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二部1章 ラビニット
激戦、死の森 7
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一昼夜を掛ける、リバクゼル王。
死の森も何のそのと突入して、黒い壁を目にした。
「どうっ!何だこれは・・・」
森が深くて気付かなかったが、壁だったのか?それでは、此処が盗賊の砦7日!
此れは不用意に攻められないぞ!スデゥーデンと合流しないと、無理だ!
直ぐにスデゥーデン伯爵を探すが、兵が居た形跡もない。
リバクゼル王は、自軍の兵を待つしかなかった。
半時を過ぎた頃に、遅れた兵士達が現れた。
騎馬も数人が現れたので、リバクゼル王は直ぐに指示をした。
「スデゥーデンの部隊が見えないから、何処に居るのかを探せ。」
「はっ!」
左右に別れて探しに出た。
地形の情報を集める事に、リバクゼル王は勤めた。
もし砦だとして、覗き穴らしき物は見えない。
守りでも数千の兵がいる。
盗賊の集団でも、多くても百人、平均だと10人が妥当だ。
弓矢で守っていても、数の上では防ぎ様はない。
「入り口を見つけて、丸太で開けるか。」
その入り口も、見つけなくては。
「この砦の入り口を見つけよ。」
「はっ!」
犬(奴隷)が、放たれた。
幕舎も建てられ、リバクゼル王は休みを入れる。
飲み物を口に入れて、一息入れた。
「良く見たら、良く出来た壁だ。」
壁から森の端まで約250フィリン(約1キロメートル)ぐらいあり、草が無い平らな土だ。高い壁も守りは適している。
城の城壁よりも高いし、端までは分からないが町は有に入るだろう。
「此処を新たな首都にして、3国を攻めるか。わはっはははは!」
何時しか、リバクゼル王はのんびりと酒を飲んでいた。
兵士達が集まり、軍の再編を行い壁に向かう陣を敷いた。その指揮をしたのが、リッキー男爵だ。
リッキー男爵は王の幕舎に入った。
「リバクゼル陛下、リッキー・フォルデ男爵です。」
「リッキーか、入れ!」
酒の匂いが鼻腔に入りながら、奥に進む。
「軍の再編が終わりました。」
「ご苦労、飲め。」
リバクゼル王が、リッキー男爵に盃を渡した。
「有り難く。」
それを、一息で飲み干す。
「はー。美味しゅうございますな。」
「ははははっ!」
「少しお休みになられてますか?」
「そんな事よりも、スデゥーデンの姿は?」
「捜索の馬はまだ帰っておりません。」
その言葉に、リバクゼル王の眉が動いた。
「この壁は良いな。」
「ええ、見た事がない高さですな。」
「次の首都に、もってこいだと思わないか?」
リッキー男爵の頬が高揚する。
「此処を足掛かりに、平定ですか!」
「ま、中を見てからな。」
「なるほど、ならば伯爵を待たずに攻めましょう。」
「入り口か!」
「多分、らしき場所は発見したそうです。」
「攻めよ!」
「はっ!」
リッキー男爵は、もう1杯空けてから幕舎を出た。
龍の宝と新たな首都の占拠。
2つの大きな功績が、目の前に在るのだ。男としても、身震いする。
「全軍に入り口を開けさすのだ!」
「はっ!」
「宝を王に!行け!」
太鼓が鳴り響いた。
死の森も何のそのと突入して、黒い壁を目にした。
「どうっ!何だこれは・・・」
森が深くて気付かなかったが、壁だったのか?それでは、此処が盗賊の砦7日!
此れは不用意に攻められないぞ!スデゥーデンと合流しないと、無理だ!
直ぐにスデゥーデン伯爵を探すが、兵が居た形跡もない。
リバクゼル王は、自軍の兵を待つしかなかった。
半時を過ぎた頃に、遅れた兵士達が現れた。
騎馬も数人が現れたので、リバクゼル王は直ぐに指示をした。
「スデゥーデンの部隊が見えないから、何処に居るのかを探せ。」
「はっ!」
左右に別れて探しに出た。
地形の情報を集める事に、リバクゼル王は勤めた。
もし砦だとして、覗き穴らしき物は見えない。
守りでも数千の兵がいる。
盗賊の集団でも、多くても百人、平均だと10人が妥当だ。
弓矢で守っていても、数の上では防ぎ様はない。
「入り口を見つけて、丸太で開けるか。」
その入り口も、見つけなくては。
「この砦の入り口を見つけよ。」
「はっ!」
犬(奴隷)が、放たれた。
幕舎も建てられ、リバクゼル王は休みを入れる。
飲み物を口に入れて、一息入れた。
「良く見たら、良く出来た壁だ。」
壁から森の端まで約250フィリン(約1キロメートル)ぐらいあり、草が無い平らな土だ。高い壁も守りは適している。
城の城壁よりも高いし、端までは分からないが町は有に入るだろう。
「此処を新たな首都にして、3国を攻めるか。わはっはははは!」
何時しか、リバクゼル王はのんびりと酒を飲んでいた。
兵士達が集まり、軍の再編を行い壁に向かう陣を敷いた。その指揮をしたのが、リッキー男爵だ。
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「リバクゼル陛下、リッキー・フォルデ男爵です。」
「リッキーか、入れ!」
酒の匂いが鼻腔に入りながら、奥に進む。
「軍の再編が終わりました。」
「ご苦労、飲め。」
リバクゼル王が、リッキー男爵に盃を渡した。
「有り難く。」
それを、一息で飲み干す。
「はー。美味しゅうございますな。」
「ははははっ!」
「少しお休みになられてますか?」
「そんな事よりも、スデゥーデンの姿は?」
「捜索の馬はまだ帰っておりません。」
その言葉に、リバクゼル王の眉が動いた。
「この壁は良いな。」
「ええ、見た事がない高さですな。」
「次の首都に、もってこいだと思わないか?」
リッキー男爵の頬が高揚する。
「此処を足掛かりに、平定ですか!」
「ま、中を見てからな。」
「なるほど、ならば伯爵を待たずに攻めましょう。」
「入り口か!」
「多分、らしき場所は発見したそうです。」
「攻めよ!」
「はっ!」
リッキー男爵は、もう1杯空けてから幕舎を出た。
龍の宝と新たな首都の占拠。
2つの大きな功績が、目の前に在るのだ。男としても、身震いする。
「全軍に入り口を開けさすのだ!」
「はっ!」
「宝を王に!行け!」
太鼓が鳴り響いた。
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