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第9章 ミネルシルバ
寝ぼけるとこうなる
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その夜は寝た。
三週間振りの(?)家のベッドで、振り返ってみた。飛ばされて拾われ、就職したら牢獄に入り、新作カレー作りに没頭した日々を。あれっ?カレーの思い出の方が強いな。嫌気がさして抜け出したからな。
そうして、熟睡したのだろう。
夢を見たんだ。
チャーミーが、「みぃ!」と現れて指先を舐めてくれた。可愛いので頭を撫でてあげた。
そうしたら、チャーミーが三匹になって戯れてきたのだ。幸せな感じを受けていたのに、
「ぬふっ。」
「はぁぁ。」
「んぬー。」
の怪しい声が聞こえるのだ。
「ん。」
意識の覚醒。
寝ていると意識下それも神経が無感覚になってしまい、何も感じない。それでも覚醒すると、感覚を取り戻す。そして、いきなりの事だが重みと人の息が身体を這っていた。
「ぎゃー!」
「「「きゃ。」」」
男の悲鳴ほど、酷いものはない。
長い人生で遅れを取る何て!と言うか、誰が居るの!
ベッドから逃げたしてリビングに移動した。
そして、身体を触りだした。胸に手を当てると、自分が男だと思い出した。
「ふーふー。」
落ち着く為に深呼吸をする。そして、自分の寝室を見たら、
「何してるの?」
三人娘を見たのだが、裸だ。裸なのは、今は良い。
「篤郎様に恩返しをしようと。」
「私は夜伽に。」
「私は初めてを捧げに。」
唖然としてしまう。
「私が求めたかい?」
「いえ、でも来ても良いと言われました。」
「ん?誰が?」
「篤郎様です。」
「お、俺?」
「はい。」
メルダとアミスが頷く。
もちろんだが言った覚えは無い。
眠たいので考えたく無いのと、言った事の始末はしなくてはならない。
よって、
「んー、でもベッドとがなー。・・・・よし。」
ポシェットから木材を出してベッドを大きくする。ただし、マットは横にして足は板でも良いだろう。みんなが寝れる様にして、
「寝るぞ。」
篤郎は真ん中に寝た。寝るのに別段と変わりはない。
直ぐに寝たんだ。
「と言うのが有りました。」
「有りましたじゃねぇぇぇ!」
エストの笑顔に篤郎は泣いていた。
脱が遠退く18歳の夏であった。
三週間振りの(?)家のベッドで、振り返ってみた。飛ばされて拾われ、就職したら牢獄に入り、新作カレー作りに没頭した日々を。あれっ?カレーの思い出の方が強いな。嫌気がさして抜け出したからな。
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意識の覚醒。
寝ていると意識下それも神経が無感覚になってしまい、何も感じない。それでも覚醒すると、感覚を取り戻す。そして、いきなりの事だが重みと人の息が身体を這っていた。
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男の悲鳴ほど、酷いものはない。
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「ん?誰が?」
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よって、
「んー、でもベッドとがなー。・・・・よし。」
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「寝るぞ。」
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直ぐに寝たんだ。
「と言うのが有りました。」
「有りましたじゃねぇぇぇ!」
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脱が遠退く18歳の夏であった。
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