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第497話 神人アレクレイ・ドキュルスター
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人神プロジェクト。それは人工的に魔神の域に達することのできる人間を創造するプロジェクト。その始まりは一つの小さな宗教であった。
その宗教では元々人間は現世で徳を積み、死ぬその時まで修行をすることで死んだのちに神の元へいけるというものであった。簡単に言えば現世で善行を行えば報われるというもの。しかしある時、一人の男はそこに疑問を持った。
「神の元へ行くというのであればその血は汚れなきものでなければならない。人間として正しき血を求めねばならない。」
神の元へ行くためには血統にこだわらなければならない。そう考えた男は結婚相手を決める前に自身の血統を調べた。男は元々人種差別的であり、同じ人種の人間と結婚しようと考えたのだ。
しかし男は調べた時に驚愕した。男は幾種もの人種の血が混ざっているのだ。それは男にとって汚れた血であることに間違いなかった。その事実に絶望した男は自殺を考えた。だがそんな男に転機が訪れた。それは遠方から来ていた屈強な男を見た時に思い至ったのだ。
「神の元へ行くのであれば、神のために戦えるように屈強な人間になるべきだ。私は強き人間を作るために生まれたのだ。」
そして男は人種の違いを気にせず子を残した。そしてその意志を継いだ子供達が同じように強き子を産むために交わった。それはやがて貴族を巻き込み、国家を巻き込むほどの大プロジェクトになった。
こうして始まった人神プロジェクトは一部の人間を除き、人為的に魔神に至れる血統を作ることは不可能だと考えられていた。しかしそれでもこのプロジェクトが続いたのは副産物としての人体実験の成果による収益があったからだ。
人神プロジェクトによって幾多の強者との交配が続けられて来たドキュルスター家は資産家としても有名になった。しかし他から見れば幸福そうなドキュルスター家だが、その人生はあまりにも不幸な一族であった。
ドキュルスター家の本懐としては魔神に至れる子を生み出すこと。しかしこの強さには大きくバラツキがあり、生涯で魔帝クラスに至れる強者が生まれることもあれば魔王クラスにさえ至れない子が生まれることもある。
そしてその影響により、ドキュルスター家は非常に自殺率の高い家系でもあった。親より優秀な子が生まれると親は、自分はなぜこうなれなかったのかと自分を悲観し自殺した。
親よりも優秀ではない子が生まれた時は、子は親を超えるために多くの薬物や人体改造を施し、次の子を成した頃には肉体が持たず死んだ。
非常に短命なドキュルスター家。しかしその家系に終わりを告げる時が来た。その存在は母親の胎内に子が宿った時から始まった。
妊娠3ヶ月目にしてその宿った命は膨大な魔力を有しており、母体となる母親の魔力量を倍増させた。そして出産間近の頃には母親は魔王クラスの魔力量を有したという。
通常子が宿ったとしても母体の魔力に変化が起こるようなことはない。赤子がそれだけの魔力を有していることなど他に類を見ないからだ。そして生まれ落ちたその赤子は将来が約束された強者であった。
その赤子、アレクレイの成長ぶりは凄まじかった。わずか5歳の頃には父母と同じだけの教養を身につけ、10歳になることには魔帝クラスの実力者になりドキュルスター家の生み出して来た全ての知識を身につけた。
そして15歳になる頃には人神として魔神クラスに至っていた。父母は歓喜したことだろう。ついに自分たちは人神を生み出すという本懐を成し遂げたのだから。しかしアレクレイが魔神に至る頃には父母はもういなかった。
母親はアレクレイが胎内に宿っている時のあの膨大な魔力量が忘れられなかった。アレクレイを出産したことにより膨大な魔力がなくなった喪失感からくる精神疾患により、アレクレイが3歳になる頃には亡くなっていた。
父親もアレクレイの才能を知り、子には負けられないと無茶なモンスター狩りを行なったせいでアレクレイが7歳の頃に帰らぬ人となった。
アレクレイが強くなることを喜んだのは研究者たちだけだ。そしてその研究者たちもアレクレイが20歳になる頃にはいなくなっていた。
アレクレイは強く、そして賢すぎたのだ。その当時の最高峰の頭脳を集めた人神プロジェクトの研究者たちの頭脳をはるかに上回ってしまったのだ。研究者たちが数年がかりで研究することをアレクレイはほんの数日で結果を出してしまう。
研究者たちが仕事をするよりもアレクレイ一人でやったほうが金もかからず、時間も早い。そして世界最高の頭脳と世界最高の肉体を持ち合わせたアレクレイは25歳になる頃には人神を超える存在、神人へと至っていた。
魔神としての格も最高格、良家の出身で人神プロジェクトが完遂された現在ではその莫大な財産も受け継いだ。まさに勝ち組の人生。そんな最高の人生を送るはずのアレクレイだが、その人生は乾いていた。
幼少の頃から負け知らずのアレクレイは敵の攻撃を一目見ただけで模倣することができた。そして一度模倣してしまえば模倣した相手よりもその技をうまく使えた。達人級の技術であってもほんの数分でマスターできた。
アレクレイにはできないことなどなかった。むしろなぜ自分以外の人間はそれができないのか理解できなかった。なんせ自分は真似をしただけだ。そしてその真似したものをさらに動きやすいように改良しただけ。そうしただけなのに人々は驚愕の眼差しでアレクレイを見た。
「わしが生涯を賭して生み出した技をたった一度見ただけで…」
「私が長年かけて完成させた論文を昨日学んだやつに訂正されるだと!ふ、ふざけるな!この化け物め!」
「なんでだよ!なんでなんだよ!この化け物!」
「化け物!」「化け物…」「化け物がぁ!!」
「僕は…僕は化け物なんかじゃない!」
アレクレイは幼少の頃から一人叫んだ。神に近づきし人間を作るための人神プロジェクト。そこから誕生したアレクレイは化け物ではなくまごう事なき人間だ。人間なのだ。
しかしアレクレイの学習能力の高さ、強さ、その全てが人間離れしていた。当時の人間の中でアレクレイの足元に及ぶ人間は存在しなかった。だからこそ人々はアレクレイを化け物呼ばわりした。
アレクレイは化け物と呼ばれることを嫌い、人里を離れ9大ダンジョンへと潜った。アレクレイが生きている頃はまだダンジョンを制覇することが可能であった。そしてアレクレイは史上2人目の9大ダンジョン完全踏破者になった。
そしてダンジョン制覇者となったアレクレイの周りにはアレクレイのもつダンジョンアイテムを求める金の亡者が集まった。そして再びアレクレイは人里を離れた。人間不信に陥ったのだ。
そんなアレクレイは森の中で一人の女と出会った。黒髪の綺麗な素朴な女であった。どこにでもいそうな純朴そうな女。しかしその女にアレクレイは惹かれていった。
そしてアレクレイはその女と夫婦になった。アレクレイが初めて得た幸福な時だ。その女はアレクレイのことを恐れず、ただの男として扱ってくれるのが嬉しかった。人生最高の幸福期だ。
しかしその幸福も崩れてしまった。女と出会い5年たった頃にアレクレイは女との間に子供ができないのを不思議に思い、その原因を研究した。そしてその研究により全てを知ってしまった。
アレクレイには繁殖能力がなくなっていたのだ。そもそも繁殖とは種の進化と存続のために行われる行為だ。何百年、何千年とかけて種を進化させていく行為。
しかしアレクレイは人間という種として完成されてしまったのだ。そして完成しきったアレクレイは寿命を克服し、不老不死の存在となっていた。そして不老不死の存在となったアレクレイにはもう繁殖能力は必要ないと判断したのかその能力を失っていたのだ。
アレクレイはそのことに絶望した。人生で初めて愛した女との間に子を残すこともできず、自分が愛した女が老いて死にいく様を見続けなければならない。そしてその後も生き続けなくてはならない。そんな人生に恐怖し、絶望した。
なんとか子を成す方法はないか、もしくはこの愛した女を不老不死に変え、ともに生きる方法はないか。アレクレイの頭脳はその方法をいくつか模索したが、女はそれを拒絶した。女は人の道から外れることを拒んだのだ。
そしてアレクレイはその女の元を去った。誰も理解してくれないと、人生で唯一愛した女も理解してくれないと絶望した。そしてアレクレイは奴らの元へと加わった。理解者になってくれると信じて。
そしてアレクレイは再びこの世に舞い戻った。今の世ならば自身を理解してくれる者がいると信じて。しかし蓋を開けてみればアレクレイであっても理解できない存在がいた。神剣イッシン。そしてこのイッシンと渡り合ったという神魔という存在。
その存在はまるでアレクレイを否定しているかのようであった。自分の強さを誰も理解してくれない、自分のことを理解できる存在など存在しないとして愛した女と別れ、1度目の生を終えた。しかし目の前のイッシンという存在はその自分を否定されているかのようであった。
アレクレイが強いと考えていたのはただの慢心で、イッシンの前ではただの男でしかないと思わされている。アレクレイはそれが許せなかった。
それならばなぜ自分は彼女と別れてしまったのか。なぜ誰とも触れ合おうとしなかったのか。そんなことを考えればただひたすらに自己嫌悪に陥る。
だからこそアレクレイは再び意識を取り戻す。目の前の自分の人生を否定する男を否定するために。イッシンを打倒するための術式を完成させて。
その宗教では元々人間は現世で徳を積み、死ぬその時まで修行をすることで死んだのちに神の元へいけるというものであった。簡単に言えば現世で善行を行えば報われるというもの。しかしある時、一人の男はそこに疑問を持った。
「神の元へ行くというのであればその血は汚れなきものでなければならない。人間として正しき血を求めねばならない。」
神の元へ行くためには血統にこだわらなければならない。そう考えた男は結婚相手を決める前に自身の血統を調べた。男は元々人種差別的であり、同じ人種の人間と結婚しようと考えたのだ。
しかし男は調べた時に驚愕した。男は幾種もの人種の血が混ざっているのだ。それは男にとって汚れた血であることに間違いなかった。その事実に絶望した男は自殺を考えた。だがそんな男に転機が訪れた。それは遠方から来ていた屈強な男を見た時に思い至ったのだ。
「神の元へ行くのであれば、神のために戦えるように屈強な人間になるべきだ。私は強き人間を作るために生まれたのだ。」
そして男は人種の違いを気にせず子を残した。そしてその意志を継いだ子供達が同じように強き子を産むために交わった。それはやがて貴族を巻き込み、国家を巻き込むほどの大プロジェクトになった。
こうして始まった人神プロジェクトは一部の人間を除き、人為的に魔神に至れる血統を作ることは不可能だと考えられていた。しかしそれでもこのプロジェクトが続いたのは副産物としての人体実験の成果による収益があったからだ。
人神プロジェクトによって幾多の強者との交配が続けられて来たドキュルスター家は資産家としても有名になった。しかし他から見れば幸福そうなドキュルスター家だが、その人生はあまりにも不幸な一族であった。
ドキュルスター家の本懐としては魔神に至れる子を生み出すこと。しかしこの強さには大きくバラツキがあり、生涯で魔帝クラスに至れる強者が生まれることもあれば魔王クラスにさえ至れない子が生まれることもある。
そしてその影響により、ドキュルスター家は非常に自殺率の高い家系でもあった。親より優秀な子が生まれると親は、自分はなぜこうなれなかったのかと自分を悲観し自殺した。
親よりも優秀ではない子が生まれた時は、子は親を超えるために多くの薬物や人体改造を施し、次の子を成した頃には肉体が持たず死んだ。
非常に短命なドキュルスター家。しかしその家系に終わりを告げる時が来た。その存在は母親の胎内に子が宿った時から始まった。
妊娠3ヶ月目にしてその宿った命は膨大な魔力を有しており、母体となる母親の魔力量を倍増させた。そして出産間近の頃には母親は魔王クラスの魔力量を有したという。
通常子が宿ったとしても母体の魔力に変化が起こるようなことはない。赤子がそれだけの魔力を有していることなど他に類を見ないからだ。そして生まれ落ちたその赤子は将来が約束された強者であった。
その赤子、アレクレイの成長ぶりは凄まじかった。わずか5歳の頃には父母と同じだけの教養を身につけ、10歳になることには魔帝クラスの実力者になりドキュルスター家の生み出して来た全ての知識を身につけた。
そして15歳になる頃には人神として魔神クラスに至っていた。父母は歓喜したことだろう。ついに自分たちは人神を生み出すという本懐を成し遂げたのだから。しかしアレクレイが魔神に至る頃には父母はもういなかった。
母親はアレクレイが胎内に宿っている時のあの膨大な魔力量が忘れられなかった。アレクレイを出産したことにより膨大な魔力がなくなった喪失感からくる精神疾患により、アレクレイが3歳になる頃には亡くなっていた。
父親もアレクレイの才能を知り、子には負けられないと無茶なモンスター狩りを行なったせいでアレクレイが7歳の頃に帰らぬ人となった。
アレクレイが強くなることを喜んだのは研究者たちだけだ。そしてその研究者たちもアレクレイが20歳になる頃にはいなくなっていた。
アレクレイは強く、そして賢すぎたのだ。その当時の最高峰の頭脳を集めた人神プロジェクトの研究者たちの頭脳をはるかに上回ってしまったのだ。研究者たちが数年がかりで研究することをアレクレイはほんの数日で結果を出してしまう。
研究者たちが仕事をするよりもアレクレイ一人でやったほうが金もかからず、時間も早い。そして世界最高の頭脳と世界最高の肉体を持ち合わせたアレクレイは25歳になる頃には人神を超える存在、神人へと至っていた。
魔神としての格も最高格、良家の出身で人神プロジェクトが完遂された現在ではその莫大な財産も受け継いだ。まさに勝ち組の人生。そんな最高の人生を送るはずのアレクレイだが、その人生は乾いていた。
幼少の頃から負け知らずのアレクレイは敵の攻撃を一目見ただけで模倣することができた。そして一度模倣してしまえば模倣した相手よりもその技をうまく使えた。達人級の技術であってもほんの数分でマスターできた。
アレクレイにはできないことなどなかった。むしろなぜ自分以外の人間はそれができないのか理解できなかった。なんせ自分は真似をしただけだ。そしてその真似したものをさらに動きやすいように改良しただけ。そうしただけなのに人々は驚愕の眼差しでアレクレイを見た。
「わしが生涯を賭して生み出した技をたった一度見ただけで…」
「私が長年かけて完成させた論文を昨日学んだやつに訂正されるだと!ふ、ふざけるな!この化け物め!」
「なんでだよ!なんでなんだよ!この化け物!」
「化け物!」「化け物…」「化け物がぁ!!」
「僕は…僕は化け物なんかじゃない!」
アレクレイは幼少の頃から一人叫んだ。神に近づきし人間を作るための人神プロジェクト。そこから誕生したアレクレイは化け物ではなくまごう事なき人間だ。人間なのだ。
しかしアレクレイの学習能力の高さ、強さ、その全てが人間離れしていた。当時の人間の中でアレクレイの足元に及ぶ人間は存在しなかった。だからこそ人々はアレクレイを化け物呼ばわりした。
アレクレイは化け物と呼ばれることを嫌い、人里を離れ9大ダンジョンへと潜った。アレクレイが生きている頃はまだダンジョンを制覇することが可能であった。そしてアレクレイは史上2人目の9大ダンジョン完全踏破者になった。
そしてダンジョン制覇者となったアレクレイの周りにはアレクレイのもつダンジョンアイテムを求める金の亡者が集まった。そして再びアレクレイは人里を離れた。人間不信に陥ったのだ。
そんなアレクレイは森の中で一人の女と出会った。黒髪の綺麗な素朴な女であった。どこにでもいそうな純朴そうな女。しかしその女にアレクレイは惹かれていった。
そしてアレクレイはその女と夫婦になった。アレクレイが初めて得た幸福な時だ。その女はアレクレイのことを恐れず、ただの男として扱ってくれるのが嬉しかった。人生最高の幸福期だ。
しかしその幸福も崩れてしまった。女と出会い5年たった頃にアレクレイは女との間に子供ができないのを不思議に思い、その原因を研究した。そしてその研究により全てを知ってしまった。
アレクレイには繁殖能力がなくなっていたのだ。そもそも繁殖とは種の進化と存続のために行われる行為だ。何百年、何千年とかけて種を進化させていく行為。
しかしアレクレイは人間という種として完成されてしまったのだ。そして完成しきったアレクレイは寿命を克服し、不老不死の存在となっていた。そして不老不死の存在となったアレクレイにはもう繁殖能力は必要ないと判断したのかその能力を失っていたのだ。
アレクレイはそのことに絶望した。人生で初めて愛した女との間に子を残すこともできず、自分が愛した女が老いて死にいく様を見続けなければならない。そしてその後も生き続けなくてはならない。そんな人生に恐怖し、絶望した。
なんとか子を成す方法はないか、もしくはこの愛した女を不老不死に変え、ともに生きる方法はないか。アレクレイの頭脳はその方法をいくつか模索したが、女はそれを拒絶した。女は人の道から外れることを拒んだのだ。
そしてアレクレイはその女の元を去った。誰も理解してくれないと、人生で唯一愛した女も理解してくれないと絶望した。そしてアレクレイは奴らの元へと加わった。理解者になってくれると信じて。
そしてアレクレイは再びこの世に舞い戻った。今の世ならば自身を理解してくれる者がいると信じて。しかし蓋を開けてみればアレクレイであっても理解できない存在がいた。神剣イッシン。そしてこのイッシンと渡り合ったという神魔という存在。
その存在はまるでアレクレイを否定しているかのようであった。自分の強さを誰も理解してくれない、自分のことを理解できる存在など存在しないとして愛した女と別れ、1度目の生を終えた。しかし目の前のイッシンという存在はその自分を否定されているかのようであった。
アレクレイが強いと考えていたのはただの慢心で、イッシンの前ではただの男でしかないと思わされている。アレクレイはそれが許せなかった。
それならばなぜ自分は彼女と別れてしまったのか。なぜ誰とも触れ合おうとしなかったのか。そんなことを考えればただひたすらに自己嫌悪に陥る。
だからこそアレクレイは再び意識を取り戻す。目の前の自分の人生を否定する男を否定するために。イッシンを打倒するための術式を完成させて。
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