転生国主興国記

hinomoto

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本章

馬車ばーじょんあっぷ

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二号を倒せたので、俺の気持ちが落ち着いたようだ。
本当に気持ち良いな。
夜だが馬車は行く。
アイさんに疲れなどない。
一応、ライトはついてます。
ええ、馬車3号は箱形の馬車にしました。
馬車ですが、機能は違います!
馬(ゴーレム)は基本ですね!
中はキャンピングカーを基本にしてます。
運転で振動しないを実現!
違いはトイレ、キッチンなどは不要。
座席は極上なソファーで、テーブルは天井収納。
床はふかふかの絨毯。
出入りは、後部と前方の二ヶ所。
後部の扉はドアではなく、自動ドアを採用!
後部への階段は魔道具の階段を使用。
これにより不要な時は自動で収納します!
定員は10名で運転手(御者)2名を除く。
前も自動ドアにしてます!
御者席には、防水加工した高級な皮(幻獣)を使用。
タイヤは六輪。転倒防止用に圧縮した風魔法を採用。
速度は馬ありで、最速60km/h。リミッターを外して150km/hに。
なお緊急時は馬を切り離して、最速350km/hを実現。
ボディーは異世界印の三大鉱石を合金。
少々の衝撃では傷も付きません。
汚れにも強く、掃除も簡単に!
ライトは光魔法を使用。100m先は余裕で照らします。200m先まで普通に照らします!
かなり広範囲を照らすのは危険だ!と思うのでしょうが、此方の戦力は犬でも過大ですよ?
あんな犬でも龍種ですからね!
尚、後方と左右もライトがあり、上部も可変であります。
もう、ここまでやってるので遠慮なんかありません。外装の色はエメラルドグリーン。
タイヤも樹脂に合金を混ぜ、魔鉱樹脂とかし衝撃や刃物、魔法、溶岩と書いていて頭が痛くなる程の不可能も実現可!無敵の馬車、エクスヴリエス1号機が完成となった。
あん?
出来たのは夜だよ。
ご都合?良いじゃん!
名前もExtravaganceからとったし。
意味?贅沢とか浪費とか途方もないかな?
で、何で夜中に走らすか。
走るではなくて、爆走?国境まで100kmなんで飛ばす必要とか無いけどさ、盗賊が多いのよ!
倒したら剥ぎ取り焼却するのも面倒なのよ。
で、新車の耐久試験も兼ねてやってみました。
いやいや、本当に凄いよ。
優秀だよ。
猪?鹿?とら?犬系とかぶっ飛ばします。
襲われたのにぶっ飛びます。襲う方が・・・。
見事に道を作ります。
止めるものもないのでしょうか?
要らない素材ばかりなので、放っときましょう。
では、国境までお休みーー。



ーーーーーーーーーー

エレブル国内で、レント国からファフレミア国国境前のフェル村までに道が出来たと流れた。
一晩で出来たのかも謎であったが、冒険ギルドで馬らしき跡と等間隔の車輪と呼ぶのも変な轍を見たと合った。
報告内容で見えてきたのは、発見はレント国からの行商人とフェル村の冒険者なのだ。
その跡が繋がっていると分かるのに数ヶ月掛かったのだが、実に不可解であった。
調査にあたった冒険者も、二組や三組で足らなかった。何故なら魔物の残骸である。
最初はゴブリン等で楽な感じでいたが、その内にホールネームやボブゴブリンなどD級の魔物の死体が見つかり素材や肉の確保にギルドに依頼。
その依頼の為に人が集められる依頼が起こる、空前の依頼ラッシュ。
日数が掛かったのも、進めば進むほど、出てくる魔物の死体。尋常でない数とそのランク。
D級のランクルボアで喜んでいたのが、C級のゼラクトルロームにレント、レントランブル、ラークザットになり、初めて異常事態に気付き慌てだしたが、回収が止まる事はない。
国が動き出した時にはB級のワイバーンが回収対象になっていた。
川に通れる橋や岩を並べたりも時間をとられる。
街道になりつつあるのは、素材を集める冒険者とそれを守る護衛の冒険者、橋や街道を作る職人達と護衛の冒険者、国から派遣された軍隊と案内する冒険者。それも二ヶ所同時に。
一大センセーショナルな工事ともなるのだが問題は残る。
やっと両方が繋がる時に見つけたのだ。
ランクA級、見つかったら即死確実、2パーティーでも意味がなく、3パーティーで1人二人が生き残る。しかも冒険者ギルドでA級のパーティーならの話だ。
この国の冒険者にA級のパーティーは六組。
しかも主都市しか居らず、貴族や王族に使えている。
その名は『ドランクドラゴン』竜種最強の一角。
見掛けただけで、軍隊がでる魔物。
そんな魔物が死体である。
死体も腐乱だが、使える素材関係もあるから嬉しい一面、いつ出てくるのか、出ないのか可能性も半々。帰ったとしても通行に困る。道を作って通られても困る。
エレブル国の最大の修羅場となってしまうのだ。

まぁ、彼には関係ないのだが。
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