輝夜に手折られる

東屋 志季

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 随分前に上も下もパジャマを脱がされて寝る時はノーブラ派の私の胸を守るものはなにもなかった。

「んぁっ♡そこ、弄らないでぇ…!」
「かーわい♡こりこりってされるの気もちぃねぇ♡」

 恐ろしい獣も黒のニットを脱ぎ捨てていて、引き締まった上半身を惜しげもなく晒している。下から見上げると筋肉の凹凸が月光により浮かび上がっていて、ギリシャ彫刻の様な一種の芸術美を体現していた。この雄には敵わないと本能が告げている。
 パジャマを脱がされそうになった時、彼の金髪を引っ張ったり押し退けようとしたりと必死に抵抗したけれど腕を押さえ込まれてするりと脱がされてしまった。「しょうがないからテープで縛っちゃおうねぇ」と両手首を纏めて固定されてしまって手の自由も、彼に乗られている為に足の自由も無くなってしまったのだ。ただ、一つに括られていた彼の髪は抵抗した時に乱れてゴムがどこかに飛んでいったらしく金糸の束だったものは無造作に流されている。月光を反射してキラキラと前より輝いている。所詮、私の必死の抵抗はこの程度しか意味はないのだ。

「リリィちゃんのここ、赤くてぷっくりしててもっと虐めてって言ってるみたいだねぇ」
「いやぁ、もう、おかしくなっちゃうからぁ♡」

 こりこり♡かりかり♡と両方の胸の先端の突起をいじられ続けている。執拗にこねくりまわされたせいでリッキーの指摘通り、常時と違ってパンパンに腫れて赤くなっているそれが目に映る。与えられる刺激が強すぎて、痛いとすら思うのにそれがこの上なく気持ち良くてなにも考えられない。痛いのが気持ちいだなんて私は本格的におかしくなってしまったのだろうか?
 恥ずかしい喘ぎ声をあげている間、リッキーに蕩けるような笑顔で見つめられているのだ。時折ジュッ、と首筋やら胸元を吸われるとチクリと痛みが走る。胸の膨らみにもデコルテにも赤い痣が無数にできている。
 好き勝手に犯されている様を照らし出す月が恨めしい。

「目がトロンってしちゃってるねぇ。頬も真っ赤になっちゃって、本当に可愛い♡もう食べちゃいたいくらいだよ」
「あぁん♡」
 ビクンビクン♡

 ギュッと両胸の先端を摘まれた。笑顔のままなのに瞳はギラギラと獲物を食い荒らす肉食獣のそれで、恐怖を感じる。でもそんな視線を向けられる事がとっても気持ち良くて、頭の中が真っ白になって蓄積されていた快感が弾け飛んだ。腰がビクンと跳ねてハァハァと荒い息が口から溢れる。

「あは♡今イッたよね?うわぁ~イッてるリリィちゃんもすっごく可愛い♡身体ピクピクしちゃってるよ。
 上手にイけて偉いねぇ」
「はぁ♡はぁ♡い、いく…?」
「あれ、もしかして初めてだったのかな?うわぁ~嬉しいな♡
 イクっていうのはね、とっても気持ちよくなれたって事なんだよ。いい子だねぇ」

 そっか、イクのはいい事なのか。だってあんなに執拗に私を虐めていた手を止めてくれて、優しく頭を撫でてくれてるもん。なんだか頭がふわふわして、嬉しくなって頬が緩んでしまう。
 よしよし、と大きな手が髪をすく感覚が心地よい。

「っ♡」
「リリィちゃんが笑ってくれるとオレも嬉しいよ。ねぇ、もっといっぱい気持ちよくなって沢山イこうね」

 優しく囁かれる言葉が耳に心地良くて、コクリと頷くとリッキーはまたいい子だねと褒めてくれた。

「それじゃあこっちの可愛い下着も脱いじゃおうね、ってうわぁ~すっごい濡れちゃってるよ♡えっろいお汁でびしょびしょになっちゃってる♡
 こんなになっちゃったらこの下着はもう使えないかなぁ~心配しないでね、新しいの用意してあげるからね♡」
「いやぁ♡み、みないでぇ」

 膝小僧を掴まれてこじ開けられ、酷いことになっている秘部を見られている。足を閉じることもできないし、拘束された手では隠すこともできない。それだというのに意思に反して暑く火照った身体は快楽を求めていて、また涙が滲んできた。

「なんで?リリィちゃんのココ、もっとよく見せてよ。乳首で沢山気持ちよくなったからトロトロになっちゃってるね♡あぁ、本当に可愛い♡」
「だ、だめぇ!見ちゃだめなのぉ…」
「恥ずかしがり屋さんだなぁ~大丈夫、そんなふうに思うのも今だけだよ。
 ぷりっとしてきてるクリちゃんこねこね♡ってしてあげるからね♡羞恥心なんて捨てて頭の中気持ちいいってことだけで埋めてあげるよ♡」

 くりゅっ♡

「ひゃんっ」

 くりくり♡こねこね♡くちゃくちゃ♡♡

 秘所から溢れ出した液体をぷっくりと主張している突起にまぶして指で摩られる。待ちわびた快楽に腰が勝手に跳ねて、それでも与えられる膨大な快感を全部は処理できなくて、頭が真っ白になる。

「あっ♡あっ♡っっっ♡♡」

 足の爪の先に力がグッと入って足がピンと伸びたあと、だらりと脱力する。浮き上がっていた足はベッドに着地する前にリッキーの腕に捕まえられてしまった。

「すごいよリリィちゃん!また上手にイけたんだね♡いい子いい子♡クリちゃんきもちぃねぇ~よしよししてあげるよ♡」

 すりすり♡くにくに♡
 優しく嬲られて、また快感が蓄積され始める。

「あーでもね、今度からはイク時はちゃんとイクって言わなきゃダメだよ?わかった?」
「ハァハァ、っ、やだぁ…」

 ぐりっ♡

「んぁっ!」

 さっきイッたばっかりの敏感なクリを強く摘まれて目の前に火花が散る。

「リリィちゃんはいい子だからイク時はイクって言えるよね?」

 ぐりぐり♡ぐりぐりぐりっ♡

「ぁぁっ♡っ、い、言うからぁ!言うからぐりぐりするのやめてぇ♡っっっぁぁあ♡イクッ♡イッてるからぁ♡♡」

 腰も思いっきり反らして過ぎた快感を必死に逃そうとするけど快楽の波は止まらない。

「あは♡まーたイッちゃったの?ちゃんとイクっていえて偉いねぇ♡腰ビクビクってして白目まで剥いちゃってほーんと可愛い♡チュッ♡」
「も、ほんと、おかしくなるからぁ…!っぁ♡」
「いいよいいよ♡もっとおかしくなって♡♡」

 肉欲に塗れた瞳を歪ませて淫靡に微笑うリッキーが見えて、それからぷっつりと意識が途切れた。






 ぐちゃぐちゃ♡ぐちゅぐちゅ♡

「ンァッ♡はぁ♡っ、な、にこれ…」 

 甘ったるい上擦った女の人の声と聴き慣れない水音で目が覚めた。身体中が熱くてたまらない。それに下腹部が変な感じがする。何かが身体の中で動いてるような、そんな今までの人生で経験したことのない感覚だ。

「あ、起きたんだね♡ぜーんぜん起きないから心配してたんだよ!って、オレのせいだよね。リリィちゃんは初めてなのにごめんね。
 これからは気をつけるから気を失っちゃわないギリギリまで気持ちよくしてあげる♡」 
「ひっ、ッッッァア♡イック♡♡」
「またイッちゃったね♡起きたら中がギュッてしまったもんね♡寝てる間にとろとろふわふわになってたけど、またほぐす前みたいにぎゅうぎゅうオレの指咥え込んでるねぇ」

 激しい快楽に襲われて、目覚めたばかりだというのにまたイッてしまった。イッて頭がぼーっとした後、少し熱が収まって自分が置かれている状況がだんだんわかってきた。
 砂糖菓子もびっくりな甘さを孕んだ嬌声を上げていたのは自分自身で、いやらしい水音はリッキーの指が私の中を掻き回していたものだったのだ。認めたくないけど、視線の先でぐぽぐぽと彼の指が入ったり出たりしている。ある一点を彼の指が掠めると気持ちが良くて、腰がブルリと震えるし自分の声とは思えないような変な声が洩れそうになって慌てて口を引き結ぶ。

「っ、指抜いてください…」
「あれ、もしかしてちょっと正気に戻っちゃったの?ハハッ、さっすがリリィちゃんだね♡そういう芯が強いところすっごく好きだよ♡」

 ぐちゃぐちゃ♡ぐぽぐぽ♡

「いやぁ…!イッ♡♡」
「軽くまたイッたね♡指キュンキュン締め付けてる♡それで良いんだよ。気持ち良くなって、オレと一緒にもっともっと幸せになろうね♡」

 チュッチュッ♡とバードキスが顔中に降り注ぐ。唇もペロリと舐められてキュッと唇に力を入れるけど、ツンツンとリッキーの舌が侵入しようと攻撃してくる。嫌だ嫌だと首を横に振ったけど、困ったように眉を潜めた彼が

「強情だねぇ」

 と言いながら中に埋められた指をお腹側にグッと曲げて私の感じやすいらしい場所を押されて思わず

「あっ♡」

 と口を開いてしまった。この隙にを逃さずにゅるりとリッキーが侵入してくる。お互いの舌が重なり合うと気持ち良くて、もっと気持ち良くなりたいという醜い本能が首をもたげる。キスをしているとただでさえ熱く火照っていた身体が更に燃え上がっていくような感覚を覚える。

「ンー!ん、ンー!」

 それでも残りわずかになってしまった理性を総動員して必死に首を動かしていると、

「んチュッ♡もー、そこまでいやいや~ってするならしょうがないなぁ~わかったよ。オレが折れてあげる」

 グチュリと音を立てて名残惜しいなぁと言いながらもようやく彼の指が出ていってくれた。
 ……?あれ、なにか、おかしい。
 自分の望み通りになったのに何かが足りなくて、満たされなくて彼がいなくなって空いてしまった隙間がもどかしくて無意識のうちに太ももを擦り合わせてしまう。さっきまで熱くてたまらなかったのにそれを失った途端もっと熱くしてほしい、なんて浅ましいことを考えてしまう己が憎らしい。
 きっと今の自分は欲望にどろどろに濡れた目でリッキーを見ているのだろう。私の視線に気がついた彼は見せつけるようにテラテラと濡れ光っている指を一本いっぽん舐めていく。恍惚とした笑みを浮かべてペロペロと丁寧に舐めていく様はとても官能的で、目が離せない。

「ん、♡んチュッ♡ペロペロ♡♡おいしぃ♡」

 こんなにも美しい男が私の中を無理矢理暴いたその証を口にしているなんて、なんて酷い、なんて酷くて、そして_____興奮するのだろう。
 コプリ、身体の奥から熱い蜜が溢れ落ちた。

「っ♡♡」

 すりすりと太腿をこすり合わせるとくちゃくちゃといやらしい音がする。これはリッキーにかき回されて無理矢理出た愛液のものじゃなくて、自分の醜い欲望が生み出したものでその音が最後の理性を完全に焼き切った。

「あれぇ、なんかこの辺りから変な音するよねぇ?おかしいなぁ~」

 そう言って脚を割り裂かれて、秘部をリッキーの眼前に晒される。

「うわぁ、おまんこすっごく蕩けちゃってるよ♡奥からたくさんエロい汁溢れててテラテラ光ってるよ♡俺触ってなかったのにねぇ、おかしいねぇ」
「ん、やぁ♡い、わないでぇ♡」
「リリィちゃんの綺麗なピンクのおまんこがトプトプ溢れてくるお汁でコーティングされてもっと綺麗になってるよ♡あ~もう無理、ジュルジュル♡ンン、ジュルジュル♡」

 私のあそこにリッキーの唇が吸い付いて、聴くに耐えない音を立てながら舌を中に差し込まれる。愛液を吸い取られるのが気持ち良くて堪らない。背中を思いっきり反らして駆け上がる快感を受け止める。上に体がずれていきそうになるけれど腰をがっしりと掴まれているせいで直ぐに元の位置に戻される。

「ねぇ、知ってた?リリィちゃんのとろとろねっとりしてるお汁はすんごく美味しいんだよ♡
 ン、ジュルジュル♡
 飲んでも飲んでもリリィちゃんのおまんこ、ひくひく動いて奥の方からたぁくさん溢れてくるんだ」

 くぱぁと左右に開かれてそこの奥を見られる。恥ずかしくて、恥ずかしすぎて、でもそれが気持ち良くて涙が溢れてくる。

 ジュルジュゾゾッ♡ジュルッ♡ジュルル♡

「っぁあ♡イク、イク♡イクぅっっ♡♡」

 快感に酔って行き場をなくした脚は気がつけばリッキーの腰に巻きついていた。

 ジュッ♡ジュッ♡ジュルリ♡

「っはぁ♡はぁ♡ジュルッ♡っ、美味しかったぁ♡
 ねぇ、ほんっとリリィちゃんてばオレをどうしたいの?脚でギュってオレのこと抱きしめちゃってさぁ~そんなことされたらもう我慢できないんだけど。ちんぽももうガッチガチに勃起しちゃった♡いいよね?もう、リリィちゃんの中に俺の入れちゃうからね♡」
「やらぁ♡だめなの…!」

 いつの間にか黒のズボンと脱ぎ捨ていたらしく、ボクサーパンツ1枚姿のリッキーの目はそれはもうギラッギラに輝いている。

「ほら見て、オレのすっごく大きくなっちゃって痛いくらいなんだよ♡うわっ、パンツも我慢汁でベチャベチャになっちゃってる~リリィちゃんがきもちぃきもちぃ♡ってヨガっるの見てたらこんなんなっちゃった♡」

 スルリとパンツを脱ぎ捨てたそこにはそれはそれは立派なモノが現れた。比較対象がないからわからないけど、これ本当に入るの?ってくらい太くて大きくて、一段と太くなってる先端からは透明な液体がぷっくり滲んでいる。

「ひっ、むりぃ…そんな大きいのむりぃ…」
「確かにいつもよりおっきくなっちゃてるかも♡大丈夫♡ちゃあんと女の子は受け入れられるようにできてるんだよ♡
 それに見て、リリィちゃんのおまんこオレのちんぽみてヒクヒクしてるよ♡早く食べさせて~っておねだりしてる♡」

 右手で自分のものを扱いて見せつけてきて、左手で私のあそこの入り口を弄られる。あれがここに入るんだって嫌でも意識させられてしまう。
 グチュグチュ♡クチュクチュ♡やらしい水音で耳も犯されている。

「そんなっ♡してない…!やらぁ♡」
「強情だなぁ~想像してみて、狭くてグズグズに蕩けちゃったおまんこを熱いのが押し広げていって、このぶっといカリがリリィちゃんが指で何回もイッちゃったきもちぃところをグリ♡グリ♡って擦ったらどうなっちゃうんだろうね~それはもう天国にイッちゃうくらい気持ちいいだろうね♡」
「やらぁ♡いやなのっ♡」

 口では嫌だと言いながらも想像してしまう。もしそんなことされたら、気持ち良すぎておかしくなっちゃうに違いない。快楽に従順に躾けられた身体が疼いて仕方がない。頭は熱に浮かされてふわふわしてるし、下腹のところがキュンッ♡ってして早く気持ち良くなりたいのだ。経験はないのに自分の体が何を求めているのかは本能でわかっているようで、渇望してやまない。

「あ~無理、想像するだけでイッちゃいそう♡1発目は奥で出すって決めてるんだ♡だからもう入れちゃう、よ」

 グプリ♡

「ぁぁ♡♡」

 尋常ではない圧迫感と熱量が私の中を押し入ってくる。一気に奥まで埋められて、彼の陰毛が当たっている。それでも待ちわびていたものを歓迎するかのように私の膣は嬉しそうにギュッギュッ♡と絡みついているのだからやってられない。

「熱烈な、歓迎だねぇ♡その様子だと痛くないみたいだね♡ちゃんとお薬効いてるみたいでよかった♡」

 グリグリ♡と奥に擦り付けるように腰を動かされるとお腹の奥からじんわりと快感が滲み出てきて、たまらなく気持ちがいい。もう気持ちがいいってことしか考えられない。

「ここ何だかわかる?」

 耳元でそっと囁かれてグッ♡グッ♡と奥を優しく刺激される。

「ぁあ♡っは♡し、らないっ♡」
「子宮だよ♡ここにオレのザーメンびゅっ♡びゅっ♡ってしたら赤ちゃん、できるんだ♡」
「あか、ちゃん…」

 お腹の上からもトントンと手でタップされると思わずギュゥっ♡って中のものを締め付けてしまう。リッキーの形が、ビクビク♡と脈打つ様子が伝わってくるようで頭が真っ白になる。

「そうだよ~家族はいっぱいいたほうがいいでしょ?リリィちゃんも子供はたくさんほしいって会社の同期と話してたじゃない♡
 君はご両親を亡くしてからは1人ぼっちだったもんねぇ。可哀想に…でも、これからはオレがいるから寂しくないよ♡」

 ギュッと逞しい腕に抱きしめられてすっぽりと覆われてしまう。ドキドキと早鐘を打つ音が聞こえて、それが心地良くて安心する。
 寂しかった。高校生の時に両親が交通事故で天国に旅立ってからは1人で暮らしていたから、学業やら仕事やら忙しくてあまり考える暇もなかったけど寂しくてたまらなかった。堰を切ったように寂しさが込み上げて、リッキーの胸に縋り付く。

「か、ぞく。ほし、欲しいの…家族ほしい…!もう1人は、いやぁ」
「よしよし♡オレが旦那さんになるよ♡結婚して幸せになろうよ」
「ぅ、ぅん」

 そっか、結婚すれば良いのか。そうすればもう1人じゃないから。

「じゃあさ、リリィちゃんからキスして♡そしたらコレ動かしてあげるよ♡」

 コツン♡と奥を突かれる。甘い快感が広がって、でもすぐに消えてしまって苦しい。もっとぐちゃぐちゃにして欲しいのにこんなんじゃ足りない。
 言われた通りにキスしようとしても手を縛られたままで思うように出来ない。

「うぅ、できないよぉ…ねぇ、手のやつ外してよぉ…じゃないと、ちゅーできないの♡」
「そうだね、もうこれ必要ないもんね」

 両手を拘束していたテープは私がどんなに暴れても外れなかったというのにあっさり彼に引きちぎられた。彼の些細な動きが中にも伝わってきて、擦られて気持ちがいい。

「はいどーぞ♡」

 ん、と芸術品かと思う顔を差し出される。遠慮がちに自由になった手を彼の頬に当てて、それからそっと唇を重ねた。
 恥ずかしくてすぐに顔を離して視線をずらす。リッキーなら何かいうのかと思ったけど無言のままで、一体どうしたのだろうと恐る恐る顔を上げると頬だけではなく耳まで真っ赤にした美丈夫がいた。

「やっっっば。可愛すぎる♡ねぇ、もう君のおまんこも完全にオレのに慣れたよね。もうオレの太腿までビッチャビチャになってるし♡約束通り動いてあげる♡」

 パンっ♡パン♡パンっ♡♡
 グチュグチュ♡じゅぼじゅぼ♡♡♡

「ひぃ♡っぁ♡♡んぁぁン♡♡♡」

 さっきまでの押し上げる動きとまったく違う。入り口ギリギリまで抜いた後、奥まで一気に叩きこまれる。開発されたばかりの感じるところを全部刺激されて、ビクビクッ♡と身体が跳ねて止まらない。

「はぁ♡ずっと、イキッぱなしになってる♡そんなに締め付け、たら、動き辛い、んだけどっ♡」

 パンッ♡パンッ♡パチュッ♡♡ぐぴゅ♡♡♡

 そんなことを言いながらもガンガン突かれて、またイッてしまう。

「リリィちゃんのふわとろまんこさいっこう♡♡ずっとこうしてパンパン♡してたぁい♡
 さっきまで処女だった、のにハァ♡こんなに、感じちゃってッ♡この淫乱ビッチ♡♡♡」
「っぁ♡♡♡ひぅっ♡♡」
「お嫁さんまんこ、を躾けるのもッ♡旦那様のしご、とだよねッハ♡」
「っ♡♡♡」
「ねぇ、私の淫乱ぐちょ濡れおまんこは旦那様専用ですって言って♡」
「ぁん♡やらぁ♡、はずか、しぃ♡」
「だーめ♡ほら言って♡」

 パンッ♡と、更に強く突き入れられる。

「言ってくれたらオレのザーメン、たっぷり子宮に注いであげる♡♡言わないならずっとリリィちゃんが気絶してもイカせて続けて、終わらないよ♡ぅっ♡♡オレはそれでもいいけど、ね♡♡♡」

 こねこね♡っとクリトリスも摘まれて、また深い絶頂が来た。一瞬意識が飛ぶけど、また奥をゴリっ♡と押し込まれて現実に引き戻される。これがずっと続いたら絶対、壊れちゃう♡♡

「ぃう♡、いっ、かい♡止まってぇ♡♡」

 こんなにガンガン突かれていたら喘ぐことしかできない。
 止まってはくれないけど、少し動きを緩めてくれた。大きく息を吸って、小さく口を開く。

「…、わたしの、おまんこはっ♡ッヒィ♡♡」
「違うでしょ♡ちゃんと言わなきゃ許さないよ♡」

 グリっと今までで一番強くクリトリスが摘まれて、痛い。痛いのに気持ちい♡♡
 冷たい目で見下されてる♡いやぁ♡そんな目で見ないでぇ♡♡

「あ、わたしの、い、淫乱ぐちょ濡れおまんこはぁっ♡♡旦那様専用ですぅ♡♡♡」

 言っちゃった♡下品で酷いこと、宣言しちゃった♡♡♡

「うん♡よく言えました♡♡じゃあたぁっぷり注いであげるから一滴も残らず子宮でごくごくするんだよ♡」

 パンッ♡パンッ♡パンパンパン♡♡
 グチュグチュ♡グチョグチョ♡

「ンンっ♡♡ぁぁぁぁあ♡♡♡っイク♡イク♡イッちゃうぅ♡♡」
「イッて♡ちんぽで処女まんこポルチオゴリッゴリ潰されてイッちゃえ♡♡ぁっ♡ちんぽにまんこしがみついてくるぅっ♡♡♡きもっちい♡♡オレもイクっ♡♡孕めっ♡孕めっ♡旦那ちんぽに種付けされて♡お母さんになっちゃえ♡♡♡ぁっ、締まる♡♡でる♡射精るよっ♡♡♡射精るっ♡♡♡」

 パンッ♡♡♡♡
 ビクビクビク♡♡♡♡

「イッッ♡♡ぁぁぁっ♡♡♡♡」

 ビュルルルッ♡ビュクッ♡ビュクッ♡♡

「っくぁ♡♡♡」

 熱いものがお腹の中を満たしていく。リッキーが上から覆いかぶさってきて、最後の一滴まで絞り出すようにおまんこの中でビクンビクンしている。敏感になっている膣肉はそれだけで感じて、またイッてしまう。いつまで経っても絶頂から降りて来れなくて何も考えられない。快感だけを貪る淫靡な畜生にでもなったようだ。


 長い射精が終わって、奥に若干勢いは衰えたもののまだまだ、硬くて熱くて大きいもので子宮にぴったり蓋をしている。

「ン、チュ♡くちゅ♡くちゅ♡♡」

 甘えたようにキスされて、頭の中が幸せで溢れている。身体はまだ熱くて、もっともっと気持ち良くなりたいって言ってるのに身体は鉛のように重くて目蓋も開けているだけで億劫になってきた。

「チュ♡眠いのかな?寝てもいいよ。初めてなのに無理させちゃってごめんね…ゆっくりおやすみ」

 優しく頭を撫でられて、身体をぎゅうっと抱きしめられる。青い瞳が柔らかく揺らめいていて、安心する。目を瞑るととくんとくん、と私とリッキーの鼓動が重なって一つになって、それから何も聞こえなくなった。






「寝た、かな?ふふ、可愛い寝顔だねぇ♡」

 薬の力を借りたと言ってもかなり彼女の身体に負担をかけてしまった。それでも計画通り、リリィちゃんの身体も心も堕とすことができて大満足だ。

「よっと」

 グチュリ♡

 名残惜しいけどリリィちゃんのおまんこからオレのを引き抜く。赤く充血してしまったそこからオレの精液と彼女の愛液が混ざったいやらしい白くてどろっとしたものが溢れてきて、またちんぽが硬くなった。

「これはもう一回出さないと無理そうだなぁ~今度はお腹の上に出しちゃおっと」

 彼女がすやすやと眠っている顔を見ながらグチョグチョとちんぽを扱く。快楽に蕩けて喘ぐリリィちゃんを思い出したらすぐにイッてしまった。
 白いお腹の上に吐き出された欲望を指で塗り広げながら、彼女の子宮を泳ぎ回って愛しの唯一を探しているであろう無数の欲の分身を想う。

「早く赤ちゃんできるといいねぇ」

 ようやく見つけた花をやっと手に入れることができた。枯れないように、誰かに摘み取られないようにオレが永遠に守って大事にしてあげる。君が笑っていられるように幸せにしてあげるよ。
 君が望むなら何だってするし、ずっとそばにいる。寂しがり屋さんで愛情に飢えてる君だから、めいいっぱい甘やかしてあげるよ。その上子供までいたらオレのそばを離れようなんて思わないよね?

 さて、身体綺麗にしたら準備しないとね♡
 リリィちゃんの大事なものとか集めて運ばないといけないし…結構やることあるねぇ。
 でも早くオレたちの愛の巣に連れて行ってあげたいしなぁ~リリィちゃん喜んでくれるといいなぁ♡




 手折られた花を狂おしげに見つめる美しい獣の正体を月だけは知っている。
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