毎晩獣に襲われます

じゅういち

今僕はランシェと一緒に食堂へと向かっている。

「なんでランシェは僕を誘ってくれたの？」

人付き合いが苦手なランシェは、いつも1人を好む……と僕は思っていたから、少し不思議だった。

「あ、いや、その、ね？」

いつものようにおどおどとランシェは話し始めた。

「僕……はね？別に人と話すの……嫌いじゃないよ？」

「ただ……僕がこんな喋り方だから……迷惑かけ……たくなくて……僕人に嫌われたくないから……。」

と、俯きながら話し始めた。

「そっかぁ～……よかった！」

僕は心底安堵した。

「ど、うして？」

「いや～この職場αの人達ばっかりで、気軽に話せる人いなくってね僕。こう見えて少しビクビクしながら過ごしてる時もあるんだよ？」

「だから、ランシェとはいっぱいお話したいし…………。」

そう言って横を見ると、少し暗い顔をしたランシェがいた。
彼はﾎﾞｿﾘと呟いた。


「……メルも僕をβだからとしか……思ってないんだね。」

そう言われて、僕は頭が真っ白になった。







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すみません。改良しました。
未完成のまま投稿していました。
申し訳ないです‪(  •̥ ˍ •̥  )‬