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第405話 すまない
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ヴァルドールによってこの一帯の法国の軍勢は全て無力化された。ガリウスの兵やエヴォルヴたちは戦意を失った法国の兵士を一方的に殺戮するのは心情的に問題があるようで一斉に捕縛を始めた。
ただ彼らは洗脳するためにかなり人を傷つけ殺し回ったため無罪放免というわけにはいかないだろう。一生囚われの身か、死刑のどちらかしか彼らにはくだされない。それでも有用な情報を吐けば多少の恩赦は下されるかもしれない。
「ヴァルくん、ありがとう。時間はかかったけどおかげでなんとかなりそうだ。」
「ええ、そのようですね。それで…あれはどうしますか?」
ヴァルドールが視線を向ける先にはエラー物質の化け物がいる。今も暴れようとしているがヴァルドールによって封じられているようで何もできずにいる。
「あれの元になったのはラルドだ。なんとか元に戻そうと思って…」
「残念ですが我が王よ。それは無理です。完全に融合しています。我が魔法でもどうすることもできません。」
「そ、そうか。まあでも俺には世界樹がある。今ドルイドを呼び出す。」
この手の禁魔法はヴァルドールが一番詳しいが、そんなヴァルドールはどうしようもできないという。しかしそれでもミチナガには世界樹とそれを使うことのできるドルイドがいる。世界樹ならばどんな異常状態でもなんとかできる。
ミチナガは今も洗脳された人々を洗脳から解除しているドルイドを呼び出す。かなり体力を消耗しているドルイドだが、まだ世界樹魔法を行使することはできるはずだ。
「すまんドルイド。無理をさせるがもう一つだけ働いてくれ。あれからラルドさんを取り出してくれ。ラルドさんだけで良いんだ。」
『ドルイド・……少し…待て…』
エラー物質の化け物に近づくドルイドに同行するミチナガとヴァルドール。目の前にまるで心臓のように脈動する肉塊を見るとミチナガはあまりのおぞましさに目を背けたくなるが、必死にこらえる。
そんな中ドルイドは肉塊に触れて何やら観察している。その様子をヴァルドールは眺めている。そんなドルイドは振り返り、ヴァルドールと目を合わせて頷いた。
『ドルイド・…無理…』
「……は?」
『ドルイド・世界樹は万能…でも無理なこともある…』
「おそらく生物として完全に融和してしまったせいでしょう。いくつもの人間が一つになって変質している。手の施しようがありません。」
「何…言ってんだ……だって世界樹は…!」
『ドルイド・…ホタルと…同じ……』
ミチナガはそう言われて動きを止めた。数多のモンスターをつなぎ合わされキメラ化した蛍火衆頭首のホタル。そんなホタルを助ける時もドルイドは世界樹を用いてホタルの病を治したが、つなぎ合わされたモンスターたちを引き剥がすことはしなかった。
そしてそれは正確に言えばしなかったのではなく、できなかったのだ。生物として強く組み合わされているホタルのモンスターを引き剥がすことを世界樹はできなかった。
世界樹にできるのは異物を排除する力と安定の力。ユグドラシル国のリリーのように呪いや毒に侵されている場合はそれを排除できる。しかしラルドの場合はエラー物質と完全に融合してしまっている。
つまり世界樹がラルドにできることはエラー物質を取り込んだ状態で安定化させることだけだ。しかしすでに幾人もの人間を取り込んだエラー物質ではラルドが主人格になるのは難しい。幾人もの人間の思考がごちゃごちゃになるだけだ。
つまり世界樹の安定化の力を使ってもそれは幾人もの人間が組み合わされた人ならざるものになるだけだ。そんな怪物を生み出すわけにはいかない。
「じゃ、じゃあ捕獲してどこかで研究して…」
「洗脳電波の発信源の大元はこれです。これを破壊しないと新しい洗脳電波を発生させても意味がないようです。それに…徐々に変質しています。破壊された魔道具を補おうと自身を作り変えているようです。30分も経たないうちに再び洗脳電波が発生されるでしょう。」
「だ、だけどそれじゃあ……ラルドは…ラルドは自らの意思でこんなことになったんじゃない!誰かが助けてやらないと…あいつは救われない。」
『ドルイド・世の中には…救われぬものもいる。』
ドルイドの強い否定の言葉にミチナガは口を開いて反論することができなかった。この世界だろうがどんな世界でも理不尽に死ぬ者はいる。救われぬものはいる。ミチナガだって周囲の洗脳された人々を助ける際に多少の犠牲はやむ得ないと言った。
しかしそれが自身に関係あるものの時だけは許容できないというのはそれもまた理不尽な話だ。ミチナガはそれでも頭の中で何度も何度も思考する。ラルドを助ける手立てが一つでもあるのならばそれをやる。
時間にして1分ほどだろうか。ミチナガは静かに、ただ静かに考え込んで…そして涙を一粒流した。
「…ヴァルくん……」
「なんでしょうか我が王よ。」
「……苦しまないように………肉片の一つたりとも残さないように…消滅させてくれ。」
「…よろしいのですね?」
「………やってくれ。」
ヴァルドールはミチナガの言葉を聞き届け、魔法の詠唱を始めた。周囲で今も20万人以上の人々を拘束する魔法を行使しているヴァルドールにとってかなり負担となる魔法だろう。しかしそれでもヴァルドールは一つも嫌な顔をすることなく詠唱を完了した。
「さようなら……さようならラルド。」
「彼のものに永劫の終焉を…闇魔導『影葬』」
エラー物質の化け物の肉塊が、ラルドであったものが黒く染められていく。漆黒に染まる肉塊は灰の如くホロホロと崩れ去り、空へと舞い散る。ミチナガの望む通り肉片の一つたりとも残すことなく完全に消えていく。
ミチナガは空に舞うラルドだった黒き灰をただただ見ていた。何もできず、怒りに歯をくいしばることもなく、ただ空を見るようになんの感情も抱かずそれを見ていた。
やがて最後の肉片が消え去ると不安に思った使い魔達が集まってきた。誰も声を出せずにいる中、ポチだけが戸惑いながらもミチナガに近づいた。
『ポチ・…ボス……あの…』
「…大丈夫だ。もう大丈夫だ。落ち込んでいる暇はない。この地の戦いは終わった。そして他の地でも徐々に終わっている。あとはアレクリアル様と法神の戦いだけだ。だがもしも法神が勝ったとしてもこの戦局はひっくり返らない。ヴァルくんは新しい洗脳電波を飛ばして洗脳されている人たちを停止させて。その後ドルイドとともに洗脳解除を頼む。ポチ達は捕らえた法国の兵達をきっちり捕縛して。」
『ポチ・りょ、了解。でも…』
「大丈夫だ。お前らを働かせている間休ませてもらうよ。頭の怪我もまだ痛むしな。無茶はしない。気持ちの整理はまだできないけど…やらなきゃいけないこともわかっているからな。」
『ポチ・うん……あとそれから…』
「なんだ?」
『ポチ・ラルドさんの最後の言葉伝えようと思って…すまないって…そう言ってた。』
「ハハ…何言ってんだよ……謝らなきゃいけないのは俺なのに………ごめん、あと頼んだ。」
『ポチ・うん。ゆっくり休んで。みんな、仕事にかかるよ。』
ヴァルドールやポチ達はミチナガに言われた通りに仕事にかかった。これ以上ミチナガに声をかけるべきではないと。
俯くミチナガは頭の傷が再び開いたのか頭からわずかに血が流れている。その血は額を伝い目元から涙とともに流れ落ちた。
ただ彼らは洗脳するためにかなり人を傷つけ殺し回ったため無罪放免というわけにはいかないだろう。一生囚われの身か、死刑のどちらかしか彼らにはくだされない。それでも有用な情報を吐けば多少の恩赦は下されるかもしれない。
「ヴァルくん、ありがとう。時間はかかったけどおかげでなんとかなりそうだ。」
「ええ、そのようですね。それで…あれはどうしますか?」
ヴァルドールが視線を向ける先にはエラー物質の化け物がいる。今も暴れようとしているがヴァルドールによって封じられているようで何もできずにいる。
「あれの元になったのはラルドだ。なんとか元に戻そうと思って…」
「残念ですが我が王よ。それは無理です。完全に融合しています。我が魔法でもどうすることもできません。」
「そ、そうか。まあでも俺には世界樹がある。今ドルイドを呼び出す。」
この手の禁魔法はヴァルドールが一番詳しいが、そんなヴァルドールはどうしようもできないという。しかしそれでもミチナガには世界樹とそれを使うことのできるドルイドがいる。世界樹ならばどんな異常状態でもなんとかできる。
ミチナガは今も洗脳された人々を洗脳から解除しているドルイドを呼び出す。かなり体力を消耗しているドルイドだが、まだ世界樹魔法を行使することはできるはずだ。
「すまんドルイド。無理をさせるがもう一つだけ働いてくれ。あれからラルドさんを取り出してくれ。ラルドさんだけで良いんだ。」
『ドルイド・……少し…待て…』
エラー物質の化け物に近づくドルイドに同行するミチナガとヴァルドール。目の前にまるで心臓のように脈動する肉塊を見るとミチナガはあまりのおぞましさに目を背けたくなるが、必死にこらえる。
そんな中ドルイドは肉塊に触れて何やら観察している。その様子をヴァルドールは眺めている。そんなドルイドは振り返り、ヴァルドールと目を合わせて頷いた。
『ドルイド・…無理…』
「……は?」
『ドルイド・世界樹は万能…でも無理なこともある…』
「おそらく生物として完全に融和してしまったせいでしょう。いくつもの人間が一つになって変質している。手の施しようがありません。」
「何…言ってんだ……だって世界樹は…!」
『ドルイド・…ホタルと…同じ……』
ミチナガはそう言われて動きを止めた。数多のモンスターをつなぎ合わされキメラ化した蛍火衆頭首のホタル。そんなホタルを助ける時もドルイドは世界樹を用いてホタルの病を治したが、つなぎ合わされたモンスターたちを引き剥がすことはしなかった。
そしてそれは正確に言えばしなかったのではなく、できなかったのだ。生物として強く組み合わされているホタルのモンスターを引き剥がすことを世界樹はできなかった。
世界樹にできるのは異物を排除する力と安定の力。ユグドラシル国のリリーのように呪いや毒に侵されている場合はそれを排除できる。しかしラルドの場合はエラー物質と完全に融合してしまっている。
つまり世界樹がラルドにできることはエラー物質を取り込んだ状態で安定化させることだけだ。しかしすでに幾人もの人間を取り込んだエラー物質ではラルドが主人格になるのは難しい。幾人もの人間の思考がごちゃごちゃになるだけだ。
つまり世界樹の安定化の力を使ってもそれは幾人もの人間が組み合わされた人ならざるものになるだけだ。そんな怪物を生み出すわけにはいかない。
「じゃ、じゃあ捕獲してどこかで研究して…」
「洗脳電波の発信源の大元はこれです。これを破壊しないと新しい洗脳電波を発生させても意味がないようです。それに…徐々に変質しています。破壊された魔道具を補おうと自身を作り変えているようです。30分も経たないうちに再び洗脳電波が発生されるでしょう。」
「だ、だけどそれじゃあ……ラルドは…ラルドは自らの意思でこんなことになったんじゃない!誰かが助けてやらないと…あいつは救われない。」
『ドルイド・世の中には…救われぬものもいる。』
ドルイドの強い否定の言葉にミチナガは口を開いて反論することができなかった。この世界だろうがどんな世界でも理不尽に死ぬ者はいる。救われぬものはいる。ミチナガだって周囲の洗脳された人々を助ける際に多少の犠牲はやむ得ないと言った。
しかしそれが自身に関係あるものの時だけは許容できないというのはそれもまた理不尽な話だ。ミチナガはそれでも頭の中で何度も何度も思考する。ラルドを助ける手立てが一つでもあるのならばそれをやる。
時間にして1分ほどだろうか。ミチナガは静かに、ただ静かに考え込んで…そして涙を一粒流した。
「…ヴァルくん……」
「なんでしょうか我が王よ。」
「……苦しまないように………肉片の一つたりとも残さないように…消滅させてくれ。」
「…よろしいのですね?」
「………やってくれ。」
ヴァルドールはミチナガの言葉を聞き届け、魔法の詠唱を始めた。周囲で今も20万人以上の人々を拘束する魔法を行使しているヴァルドールにとってかなり負担となる魔法だろう。しかしそれでもヴァルドールは一つも嫌な顔をすることなく詠唱を完了した。
「さようなら……さようならラルド。」
「彼のものに永劫の終焉を…闇魔導『影葬』」
エラー物質の化け物の肉塊が、ラルドであったものが黒く染められていく。漆黒に染まる肉塊は灰の如くホロホロと崩れ去り、空へと舞い散る。ミチナガの望む通り肉片の一つたりとも残すことなく完全に消えていく。
ミチナガは空に舞うラルドだった黒き灰をただただ見ていた。何もできず、怒りに歯をくいしばることもなく、ただ空を見るようになんの感情も抱かずそれを見ていた。
やがて最後の肉片が消え去ると不安に思った使い魔達が集まってきた。誰も声を出せずにいる中、ポチだけが戸惑いながらもミチナガに近づいた。
『ポチ・…ボス……あの…』
「…大丈夫だ。もう大丈夫だ。落ち込んでいる暇はない。この地の戦いは終わった。そして他の地でも徐々に終わっている。あとはアレクリアル様と法神の戦いだけだ。だがもしも法神が勝ったとしてもこの戦局はひっくり返らない。ヴァルくんは新しい洗脳電波を飛ばして洗脳されている人たちを停止させて。その後ドルイドとともに洗脳解除を頼む。ポチ達は捕らえた法国の兵達をきっちり捕縛して。」
『ポチ・りょ、了解。でも…』
「大丈夫だ。お前らを働かせている間休ませてもらうよ。頭の怪我もまだ痛むしな。無茶はしない。気持ちの整理はまだできないけど…やらなきゃいけないこともわかっているからな。」
『ポチ・うん……あとそれから…』
「なんだ?」
『ポチ・ラルドさんの最後の言葉伝えようと思って…すまないって…そう言ってた。』
「ハハ…何言ってんだよ……謝らなきゃいけないのは俺なのに………ごめん、あと頼んだ。」
『ポチ・うん。ゆっくり休んで。みんな、仕事にかかるよ。』
ヴァルドールやポチ達はミチナガに言われた通りに仕事にかかった。これ以上ミチナガに声をかけるべきではないと。
俯くミチナガは頭の傷が再び開いたのか頭からわずかに血が流れている。その血は額を伝い目元から涙とともに流れ落ちた。
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