328 / 505
第10章 アルテウル
魔国と繋ぐよ 8
しおりを挟む
篤郎の恥は、頂点と達していた。
ダクネトによる、公開処刑をしていたのだが、本人が調子に乗っていた。
こんな事が数分続いたのである。
キューレ王の「一休みしましょう。」の言葉に何万の人が救われたか、誰も知らない。
「主様、報告したい事が。」
「なに?」
「は、はい。」
ゼンタは篤郎の耳に伝えた事は、数分前に魔国が連合に反撃を開始して3つの国を制圧した事をだ。
「なにしてんの!」
「ルナ様達の暴走かと。」
「この事は?」
「私と主様以外は知りません。」
「何を使った?」
篤郎の顔は汗で一杯だ。本当に聞くのが怖い。
「アイ様とレディ様から空軍が挟撃、地上部隊の投下で各都市けら村まで占拠したそうです。」
「うわー。」
「空軍だけで一万を出撃。陸軍は、歩兵が70万に戦車が五万、車両10万台。ルナ様の権限でC装備をしてます。」
「うぉーい、マジか?何でそんな事を?」
ゼンタはチラリとダクネトを見てから、
「先程のダクネトの行為です。」
「えっ。」
「ルナ様達が暴走してるようです。」
「へっ?何でそんな事を・・・・」
この時には、篤郎は油断をしていた。この場で反応出来たのは、レオンだけであった。
レオンは、何かを感じてその場から、いや部屋から逃げた。
その瞬間に、床に何かが転がると光と音で、何もかも見えなくなり聞こえなくなった。
平行感覚にも影響が出ている為に、歩く事が困難になった。
いや、立てる人が居ない。篤郎を除いて、誰もが踞っているのだ。
篤郎は、分からないが臨戦体勢でいた。
耳がキーンと鳴り響いて、目は光の影響か開く事が出来ない。音と光により、自分の位置も把握が出来ない。
1分弱の時間が、何が起こったのかわからなかった。
キーンの音が小さくなると、カシャシャシャシャシャと言う音が物凄い数の音がしていた。
篤郎は薄目を開くと、物凄い光が襲ってきた。
「何が、敵か?ゼンタ、敵の把握を!ダクネトを守れ。」
しかし、ゼンタからの応対は無く、数秒の間を与えていた。
もちろん、篤郎の覚醒の方が早く、光にも慣れて周りを把握しだしたのだ。
そして、落胆した。
入れ替わり立ち替わりしながらの、篤郎の撮影会をルナ姉妹がしているからだ。
目線さえも求められず、ただ被写体として篤郎を撮っているのだ。その姿に、誰もが硬直していた。
行動の停止や思考さえも、三姉妹の行動に囚われたのは、異常すぎる行動にドン引きしていたのだ。
篤郎の周りをいや、篤郎を中心にして320度をカメラで撮っていたのだ。
もちろん、カメラて物を知らないキューレの方達には不思議な事をしてると写っただろう。
ただ、キューレ王と兵達は分かっていない。
魔国が、軍を挙げて占領しに来たことに。
ダクネトによる、公開処刑をしていたのだが、本人が調子に乗っていた。
こんな事が数分続いたのである。
キューレ王の「一休みしましょう。」の言葉に何万の人が救われたか、誰も知らない。
「主様、報告したい事が。」
「なに?」
「は、はい。」
ゼンタは篤郎の耳に伝えた事は、数分前に魔国が連合に反撃を開始して3つの国を制圧した事をだ。
「なにしてんの!」
「ルナ様達の暴走かと。」
「この事は?」
「私と主様以外は知りません。」
「何を使った?」
篤郎の顔は汗で一杯だ。本当に聞くのが怖い。
「アイ様とレディ様から空軍が挟撃、地上部隊の投下で各都市けら村まで占拠したそうです。」
「うわー。」
「空軍だけで一万を出撃。陸軍は、歩兵が70万に戦車が五万、車両10万台。ルナ様の権限でC装備をしてます。」
「うぉーい、マジか?何でそんな事を?」
ゼンタはチラリとダクネトを見てから、
「先程のダクネトの行為です。」
「えっ。」
「ルナ様達が暴走してるようです。」
「へっ?何でそんな事を・・・・」
この時には、篤郎は油断をしていた。この場で反応出来たのは、レオンだけであった。
レオンは、何かを感じてその場から、いや部屋から逃げた。
その瞬間に、床に何かが転がると光と音で、何もかも見えなくなり聞こえなくなった。
平行感覚にも影響が出ている為に、歩く事が困難になった。
いや、立てる人が居ない。篤郎を除いて、誰もが踞っているのだ。
篤郎は、分からないが臨戦体勢でいた。
耳がキーンと鳴り響いて、目は光の影響か開く事が出来ない。音と光により、自分の位置も把握が出来ない。
1分弱の時間が、何が起こったのかわからなかった。
キーンの音が小さくなると、カシャシャシャシャシャと言う音が物凄い数の音がしていた。
篤郎は薄目を開くと、物凄い光が襲ってきた。
「何が、敵か?ゼンタ、敵の把握を!ダクネトを守れ。」
しかし、ゼンタからの応対は無く、数秒の間を与えていた。
もちろん、篤郎の覚醒の方が早く、光にも慣れて周りを把握しだしたのだ。
そして、落胆した。
入れ替わり立ち替わりしながらの、篤郎の撮影会をルナ姉妹がしているからだ。
目線さえも求められず、ただ被写体として篤郎を撮っているのだ。その姿に、誰もが硬直していた。
行動の停止や思考さえも、三姉妹の行動に囚われたのは、異常すぎる行動にドン引きしていたのだ。
篤郎の周りをいや、篤郎を中心にして320度をカメラで撮っていたのだ。
もちろん、カメラて物を知らないキューレの方達には不思議な事をしてると写っただろう。
ただ、キューレ王と兵達は分かっていない。
魔国が、軍を挙げて占領しに来たことに。
0
お気に入りに追加
120
あなたにおすすめの小説
記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。
せいめ
恋愛
メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。
頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。
ご都合主義です。誤字脱字お許しください。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
断罪されているのは私の妻なんですが?
すずまる
恋愛
仕事の都合もあり王家のパーティーに遅れて会場入りすると何やら第一王子殿下が群衆の中の1人を指差し叫んでいた。
「貴様の様に地味なくせに身分とプライドだけは高い女は王太子である俺の婚約者に相応しくない!俺にはこのジャスミンの様に可憐で美しい女性こそが似合うのだ!しかも貴様はジャスミンの美貌に嫉妬して彼女を虐めていたと聞いている!貴様との婚約などこの場で破棄してくれるわ!」
ん?第一王子殿下に婚約者なんていたか?
そう思い指さされていた女性を見ると⋯⋯?
*-=-*-=-*-=-*-=-*
本編は1話完結です(꒪ㅂ꒪)
…が、設定ゆるゆる過ぎたと反省したのでちょっと色付けを鋭意執筆中(; ̄∀ ̄)スミマセン
三年目の離縁、「白い結婚」を申し立てます! 幼な妻のたった一度の反撃
紫月 由良
恋愛
【書籍化】5月30日発行されました。イラストは天城望先生です。
【本編】十三歳で政略のために婚姻を結んだエミリアは、夫に顧みられない日々を過ごす。夫の好みは肉感的で色香漂う大人の女性。子供のエミリアはお呼びではなかった。ある日、参加した夜会で、夫が愛人に対して、妻を襲わせた上でそれを浮気とし家から追い出すと、楽しそうに言ってるのを聞いてしまう。エミリアは孤児院への慰問や教会への寄付で培った人脈を味方に、婚姻無効を申し立て、夫の非を詳らかにする。従順(見かけだけ)妻の、夫への最初で最後の反撃に出る。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
妹と旦那様に子供ができたので、離縁して隣国に嫁ぎます
冬月光輝
恋愛
私がベルモンド公爵家に嫁いで3年の間、夫婦に子供は出来ませんでした。
そんな中、夫のファルマンは裏切り行為を働きます。
しかも相手は妹のレナ。
最初は夫を叱っていた義両親でしたが、レナに子供が出来たと知ると私を責めだしました。
夫も婚約中から私からの愛は感じていないと口にしており、あの頃に婚約破棄していればと謝罪すらしません。
最後には、二人と子供の幸せを害する権利はないと言われて離縁させられてしまいます。
それからまもなくして、隣国の王子であるレオン殿下が我が家に現れました。
「約束どおり、私の妻になってもらうぞ」
確かにそんな約束をした覚えがあるような気がしますが、殿下はまだ5歳だったような……。
言われるがままに、隣国へ向かった私。
その頃になって、子供が出来ない理由は元旦那にあることが発覚して――。
ベルモンド公爵家ではひと悶着起こりそうらしいのですが、もう私には関係ありません。
※ざまぁパートは第16話〜です
夫から国外追放を言い渡されました
杉本凪咲
恋愛
夫は冷淡に私を国外追放に処した。
どうやら、私が使用人をいじめたことが原因らしい。
抵抗虚しく兵士によって連れていかれてしまう私。
そんな私に、被害者である使用人は笑いかけていた……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる