジオンは、スーレンほど着崩れてはいなかったのがせめてもの救いだった。
『ハルジオン、スーとの子どもが欲しいって言ってたもんね? だってハルジオンは次期国王だし!』
『…ん? ああ…そうだな。子どもは欲しいな、お前の子は可愛いであろう。
お前は…』
まだ、顔色が悪いハルジオン。
だけど…子どもが欲しいと言った顔は、甘く蕩けるような優しい顔。いつかオレが向けられるはずだったのかと思うたびに胸に風穴が開きそうなくらい痛い。
痛い。
痛いよ、ハルジオン…。
『スーたちに朝食を持って来たって言うけど、この人が持って来たご飯なんて食べたくない。ハルジオンなら…わかるよね? 王族の食事ほど重要なものなんてないし、スーはちょっと…』
『…そうか。
オイ、貴様。食事は下げよ。我が婚約者の意向を優先する。食事は全て処分するように』
わからない。
もう、何もわからない。
ズタズタになった心を暴かれないように下を向くと、足元に何かが降って来る。不思議に思っていれば顔を上げた先にいた人が驚き目を丸くしてオレを見ていた。
『な、なんだ…どうしたというのだ…?』
嘘吐き。
酷い人、こんなに好きにさせて今更そんなこと…どうして。
どうしてオレに、世界を怨ませるようなことをするんですか…?
『何故泣くのだ? …待て、お前…』
ハッとしたようにオレに手を伸ばすハルジオンの姿を見つめていれば、脇から入って来た手がドンとオレの体を突き飛ばす。部屋の外に押し出されたオレが見たのは…ハルジオンに更にしがみ付いてオレを強く睨み付けるスーレンの姿。
『泣いてハルジオンの気を引こうなんて、何考えてるわけ?! 危ないよハルジオン! スーが護ってあげるから、ずっと一緒にいてね?』
『あ、ああ…そうだな…』
手は、もう伸びて来なかった。
ストロガン料理長の怒鳴り声がして、すぐにオレのところに来て立ち上がるのに手を貸してくれる。怒りが収まらないまま二人に暴言を吐く料理長が処罰されないように手を引き、料理と共に部屋を去る。
気まずそうに謝罪を繰り返す料理長に背負われ、彼の背中で泣き喚くオレは暫くしてから決意する。
正式な婚約破棄を進めることを。
料理長に感謝と謝罪を告げてから厨房を去るオレの後ろ姿を、たくさんの人が無言のまま見つめていたのだった。
.
ひょっこりと顔を出したオレに相変わらず激務で朝なのに疲れ切っていた表情をしていたみんながすぐに気付き、迎えてくれた。
オレは守護魔導師になってからも王子が勉強に入って手が空くと、よくメイドに混じって城の仕事を手伝ったり…我儘王子の機嫌を取るのが上手かったりで頼りにされたから結構な信頼関係は築けていると自負している。
『…食ってねーんだよ、あの王子』
『もしかして顔色が悪かったのも…』
しっかりと頷いたストロガン料理長と、第十一王子居住区のメイドたち。スーレンの好みはベルアルナ大帝国がかなり暑い国なので味が濃い食べ物。しかし、ハルジオンの好みは素材の味が重視のあまり手の加えられていない料理。
スーレンに勧められて同じ食事を摂るものの、殆ど手を付けられずに終わるのだ。
『それと、ほらよ…前あの王子が言ってただろ? 料理からそれに触れた人間の心が視えちまうってよ。
…今は城の内情が相当荒れてんだろ? 一回それに触れちまって…参っちまったんだな。城の奴らはみんな…あの二人を良く思ってねぇからよ』
『そんな…。それじゃ、いつか倒れちゃうよ』
いくら婚約を取り消しても、まだ守護者としての籍はある。情もまだまだ消えていないし顔色が悪かったハルジオンの姿を思い浮かべてソワソワと落ち着かなくなる。
すると、ストロガン料理長に手を引かれて厨房へと連れて行かれるとメイドたちが髪を結ってくれたり靴を履き替えられるようにと丈夫な靴を用意してくれた。
…なんでどして?
『だからよ。お前の飯でも食わしてやれば、元に戻るんじゃねーかって思うわけだ。なんかヘンテコなことになってんだろ?
お前の偽りない気持ちを込めて色んなことから救ってやってくれねーか? やっぱあの王子には、お前が一番似合うと思うんだけどなぁ…』
料理長に食材を渡されて、それを手に取って見つめる。食堂からは沢山の人が厨房を覗き込んでことの次第を見守っているが…失敗したらと尻込むオレを後押ししたのもまた、彼らだった。
『タタラ様!! 頑張って下さいっ』
『真実の愛には敵いませんよ! やっちゃって下さい!』
『…余ったら貰えますかね…?』
淡い期待を持って、調理を始めた。
悲しい気持ちではハルジオンが食べられないだろうと…楽しい気持ちで取り組む。今までのハルジオンとの楽しかった記憶。嬉しかった思い出。完成した頃には何故か泣きながら笑っている始末で、ストロガン料理長が気まずそうに自分のタオルを差し出してくれた。
余った料理を食堂に出せば一気になくなってしまう。シーシアやナニャ以外の第十一王子居住区付きのメイドたちに料理を渡せば、喜んで受け取ってくれた。
料理長が一緒に朝食を運んでくれて、部屋の前に辿り着く。待ってるから話でもして来いと言う料理長の言葉に甘えて、扉を叩く。
『…しゅ、守護魔導師タタラ・ロロクロウムです。朝食をお持ちしました』
しかし、出迎えたのはハルジオンではなく…スーレンだった。
そしてオレはその姿を見て…言葉を失ってしまう。
『なんで婚約を破棄した奴がハルジオンに朝食なんか運ぶわけ? 大して守護者としての役目も果たしてないくせに…』
真っ赤な薄いキャミソールに、スリットの入った短く刺激的なショートパンツ。肩紐が片方ずり下がってゆっくりとそれを直す…色気を惜しみなく晒すスーレン。程よく焼けた健康的な肌に艶のある唇。
まるで、事後のような姿に…発狂して殴り付けたくなるような衝動を必死に抑える。
…ほら、やっぱり…こんな綺麗な男なら、すぐに抱けるんだ…オレみたいなっ子どもっぽい奴なんてずっと手を出さなかったくせにっ!!
『お、…はようございます…初めてまして、私はハルジオン殿下の守護魔導師で…』
『今まで全然ハルジオンを護ってなかったくせに守護者? ふーん。バーリカリーナは随分と安っぽい守護者を次期国王様につけるんだねぇ?』
…次期、国王様…?
何を言っているのかとポカンとしていれば、オレの様子に気付いたスーレンが口を覆ってから肩を震わせる。
『…え? まさかお前、ハルジオンが次期国王になるって知らなかったわけ?
はははっ!! ばっかじゃない?! あー笑っちゃうよ、本当にさ! …次期国王になるために見聞を広めて忙しいハルジオンを支えないで、しかも婚約者って…異世界の生き残りってだけで甘え過ぎなんじゃない?』
…嘘じゃ、ない…? だってそんなこと一言も、言われてない…。
『お前みたいな子どもじゃ、頼りなくて一人で頑張ってたんだねぇ? そりゃそうだよ。だってお前じゃ子どもだって産めないし、ガキだしさ。
その点、スーは全部大丈夫! 同じ立場として支えてあげられるし子どもだってそう!
…ていうか、もう…孕んじゃったかも?』
愛おしそうに自分の腹をさするスーレンの姿に、耳が…キンと鳴って心臓の音がやけに早く聞こえる。
はら、む…って。
…そんなっ…!
『産めるわけないだろ? だってお前は異世界人なんだから土台が違うもん。いくら神の祝福を受けたって宿るわけがない。
ねぇ! ねぇ、ハルジオン!』
もはや立っているのもやっとなオレの前に、トドメとばかりにスーレンがハルジオンを奥から連れて来て腕に絡み付く。
眠っていたのかまだ覚束ない足取りでやって来たハルジオンは、スーレンほど着崩れてはいなかったのがせめてもの救いだった。
『ハルジオン、スーとの子どもが欲しいって言ってたもんね? だってハルジオンは次期国王だし!』
『…ん? ああ…そうだな。子どもは欲しいな、お前の子は可愛いであろう。
お前は…』
まだ、顔色が悪いハルジオン。
だけど…子どもが欲しいと言った顔は、甘く蕩けるような優しい顔。いつかオレが向けられるはずだったのかと思うたびに胸に風穴が開きそうなくらい痛い。
痛い。
痛いよ、ハルジオン…。
『スーたちに朝食を持って来たって言うけど、この人が持って来たご飯なんて食べたくない。ハルジオンなら…わかるよね? 王族の食事ほど重要なものなんてないし、スーはちょっと…』
『…そうか。
オイ、貴様。食事は下げよ。我が婚約者の意向を優先する。食事は全て処分するように』
わからない。
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ズタズタになった心を暴かれないように下を向くと、足元に何かが降って来る。不思議に思っていれば顔を上げた先にいた人が驚き目を丸くしてオレを見ていた。
『な、なんだ…どうしたというのだ…?』
嘘吐き。
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ハッとしたようにオレに手を伸ばすハルジオンの姿を見つめていれば、脇から入って来た手がドンとオレの体を突き飛ばす。部屋の外に押し出されたオレが見たのは…ハルジオンに更にしがみ付いてオレを強く睨み付けるスーレンの姿。
『泣いてハルジオンの気を引こうなんて、何考えてるわけ?! 危ないよハルジオン! スーが護ってあげるから、ずっと一緒にいてね?』
『あ、ああ…そうだな…』
手は、もう伸びて来なかった。
ストロガン料理長の怒鳴り声がして、すぐにオレのところに来て立ち上がるのに手を貸してくれる。怒りが収まらないまま二人に暴言を吐く料理長が処罰されないように手を引き、料理と共に部屋を去る。
気まずそうに謝罪を繰り返す料理長に背負われ、彼の背中で泣き喚くオレは暫くしてから決意する。
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