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本章
イカれるお釜
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「た、助かったよ、エルクー。」
ため息と共に話していたナインの背中をさすりながら、
「ナイン様も苦手な事もあるのですねー。」
と、あやされてしまう。
本当に助かったのはエルクで、何とか八百人の兵が集まってから駆けつけたのだ。
何でもアニァータがナインの元にと呼び掛けたら、即集まったそうだ。
......エルク。
駆け付けてから、殆どが終わってたのに兵達が拍手をしたり、他にも何か見落としが無いかと捜索までしてた。
誰一人として、エルクの話を無視して行動をしていた。
.......エルク、強く強く生きてくれ。
そう、切に願ってしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
〃村〃では、騒ぎになっていた。
タイク帝国がファフレミア国を攻めて、ナイン様達がファフレミア国の防衛に出たことに。
人も怒ったし、エルフも怒っていたが、獣人の怒りは群を抜いて覇気を出していた。
ファフレミア国を攻めた事に対して、獣国の属国になる予定の国に攻めた事に対しては怒っていない。寧ろ、良くやったと褒め称えただろう。
ナインが防いだ事に怒っていた。
ナイン様の身に傷でもつけるのか?
で怒っていた。
即座に獣国に事と次第の報告が入る。
獣国と〃村〃が動いたのだ。
獣国は直ぐにタイク帝国に戦争を布告。
獣国から兵を二十五万が即座に旧サンガ連合に向かった。
現レイクからは即座に三万の特殊兵が向かった。
凄い体格をした男なのに、化粧をした兵が駆け付けてたそうだ。
後に三万の兵が動員された。
ファフレミア国でも増援部隊が四万も集まった。
が、こちらは少し遅れて進軍した。
ナインに会うことなく、軍を動かしたのだ。
無論、エルク王には何も云わずに出てしまったのだ。
その後、ひっそりと国から属国になり王を退いてファフレミアの警備部長官となるのだが、まだ少し先の事だ。
ナインがファフレミア国のアニァータの所に帰り、今後の行き先に悩んでいた。
冒険が出来てなかったからだ。
そう、ナインも知らなかった。
その日の夕方には国境の三ヶ所の門には兵が分散していた。約八万三千の兵が各国に雪崩れ込んだのだ。
次の昼にはテレート、ダクレ、レントの国が落ちたのだ。
適当にではない。
町や村まで制圧をしたのだ。
兵の被害もなく制圧して、奴隷解放をして望む者は軍に入った。男も女もなく入隊出来た。その晩にはフォント、グレット、メアート、エレブル、ファグリークが落ちた。
この時点で敵の捕虜が多数になったが、犯罪用の魔道具が役に立っていた。
降った兵の首には犯罪者用の首輪をはめられた。
これは、動く範囲など決められるし、人に害を起こせば即座に電撃が走る。
嘘も駄目で即座に電撃。怨んでも電撃が走る為に、普通に暮らす事になる。
各国の村に至るまで病院が設置されて病人の対応が行われた。
死んだ兵にはどうにもならなかったが。
1日で半分以上の国が奪われる事になった。
獣人に支配されたが、人も居た事がタイク帝国の兵も元サンガ連合の王族や貴族や兵に分かると彼等に助けを求めたが、誰も残念な顔をしていた。
中にはお尻を押さえていた者も居たそうだ。
タイク帝国側に獣国からの進軍が伝わるのにラグはあるが一週間は届かないのがダメージとなった。
既に兵の士気も低い帝国に対して士気も高く結束も強く進軍も早い獣国。
次の日には帝国の本土に進軍した。
もちろん、ミニック国以外が獣国に落ちたのだ。
その上で帝国に入る情報も複数同時に届いてしまい、ライラック王国に攻める手筈の遠征部隊が防衛軍になるのにも時間がかかっていた。
一気に情勢が変わっていた。
三日目になり、一番早く根を上げたのが、何も関係がないレビット国が獣国に降ったのだ。
四日目には帝国の首都に迫った。
抵抗がなかった訳でもなかったが、獣人と人とエルフの軍の前には抵抗するのが不可能と思った。
特に人の軍人に恐れをなしていた。
獣人と対をなして進軍した人族の兵士。
鉄壁の兵士と呼ばれたが、内情を知り人々は青くなっていた。
サンガ連合の制圧は獣人が多いに活躍した。
タイク帝国では人族が活躍した。
オカマな鉄壁の兵士が三万兵。
タイク帝国はナインを襲った事により恐怖の軍団を呼び出したのである。
その上位種(?)の鉄壁のオカマが現れたのだ。
帝国は不安を覚えながら抵抗を開始したのだ。
五日目には首都を除いて侵略が終わっていた。
鉄壁に襲われた首都に攻め立てられ、城に引き出していた。
守るだけの帝国にもはや先がなくなっていた。
強襲に耐えれない国だと国民に知らしめてもいた。
六日目には等々、降伏したのだ。
六日で旧サンガ連合及びタイク帝国と何故かレビット国が獣国に統合されたのだ。
もちろん、ナインは知らない。
そして、ミニック国を除いて大国をなったことを知らないし、デテュート宰相に報告に来るのが息子だともしらないでいた。
一年もしないで大国となった獣国が出来たのだった。
ため息と共に話していたナインの背中をさすりながら、
「ナイン様も苦手な事もあるのですねー。」
と、あやされてしまう。
本当に助かったのはエルクで、何とか八百人の兵が集まってから駆けつけたのだ。
何でもアニァータがナインの元にと呼び掛けたら、即集まったそうだ。
......エルク。
駆け付けてから、殆どが終わってたのに兵達が拍手をしたり、他にも何か見落としが無いかと捜索までしてた。
誰一人として、エルクの話を無視して行動をしていた。
.......エルク、強く強く生きてくれ。
そう、切に願ってしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
〃村〃では、騒ぎになっていた。
タイク帝国がファフレミア国を攻めて、ナイン様達がファフレミア国の防衛に出たことに。
人も怒ったし、エルフも怒っていたが、獣人の怒りは群を抜いて覇気を出していた。
ファフレミア国を攻めた事に対して、獣国の属国になる予定の国に攻めた事に対しては怒っていない。寧ろ、良くやったと褒め称えただろう。
ナインが防いだ事に怒っていた。
ナイン様の身に傷でもつけるのか?
で怒っていた。
即座に獣国に事と次第の報告が入る。
獣国と〃村〃が動いたのだ。
獣国は直ぐにタイク帝国に戦争を布告。
獣国から兵を二十五万が即座に旧サンガ連合に向かった。
現レイクからは即座に三万の特殊兵が向かった。
凄い体格をした男なのに、化粧をした兵が駆け付けてたそうだ。
後に三万の兵が動員された。
ファフレミア国でも増援部隊が四万も集まった。
が、こちらは少し遅れて進軍した。
ナインに会うことなく、軍を動かしたのだ。
無論、エルク王には何も云わずに出てしまったのだ。
その後、ひっそりと国から属国になり王を退いてファフレミアの警備部長官となるのだが、まだ少し先の事だ。
ナインがファフレミア国のアニァータの所に帰り、今後の行き先に悩んでいた。
冒険が出来てなかったからだ。
そう、ナインも知らなかった。
その日の夕方には国境の三ヶ所の門には兵が分散していた。約八万三千の兵が各国に雪崩れ込んだのだ。
次の昼にはテレート、ダクレ、レントの国が落ちたのだ。
適当にではない。
町や村まで制圧をしたのだ。
兵の被害もなく制圧して、奴隷解放をして望む者は軍に入った。男も女もなく入隊出来た。その晩にはフォント、グレット、メアート、エレブル、ファグリークが落ちた。
この時点で敵の捕虜が多数になったが、犯罪用の魔道具が役に立っていた。
降った兵の首には犯罪者用の首輪をはめられた。
これは、動く範囲など決められるし、人に害を起こせば即座に電撃が走る。
嘘も駄目で即座に電撃。怨んでも電撃が走る為に、普通に暮らす事になる。
各国の村に至るまで病院が設置されて病人の対応が行われた。
死んだ兵にはどうにもならなかったが。
1日で半分以上の国が奪われる事になった。
獣人に支配されたが、人も居た事がタイク帝国の兵も元サンガ連合の王族や貴族や兵に分かると彼等に助けを求めたが、誰も残念な顔をしていた。
中にはお尻を押さえていた者も居たそうだ。
タイク帝国側に獣国からの進軍が伝わるのにラグはあるが一週間は届かないのがダメージとなった。
既に兵の士気も低い帝国に対して士気も高く結束も強く進軍も早い獣国。
次の日には帝国の本土に進軍した。
もちろん、ミニック国以外が獣国に落ちたのだ。
その上で帝国に入る情報も複数同時に届いてしまい、ライラック王国に攻める手筈の遠征部隊が防衛軍になるのにも時間がかかっていた。
一気に情勢が変わっていた。
三日目になり、一番早く根を上げたのが、何も関係がないレビット国が獣国に降ったのだ。
四日目には帝国の首都に迫った。
抵抗がなかった訳でもなかったが、獣人と人とエルフの軍の前には抵抗するのが不可能と思った。
特に人の軍人に恐れをなしていた。
獣人と対をなして進軍した人族の兵士。
鉄壁の兵士と呼ばれたが、内情を知り人々は青くなっていた。
サンガ連合の制圧は獣人が多いに活躍した。
タイク帝国では人族が活躍した。
オカマな鉄壁の兵士が三万兵。
タイク帝国はナインを襲った事により恐怖の軍団を呼び出したのである。
その上位種(?)の鉄壁のオカマが現れたのだ。
帝国は不安を覚えながら抵抗を開始したのだ。
五日目には首都を除いて侵略が終わっていた。
鉄壁に襲われた首都に攻め立てられ、城に引き出していた。
守るだけの帝国にもはや先がなくなっていた。
強襲に耐えれない国だと国民に知らしめてもいた。
六日目には等々、降伏したのだ。
六日で旧サンガ連合及びタイク帝国と何故かレビット国が獣国に統合されたのだ。
もちろん、ナインは知らない。
そして、ミニック国を除いて大国をなったことを知らないし、デテュート宰相に報告に来るのが息子だともしらないでいた。
一年もしないで大国となった獣国が出来たのだった。
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