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第8章 魔王討伐
異世界に異世界
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文雄と荒木は土方に駆り出されて、4日。身体能力も飛躍てきに上がっているので、油断もあった。最大ならオーガまでなら二体は、四人で倒せた。物を運んだりなら、簡単だとも思っていた。日給一万ギル。1ヶ月なら即貯まる。だから、喜んでバイトをしたのだが、甘くはなかった。
篤郎やレルビッチ親方から無理はするなよと、言われても無視をして無茶をしてたのだが、急に体が悲鳴を上げた。
そう、筋肉痛になった。
部屋代を抑える為に部屋も変えたので、親方も面倒を見てくれるが、赤字の状態だ。同じ日給で、食堂と事務に回った、厚木と竹下が何とかカバーしてくれているからだ。
食堂では、セキちゃんをリーダーに、元からいるイーデルさんとコイランテさんとリザイアを含めた6人で体制をとっていたが、男達が潰れてそうもいかない。とは建前で、セキちゃん一人でもほとんど回せるのだが、リザイアと言う人が邪魔で、失敗よりも破壊をして、その尻拭いをセキちゃんがしている。
それをしながらも、食事や掃除等をこなしているのだ。
元々はレルビッチ親方の下にラインさんとヒーデルさんの二人がリーダーとなっていたが、怪我で仕事を離脱。篤郎が臨時バイト頭として来たのだが、これまた、優秀。仕事と工程管理に資材の発注に書類の整理と、難しい事を簡単にしているのだ。もはや、バイトの域を越えて社長クラスの仕事も任せそうになるらしい。
現に、親方も実力を認めていて、社員にしたいらしい。
と、まあ、ここまでは簡単に入手した情報だ。
部屋の扉が開いた。
「大丈夫か?」
「あ、兄さん。」
「いたた、兄さんすまねぇ。」
篤郎は、心配半分、時代劇かよ半分で入ってきた。
「兄さんって、同じ年なのに。あっ、甘い物を持ってきた。」
「ありがとうございます!」
「どうもです!」
首は動かせるが、まだ体が痛いので荷物を受けとる事も出来ない。不意に、篤郎から笑顔で聞かれる。
「セキに聞いたけど、君達、異世界に渡って来た勇者なんだ。」
「あー、そうなんですよ。」
「幻滅しました?」
「いや、別に。それよりも、魔王倒すはずの勇者が、たかが建築現場で筋肉痛とか、無いわー。」
「す、スンマセン。」
「良いって。それよりも聞きたいんだけど、どんな世界よ。」
「隠す事でも無いですから、地球って星の日本国から来たんすよ。」
「日本国?」
「はい。もっと詳しく云えば、大坂市から来たんです。そこで高校生だったんですよ。」
「僕はその高校の生徒会長だったのです!イテテテ。」
「無理はダメですよ、荒木さん。」
荒木はのたうち回ってしまう。
「そうなんだ。そうだ、何年とかあるの?」
「ありますよ!確か西暦2018年!」
「ふーん、こことそんなには変わらんね。」
「いや、変わりますよ!日本では、平成と年号もありますから!」
「年号?」
「あ、日本独自の年号です。」
「ふーん、なるほど。」
篤郎はもっと聞きたかったが、
「文雄、荒木さん生きてるー。」
と、竹下が入ってきた。
「あ、アツロウさんも居たんだ。」
「ああ、お見舞いにね。」
「セキさんから預かりました。」
「手紙?どれ。・・・・うそーん。」
「「「どうしました?」」」
「親方の所に行くわ。おじゃました。」
「「「はい。」」」
篤郎は慌てて出て行った。
「な、アツロウさんの挨拶聞いたか?」
「何がです?」
「私は聞いた。」
「おじゃましたって!」
「普通でしたよ?」
「馬鹿ね、この世界での挨拶ってなによ?」
「だから、なんだよ!」
「この世界で、おじゃましたって言わないんだよ。」
「あ!」
篤郎の出た扉を見つめていた。
その頃の篤郎は、スマートフォンを取り出してルナに連絡を入れる。
『もしもし、ルナです。』
「ルナか、篤郎だ。入国した四人の監視を強化してくれ。」
『何か有りましたか?』
「異世界の事を調べたい。俺の世界と違うからな。それと検査も詳しく頼む。」
『分かりました。それと明日は、ろくまるまるじですのでお忘れなく。』
「は、はは、はい。」
『忘れても良いですが。』
「死ぬ思いするだろ!」
『頑張って下さい!』
「ルナ!?ルーナー!たく、切りやがった。」
篤郎はスマートフォンをしまうと、親方の元に行った。
そして朝早くに飛び立つ事になる。
篤郎やレルビッチ親方から無理はするなよと、言われても無視をして無茶をしてたのだが、急に体が悲鳴を上げた。
そう、筋肉痛になった。
部屋代を抑える為に部屋も変えたので、親方も面倒を見てくれるが、赤字の状態だ。同じ日給で、食堂と事務に回った、厚木と竹下が何とかカバーしてくれているからだ。
食堂では、セキちゃんをリーダーに、元からいるイーデルさんとコイランテさんとリザイアを含めた6人で体制をとっていたが、男達が潰れてそうもいかない。とは建前で、セキちゃん一人でもほとんど回せるのだが、リザイアと言う人が邪魔で、失敗よりも破壊をして、その尻拭いをセキちゃんがしている。
それをしながらも、食事や掃除等をこなしているのだ。
元々はレルビッチ親方の下にラインさんとヒーデルさんの二人がリーダーとなっていたが、怪我で仕事を離脱。篤郎が臨時バイト頭として来たのだが、これまた、優秀。仕事と工程管理に資材の発注に書類の整理と、難しい事を簡単にしているのだ。もはや、バイトの域を越えて社長クラスの仕事も任せそうになるらしい。
現に、親方も実力を認めていて、社員にしたいらしい。
と、まあ、ここまでは簡単に入手した情報だ。
部屋の扉が開いた。
「大丈夫か?」
「あ、兄さん。」
「いたた、兄さんすまねぇ。」
篤郎は、心配半分、時代劇かよ半分で入ってきた。
「兄さんって、同じ年なのに。あっ、甘い物を持ってきた。」
「ありがとうございます!」
「どうもです!」
首は動かせるが、まだ体が痛いので荷物を受けとる事も出来ない。不意に、篤郎から笑顔で聞かれる。
「セキに聞いたけど、君達、異世界に渡って来た勇者なんだ。」
「あー、そうなんですよ。」
「幻滅しました?」
「いや、別に。それよりも、魔王倒すはずの勇者が、たかが建築現場で筋肉痛とか、無いわー。」
「す、スンマセン。」
「良いって。それよりも聞きたいんだけど、どんな世界よ。」
「隠す事でも無いですから、地球って星の日本国から来たんすよ。」
「日本国?」
「はい。もっと詳しく云えば、大坂市から来たんです。そこで高校生だったんですよ。」
「僕はその高校の生徒会長だったのです!イテテテ。」
「無理はダメですよ、荒木さん。」
荒木はのたうち回ってしまう。
「そうなんだ。そうだ、何年とかあるの?」
「ありますよ!確か西暦2018年!」
「ふーん、こことそんなには変わらんね。」
「いや、変わりますよ!日本では、平成と年号もありますから!」
「年号?」
「あ、日本独自の年号です。」
「ふーん、なるほど。」
篤郎はもっと聞きたかったが、
「文雄、荒木さん生きてるー。」
と、竹下が入ってきた。
「あ、アツロウさんも居たんだ。」
「ああ、お見舞いにね。」
「セキさんから預かりました。」
「手紙?どれ。・・・・うそーん。」
「「「どうしました?」」」
「親方の所に行くわ。おじゃました。」
「「「はい。」」」
篤郎は慌てて出て行った。
「な、アツロウさんの挨拶聞いたか?」
「何がです?」
「私は聞いた。」
「おじゃましたって!」
「普通でしたよ?」
「馬鹿ね、この世界での挨拶ってなによ?」
「だから、なんだよ!」
「この世界で、おじゃましたって言わないんだよ。」
「あ!」
篤郎の出た扉を見つめていた。
その頃の篤郎は、スマートフォンを取り出してルナに連絡を入れる。
『もしもし、ルナです。』
「ルナか、篤郎だ。入国した四人の監視を強化してくれ。」
『何か有りましたか?』
「異世界の事を調べたい。俺の世界と違うからな。それと検査も詳しく頼む。」
『分かりました。それと明日は、ろくまるまるじですのでお忘れなく。』
「は、はは、はい。」
『忘れても良いですが。』
「死ぬ思いするだろ!」
『頑張って下さい!』
「ルナ!?ルーナー!たく、切りやがった。」
篤郎はスマートフォンをしまうと、親方の元に行った。
そして朝早くに飛び立つ事になる。
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