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第1章 転生しました!
青春しています。
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魔法は使えない世界はどうなるか?
人が発明を繰り返して文明が進み、戦争から新しい国が形を作った。
日本は稀に無い位な平和を作った国だ。
だから良い訳でも無いが、車に注意すれば安心して重装備でのランニングも可能だ。
ランニングは市の外周を回るまでに伸びたし、帰宅後の鍛練も百の振りと型と丸太当たりは理想に近付いた。
4月半ば頃から7時頃から面倒が舞い込んで来た。汗をシャワーで流して、リビングに戻って驚いてしまった。
「ふ、文雄!」
「おはよう。朝ご飯恵んでー。」
何時もの文雄ではなかったのは、声と態度で判った。一応は数少ない友達(?)なので、
「ん、どうした?」
「やっぱし、分かる。」
やけに嬉しそうで、何かしたな。
ふむ、昔の新兵に多いヤツに似ているな、
「大人になったな。それで家に帰ってないな。」
朝ご飯の準備を始める。人数が増えたので、文雄には簡易で好きな物で良いかな。
二階に誰かいる?
「お!分かる、分かっちゃう?」
「で、二階に誰が来ている?」
殺意とも怒気とも取れる雰囲気が、私を包む。
「ま、まて!雪絵!雪絵だから!」
雰囲気を元に戻して、ウインナーの数を増やす。
弁当は先にして、鞄にしまっておこう。彼等には昼まで面倒を見る事もないだろう。
味噌汁は少し多目に作る。
「何をさせている?」
「ほっ。いや、服を借りようと、ね。」
「シャツしか貸せないぞ?」
「だってね。」
文雄は照れていた。
私は水で手を洗って、手拭きをしてからスマホを取り出す。
「取り敢えず、夏絵さんに着替えを頼んで報告と、妙子さんにも報告だな。」
「えっ!」
文雄はソファーから、転げるように台所に向かって来る。
「ふむ、竹下を呼ばないとな。信太郎さんと幸枝さんも来るとラインきたぞ。」
「ふうー!」
台所の前に倒れこんでしまう文雄。そして、起き上がると、二階に向かって行った。
「雪絵!あっ君が裏切った!お前の親父が来るぞ!」
「えっ!えーー!」
騒がしい朝だ。此れは遅刻しそうだな。学校に電話をする。
「あ、おはようございます。私は二年C組の藤並篤郎と申します。はい。おはようございます。担任の小前先生は居ますでしょうか?はい。あっ、そうですか。少し込み入った事で登校がかなり遅れそうです。ええ。すみません。はい。では、出勤されましたらお伝え下さい。失礼します。」
二階では焦っているようだ。
火を止めて、玄関に向かう。
二階から竹下と文雄が降りて来た。
「竹下と文雄、改めておめでとう。」
「あんた、張らしたの?」
「ちげーよ!それより、あっ君!そこを退いて!」
スマホを取り出して、
「竹下の所は家族全員で来るそうだ。もう家を出たみたいだし。」
「嘘!お父さん達が来ちゃう!」
竹下は震えてしまい、階段に座り込んでしまった。文雄はオロオロしていたが、
「お、お前!」
と、怒鳴るが、
「文雄、もう遅い。」
ドアを開ける。
「来たぞ。」
「かーちゃん!」
「文雄ー!」
「文雄!」
「兄貴!」
直ぐに、靴を脱いで文雄に詰め寄る。
「あんた、泊まるならなんで言わないの!」
「心配したんだからね!」
騒がしが、更に騒がしくなる。ご近所迷惑だ。
「雪絵ー!」
「信太郎さん、此処ですよ。」
玄関を出て手を振っておく。
信太郎さん一家も家に入って来る。
大人数なので、リビングに誘導する。
竹下は恵美子さんに何とか連れられてリビングに入った。
転生して17年、面倒な事が舞い込んで来たのだ。
取り敢えず台所に入り、飲み物の準備をする。竹下家族も田渕家族も訳を聞いてるようだが、当人の言い訳が可笑しい。どちらも適当に話を作っている。
これでは、被害を被るのは私になってしまうな。先に答えを出してあげよう。
「信太郎さん、幸枝さん。」
「なんだね。」
「なに。」
「二人は男女の仲になったのですよ。場所は知りませんが、私の家に朝から来ましたから。」
「「「はっ?」」」
其々の家族は当事者を見る。
信頼関係は、こうゆう時に役に立つ。
嘘はいけない。
「親に嘘を言ったか分かりませんが、心配させても男女の仲になった。それが真実ですよ。」
コップと皿を出して、台所に置く。
信太郎さんはブラック、幸枝さんはミルク有り、恵美子さんは砂糖とミルク。夏絵さんと孝司はミルクティー甘め、妙子さんはダージリンの砂糖有り。明恵にはココアを入れなくてはいけない。
朝から洗い物が大量だ。
テキパキと段取りを行う。
信太郎さんが文雄を殴って、幸枝さんが謝りながら文雄を叩く。恵美子さんが竹下から訳を聞いている。
他の四人はテーブルに避難したようだ。
「夏絵さん達は朝ごはんは?」
「食べてないよ。」
「腹へったー。」
「何かある。」
「私はパンね。」
普通は遠慮があるが、小学校からの知り合いと、大人がいないので遠慮もない。
「はー、はいはい。モーニングで勘弁ですよ。」
パンを切っていく。一人二枚で八枚を作る。
「篤郎さんのパン切りすげー。」
「本当だー。スッて切れるんだね。」
パンはトースターと魚焼きで焼いていく。
標準のバターにして、ウインナーも全部出して焼き直す。フライパンを増やして玉子焼きを開始する。
「あっ君、私は半熟ね。」
「私もー。」
「僕は玉子焼きにしてー。」
「私も玉子焼きー。」
「はいはい。」
玉子焼きの準備を始める。
三個のL玉を割って塩を入れて混ぜる。途中で、作り置きの出汁と自作の醤油と和三方を入れて良くかき混ぜる。夏絵さんと妙子さんの目玉焼きは完成したので、パンを取り出してバターを塗って、皿に盛り付けだ。サラダは出せないから、作り置きのポテトサラダを添えて、ウインナーと目玉焼きをワンプレートにして飲み物を添えて出す。
「孝司と明恵は少し待ってね。」
「「いただきまーす。」」
と、
「「うん。」」
を聞きながら、玉子焼きに取りかかる。
信太郎さんの怒号と文雄の謝る声をBGMにしながら、フワトロに焼きあげて放置。
パンにバターを塗り、プレートを準備してから玉子焼きを切ってのせて完成。
「お待たせ。」
飲み物とプレートを孝司と明恵に出して、次に取り掛かる。
ため息をつきながらも、四人に誉められながら、信太郎さん達にも準備を、文雄と雪絵も出さないといけない。
既に午前8時を回る。
食事を終えた四人には登校するように家に帰らせた。
信太郎さんの出勤時間も迫っているので、
「落ち着きましたか?そろそろ、信太郎さんも朝食を食べて出勤してください。」
の言葉に、
「しかし!」
「恵美子さんに後を任せてお仕事ですよ?」
「雪絵が!」
「貴方、私が信用ならないと?」
恵美子さんの般若が出てきた。
信太郎さんは朝食を急いで食べると自宅に戻って行った。
遅刻だな。片付けながら私は飽きていた。
自宅があるだろうに。残された四人にも飲み物を出して、パンを並べた。
私は台所の隅で遅めの朝食を頂いた。
どのみち、知り合い同士で仲良く手打ちだろう。
竹下と文雄は何らかのお咎めがあるだろう。
文雄は夜に鉄雄さんから折檻だろう。
両家にとっては良いだろう。
で、私は何でこう何時も二人に酷い目に合うのかが謎である。
今も若い二人には耳も赤くなる程の、井戸端会議が始まっている。
女の性の話は強烈なのは知っている。
何処の世界でも同じ事があるものだとお茶を含んだ。
「篤郎君、コーヒーのお代わりをお願いね。」
恵美子さんと幸枝さんの笑い声がリビングに響き渡る。
帰らないのねと理解して、給仕に徹して嵐が去るのを待つしかなかった。
「分かりました。」
竹下と文雄。
テーブルを挟んで、耳まで赤いが終始顔を下に向いたまま困っているが、私と私の家を巻き込んだのは君達だよね?
本当に、私を困らせる二人である。
人が発明を繰り返して文明が進み、戦争から新しい国が形を作った。
日本は稀に無い位な平和を作った国だ。
だから良い訳でも無いが、車に注意すれば安心して重装備でのランニングも可能だ。
ランニングは市の外周を回るまでに伸びたし、帰宅後の鍛練も百の振りと型と丸太当たりは理想に近付いた。
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「ふ、文雄!」
「おはよう。朝ご飯恵んでー。」
何時もの文雄ではなかったのは、声と態度で判った。一応は数少ない友達(?)なので、
「ん、どうした?」
「やっぱし、分かる。」
やけに嬉しそうで、何かしたな。
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「大人になったな。それで家に帰ってないな。」
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「で、二階に誰が来ている?」
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「ま、まて!雪絵!雪絵だから!」
雰囲気を元に戻して、ウインナーの数を増やす。
弁当は先にして、鞄にしまっておこう。彼等には昼まで面倒を見る事もないだろう。
味噌汁は少し多目に作る。
「何をさせている?」
「ほっ。いや、服を借りようと、ね。」
「シャツしか貸せないぞ?」
「だってね。」
文雄は照れていた。
私は水で手を洗って、手拭きをしてからスマホを取り出す。
「取り敢えず、夏絵さんに着替えを頼んで報告と、妙子さんにも報告だな。」
「えっ!」
文雄はソファーから、転げるように台所に向かって来る。
「ふむ、竹下を呼ばないとな。信太郎さんと幸枝さんも来るとラインきたぞ。」
「ふうー!」
台所の前に倒れこんでしまう文雄。そして、起き上がると、二階に向かって行った。
「雪絵!あっ君が裏切った!お前の親父が来るぞ!」
「えっ!えーー!」
騒がしい朝だ。此れは遅刻しそうだな。学校に電話をする。
「あ、おはようございます。私は二年C組の藤並篤郎と申します。はい。おはようございます。担任の小前先生は居ますでしょうか?はい。あっ、そうですか。少し込み入った事で登校がかなり遅れそうです。ええ。すみません。はい。では、出勤されましたらお伝え下さい。失礼します。」
二階では焦っているようだ。
火を止めて、玄関に向かう。
二階から竹下と文雄が降りて来た。
「竹下と文雄、改めておめでとう。」
「あんた、張らしたの?」
「ちげーよ!それより、あっ君!そこを退いて!」
スマホを取り出して、
「竹下の所は家族全員で来るそうだ。もう家を出たみたいだし。」
「嘘!お父さん達が来ちゃう!」
竹下は震えてしまい、階段に座り込んでしまった。文雄はオロオロしていたが、
「お、お前!」
と、怒鳴るが、
「文雄、もう遅い。」
ドアを開ける。
「来たぞ。」
「かーちゃん!」
「文雄ー!」
「文雄!」
「兄貴!」
直ぐに、靴を脱いで文雄に詰め寄る。
「あんた、泊まるならなんで言わないの!」
「心配したんだからね!」
騒がしが、更に騒がしくなる。ご近所迷惑だ。
「雪絵ー!」
「信太郎さん、此処ですよ。」
玄関を出て手を振っておく。
信太郎さん一家も家に入って来る。
大人数なので、リビングに誘導する。
竹下は恵美子さんに何とか連れられてリビングに入った。
転生して17年、面倒な事が舞い込んで来たのだ。
取り敢えず台所に入り、飲み物の準備をする。竹下家族も田渕家族も訳を聞いてるようだが、当人の言い訳が可笑しい。どちらも適当に話を作っている。
これでは、被害を被るのは私になってしまうな。先に答えを出してあげよう。
「信太郎さん、幸枝さん。」
「なんだね。」
「なに。」
「二人は男女の仲になったのですよ。場所は知りませんが、私の家に朝から来ましたから。」
「「「はっ?」」」
其々の家族は当事者を見る。
信頼関係は、こうゆう時に役に立つ。
嘘はいけない。
「親に嘘を言ったか分かりませんが、心配させても男女の仲になった。それが真実ですよ。」
コップと皿を出して、台所に置く。
信太郎さんはブラック、幸枝さんはミルク有り、恵美子さんは砂糖とミルク。夏絵さんと孝司はミルクティー甘め、妙子さんはダージリンの砂糖有り。明恵にはココアを入れなくてはいけない。
朝から洗い物が大量だ。
テキパキと段取りを行う。
信太郎さんが文雄を殴って、幸枝さんが謝りながら文雄を叩く。恵美子さんが竹下から訳を聞いている。
他の四人はテーブルに避難したようだ。
「夏絵さん達は朝ごはんは?」
「食べてないよ。」
「腹へったー。」
「何かある。」
「私はパンね。」
普通は遠慮があるが、小学校からの知り合いと、大人がいないので遠慮もない。
「はー、はいはい。モーニングで勘弁ですよ。」
パンを切っていく。一人二枚で八枚を作る。
「篤郎さんのパン切りすげー。」
「本当だー。スッて切れるんだね。」
パンはトースターと魚焼きで焼いていく。
標準のバターにして、ウインナーも全部出して焼き直す。フライパンを増やして玉子焼きを開始する。
「あっ君、私は半熟ね。」
「私もー。」
「僕は玉子焼きにしてー。」
「私も玉子焼きー。」
「はいはい。」
玉子焼きの準備を始める。
三個のL玉を割って塩を入れて混ぜる。途中で、作り置きの出汁と自作の醤油と和三方を入れて良くかき混ぜる。夏絵さんと妙子さんの目玉焼きは完成したので、パンを取り出してバターを塗って、皿に盛り付けだ。サラダは出せないから、作り置きのポテトサラダを添えて、ウインナーと目玉焼きをワンプレートにして飲み物を添えて出す。
「孝司と明恵は少し待ってね。」
「「いただきまーす。」」
と、
「「うん。」」
を聞きながら、玉子焼きに取りかかる。
信太郎さんの怒号と文雄の謝る声をBGMにしながら、フワトロに焼きあげて放置。
パンにバターを塗り、プレートを準備してから玉子焼きを切ってのせて完成。
「お待たせ。」
飲み物とプレートを孝司と明恵に出して、次に取り掛かる。
ため息をつきながらも、四人に誉められながら、信太郎さん達にも準備を、文雄と雪絵も出さないといけない。
既に午前8時を回る。
食事を終えた四人には登校するように家に帰らせた。
信太郎さんの出勤時間も迫っているので、
「落ち着きましたか?そろそろ、信太郎さんも朝食を食べて出勤してください。」
の言葉に、
「しかし!」
「恵美子さんに後を任せてお仕事ですよ?」
「雪絵が!」
「貴方、私が信用ならないと?」
恵美子さんの般若が出てきた。
信太郎さんは朝食を急いで食べると自宅に戻って行った。
遅刻だな。片付けながら私は飽きていた。
自宅があるだろうに。残された四人にも飲み物を出して、パンを並べた。
私は台所の隅で遅めの朝食を頂いた。
どのみち、知り合い同士で仲良く手打ちだろう。
竹下と文雄は何らかのお咎めがあるだろう。
文雄は夜に鉄雄さんから折檻だろう。
両家にとっては良いだろう。
で、私は何でこう何時も二人に酷い目に合うのかが謎である。
今も若い二人には耳も赤くなる程の、井戸端会議が始まっている。
女の性の話は強烈なのは知っている。
何処の世界でも同じ事があるものだとお茶を含んだ。
「篤郎君、コーヒーのお代わりをお願いね。」
恵美子さんと幸枝さんの笑い声がリビングに響き渡る。
帰らないのねと理解して、給仕に徹して嵐が去るのを待つしかなかった。
「分かりました。」
竹下と文雄。
テーブルを挟んで、耳まで赤いが終始顔を下に向いたまま困っているが、私と私の家を巻き込んだのは君達だよね?
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