クラス転移で神様に?

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幼少期:共和国編

共和国の王

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 そんなこんなで噂どうりの迷宮に襲われながらもなんとか上について遠くの方を見てみると、魔力によって超強化されたエルピスの視界にこちらへと向かってくる馬車の姿がはっきりと見えた。
 砂漠地帯にやって来るのにはどう見ても過度だと言えるほどになされた装飾は乗っている人間の趣味を表し、およそ休憩というものを取らされていないであろう馬は口から泡を出しながら必死に足を動かしていた。
 動物愛護団体でもいればすぐに文句の一つも入りそうな光景ではあるが、残念ながらこの世界にはそんな優しい団体など存在しない。
 朝の三人のウチの誰かならば気配ですぐに分かるのだが馬車の中からは知らない気配しかせず、一応危険と判断してアウローラ達を螺旋階段の方で待たせておきエルピスと灰猫だけが前に出る。
 逃げるための時間を稼ぐために、たとえアルキゴスとマギアが全力を出したとしても一瞬は耐えられるだけの防壁を自分と灰猫、そしてアウローラ達に貼り直し、エルピスは馬車から降りようとする人間に意識を集中させる。
 戦闘が始まるとすれば一瞬の事だろう、目を離すことなどできるはずもない。

「皆さま敬礼をお願いします」

 そんな警戒心をあらわにしているエルピスの前に現れたのは、共和国内において一般的とされている執事服に身を包んだ老齢の男性である。
冒険者である灰猫に対してならばまだしも、貴族位をもつエルピスに対しての敬礼の指示出しに後ろに控えていたアウローラはいぶかしげな顔を浮かべた。
 この国は共和国政治であり君主を持たない、あるいは君主制ではない政治体制をとっている国のはずである。
 地球での社会形態で共和国の党首がどのような立場であったかは政治に疎いアウローラでは判別がつかないが、この世界においての共和国当主は国民の延長線であり、貴族との間に階級差こそ暗黙の了解としてないにしろ敬礼を強制させるほどの権限などないはずである。
 もし力をもった共和国関係者であったとすれば、それは共和国の行動理念から逸脱した行為であるといえるだろう。

「ーー共和国盟主の一人。ファルス・エルフォード・マハス・ディタルティアだ」

 そんなアウローラの疑問を置き去りにして現れたのは共和国盟主の一人、現状の共和国において最も権力を持っているといってもいい人物ディタルティアである。
 資本主義ではなく社会主義に近く、君主制ではなく共和制を選んだ国の代表としては真反対ともいえるディタルティアは執事が敬礼するように指示したにも関わらず直立不動のまま動かない灰猫とエルピスに対して不機嫌そうな態度を見せた。
 だがエルピスのとった態度は見る人物がみれば正しい行いだともいえるだろう、執事の言葉に対して馬鹿正直に敬礼してはディタルティアのそのまるで貴族かのような立ち振る舞いを容認したとも捉えかねない。

「これはどうも。エルピス・アルへオと申します。以後お見知りおきを、それでいったい何の御用でしょうか?」

 いたって冷静に対処するエルピスの目に一番最初に入り込んでくるのは、身体を覆う無駄な装飾より何故そうなったのかといっそ聞いてしまいたくなるほどに膨らんだ彼の腹だ。
 確かにこの世界には現時点で人類のそのほとんどが食に困ることがないくらいには豊かな世界ではある、何故なら魔法によって農業は比較的簡単にこなす事ができるし、高速での移動手段も様々あるからである。
 だが王国でもそうであったように、今まで見てきた中でおおよそ肥満と呼べるような見た目をしている人物が少なかった理由はなぜであろうか。
 それは技能スキルが関係している。
 技能スキルを使用するのには精神的な疲労ももちろんあるが、常日頃から鍛えていない人間からすると肉体への負担がかなり大きく、デスクワークだろうと何時間も作業していれば消費するカロリー量はかなりの物とからであった。
 共和国の盟主ともなればその仕事量は技能スキルを使わなければ到底終わらせることのできない量だろうし、たとえ使っていなかったとしてもストレスで激痩せすることだろう。
 ならば何故目の前の彼がここまで肥え太っているのか。

「アラン、椅子だ」
「こちらでございます」

 目の前で椅子に腰掛けるそれを見ながら、エルピスは目の前の人物がいかにダメな人間なのかを遅れて理解する。
 つまりは盟主と言ったところで、共和国だと言ったところで、表向きには権力者でないだけで、民主主義の下に選ばれた正当で誠実な人間だというわけではないのだ。
 いままで忘れていた人の汚い部分を見て昔の感覚を思い出しながら、エルピスは何か不意に悪意が顔に出てしまわないように技能スキルで表情を隠して試しに言葉を投げかけてみる。

「それで改めてですが、ディタルティア様が私にどういったご用件でしょうか?」
「対等なつもりか小僧…俺は共和国盟主にして、首都の管理を行っている党首だぞ? アルヘオ家の長男だというからどの程度かと思えば、アルヘオ家も程度が知れるな」

 怒りと疑問が心を埋め尽くす。
 怒りはエルピスに対してではなく、アルヘオ家に対して敬意を示さない目の前の男の姿勢だ。
 根拠のない嘲りなどエルピスに対しては何の意味も持たない。
 だが家を、家族を、馬鹿にされたならば話は別だ。
 勝手な、個人の欲に塗り固められた思想によって、家族が馬鹿にされるのならば敬意を払う必要などない。
 疑問は名誉貴族としてのーー共和国なのに貴族というのは少々よく分からないがーー証を授けたのは目の前の男であるにも関わらずまるで何も理解していないとでも言いたげなその態度だ。

「エルピス、落ち着いて」

 袖を引かれて怒りがゆっくりと消えていく。
 りんとした表情の下にほんの少しの恐怖感が見え隠れする灰猫を見て、エルピスは自分がここに来た理由を再確認した。
 遅かれ早かれクラスメイトの状況確認のために、国の偉い人間とは会うつもりだったのだ。
 このような事態にならない事の方が珍しいだろう。
 落ち着きを取り戻して相手のことを見てみれば、なるほど相手の土俵に立って見て見なければ、いっそ演技がかったほどにその姿は滑稽だ。

「それで本日はどういったご用件でしょうか。私共はいまから背後にあるダンジョンを攻略せねばならないのですが」
「そのダンジョンについてだ」

 エルピスの頭の中を嫌な予感がよぎる。
 確信はないものの、おおよそこのままの流れでいけば、まず間違いなく起こりうる展開に溜息を吐きたくなる衝動を抑えつけ、勘違いであれと思いながらもエルピスは話を聞く。

「いま現在から攻略完了時刻まで、このダンジョンは国直轄の物とし、いかなる人間も立ち入る事を禁ずる」
「ーーーーそういうことね」

 目の前の男がそう言い放ったと同時に、背後で小さく呟く程度の声音ではあるがそんなアウローラの声がエルピスの耳に聞こえてくる。
 基本的に王国を含め各国は、人類種並びに亜人種の個人としての権利を尊重する義務があるとして、指定の手続きを踏んでいない場合でのダンジョンなどの占領は国際法的に違反としている。
 だが一国の王にも近しい権力者が所有権を誇示すれば、やはり多少なりとも見逃されるというのが世の中であり、このダンジョン一つ程度を占領するなど訳ない事だろう。
 普段ならばこれ以上の口論は無駄だと判断して他のダンジョンを探すなり、仕事を終わらせるなりやれる事はいくらでもあるが、いまここで引いてしまうのは両親の沽券にかかわる。

「私が、冒険者組合から依頼されたこの迷宮を、貴方は不当に占領するという見解でよろしいですね?」
「不当? 笑わせるな小僧。国際的にみても、俺のやっている行為は全て問題ない」
「問題があるから言っているのですよ?」
「ーーディタルティア様…そこら辺で落とし所を決めてはどうでしょうか?」

 ディタルティアの直ぐ横、見た目からして三十代半ばというところだろうか。先程とはまた別の執事が現れると主人であるディタルティアの言葉が止められる。
 執事は基本的に主人が会話している時に口を挟まないものだ。
 それはどこの世界でも常識であり、元一般人とはいえ十数年もこの世界の常識で暮らしてきたエルピスからすればその執事の取った行動は、はっきり言って違和感そのものだ。
 怒鳴り散らすならまだ優しいもので、この場で首を落とされても文句の言えぬその行動を前にして、だがディタルティアは眉間に寄せていたシワを戻すとエルピスの方に向き直る。

「仕方がない、確かに副組合長から許可は得ているとはいえアルヘオ家の顔をも立てるべきか。七対三で手を打とう」

 七対三とはこの迷宮で取れる資源の配当分だろうし、おそらく七割の方は自分達のつもりなのだろう。
 はっきり言ってクソ喰らえである。

「そんな面倒な事をせずとも、早い者勝ちで良いのでは? 報酬を分ける必要もないでしょう」
「それもそうだな、ではそうするか。二十分後にスタートする、そちらも準備をしておけ」

 先程までの口論がまるで嘘だったかのように、直ぐに終わる打ち合わせ。
 エルピスからすれば違和感しかなく、もちろんそれは後ろからハラハラとしつつ見ていたアウローラ達も同様だ。
 灰猫もまん丸とした目を開けて疑問の表情を浮かべながら、エルピスに対して何か言いたそうな表情をしている。
 だがエルピスはそんな灰猫に対してあえて口にしよう、どうせこの男は大した事を考えていないと。

「ああそうだ。本来ならば私が直接赴きたい所ではあるが、如何せん私も全ての行動に責任が付いて回る立場の者だ。代わりのものを用意する」

 不意に国王がまるで残念だというような声音でそんな事を言った。
 エルピス達からすれば何を言っているのだこいつはというところだが、とはいえ相手からすればそれでなんとかなると思っているのだろう。
 代わりの者を用意すると言われ意識を傾けてみれば、奥の方から数人馬車から降りてこちらへと向かってくる人影が見えた。
 顔を覆い隠せるほどにフードを深く被り、各々の武器なのか斧や鎌、投げナイフに木刀など個性あふれる武器を担いだその面々は、エルピスの横を通り抜けダンジョンの淵に足をかけた。

「それでディタルティア殿、この方々は?」
「ーーフッ、よく聞いてくれた。が私の契約している雷精団だ。その戦闘力は個々人で一つの軍隊に匹敵すると言われ、チームとして動けば土地神すらも落とせると言われる凄腕の集団だ。
まぁ傭兵とでも思って置いてくれてよい。この者達を貴公と競争させようと思ってな」

 口数の多さはこの戦闘団とやらに対する信頼の厚さか、それともエルピスを怯えさせようとさせるためなのだろうか。
 五歳や六歳の頃ならば驚いただろうが、今となってはこの程度の実力の者達で驚くと思われているのならば少々心外だ。
 ーーとエルピスは内心思っているが、事実アウローラやエラは程度の差こそあれど少なからず驚愕と警戒の感情を見せていた。
 何故なら貴族の娘として、使用人として、雷精団の強さを聞き及んでいたからだ。
 メンバーは五人、扱う武器はどれも特殊なものが多く、リーダー格である男は雷精と親和性が高い上に他の属性の精霊とも親和性が高く、ダンジョン攻略、未開拓地域の探索方法などの面において目覚ましい活躍を見せている。

「雷精団ですか……聞いた事がありませんね。有名なんですか?」
「武に関わっているものでありながら、この者達を知らんのか?」
「生憎ですが私は王国から出たのは初めてなので、最高位冒険者は全員覚えていますがそれ以外はなんとも」
「ふふふっ、最高位だのなんだの言っているが、結局は権力や資金力も含めてのランク付け。
 純粋な戦闘力でこの者達に勝てる者などいるはずもない」

 そう言ってディタルティアはエルピスに微笑みかける。
 その微笑みの意味は間違いなくお前が最高位の冒険者になれたのは、親の七光りがあったからだという事を伝えたいのだろう。
 はっきり言って、だったらあのよく分からない審査もどきはなんだったのだという話だ。
 つい寸前まで、この目の前の男が組合長に指示を出していたのかとなんとなく思っていたが、よく考えてみれば組合長から実力を聞いているのならばもう少しへこへこするはずだ。
 組合長がこの男ではない人物から指示を出されたというのに三人がかりでエルピスを見に来たということは、つまり誰かしら上の人物に指示されたという事であり、面倒ごとに直面しながらも面倒ごとの予感をひしひしとエルピスは肌で感じ取る。

「そうですね、この人達なら足手まといにはならないでしょう」

 空返事をしながらエルピスは、今回の自分の身の振り方について考える。
 目の前の者たちの正体も分からない以上、下手に手を出したりするのは後々なんらかの問題に発展しかねない。
 かといって平和的に競い合ったところで、難癖つけられて勝負にならないだろう。
 ならば最適解は単純に追いつくことの出来ない程の速度で迷宮内部を駆け抜ける事だ。

「それでは健闘を祈っているよ、俺は先に帰らせてもらう」

 なんとかこの現状を打破しようとしているエルピスを置き去りにして、ディタルティアは行きと同じように馬車を使って帰っていく。
 なんともまた自由なもので、そんな党首を相手にして大きくエルピスはため息をつく。

「えっと……話終わった感じ?」
「まだ出てくるなアウローラ。どうやら今回の件は、少々面倒な事になりそうだ」
「深く考えすぎよエルピス、最悪逃げちゃえば良いんだし。ね、セラ?」

 逃げてしまえばいいと言ったアウローラの言葉に、セラはその通りだと深く頷く。
 確かに深く考え過ぎていたかも知れない。
 わざわざ相手の裏を考え見通す必要など、いまのエルピスがしなければならない事ではない。
 そういった頭を使わなければいけないような事は、他の者に任せればいいのだ。

「それもそうか。それじゃあ最悪逃げるとして、これからどうするかだけど…」
「君達はどうするんだい? あれの命令に従って競争するっていうなら、僕も相手するけど」
「競争は嫌ですね、俊足で有名な貴方とエルピス様二人を相手にしては、勝ち目がありませんので」

 フードは被ったままなので顔は見えないが、嘘をついているようには見えない。
 ディタルティアに比べればまだ話しができそうだと思い、エルピスは〈神域〉で遠ざかった事を確認しつつ話を持ちかける。

「取引をしないか?」
「取引……ですか? なんとなく持ちかけてくるのではないかと思っていましたが、どのような?」
「ダンジョンを攻略したという名誉は君達にあげる。だから代わりにダンジョン内の物資は持てるだけこちらが貰って良いだろうか? もちろん敵は全てこちらで倒す」

 平等な取引…のはずだ。
 少なくともエルピスからすれば、平等になる取引。
 エルピス達はモンスターの素材やダンジョンに眠る秘宝の類などの実益を手に入れ、雷精団のメンバー達はダンジョンを攻略したという名誉を手に入れる事で今後の依頼もさらに良い条件の物となるはずだ。
 短期的に見ればもちろん得をしているのはエルピス達かもしれないが、全てのモンスターの討伐をエルピス達が引き受けたので雷精団のメンバーは地下にすら潜る必要がない。
 なんのリスクも無くダンジョンを攻略した名誉が手に入るのならば、向こうからしても願ったり叶ったりだろう。

「なるほど…確かにそれなら競争する必要もありませんし、お互いメリットもある……良いですよその提案。受けましょう」

 案外すんなりとーーエルピスからすればすんなりの方が嬉しいので何も問題はないのだがーー契約は取り決められる。
 この世界においては口約束ですら契約となり、破ればそれ相応の罰が下る。
 邪神の権能を持ったエルピスとの口約束ならばなおさらであり、破ればそれ相応の罰が降る事だろう。

「それで、君の名前を教えてもらっても良いかな? 約束事をした相手の事は少しでも知っておきたいし」
「良いですよ」

 そう言って彼等はまるで示し合わせたかのように被っていたフードを取り外し、その素顔をエルピスに見せる。
 時が止まったようだった。
 いずれ来る時間だとは分かっていても、それでもまるで夢のように思えてしまうのだから人間とは不思議なものだ。

「まさか…遥希くん?」

 数年、下手すれば数十年この世界で彼等は過ごしてきたはずだ。
 もちろんこちらは十五年の月日をこの世界で過ごしているので歴で言えばこちらの方が長いが、転生したエルピスと転移した彼等ではまったくもって時の流れの感じ方が違うだろう。
 いつのまにか止まっていた胸の中の針が動き出し、大人らしくなった同級生達の顔を見てエルピスではなく晴人としての部分が強く出てくる。
 正直な話、不安もあった。
 十五年という月日はあまりにも長く、この体だったから良かったものの人間のままならば覚えていたかも不安げだ。
 だが確かにいまここで出会った事で、覚えていることを再確認できた。
 それがエルピスにとっては何より嬉しい。

「なんで僕の本名を知っているんですか!?」

 言われてエルピスは、まずいことをしてしまったと心の中で汗を掻く。
 彼等に本名を告げる気などさらさらなかった。
 元の自分との繋がりとして残しておくのは委員長だけで良い。
 そう思っていたはずなのに、心の奥底ではそう思えていなかったらしい。
 まずい。
 どうしよう。
 そんな事を思いたいはずなのに。
 まるでドッキリをする前の少年のように、無邪気な笑みを浮かべて、エルピスは自らの名前を口にする。

「だって僕が君達の同級生、晴人だからさ」

 驚く彼等の顔が何より面白い。
 この世界に来て初めて、思い出の中にいた人物と出会うことができた。
 そんな数十年ぶりの同窓会に、エルピスは心をワクワクさせるのだった。
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