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第9章 ミネルシルバ
懲りない女神
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「どうなってる?ああぁぁ。」
「ひ、ひいぃ!済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません。」
残ったのがグルタンだけだったのと、簡単に見つかった事で、現状になっている。
グルタンは土下座マシーン化して、篤郎の怒りを解こうとしている。無駄かも知れないが、万分の望みを掛けて謝るしかない、のかもしれない。
「謝る前に見ろ?あっ。」
「済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません。」
怒りの源が何なのかは理解してる。いや、時間を超越した夢空間に連れて来られてるのだ。何時間怒られて、何千回と頭を叩かれているのだ。答えなどは、直ぐに解る。
「見ろって言ってるだろが、あっ。」
「済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません。」
土下座謝りは、腹筋と腕の力がいるが謝るには最高の技だ。篤郎の『あ』攻撃に対して、鉄壁の防御になっているのだ。
ただし、途中で篤郎の言葉通りにしたら、ENDになる。
謝り通すしか道が無いのだ。
最悪な事は、仲間の神達はもう起きているのに、寝た振りをしている事だ。関わらない様に死んでる振りをしながら、この会話を聞いている。絶望のスパイラルでも、確りと謝っている。
そう、そんな時に最悪な事態は来るのだ。恐れていた最悪・・・・
「うっ?痛い。何で大神たる私に痛みが?」
「済みません済みません済みません済みません済みません。」
「誰か起きたか?あっ。」
「済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません。」
「何で痛いのかな?うーん。」
「済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません。」
「何か言葉を消して無いか、あっ。」
「確か人間がー。あー!」
「ずみばぜーん!」
篤郎の意識をグルタンが引き付けていたのに、ミネルシルバ自身がばらしてしまった。
「醜男!あんたね!私の顔を良くも殴ったわね!」
「醜男?上等だよ小娘が!」
「ほほほほほ。神を小娘扱いですか?」
「それとも、底なしのダメ神と言い直すかい、小娘。」
「神に向かって。小娘と何度も言いやがって!」
「み、ミネルシルバ様!」
グルタンは完全な「済みません」マシーンになていた為、ガルテアがミネルシルバに訳を話そうとして起き上がったのだが、
「醜い醜男に、軽々しく言われたくないよ!覚悟は良いかい!」
「馬鹿娘は何百年経っても変わらないね。お仕置きしなくちゃね。」
「久しぶりに神の身技を与えてやります。」
ミネルシルバは構えた。
自らの災いが来たのだ。因果応報とはある。悪い事をした事は報いを必ず受けると云うものだ。此れは生物全般が受ける事では無い。全てのモノが受けるモノになる。
「天罰!」
拳を篤郎に向けたが、軽く受けられる。
「なに!」
「天罰?あたしに天罰を?」
「あっ、ヤバい!」
汗を流すミネルシルバとガルテアに対し、篤郎はニヤリとして、
「あたしからの天罰返し!」
「あびらぼばぁ?!」
ビンタがミネルシルバの右頬に飛んだ。
逃げられない右拳だけ残して回転している。
「面倒な神だね。あんたらも寝た振りしてるんじゃないよ!」
駄神6人は一列に正座して並んで、ミネルシルバだけは目を回していた。篤郎はグルタンに詰め寄ると、
「で、この胸はなに?あっ。」
「済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません。」
グルタンは土下座マシーンに戻った。
篤郎は次にガルテアの前に来ると、
「あれは答え無いから聞くけど、この胸は?おっ。」
「解りません!はっばあ?!」
鼻っ柱に蹴りを入れられて、転げ回る。
「つぎー。」
「あばばばば、ば!」
と怖がる駄神達に救世主(?)が復活したのだ!
「おかしい。大神の私にダメージを与える存在は居ないはずなのに。」
ミネルシルバは考えながら立ち上がった。そして、
「あなた、何者!」
と、篤郎に指を差しながらどや顔で聞いたのだが、篤郎は直ぐ側にいて、
「あっ?」
の一言に、
「ひいぃぃ!」
とミネルシルバは叫んでしまった。
だが、篤郎は、
「この胸はなに?あっ。」
「し、知らないわよ!」
「知らない?神が知らない?」
「うっ!」
痛い所を突かれて、少し及び腰になったが、
「てか、知らない場所に連れて来られたのは私ですけど!」
「あー?グルタン、此処は何処よ?」
「済みません篤郎様の夢の中です済みません。」
「だって。」
「ゆ、夢ならあなたの責任じゃないの!」
「あっ?好き好んで大きい胸を着けたいのが?あ?」
「「「ヒイィィィィィィ!」」」
篤郎の怒気が膨らむ。6神は神に祈りを捧げていた。
「グルタン、この姿は?」
「済みません済みませんミネルシルバ様の意識が大きく出ました済みません済みません済みません済みません」
「あ、私?」
ミネルシルバは少し考えて話し出した。
「えーと、大神になって、誰かに頭を叩かれてから記憶があやふやなのよねー。うーん、気が着いた時に、知り合いの人に助けを求めてー?んー。あんた、神?」
「あっ?人だよ。」
「あれー?おかしいな。かみー、かみー?あっ!そうそう、リザイデントの気を・・・・・」
ミネルシルバの頬に一筋の汗が流れた。
「気が、どうした?」
「ひゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ミネルシルバはガルテア達の顔を見ると、6神は揃って頷いた。
「で?」
「わたひ、私は知りませんー。」
「で?」
「私は知りませんー。知りませんよー。リザイデント様の姿を考えていたなんて、知りませんよー。」
合掌。
篤郎はミネルシルバのこめかみに拳を当てると、グリグリとコネクリ回した。
「痛い!痛い!痛いー!ごめんなさい、リザイデント様、痛いー!」
「名前を知っとんのかー!この小娘がー!」
「ごめん痛いー!」
「ひ、ひいぃ!済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません。」
残ったのがグルタンだけだったのと、簡単に見つかった事で、現状になっている。
グルタンは土下座マシーン化して、篤郎の怒りを解こうとしている。無駄かも知れないが、万分の望みを掛けて謝るしかない、のかもしれない。
「謝る前に見ろ?あっ。」
「済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません。」
怒りの源が何なのかは理解してる。いや、時間を超越した夢空間に連れて来られてるのだ。何時間怒られて、何千回と頭を叩かれているのだ。答えなどは、直ぐに解る。
「見ろって言ってるだろが、あっ。」
「済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません。」
土下座謝りは、腹筋と腕の力がいるが謝るには最高の技だ。篤郎の『あ』攻撃に対して、鉄壁の防御になっているのだ。
ただし、途中で篤郎の言葉通りにしたら、ENDになる。
謝り通すしか道が無いのだ。
最悪な事は、仲間の神達はもう起きているのに、寝た振りをしている事だ。関わらない様に死んでる振りをしながら、この会話を聞いている。絶望のスパイラルでも、確りと謝っている。
そう、そんな時に最悪な事態は来るのだ。恐れていた最悪・・・・
「うっ?痛い。何で大神たる私に痛みが?」
「済みません済みません済みません済みません済みません。」
「誰か起きたか?あっ。」
「済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません。」
「何で痛いのかな?うーん。」
「済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません。」
「何か言葉を消して無いか、あっ。」
「確か人間がー。あー!」
「ずみばぜーん!」
篤郎の意識をグルタンが引き付けていたのに、ミネルシルバ自身がばらしてしまった。
「醜男!あんたね!私の顔を良くも殴ったわね!」
「醜男?上等だよ小娘が!」
「ほほほほほ。神を小娘扱いですか?」
「それとも、底なしのダメ神と言い直すかい、小娘。」
「神に向かって。小娘と何度も言いやがって!」
「み、ミネルシルバ様!」
グルタンは完全な「済みません」マシーンになていた為、ガルテアがミネルシルバに訳を話そうとして起き上がったのだが、
「醜い醜男に、軽々しく言われたくないよ!覚悟は良いかい!」
「馬鹿娘は何百年経っても変わらないね。お仕置きしなくちゃね。」
「久しぶりに神の身技を与えてやります。」
ミネルシルバは構えた。
自らの災いが来たのだ。因果応報とはある。悪い事をした事は報いを必ず受けると云うものだ。此れは生物全般が受ける事では無い。全てのモノが受けるモノになる。
「天罰!」
拳を篤郎に向けたが、軽く受けられる。
「なに!」
「天罰?あたしに天罰を?」
「あっ、ヤバい!」
汗を流すミネルシルバとガルテアに対し、篤郎はニヤリとして、
「あたしからの天罰返し!」
「あびらぼばぁ?!」
ビンタがミネルシルバの右頬に飛んだ。
逃げられない右拳だけ残して回転している。
「面倒な神だね。あんたらも寝た振りしてるんじゃないよ!」
駄神6人は一列に正座して並んで、ミネルシルバだけは目を回していた。篤郎はグルタンに詰め寄ると、
「で、この胸はなに?あっ。」
「済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません済みません。」
グルタンは土下座マシーンに戻った。
篤郎は次にガルテアの前に来ると、
「あれは答え無いから聞くけど、この胸は?おっ。」
「解りません!はっばあ?!」
鼻っ柱に蹴りを入れられて、転げ回る。
「つぎー。」
「あばばばば、ば!」
と怖がる駄神達に救世主(?)が復活したのだ!
「おかしい。大神の私にダメージを与える存在は居ないはずなのに。」
ミネルシルバは考えながら立ち上がった。そして、
「あなた、何者!」
と、篤郎に指を差しながらどや顔で聞いたのだが、篤郎は直ぐ側にいて、
「あっ?」
の一言に、
「ひいぃぃ!」
とミネルシルバは叫んでしまった。
だが、篤郎は、
「この胸はなに?あっ。」
「し、知らないわよ!」
「知らない?神が知らない?」
「うっ!」
痛い所を突かれて、少し及び腰になったが、
「てか、知らない場所に連れて来られたのは私ですけど!」
「あー?グルタン、此処は何処よ?」
「済みません篤郎様の夢の中です済みません。」
「だって。」
「ゆ、夢ならあなたの責任じゃないの!」
「あっ?好き好んで大きい胸を着けたいのが?あ?」
「「「ヒイィィィィィィ!」」」
篤郎の怒気が膨らむ。6神は神に祈りを捧げていた。
「グルタン、この姿は?」
「済みません済みませんミネルシルバ様の意識が大きく出ました済みません済みません済みません済みません」
「あ、私?」
ミネルシルバは少し考えて話し出した。
「えーと、大神になって、誰かに頭を叩かれてから記憶があやふやなのよねー。うーん、気が着いた時に、知り合いの人に助けを求めてー?んー。あんた、神?」
「あっ?人だよ。」
「あれー?おかしいな。かみー、かみー?あっ!そうそう、リザイデントの気を・・・・・」
ミネルシルバの頬に一筋の汗が流れた。
「気が、どうした?」
「ひゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ミネルシルバはガルテア達の顔を見ると、6神は揃って頷いた。
「で?」
「わたひ、私は知りませんー。」
「で?」
「私は知りませんー。知りませんよー。リザイデント様の姿を考えていたなんて、知りませんよー。」
合掌。
篤郎はミネルシルバのこめかみに拳を当てると、グリグリとコネクリ回した。
「痛い!痛い!痛いー!ごめんなさい、リザイデント様、痛いー!」
「名前を知っとんのかー!この小娘がー!」
「ごめん痛いー!」
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