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第5章 村を作ろう!
門=レディ
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高層ビルの様な摩天楼が並ぶ、城壁に何が必要なのだろうか?しかも村に必要なのか理解出来る訳がないのだ。
「だ、旦那。戦争でもするんですかい?」
篤郎以外の者は理解出来ない物に恐怖すら感じていた。
「いや。でも攻めて来たのに対してなら殲滅出来る様にしたからな。」
篤郎の発言に、考える事を捨ててしまいそうになっていたラッツは、何とか持ちこたえていた。
「高さや壁だけでも王都よりも立派なんですが。」
「王都?あぁ、あれでは味気ないからね。昔から城壁だけなのが嫌いなんだよ。攻撃する壁があっても良いと思ってねー、造った。」
「つ、造ったって。」
城壁を見ていると、
「因みに城壁の高さと厚みを聞いても?」
「高さは12メートルで厚さ15メートルにしたよ。」
「何を想定して造ったんですか?」
「俺の魔法かな。」
ラッツにすれば、竜や大型のモンスターとかに対抗してとか言われれば、安堵もしたが、対応が篤郎自身の魔法と言われて、誰もが口を開けて見てるしかなかった。
「旦那の魔法ですかい。」
「うーん、多分大丈夫かな。この世界の魔法ならね。俺の魔法でも対応が出来るが、極大魔法なら対応が不可能だったな。うーん、ま、いいか。アハハハハハハ。」
「あ、あはははは。」
着いて行くと誓ったラッツだが、何処まで本気なのか不安でしかなかった。
「ちょっと、停めるか。フェイト、少し大きな音が出るけど心配するなよ。」
馬に話し掛ける篤郎に、ラッツは苦笑いしかできなった。篤郎が手を上げると、炎が出ていた。それが水平に一直線に壁を襲い爆発と煙が起こった。それらが消えると、傷も汚れもない壁がそこにあった。
「なっ、何を・・・・」
言葉が続かなったのは、更に大きな炎が10個も現れたのだ。
「だ、ん、な?」
ラッツは篤郎の強さに惚れていた。それは武の力のみであり、魔法は使用出来ても普通と思っていたのだ。それが、上位を超える魔法を使っているのだ。人はそれを殲滅魔法級と呼び、極大魔法よりも上の魔法を使っているのだ。
それが壁に当たる。考えられない爆発が上がった。煙が張れると、赤くなった壁があったが、凹みも傷も着いてはなかった。
「うん、無詠唱程度ならクリアーしたな。」
「へっ?無詠唱?えぇぇぇぇ!」
もう代弁者の様に喋るラッツである。
「あぁ、無詠唱?慣れれば誰でも出来るよ。」
「そうなんですか?・・・って違う!なんですか、あの魔法は!」
「えっ?火魔法で此処で言うインフェルノ級の魔法だけどね。ま、今の俺にはインフェルノよりもロケットランチャー級かな。核爆弾級は流石に詠唱しないとな。」
「ろけと?かくばくたん?」
「良し、門に向かうぞ。」
篤郎は門に向かって、馬車を進めた。
誰も突っ込めないでいた。突っ込む所は沢山ある。武力も考えられないなら、魔法も考えられないのだ。確かに奴隷紋章の改変を普通にしている時点でおかしいのだ。城壁もそうだ。巨大な壁をどれだけの距離を囲ったのか。それに対しの“攻撃する”は何なのか。殲滅魔法を軽く無詠唱で撃つ人が造った攻撃する壁の事を聞くに聞けなかったのだ。
「門も仕掛けがあるんだよね。動作試験の為に頼んだよ。」
「「は、はい。」」
意気消沈の他の人達。吐き気が来るが、我慢をしている。
やがて、門が見えて来た。
「旦那、門が閉まってますぜ?」
近付くと門が地面に沈んで行くのだ。
「なー!」
「うん、巧い事いっているね。」
「凄いですが・・・・」
「どうだ、生体反応はどうだ、レディ。」
「レディ?」
唐突に何処からともなく、
「ピッ、データを回収し解析しました。」
「問題ない?」
「Yes。問題点は見つかりません。」
「了解。引き続き頼んだよ。」
「ピッコ。」
ラッツを含めて唖然としていた。
今までの常識が簡単に壊れたのだ。新しい常識が出来るまで、動けないのだ。男も女も子供さえ理解が追い付いてないのだから。
「だ、旦那。戦争でもするんですかい?」
篤郎以外の者は理解出来ない物に恐怖すら感じていた。
「いや。でも攻めて来たのに対してなら殲滅出来る様にしたからな。」
篤郎の発言に、考える事を捨ててしまいそうになっていたラッツは、何とか持ちこたえていた。
「高さや壁だけでも王都よりも立派なんですが。」
「王都?あぁ、あれでは味気ないからね。昔から城壁だけなのが嫌いなんだよ。攻撃する壁があっても良いと思ってねー、造った。」
「つ、造ったって。」
城壁を見ていると、
「因みに城壁の高さと厚みを聞いても?」
「高さは12メートルで厚さ15メートルにしたよ。」
「何を想定して造ったんですか?」
「俺の魔法かな。」
ラッツにすれば、竜や大型のモンスターとかに対抗してとか言われれば、安堵もしたが、対応が篤郎自身の魔法と言われて、誰もが口を開けて見てるしかなかった。
「旦那の魔法ですかい。」
「うーん、多分大丈夫かな。この世界の魔法ならね。俺の魔法でも対応が出来るが、極大魔法なら対応が不可能だったな。うーん、ま、いいか。アハハハハハハ。」
「あ、あはははは。」
着いて行くと誓ったラッツだが、何処まで本気なのか不安でしかなかった。
「ちょっと、停めるか。フェイト、少し大きな音が出るけど心配するなよ。」
馬に話し掛ける篤郎に、ラッツは苦笑いしかできなった。篤郎が手を上げると、炎が出ていた。それが水平に一直線に壁を襲い爆発と煙が起こった。それらが消えると、傷も汚れもない壁がそこにあった。
「なっ、何を・・・・」
言葉が続かなったのは、更に大きな炎が10個も現れたのだ。
「だ、ん、な?」
ラッツは篤郎の強さに惚れていた。それは武の力のみであり、魔法は使用出来ても普通と思っていたのだ。それが、上位を超える魔法を使っているのだ。人はそれを殲滅魔法級と呼び、極大魔法よりも上の魔法を使っているのだ。
それが壁に当たる。考えられない爆発が上がった。煙が張れると、赤くなった壁があったが、凹みも傷も着いてはなかった。
「うん、無詠唱程度ならクリアーしたな。」
「へっ?無詠唱?えぇぇぇぇ!」
もう代弁者の様に喋るラッツである。
「あぁ、無詠唱?慣れれば誰でも出来るよ。」
「そうなんですか?・・・って違う!なんですか、あの魔法は!」
「えっ?火魔法で此処で言うインフェルノ級の魔法だけどね。ま、今の俺にはインフェルノよりもロケットランチャー級かな。核爆弾級は流石に詠唱しないとな。」
「ろけと?かくばくたん?」
「良し、門に向かうぞ。」
篤郎は門に向かって、馬車を進めた。
誰も突っ込めないでいた。突っ込む所は沢山ある。武力も考えられないなら、魔法も考えられないのだ。確かに奴隷紋章の改変を普通にしている時点でおかしいのだ。城壁もそうだ。巨大な壁をどれだけの距離を囲ったのか。それに対しの“攻撃する”は何なのか。殲滅魔法を軽く無詠唱で撃つ人が造った攻撃する壁の事を聞くに聞けなかったのだ。
「門も仕掛けがあるんだよね。動作試験の為に頼んだよ。」
「「は、はい。」」
意気消沈の他の人達。吐き気が来るが、我慢をしている。
やがて、門が見えて来た。
「旦那、門が閉まってますぜ?」
近付くと門が地面に沈んで行くのだ。
「なー!」
「うん、巧い事いっているね。」
「凄いですが・・・・」
「どうだ、生体反応はどうだ、レディ。」
「レディ?」
唐突に何処からともなく、
「ピッ、データを回収し解析しました。」
「問題ない?」
「Yes。問題点は見つかりません。」
「了解。引き続き頼んだよ。」
「ピッコ。」
ラッツを含めて唖然としていた。
今までの常識が簡単に壊れたのだ。新しい常識が出来るまで、動けないのだ。男も女も子供さえ理解が追い付いてないのだから。
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