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本章
コアは気がついた
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コアが気がついた。
思考の渦から戻ったらナインが地下255階で部屋を作りのんびりと寝ていた。
地下100階に1ヶ月はかかっていたのに、1ヶ月以上は考えていたのかと愕然とすると共に、生きている事に驚いていた。
地下に降りるのは強い魔物が居るから時間が掛かるよって、3ヶ月以上は過ぎてると考えていた。
子供が一人で潜るにしてもあり得ない事だが、竜を越えて200階の蜘蛛の王を倒せたのだ。
普通ではないイレギュラーな存在と考え直していた。
『無理だ。考えられん!』
子供と考えないで、大人として考えても無理だったのだ。一人で潜るのに可能ではない、理由は食料の確保が不可能のハズであった。
アイテムボックスは在るが最大で百キロが入る箱が存在していた。
ポーチ型で一キロ、リック型で十キロ、ボストンバック型で三十キロとなっている。
もちろん、スキルにはないのだ。
何人もの人がパーティーや集団になっても到達は出来ない。軍になっても不可能であるのは、ダンジョンの歴史に置いて攻略出来た話し等は聞いた事がなかったのだ。
とにかく、焦りだけがコアにあった。
その焦りは好機である現在も、最後の時として襲わせていないのだ。
間違いは色々とあるのだが、コアは失念している。
ナインが動き出した。
出て来たので魔物を動かしたのだが、こんなに簡単に倒される魔物を配置してしまい、自身の愚かさを呪い強い魔物に変革させながら配置し直した。
それは項をそうしないでサクサク倒されて消えていったのだ。
その速さに魔物の変革等が追い付く訳もなく、見事に倒されていくのだ。
意識していた最初の頃と雲泥の差があった。
寧ろ、魔物以外にも言いたい事が山程ある状態になっていたのだ。
見た時には、魔物を先に倒して、進みながら罠を調べ、宝物には丁寧に当たり、見事な解除を見せた事もあるのに、現在はどうだ?手当たり次第に魔物を倒して、罠や宝箱や宝物を無視して進む。しかも、罠が発動したのに引っ掛からない速さなんて聞いた事もない。十分もかけずに走りながら進むのだから、どこに照準を置いて何かをする事が出来ないでいた。
悪夢である。
壁も簡単に破壊しながら進むのだ。トラップも魔物も意味がない。考えている間に次の階層に進んでしまう。
特に魔物の改変や変革なんか高等な技術な為に一体に掛かる時間も少なくとも一時間は欲しいのだ。追い付かない。
焦りは焦りを呼び、何をしているのか判らなくなる。
時間に囚われなく、また概念も無くなった存在なのに時間に焦りながら魔物を集結させていた。
気が抜けない状況に“どうするべきか”の判断か追い付かない。
単一の思考に複数の並列など出来る訳がなかったのだ。
変化出来るのが、物語の中にあるのだが数万年もの間もサボっていたことを即座に変えれる訳がない。
やれば出来るは、個体差も在るだろうが実際には出来るハズもなく、努力もしていないから本気もありもしない。
そうなると考えが裏目に出てしまう。
きっとや本当ならばの言葉に置き換えてしまい、現実から逃げてしまう。
六時間もあったのに遅らす事もなく、あっさりと扉を隔てて居るのであった。
『き、きたぁぁぁぁ!』
既にマトモなコアの考えもなく、逃げる事が出来ない事実を受け入れてなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
やっと最下層に来たと思う。
魔法が効かない場所も簡単に抜けれたし、魔物も弱い。
あ、変な魔物がいたけど、サクッと倒せたので問題はない。
ここまでノンストップだったけど、アイに回収と改変は任している。面倒を押し付けてしまい申し訳ない思いだ。
さて、扉だが汚いな。
触りたくないのが本音だ。
魔力は使えるが、魔法が使えないエリアのようだ。
コアをどうにかしたら良いので悩みなどない。
寧ろ楽しんでいる。
縛りはゲームの花なんだよなー。王道の後の縛りは楽しいよねー。
社会人でしてると引かれるけど、若い子達はやってて羨ましいよねー。
コソッと若い子に言って引かれた事もあったし。
おじさんには辛い話しだよねー。
はー、安全第一!
では、扉を開けます!....手袋をもう一枚着けて。
ギギギギギッ。
魔物は居ない?
部屋に入ると、暗闇に何かが出ていた。
「はっはっはっはっーてっ!暗い!?暗いぞ?なんで?」
何かは話せたようだ。
「いや、暗いよ!どこに居るか分かんないよ!」
何とも間抜けな会話をしてくるな。
「ちょっと!どこ!どこなの!返事ぐらいしてよ!」
暴れるようだ。埃がたって困るので、縛りあげる。
「えっ?我が捕まる?いや、まって!動けない!?」
口にもボールギャップをはめてあげる。
「うー、うー、うー!」
軽減できたな。
なんとなく適当にさせておく。
宝物?あとあと。
先にコアをどうにかせんと、魔力が使えないからな。
光を使わないと見えないと騒いでいたラスボスも居る。
面倒なボスである。
コアは直ぐに見つけているので、壁を壊して挨拶をする。
「こんばんは、やっと見つけたよ?」
俺は普通に挨拶をしたんだ。
『えっ?現実?えっ?』
思考の渦から戻ったらナインが地下255階で部屋を作りのんびりと寝ていた。
地下100階に1ヶ月はかかっていたのに、1ヶ月以上は考えていたのかと愕然とすると共に、生きている事に驚いていた。
地下に降りるのは強い魔物が居るから時間が掛かるよって、3ヶ月以上は過ぎてると考えていた。
子供が一人で潜るにしてもあり得ない事だが、竜を越えて200階の蜘蛛の王を倒せたのだ。
普通ではないイレギュラーな存在と考え直していた。
『無理だ。考えられん!』
子供と考えないで、大人として考えても無理だったのだ。一人で潜るのに可能ではない、理由は食料の確保が不可能のハズであった。
アイテムボックスは在るが最大で百キロが入る箱が存在していた。
ポーチ型で一キロ、リック型で十キロ、ボストンバック型で三十キロとなっている。
もちろん、スキルにはないのだ。
何人もの人がパーティーや集団になっても到達は出来ない。軍になっても不可能であるのは、ダンジョンの歴史に置いて攻略出来た話し等は聞いた事がなかったのだ。
とにかく、焦りだけがコアにあった。
その焦りは好機である現在も、最後の時として襲わせていないのだ。
間違いは色々とあるのだが、コアは失念している。
ナインが動き出した。
出て来たので魔物を動かしたのだが、こんなに簡単に倒される魔物を配置してしまい、自身の愚かさを呪い強い魔物に変革させながら配置し直した。
それは項をそうしないでサクサク倒されて消えていったのだ。
その速さに魔物の変革等が追い付く訳もなく、見事に倒されていくのだ。
意識していた最初の頃と雲泥の差があった。
寧ろ、魔物以外にも言いたい事が山程ある状態になっていたのだ。
見た時には、魔物を先に倒して、進みながら罠を調べ、宝物には丁寧に当たり、見事な解除を見せた事もあるのに、現在はどうだ?手当たり次第に魔物を倒して、罠や宝箱や宝物を無視して進む。しかも、罠が発動したのに引っ掛からない速さなんて聞いた事もない。十分もかけずに走りながら進むのだから、どこに照準を置いて何かをする事が出来ないでいた。
悪夢である。
壁も簡単に破壊しながら進むのだ。トラップも魔物も意味がない。考えている間に次の階層に進んでしまう。
特に魔物の改変や変革なんか高等な技術な為に一体に掛かる時間も少なくとも一時間は欲しいのだ。追い付かない。
焦りは焦りを呼び、何をしているのか判らなくなる。
時間に囚われなく、また概念も無くなった存在なのに時間に焦りながら魔物を集結させていた。
気が抜けない状況に“どうするべきか”の判断か追い付かない。
単一の思考に複数の並列など出来る訳がなかったのだ。
変化出来るのが、物語の中にあるのだが数万年もの間もサボっていたことを即座に変えれる訳がない。
やれば出来るは、個体差も在るだろうが実際には出来るハズもなく、努力もしていないから本気もありもしない。
そうなると考えが裏目に出てしまう。
きっとや本当ならばの言葉に置き換えてしまい、現実から逃げてしまう。
六時間もあったのに遅らす事もなく、あっさりと扉を隔てて居るのであった。
『き、きたぁぁぁぁ!』
既にマトモなコアの考えもなく、逃げる事が出来ない事実を受け入れてなかった。
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やっと最下層に来たと思う。
魔法が効かない場所も簡単に抜けれたし、魔物も弱い。
あ、変な魔物がいたけど、サクッと倒せたので問題はない。
ここまでノンストップだったけど、アイに回収と改変は任している。面倒を押し付けてしまい申し訳ない思いだ。
さて、扉だが汚いな。
触りたくないのが本音だ。
魔力は使えるが、魔法が使えないエリアのようだ。
コアをどうにかしたら良いので悩みなどない。
寧ろ楽しんでいる。
縛りはゲームの花なんだよなー。王道の後の縛りは楽しいよねー。
社会人でしてると引かれるけど、若い子達はやってて羨ましいよねー。
コソッと若い子に言って引かれた事もあったし。
おじさんには辛い話しだよねー。
はー、安全第一!
では、扉を開けます!....手袋をもう一枚着けて。
ギギギギギッ。
魔物は居ない?
部屋に入ると、暗闇に何かが出ていた。
「はっはっはっはっーてっ!暗い!?暗いぞ?なんで?」
何かは話せたようだ。
「いや、暗いよ!どこに居るか分かんないよ!」
何とも間抜けな会話をしてくるな。
「ちょっと!どこ!どこなの!返事ぐらいしてよ!」
暴れるようだ。埃がたって困るので、縛りあげる。
「えっ?我が捕まる?いや、まって!動けない!?」
口にもボールギャップをはめてあげる。
「うー、うー、うー!」
軽減できたな。
なんとなく適当にさせておく。
宝物?あとあと。
先にコアをどうにかせんと、魔力が使えないからな。
光を使わないと見えないと騒いでいたラスボスも居る。
面倒なボスである。
コアは直ぐに見つけているので、壁を壊して挨拶をする。
「こんばんは、やっと見つけたよ?」
俺は普通に挨拶をしたんだ。
『えっ?現実?えっ?』
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