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バーリカリーナ王国戦
魔王の涙
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『輪星七織大魔王…第一席古代の魔王、栄王。愛しい子よ、イチのことは気軽にバロックと呼ぶが良いよ。
バロック・シャムラ。この世界ではその名を名乗っているからね』
『りんせ…? イチ、はおう…ん?』
堪らず首を傾げれば、翡翠の瞳を持った人はクスリと笑ってから耳に髪をかけ、優雅な足取りで近づいて来た。魔力量に質…全てがバカみたいに桁違いだが、敵意は欠片も存在しない。
アーエードのお腹くらいまでしかないが、それでも百八十はありそうな高身長がこちらを覗く。
『バロックさ。アーエードのお客様、どうか君の名前も聞かせてほしいな』
花の蜜のような、甘くて擽ったい声に麻痺してアーエードの腕の中で硬直する。頭の回転を鈍らせるような魅惑に慄きながらアーエードに助けを求めれば、代わるように会話をしてくれた。
『テメェが人間と会話すんのも珍しいじゃねぇか。いっつも木の上で昼寝してるくせによ。今回も軽くダンジョンを出したかと思えば引き篭もりやがって…説教は受けねぇからな。
あと。これは、俺様が拾ったんだ。ちょっかい出すな一番野郎』
自分の長身を活かして隠すようにオレを持ち上げて、そのまま幼い子どもにするような抱っこをされる。アーエードに触れる面が広くて落ち着かない。どうにか逃げようとしても彼の力は全く弱まることはなかった。
『そうかい?
…やれやれ、よっぽど気に入ってしまったらしいが仕方ないか…。では諸君。次の作業に移るとしようか。君たちの働き振りが優秀だから、事は順調に進んでいるよ』
その場にいた六人が玉座に座る。オレは座るアーエードの膝の上に乗せられ、静かにしているように言われた。バロックが友好的な態度だったせいか周りもオレに対して何も言わない。
しかし…玉座には空席があった。そこには誰も座っていない。
あそこには誰が座るんだろう?
『折角だ。お客様もいることだし、各々の紹介といこうじゃないか』
第一席 古代の魔王 バロック・シャムラ
第二席 地の魔王 アーエード・バンクフ
第三席 炎の魔王 オレヴィオ・フゥフゥ
第四席 風の魔王 フォン・シン
第五席 水の魔王 欠席
第六席 光の魔王 ジャーキッド・メリカ
第七席 闇の魔王 メッチェル・ノウチス
輪星七織大魔王と名乗る彼らは、全ての属性魔法を極めた魔王だと言うのだ。
バカらしくて言葉もない。今、オレを膝に乗せているこの男は地の魔法を極めた魔王。そして何より問題なのはバーリカリーナ王国は、そんな奴等に攻められているということだ。
『ったく、コイツが予想外の魔法張ったせいで一気に片は付けられなくなっただろ…どこが順調なんだってーの』
『はぁ? それを殺してしまえば早いのに、どっかのバカが惚れ込んだりするのが悪いでしょーよ』
紫色の髪をオールバックにしたホスト…炎の魔王オレヴィオがそう放つとアーエードがギリっと彼を睨み付ける。中央で隣り合う二人がバチバチと火花を散らすのに、離れた場所からジャーキッドの笑い声が聞こえて来て他の者も呆れたように頭を抱えた。
ここはジッとしているのが良いかな…?
『たかが人間一人が作った魔法も、殺さなきゃ突破出来ねぇってか? 良い笑い話だぜ! 炎の魔王なんて看板、今すぐ畳ませてやりたいくらいだ』
『…ふぅん。アタシにそんな言葉を吐いて、それってつまりアレですよね?
宣戦布告と捉えて良いんですよ、ねっ!!』
情けなくも悲鳴を上げてしまう。いくらアーエードの保護下にいたとはいえ、油断した…完全に死角から来られた!
玉座からオレヴィオが立ち上がったかと思えば、次に視界に広がったのは鮮やかな紫。いつの間にか足を紫色の炎で出来た鞭で掴まれて、宙に漂うオレヴィオによって逆さに吊るされる。
うぇーっ、気持ち悪い…。
『あっははははは! 自分から弱点なんか増やすからダメなんだ。確かにアタシらの中でもお前は強いけどさ…そんなに大事に抱えてるもの、壊したくなるのは当然だろ?』
足に絡まる炎は徐々に体へと侵蝕していき、すぐに喉元へと魔の手が迫る。魔法を出したくてもなんらかの妨害魔法か、全く魔力が練れない。力付くでは到底抜け出せないし、焦って出ようとすればするほど炎はキツく締め付ける。
…これ、今は熱くないけど…もしかして熱も自在に操れるんじゃ?
『っ、ぐぅ』
『よっわーい。仕方ないよね、だってこのダンジョンに入って無事でいる時点で消耗してるはずだし。更にあーんな大魔法まで継続してるから、君は人間にしては頑張ってる方か』
ダンジョンに、入った時点で…?
『このダンジョンはバロック・シャムラが創り出した特別製。古代魔法の植物型のコレは、地下に根を張り王国中の魔力を吸い上げてるけど…内部に入った侵入者は徐々に魔力を吸い取るっていう特殊性があるらしいよ?
ははっ。君はいつまで耐えられるのかな』
内部に入った…、じゃあ…まさか!?
隅に配置された檻に囚われた王族たち。確かに妙に静かだと思えば誰もが顔色悪く、座り込んだり…遂には寝転んだりしていた。
大変だっ! 王族は王都に結界を張ってかなり魔力を消費している…早くダンジョンから出さないと!
『ぁ、ぐ…!』
だけど…焦る一方で、オレの方が先に殺されそうだなと悟り笑ってしまう。勿論諦める気なんて全くない。
オレは、王子の家族を失わせるわけにはいかないんだ。それだけは出来ない。
『…ろ』
しかし、どーすっかなぁ…
『め、ろ』
呼吸が…苦しくて、なんだか意識が
『止めろ、って』
…助け、なきゃ…。
『止めろって言ってんのが聞こえねぇのか、この糞野郎がっ!!!』
『誰が糞野郎だよ!! って、なんでそんなマジギレしてんのダッサー!!』
何かを引き千切る音が聞こえたかと思えば、吊るされていた体がグンと引っ張られてから腕を掴まれる。首に絡まっていた炎が解けて一気に呼吸が楽になったかと思いクリアになった視界を開く。
『変だよ、お前!! なんでそんな人間に執着してるわけ?
お前が一番呪って、憎悪を燃やした対象なんですけど!! ちょっとシャムラ! コイツ本当に気が狂ったとしか思えないけど?!』
他の魔王たちの元から護るように距離を置き、折り曲げた膝に乗せて背中を摩ってくれるアーエード。その顔は不安に溢れていて、優しく首をなぞってから抱きしめられる。
確かに…コイツ、なんでこんなに…大切にしてくれんだろーな。
『ん?
なんだ。君たち気付いてなかったのかい…いや、その様子じゃアーエード・バンクフ自身もよくわからないままだったのかな』
『むむ。リーダー殿は何かご存じの様子…是非ご教授を願う』
闇の魔王、メッチェルがそう言えばバロックは真っ直ぐオレたちを指差した。
そして彼が紡いだ言葉に…魔王たちに大きな動揺が走ることとなる。
『そこにいる彼、えっと…タタラ・ロロクロウムはね。
アーエードの探しものさ。ずっとずっと昔から、彼が縋る思いで探し続けていたいるはずのない存在…そうだな。
同胞。そこにいる二人は間違いなくその関係だ。美しいものだね…これが奇跡というやつかな?』
バロックの言っていることは、オレにはよくわからなかった。
しかし周りの連中は理解したようで魔王全員がオレの方を見た。反応はそれぞれでキラキラした目で見つめる者、唖然としたまま顔を向ける者、納得したように頷いてから…優しい眼差しへと変貌した者。
頬に…唇に、顔全体に降ってくる温かな雨。なんで室内で雨が降るんだよと上を見れば…絶え間なく大粒の涙を流すアーエードがいた。泣き声を上げることもなく、ただオレを見つめたまま泣く男に手を伸ばす。
なんて器用な泣き方してんの…?
『アーエード? ど、どうしたんだよ…どっか痛めたのか? き、キッドっ!』
両頬に手を当てられたままジッと見つめられ、思わずジャーキッドへ助けを求めたが彼はニコニコしたまま首を横に振るだけだ。
どうやら助けてもらえないらしい。
『…一つだけ、確認させろ』
やっと声を上げたかと思えば、なんと弱々しい声だろう。強くて力に溢れた彼からは想像出来ない。だけどその目には、今までにない光が宿っていた。
『…タタラ・ロロクロウム。その名前以外に…いや、以前に名前を持っているか?
お前の真の名を、教えてくれ…』
.
バロック・シャムラ。この世界ではその名を名乗っているからね』
『りんせ…? イチ、はおう…ん?』
堪らず首を傾げれば、翡翠の瞳を持った人はクスリと笑ってから耳に髪をかけ、優雅な足取りで近づいて来た。魔力量に質…全てがバカみたいに桁違いだが、敵意は欠片も存在しない。
アーエードのお腹くらいまでしかないが、それでも百八十はありそうな高身長がこちらを覗く。
『バロックさ。アーエードのお客様、どうか君の名前も聞かせてほしいな』
花の蜜のような、甘くて擽ったい声に麻痺してアーエードの腕の中で硬直する。頭の回転を鈍らせるような魅惑に慄きながらアーエードに助けを求めれば、代わるように会話をしてくれた。
『テメェが人間と会話すんのも珍しいじゃねぇか。いっつも木の上で昼寝してるくせによ。今回も軽くダンジョンを出したかと思えば引き篭もりやがって…説教は受けねぇからな。
あと。これは、俺様が拾ったんだ。ちょっかい出すな一番野郎』
自分の長身を活かして隠すようにオレを持ち上げて、そのまま幼い子どもにするような抱っこをされる。アーエードに触れる面が広くて落ち着かない。どうにか逃げようとしても彼の力は全く弱まることはなかった。
『そうかい?
…やれやれ、よっぽど気に入ってしまったらしいが仕方ないか…。では諸君。次の作業に移るとしようか。君たちの働き振りが優秀だから、事は順調に進んでいるよ』
その場にいた六人が玉座に座る。オレは座るアーエードの膝の上に乗せられ、静かにしているように言われた。バロックが友好的な態度だったせいか周りもオレに対して何も言わない。
しかし…玉座には空席があった。そこには誰も座っていない。
あそこには誰が座るんだろう?
『折角だ。お客様もいることだし、各々の紹介といこうじゃないか』
第一席 古代の魔王 バロック・シャムラ
第二席 地の魔王 アーエード・バンクフ
第三席 炎の魔王 オレヴィオ・フゥフゥ
第四席 風の魔王 フォン・シン
第五席 水の魔王 欠席
第六席 光の魔王 ジャーキッド・メリカ
第七席 闇の魔王 メッチェル・ノウチス
輪星七織大魔王と名乗る彼らは、全ての属性魔法を極めた魔王だと言うのだ。
バカらしくて言葉もない。今、オレを膝に乗せているこの男は地の魔法を極めた魔王。そして何より問題なのはバーリカリーナ王国は、そんな奴等に攻められているということだ。
『ったく、コイツが予想外の魔法張ったせいで一気に片は付けられなくなっただろ…どこが順調なんだってーの』
『はぁ? それを殺してしまえば早いのに、どっかのバカが惚れ込んだりするのが悪いでしょーよ』
紫色の髪をオールバックにしたホスト…炎の魔王オレヴィオがそう放つとアーエードがギリっと彼を睨み付ける。中央で隣り合う二人がバチバチと火花を散らすのに、離れた場所からジャーキッドの笑い声が聞こえて来て他の者も呆れたように頭を抱えた。
ここはジッとしているのが良いかな…?
『たかが人間一人が作った魔法も、殺さなきゃ突破出来ねぇってか? 良い笑い話だぜ! 炎の魔王なんて看板、今すぐ畳ませてやりたいくらいだ』
『…ふぅん。アタシにそんな言葉を吐いて、それってつまりアレですよね?
宣戦布告と捉えて良いんですよ、ねっ!!』
情けなくも悲鳴を上げてしまう。いくらアーエードの保護下にいたとはいえ、油断した…完全に死角から来られた!
玉座からオレヴィオが立ち上がったかと思えば、次に視界に広がったのは鮮やかな紫。いつの間にか足を紫色の炎で出来た鞭で掴まれて、宙に漂うオレヴィオによって逆さに吊るされる。
うぇーっ、気持ち悪い…。
『あっははははは! 自分から弱点なんか増やすからダメなんだ。確かにアタシらの中でもお前は強いけどさ…そんなに大事に抱えてるもの、壊したくなるのは当然だろ?』
足に絡まる炎は徐々に体へと侵蝕していき、すぐに喉元へと魔の手が迫る。魔法を出したくてもなんらかの妨害魔法か、全く魔力が練れない。力付くでは到底抜け出せないし、焦って出ようとすればするほど炎はキツく締め付ける。
…これ、今は熱くないけど…もしかして熱も自在に操れるんじゃ?
『っ、ぐぅ』
『よっわーい。仕方ないよね、だってこのダンジョンに入って無事でいる時点で消耗してるはずだし。更にあーんな大魔法まで継続してるから、君は人間にしては頑張ってる方か』
ダンジョンに、入った時点で…?
『このダンジョンはバロック・シャムラが創り出した特別製。古代魔法の植物型のコレは、地下に根を張り王国中の魔力を吸い上げてるけど…内部に入った侵入者は徐々に魔力を吸い取るっていう特殊性があるらしいよ?
ははっ。君はいつまで耐えられるのかな』
内部に入った…、じゃあ…まさか!?
隅に配置された檻に囚われた王族たち。確かに妙に静かだと思えば誰もが顔色悪く、座り込んだり…遂には寝転んだりしていた。
大変だっ! 王族は王都に結界を張ってかなり魔力を消費している…早くダンジョンから出さないと!
『ぁ、ぐ…!』
だけど…焦る一方で、オレの方が先に殺されそうだなと悟り笑ってしまう。勿論諦める気なんて全くない。
オレは、王子の家族を失わせるわけにはいかないんだ。それだけは出来ない。
『…ろ』
しかし、どーすっかなぁ…
『め、ろ』
呼吸が…苦しくて、なんだか意識が
『止めろ、って』
…助け、なきゃ…。
『止めろって言ってんのが聞こえねぇのか、この糞野郎がっ!!!』
『誰が糞野郎だよ!! って、なんでそんなマジギレしてんのダッサー!!』
何かを引き千切る音が聞こえたかと思えば、吊るされていた体がグンと引っ張られてから腕を掴まれる。首に絡まっていた炎が解けて一気に呼吸が楽になったかと思いクリアになった視界を開く。
『変だよ、お前!! なんでそんな人間に執着してるわけ?
お前が一番呪って、憎悪を燃やした対象なんですけど!! ちょっとシャムラ! コイツ本当に気が狂ったとしか思えないけど?!』
他の魔王たちの元から護るように距離を置き、折り曲げた膝に乗せて背中を摩ってくれるアーエード。その顔は不安に溢れていて、優しく首をなぞってから抱きしめられる。
確かに…コイツ、なんでこんなに…大切にしてくれんだろーな。
『ん?
なんだ。君たち気付いてなかったのかい…いや、その様子じゃアーエード・バンクフ自身もよくわからないままだったのかな』
『むむ。リーダー殿は何かご存じの様子…是非ご教授を願う』
闇の魔王、メッチェルがそう言えばバロックは真っ直ぐオレたちを指差した。
そして彼が紡いだ言葉に…魔王たちに大きな動揺が走ることとなる。
『そこにいる彼、えっと…タタラ・ロロクロウムはね。
アーエードの探しものさ。ずっとずっと昔から、彼が縋る思いで探し続けていたいるはずのない存在…そうだな。
同胞。そこにいる二人は間違いなくその関係だ。美しいものだね…これが奇跡というやつかな?』
バロックの言っていることは、オレにはよくわからなかった。
しかし周りの連中は理解したようで魔王全員がオレの方を見た。反応はそれぞれでキラキラした目で見つめる者、唖然としたまま顔を向ける者、納得したように頷いてから…優しい眼差しへと変貌した者。
頬に…唇に、顔全体に降ってくる温かな雨。なんで室内で雨が降るんだよと上を見れば…絶え間なく大粒の涙を流すアーエードがいた。泣き声を上げることもなく、ただオレを見つめたまま泣く男に手を伸ばす。
なんて器用な泣き方してんの…?
『アーエード? ど、どうしたんだよ…どっか痛めたのか? き、キッドっ!』
両頬に手を当てられたままジッと見つめられ、思わずジャーキッドへ助けを求めたが彼はニコニコしたまま首を横に振るだけだ。
どうやら助けてもらえないらしい。
『…一つだけ、確認させろ』
やっと声を上げたかと思えば、なんと弱々しい声だろう。強くて力に溢れた彼からは想像出来ない。だけどその目には、今までにない光が宿っていた。
『…タタラ・ロロクロウム。その名前以外に…いや、以前に名前を持っているか?
お前の真の名を、教えてくれ…』
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