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隠れ家――アンフェールとグレン2
アンフェールと竜石と手作りプレゼント ※
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「えっと、ほんとに見るんだよね……」
「ああ。是非見たい」
何でこんな事に、とアンフェールは一週間前の自分を責める。
尻から竜石を排出する所を見られた件だ。綺麗な宝玉に見えてもこれは排泄物だと説明はした。
したのだが、今度は出すところが見たいと掛け合われてしまった。
グレンは精霊の不思議な生態に迫るぐらいのキラキラした目をしていた。
アンフェールは精霊が排泄行為をしないのを知っている。だからこれは精霊の生態では無いのだ。
それを声を大にして言えたらどんなに良かったか。
(子孫のキラキラした興味津々顔に逆らえない祖先心がつらい……)
アンフェールは割り切る事にした。『これは特殊なプレイなんだ』と。
あくまで自分の中だけでの味付けだ。仕方ない。こういったプラスになる意味付けをしないと、古代竜のプライドがポッキリいってしまいそうなのだ。
アンフェールは心の中でぶちぶちと文句を言いながら、ローブのボタンを外した。脱いだローブをベッドに無造作に置く。
アンフェールは全裸になった。そして立ったままこちらを見ているグレンを見上げて、提案をした。
「じゃ、グレンのお膝に座っていい?」
「膝に?」
「うん。ぼくの脚、支えて……」
グレンは脚を曲げて床に座った。アンフェールはその腿の上によいしょと座り、彼の胸に背を預けて脚を開く。
グレンに腿裏から腕を回して貰って支えられると、完成するのが『人間の幼児が母親におしっこを手伝って貰う時のポーズ』だ。
恥ずかしい。
恥ずかしいが、このポーズならグレンにまじまじと直接アナルを観察されることも無いのだ。
アンフェールは己の策に対し、得意げに鼻を鳴らした。
「これは……」
背後でグレンがなぜか絶句していた。なぜかは分からない。
「この体勢でいい?」
「あ、ああ……」
許可を得たので、ぐっといきむ。そうすると、つるりとした竜石がアナルを押し広げ、すぐさまポンと産出される。コン、と床が硬質に鳴り、コロコロと竜石が転がっていった。
背後からグレンの視線を強く感じて、居たたまれない。
「こんな感じなんだけど……」
「……本当に身体からあんな綺麗な物が出てくるんだな。この前は、暗がりでよく分からなかったが」
「たくさん説明したのに」
百の言葉より一の実践なんだろうか。
しかし、一つ排出すると、もう駄目だ。排泄感が湧いてきて、ぐっとアナルを締めていても、押し留めるのは難しい。
「グレン、もういいかな。あの、もう少し出したくて……」
「まだ出るのか? 出し切っていいぞ?」
「えぇ……」
グレンの続行する意思に、アンフェールの頬は熱くなった。
ずっと背後からグレンの視線を強く感じている。やはり何か、特殊なプレイのように感じて、アンフェールは羞恥に思わず瞳を潤ませた。
嫌だと思っても排出欲求は徐々に強くなってくる。アンフェールの身体はふるりと震え、思わず薄く声が漏れる。なぜかグレンの抱き上げる腕の力が強くなった。
この感覚は竜石を出し切るまで止まない。仕方ないので排出を続行する。アンフェールは覚悟を決めた。
「んっ……」
軽くいきんだだけで、待ってましたと言わんばかりに、腹の中を刺激していた竜石が飛び出していく。一つ、二つ。床に落ちてはコロコロと勢いのまま転がっていった。
出す度に快感でアンフェールの身体は震えた。
古代竜の記憶があるアンフェールは幼体であれど、アナルはきちんと感じる。グレンに分かられないように、と抑えていても抑えきれないものはにじみ出るのだ。
傍から見たアンフェールの姿は酷く煽情的だった。
「あっ……!」
何故かグレンは、自身の身体を後ろに大きく傾けた。
彼はベットサイドに背を預け、身体を安定させた後、ぐいっとアンフェールの膝裏から下肢を持ち上げた。
アンフェールの身体はずるりと滑り、グレンの腰を枕にする形で持ち上がった。殆ど逆さまに近い。
この時、アンフェールはグレンが力持ちな事を思い出した。
アンフェールは身体を丸めた姿勢で尻をグレンの眼前に晒している。
アナルから、ぽこり、と竜石が出る。
石は重力で落下し、ひときわ乾いた音でカンっと音を立てた。最後の竜石排出だった。
直径三センチほどの竜石が五つ通った。アンフェールのアナルは緩く開き、呼吸をする様にヒクヒクと蠢いている。外側の薄桃色よりも内部の肉色は濃い桃色だ。
そのアンフェールの内側をグレンは凝視していた。
「ぐれん、も、はなしてぇ……」
アンフェールは涙目になっていた。
陰部の匂いまで分かりそうな位顔を近づけて排出を観察されてしまったのだ。しかも排出が終わったのに、グレンはずっとアナルを変わらぬ位置で見続けている。
アンフェールの頭の後ろが硬い。グレンの腰を枕にしているのだ。硬いものと言えばグレンのペニスだろう。勃起しているのだ。
アンフェールは焦った。
(可愛い子孫の性癖が歪んでしまう……!)
竜種の世界でも排泄に興奮するのは異端だ。
排泄行為自体を気持ち良く感じるのは生物としての本能なので、理解できる。アンフェールも隠れ家で、竜石の排出による快感に日々打ち震えていた所だ。
しかし、他の竜の排泄を見たいとは思わない。五千年生きて、覚えなかった興味だ。
だからアンフェールはグレンが排出を間近で見て性器を大きくしたことに焦ってしまった。
――アンフェールは気づかない。
グレンからしたら竜石は排泄物からは程遠い見た目であると。人間社会ではこういった玉をアナルに入れて排出させるような性具も、プレイもあると。
勿論グレンは知識も疎く、性具の知識なんてものは無いのだが。
ただ、本能で興奮してしまったのだ。
幼いアンフェールのアナルが石の排出と共に盛り上がり、出し切った後ゆるんで、ゆっくりと戻っていく様子に。息づくような秘肉の動きに、肉欲を覚えたのだ。
「ぐれん……」
「……っ、あぁ! すまん」
グレンはゆっくりアンフェールを元の体勢に戻してくれた。横抱きで持ち上げ、すぐ側のベッドに下ろしてくれた。
紳士だ。この紳士感をどうしてさっき発揮してくれなかったのか。
アンフェールはちょっとだけ怒っている。でも、排出を見せる約束をしてしまったのはアンフェールだし、グレンは別に約束を破っていない。
ぐぬぬ、とアンフェールは行き場のない憤りを、ベッドをゴロゴロする事で解消した。
「グレン、ぼくは怒っているよ……」
「ああ。許可なく逆さまにして、すまない」
(そこじゃないんだが……)
その後はいつも通り魔力循環をした。
アンフェールは仕返しに、いつもより一杯グレンの乳首を弄って吸って、脇腹をフェザータッチで撫でた。グレンが泣くまで責めた。
胸がすいた。
◇◇◇
その次の週もグレンは泊まりに来た。
先々週から三度目の宿泊になる。
宿泊の都度ごきげんで城に戻ってくるし、城での生活でも常に機嫌の良さが滲んでいるらしく、周囲の人間は本当に喜んでいるそうだ。
宿泊が推奨されるようになったらしい。
「アンフェール、おみやげを持ってきた」
いつもの弟参りを終えた後だ。
グレンはアンフェールの隠れ家にやってきて、早々荷物をがさごそし始めた。
グレンは顔をキラキラさせている。おみやげを早く渡したいという、子孫の子供っぽさに、アンフェールはほっこりしてしまった。
「これだ」
手渡されたのはペンダントだった。ペンダントトップはとても綺麗な金細工で、その上に石が乗っている。石に見覚えがあった。アンフェールの頬はひくりと引き攣った。
「これは」
「アンフェールの石を加工したんだ。台座はいつも世話になっている工房にお世話になったんだ。どういうデザインにするか私が考えて、加工も手伝ったんだよ。私が手を入れた部分は素人仕事なので不格好だが、きみに贈りたくて頑張った」
「……ありがとう」
ありがとう、とは言ったものの、アンフェールにとっては微妙だ。金の台座に乗っているのは自身の排泄物である。
古代竜時代、人型をとって人の生活に混じっていた時に、宝飾店で見かけた竜石のアクセサリーを思い出す。あの時も金の台座にのった竜石が面白おかしくて堪らなかった。
長い時を経て、まさかそんな面白グッズを子孫から贈られるとは思わなかった。
贈り主がグレンじゃなかったら投げ捨てていたが、これはグレンが純粋な好意で用意してくれたものだ。しかも加工を手ずからしたと。
子孫の手作りプレゼントならば祖先は大事にしようと思う。
アンフェールはグレンの『手作りの物を贈りたい』という気持ちだけは、とても嬉しかったのだ。
「ああ。是非見たい」
何でこんな事に、とアンフェールは一週間前の自分を責める。
尻から竜石を排出する所を見られた件だ。綺麗な宝玉に見えてもこれは排泄物だと説明はした。
したのだが、今度は出すところが見たいと掛け合われてしまった。
グレンは精霊の不思議な生態に迫るぐらいのキラキラした目をしていた。
アンフェールは精霊が排泄行為をしないのを知っている。だからこれは精霊の生態では無いのだ。
それを声を大にして言えたらどんなに良かったか。
(子孫のキラキラした興味津々顔に逆らえない祖先心がつらい……)
アンフェールは割り切る事にした。『これは特殊なプレイなんだ』と。
あくまで自分の中だけでの味付けだ。仕方ない。こういったプラスになる意味付けをしないと、古代竜のプライドがポッキリいってしまいそうなのだ。
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アンフェールは全裸になった。そして立ったままこちらを見ているグレンを見上げて、提案をした。
「じゃ、グレンのお膝に座っていい?」
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「うん。ぼくの脚、支えて……」
グレンは脚を曲げて床に座った。アンフェールはその腿の上によいしょと座り、彼の胸に背を預けて脚を開く。
グレンに腿裏から腕を回して貰って支えられると、完成するのが『人間の幼児が母親におしっこを手伝って貰う時のポーズ』だ。
恥ずかしい。
恥ずかしいが、このポーズならグレンにまじまじと直接アナルを観察されることも無いのだ。
アンフェールは己の策に対し、得意げに鼻を鳴らした。
「これは……」
背後でグレンがなぜか絶句していた。なぜかは分からない。
「この体勢でいい?」
「あ、ああ……」
許可を得たので、ぐっといきむ。そうすると、つるりとした竜石がアナルを押し広げ、すぐさまポンと産出される。コン、と床が硬質に鳴り、コロコロと竜石が転がっていった。
背後からグレンの視線を強く感じて、居たたまれない。
「こんな感じなんだけど……」
「……本当に身体からあんな綺麗な物が出てくるんだな。この前は、暗がりでよく分からなかったが」
「たくさん説明したのに」
百の言葉より一の実践なんだろうか。
しかし、一つ排出すると、もう駄目だ。排泄感が湧いてきて、ぐっとアナルを締めていても、押し留めるのは難しい。
「グレン、もういいかな。あの、もう少し出したくて……」
「まだ出るのか? 出し切っていいぞ?」
「えぇ……」
グレンの続行する意思に、アンフェールの頬は熱くなった。
ずっと背後からグレンの視線を強く感じている。やはり何か、特殊なプレイのように感じて、アンフェールは羞恥に思わず瞳を潤ませた。
嫌だと思っても排出欲求は徐々に強くなってくる。アンフェールの身体はふるりと震え、思わず薄く声が漏れる。なぜかグレンの抱き上げる腕の力が強くなった。
この感覚は竜石を出し切るまで止まない。仕方ないので排出を続行する。アンフェールは覚悟を決めた。
「んっ……」
軽くいきんだだけで、待ってましたと言わんばかりに、腹の中を刺激していた竜石が飛び出していく。一つ、二つ。床に落ちてはコロコロと勢いのまま転がっていった。
出す度に快感でアンフェールの身体は震えた。
古代竜の記憶があるアンフェールは幼体であれど、アナルはきちんと感じる。グレンに分かられないように、と抑えていても抑えきれないものはにじみ出るのだ。
傍から見たアンフェールの姿は酷く煽情的だった。
「あっ……!」
何故かグレンは、自身の身体を後ろに大きく傾けた。
彼はベットサイドに背を預け、身体を安定させた後、ぐいっとアンフェールの膝裏から下肢を持ち上げた。
アンフェールの身体はずるりと滑り、グレンの腰を枕にする形で持ち上がった。殆ど逆さまに近い。
この時、アンフェールはグレンが力持ちな事を思い出した。
アンフェールは身体を丸めた姿勢で尻をグレンの眼前に晒している。
アナルから、ぽこり、と竜石が出る。
石は重力で落下し、ひときわ乾いた音でカンっと音を立てた。最後の竜石排出だった。
直径三センチほどの竜石が五つ通った。アンフェールのアナルは緩く開き、呼吸をする様にヒクヒクと蠢いている。外側の薄桃色よりも内部の肉色は濃い桃色だ。
そのアンフェールの内側をグレンは凝視していた。
「ぐれん、も、はなしてぇ……」
アンフェールは涙目になっていた。
陰部の匂いまで分かりそうな位顔を近づけて排出を観察されてしまったのだ。しかも排出が終わったのに、グレンはずっとアナルを変わらぬ位置で見続けている。
アンフェールの頭の後ろが硬い。グレンの腰を枕にしているのだ。硬いものと言えばグレンのペニスだろう。勃起しているのだ。
アンフェールは焦った。
(可愛い子孫の性癖が歪んでしまう……!)
竜種の世界でも排泄に興奮するのは異端だ。
排泄行為自体を気持ち良く感じるのは生物としての本能なので、理解できる。アンフェールも隠れ家で、竜石の排出による快感に日々打ち震えていた所だ。
しかし、他の竜の排泄を見たいとは思わない。五千年生きて、覚えなかった興味だ。
だからアンフェールはグレンが排出を間近で見て性器を大きくしたことに焦ってしまった。
――アンフェールは気づかない。
グレンからしたら竜石は排泄物からは程遠い見た目であると。人間社会ではこういった玉をアナルに入れて排出させるような性具も、プレイもあると。
勿論グレンは知識も疎く、性具の知識なんてものは無いのだが。
ただ、本能で興奮してしまったのだ。
幼いアンフェールのアナルが石の排出と共に盛り上がり、出し切った後ゆるんで、ゆっくりと戻っていく様子に。息づくような秘肉の動きに、肉欲を覚えたのだ。
「ぐれん……」
「……っ、あぁ! すまん」
グレンはゆっくりアンフェールを元の体勢に戻してくれた。横抱きで持ち上げ、すぐ側のベッドに下ろしてくれた。
紳士だ。この紳士感をどうしてさっき発揮してくれなかったのか。
アンフェールはちょっとだけ怒っている。でも、排出を見せる約束をしてしまったのはアンフェールだし、グレンは別に約束を破っていない。
ぐぬぬ、とアンフェールは行き場のない憤りを、ベッドをゴロゴロする事で解消した。
「グレン、ぼくは怒っているよ……」
「ああ。許可なく逆さまにして、すまない」
(そこじゃないんだが……)
その後はいつも通り魔力循環をした。
アンフェールは仕返しに、いつもより一杯グレンの乳首を弄って吸って、脇腹をフェザータッチで撫でた。グレンが泣くまで責めた。
胸がすいた。
◇◇◇
その次の週もグレンは泊まりに来た。
先々週から三度目の宿泊になる。
宿泊の都度ごきげんで城に戻ってくるし、城での生活でも常に機嫌の良さが滲んでいるらしく、周囲の人間は本当に喜んでいるそうだ。
宿泊が推奨されるようになったらしい。
「アンフェール、おみやげを持ってきた」
いつもの弟参りを終えた後だ。
グレンはアンフェールの隠れ家にやってきて、早々荷物をがさごそし始めた。
グレンは顔をキラキラさせている。おみやげを早く渡したいという、子孫の子供っぽさに、アンフェールはほっこりしてしまった。
「これだ」
手渡されたのはペンダントだった。ペンダントトップはとても綺麗な金細工で、その上に石が乗っている。石に見覚えがあった。アンフェールの頬はひくりと引き攣った。
「これは」
「アンフェールの石を加工したんだ。台座はいつも世話になっている工房にお世話になったんだ。どういうデザインにするか私が考えて、加工も手伝ったんだよ。私が手を入れた部分は素人仕事なので不格好だが、きみに贈りたくて頑張った」
「……ありがとう」
ありがとう、とは言ったものの、アンフェールにとっては微妙だ。金の台座に乗っているのは自身の排泄物である。
古代竜時代、人型をとって人の生活に混じっていた時に、宝飾店で見かけた竜石のアクセサリーを思い出す。あの時も金の台座にのった竜石が面白おかしくて堪らなかった。
長い時を経て、まさかそんな面白グッズを子孫から贈られるとは思わなかった。
贈り主がグレンじゃなかったら投げ捨てていたが、これはグレンが純粋な好意で用意してくれたものだ。しかも加工を手ずからしたと。
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