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第8章 魔王討伐

異世界龍とのいざこざ

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もふもふは正義である!

今までは部屋にも置いて無かったが、もふもふなどの可愛い物は好きだ。メインパソコンの背景には色んな動物が出る様にしていたし、ぬいぐるみを作っては寄付も続けた。二次元のもふもふは更に最強だったが、俺がこんな顔で言うと、誰からも引かれた。親友とか幼なじみでも知らない俺の秘密だ。

「みぃー、みぃー?」

「はいはい。なんでちゅか~♪」

決して、誰にも知られたらいけない顔と言葉を使っている。ルナでも知ったら、即廃棄しないといけない・・・・   カサカサカサカサカサ。

とにかく、そんなけだらしない顔をしていたのだ。悪い訳でも無いだろうが、嫌われ者の男の密かな趣味がもふもふと悟られてはならない!

知った者には死を!!

と暗いオーラを纏いながらも、もふもふのお世話を楽しんでる篤郎だった。

「むー、一度戻らないと甘味物は作れないなー。他にも材料も取りに行かないと駄目だな。」

篤郎は袋を見て考えていた。
この地から離れる事とこの子達が喜ぶ顔(?)が見たいを選ぶなら?で悩んでいるからだ。

そう、どんなけ即決を簡単に行っても、人を引いたり殺したとしても、乙女シンドロームからは逃げれないようだ。
逃げないもふもふに頬をもふもふさせている篤郎にとって、此処は天国だった。

「すまんが、チャーミーを離してくれないか?」

「はぁっ!?」

篤郎は、驚いた。誰かが見ていたのかと。

「だ、誰だ!」

篤郎が振り替えるが、姿は見えなかった。

「気のせいか?」

「ほんな訳ないじゃろ。ぬしの真下じゃ。ぬしの!」

篤郎の足元に少し大きく色が真白の中に銀があるように見えた。もふもふの親玉?

「もふもふに名前?て、これがチャーミー?」

「みぃ!」

篤郎のもっているもふもふが返事をした。
可愛い。
篤郎は頬を緩ませてスリスリしていた。

「これ!止めないか!チャーミーを離しなさい!」

「君がチャーミーかー。ヨロシクね。」

「みぃ!」

「宜しくではない!離せとゆうとるのに、離せ!」

「チャーミーはピンクなんだ~。う~ん、可愛い!」

「みぃ~。」

「勝手になつくなー!」

チャーミーと言うもふもふとの相性が良いのか、篤郎と仲良さそうにしていた。何を言ってもいるのか分からないけど・・

「みぃー、みぃー!」

「なぬっ!駄目じゃ!許さーん!」

「みぃ!みぃ、みぃ!」

「ワシの言う事が聞けんのか?!その男から離れなさい!」

「みぃ!みぃみぃみぃ!」

「いかんいかん!外の世界に着いて行くつもりか!?駄目じゃ!」

「みぃみぃみぃみぃ!」

「・・・なんじゃと、ワシが、ワシの事なのか?」

「みぃみぃ!」

うん、良く分からないが、反対するデカイもふもふはチャーミーに何かを言われて撃沈した、かな?そうだろうね。

「みぃみぃみぃ。」

「えっ、あ、はい。」

何となく、気迫に負けてその場から離れた。いや、本当にチャーミーに「行くわよ。」的な事を言われた気がしたし、他のもふもふも俺から離れたから、たぶん合ってると思う。

「みぃみぃ、みぃ!」

「あ、はい。」

ご機嫌なチャーミーが、何処まで行くのか分からないが歩き出した。
何がどうなっているのかは、知らないが・・・・

「みぃ!」

「あ、はい。」

意味が通じてるのか?
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