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ルキアの初恋

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「ルキア、あなたは将来キース殿下のお嫁さんになれるのよ。」

幼い頃からお母様に言われていた。
お母様とお出かけするときにいつもいるキラキラした男の子のことかな、とワクワクしたのを覚えている。
青空のような澄んだ青色の髪に、月のように優しげに光る金色掛かったシルバーの目。絵本から出てきたような男の子。
会えるたびにドキドキして、お話しできればその日1日宝物のようだった。

王子様はわたしに笑いかけてくれたことはないけれど…
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