276 / 572
第267話 足止め
しおりを挟む
海岸線にたどり着いたミチナガ一行はそのまま海岸線沿いに移動する。すぐにでもスマホの中に収納されている船を浮かべて出発したいところだが、このあたりは遠浅で船を浮かべることができない。もう少し海の深い場所を求めて移動しているのだ。
やがて半日ほど移動すると漁村が見えた。あまり栄えていないが、別に衰退しているわけでもない。この世界ではごく普通の漁村といった感じだろう。あまり大人数で押しかけると混乱を招く恐れがあるのでミチナガと数名のものだけで近づくことにした。
村に近づくと数人の男達が現れた。おそらく村の代表だろう。魔道装甲車のエンジン音などですでにミチナガたちの来訪には気がついていたようだ。すぐに話をして、商人だということを知らせると喜んで招き入れてくれた。
どうやらあまり行商人なども来ない村のようで、いくつも欲しいものがあるらしい。歓迎されたミチナガと数名のものはそのまま村長の家に招かれてしばらく話をすることになった。村長の家に入るとそこには大量の魚がつるされている。
「魚くさいところで申し訳ない。この時期はこいつがよく獲れるもので、どこの家も冬に備えて食料を蓄えておるのです。」
「鮭…ですか。この辺りはよく遡上してくるので?」
「ええ、もう少し行ったところに川がありましてこの時期になると川を登って行くのです。よくご存知で。」
どうやらこのあたりは鮭が遡上してくるらしい。セキヤ国近くにも川はあるのだが、今まで見たことがなかった。彼らは捕まえた鮭を家の中に吊るして干し鮭を作っている。家の中で暖房のために火を焚いて、その煙で燻していることでかなりの期間、保存が可能なはずだ。
さらに村長の奥さんが口に合うかどうかわからないがと、カラカラに乾いた鮭の細い切り身を持ってきた。固そうなその鮭は北海道で有名な鮭とばだ。そのまま食べても良いし、少し火で炙っても美味しい。
ミチナガは一口咥えてみるが、あまりの硬さに噛みちぎれそうにない。もう半分くらいに割いてから食べればよかったと少し後悔するが噛めば噛むほど味が染み出してくるのでそのままかみ続けた。
なお同行している者達は普通に噛みちぎっていた。さすが獣人というだけあって顎が強いのだろう。もしくはミチナガがあまりにも弱いだけか。
「それで…皆様は海を渡りたいということでしたね?残念ですがしばらく待ったほうが良いでしょう。もう渦の季節になってしまいましたから。」
「渦の季節?渦潮ができるんですか?こんな開けた海で?」
渦潮は入り組んだ地形の場所で複雑な海流によってできる。鳴門海峡の渦潮が有名だが、ここは開けた海だ。そんな渦潮などできそうな気配がない。
「魚が渦潮を作るんです。この時期は海に出るとその渦潮に巻き込まれて船が沈みますからね。渦潮が引くのを待って再び船を出して漁をします。1月ほどは渦が続きますのでそれまでは海に出ないのが賢明です。」
「マジですか……」
しかもどうやらモンスターによるものでもなく、ごくごく普通の魚が作り上げる渦潮らしい。そのためいつその渦潮ができるかもわからない。そんな話をしていると外から渦ができたという声が聞こえてきた。
ミチナガも確かめに行くと確かに沖の方にいくつか渦潮ができている。数にして3つほどだろうか。大きさもまちまちで今一番大きいのは直径10mほどの渦潮だ。すると村の男たちは大急ぎで動き始めた。何かするらしい。
「これから一体何をするんですか?」
「あの渦潮に浜から釣り糸を投げ入れるのです。あの渦潮の中は大量の魚がいますからそれを釣り上げるわけです。以前入手した…あそこにある投石機を使って投げ入れるわけです。なかなか美味しい魚ですよ。食べていきませんか?」
「是非共お願いします。ああ、どうせならお手伝いさせていただきます。」
ミチナガたちは漁の手伝いをすることになったのだが、しばらくは手を出さずに様子を見るだけだ。やり方は簡単。投石機に釣り糸を結んだ重りを乗せ、それを渦潮めがけて発射させるだけだ。これが意外と簡単なようでかなり難しい。
重りが重すぎては魚を傷つける。だからなるべく軽くするのだが、軽いと海風に煽られて何処かへ流されてしまう。なかなかに技術のいる作業なのだが、この村の男たちは一発で成功してみせた。
そして5分ほど待つと引き上げ作業に移る。しかしこれがなかなかに大変だ。渦潮に飲み込まれる勢いのせいでなかなか引き上げられない。それでも村の男たちとミチナガの護衛総出で引き上げること30分。ようやく魚が引き上げられた。
「あれ?これ……ホッケか?」
「この魚も知っておられるのですか。普段は海の底におるのですが、なぜかこの時期になると渦を作って海面まで上がってくるのです。」
見事なホッケだ。体長40cm以上はある丸々と太ったホッケは脂が乗っていてうまそうである。実はホッケはホッケ柱と呼ばれる渦を作る。今では滅多に見られないものだが、生息数が多かった昔はよくホッケ柱を作っていたらしい。
ただ普通のホッケ柱の渦は小さなものだ。異世界のホッケ柱にもなると船を飲み込むほどの大きさになるらしい。そしてこの時期のホッケは産卵に向けて脂が乗る。ミチナガは早速シェフを呼んで調理してもらう。
スマホにホッケを収納して簡易的な一夜干しを作る。やはりホッケは焼いて食べるのが一番だ。さらにホッケのフライに鮭とホッケのちゃんちゃん焼きも作る。そんな様々な料理をつくるのだがやはりどれも酒に合う。そうなってしまうと村総出で大宴会が始まる。
今夜は魚尽くしなのだが、漁師たちは肉や野菜に飢えているらしい。そこでサラダやステーキなどもご馳走すると大喜びしてさらに盛り上がりを見せる。
「商人ミチナガ様のご厚意に感謝して…かんぱーい!」
「「「かんぱーい!!」」」
「一体何回乾杯するんだよ…」
かなり飲んでいる。もうこれは明日二日酔い確定だろう。そんな中一人気まずそうな表情をした村長がミチナガのそばに寄ってきた。
「ミチナガ様…これほどのことをしてもらってなんですが……その…我々にはこれに対するお返しができません。なんとお詫びしたら良いか…」
「村長。そんなことは気にするな。これは俺のおごりだ。お返しも何にもいらないよ。……あ、でも船が出せないんじゃしばらくこの村に厄介になりたい。船が出せるまでの間だけでも…頼めるか?」
「もちろんです!その程度のことでしたらいくらでもいてもらって構いません。毎日できる限りのもてなしをさせていただきます。」
「まあ気負わないで。ああ、それからこの辺りのことも教えてくれ。初めてきた土地で知らないことばかりなんだ。まあ細かい話は今度にしよう。それにしても村長、あなたは飲んでいないみたいだが酒は嫌いか?」
「いえそんな…大好きです。」
「それじゃあ飲もう。何も気にせず飲んでくれ。あとからとやかく言うような真似はしないよ。」
そう言うと村長は安心したようで酒を飲み始めた。そして一度飲みだすとどんどんどんどん飲み始める。どうやらなかなかの酒豪らしい。安心仕切った様子の村長をみてミチナガもホッとする。
「しかしこんな釣りもあるなんてな。アンドリュー子爵に教えたら飛んできそうだ。あの人今どうしているんだろうなぁ…ミラルたちと合流してかなり経つけど仲良くやっているのかなぁ……」
『ポチ・あ~…ボス?そのアンドリュー子爵なんだけど……ちょっとやばいよ。』
「……俺…変なフラグ立てちゃった?」
やがて半日ほど移動すると漁村が見えた。あまり栄えていないが、別に衰退しているわけでもない。この世界ではごく普通の漁村といった感じだろう。あまり大人数で押しかけると混乱を招く恐れがあるのでミチナガと数名のものだけで近づくことにした。
村に近づくと数人の男達が現れた。おそらく村の代表だろう。魔道装甲車のエンジン音などですでにミチナガたちの来訪には気がついていたようだ。すぐに話をして、商人だということを知らせると喜んで招き入れてくれた。
どうやらあまり行商人なども来ない村のようで、いくつも欲しいものがあるらしい。歓迎されたミチナガと数名のものはそのまま村長の家に招かれてしばらく話をすることになった。村長の家に入るとそこには大量の魚がつるされている。
「魚くさいところで申し訳ない。この時期はこいつがよく獲れるもので、どこの家も冬に備えて食料を蓄えておるのです。」
「鮭…ですか。この辺りはよく遡上してくるので?」
「ええ、もう少し行ったところに川がありましてこの時期になると川を登って行くのです。よくご存知で。」
どうやらこのあたりは鮭が遡上してくるらしい。セキヤ国近くにも川はあるのだが、今まで見たことがなかった。彼らは捕まえた鮭を家の中に吊るして干し鮭を作っている。家の中で暖房のために火を焚いて、その煙で燻していることでかなりの期間、保存が可能なはずだ。
さらに村長の奥さんが口に合うかどうかわからないがと、カラカラに乾いた鮭の細い切り身を持ってきた。固そうなその鮭は北海道で有名な鮭とばだ。そのまま食べても良いし、少し火で炙っても美味しい。
ミチナガは一口咥えてみるが、あまりの硬さに噛みちぎれそうにない。もう半分くらいに割いてから食べればよかったと少し後悔するが噛めば噛むほど味が染み出してくるのでそのままかみ続けた。
なお同行している者達は普通に噛みちぎっていた。さすが獣人というだけあって顎が強いのだろう。もしくはミチナガがあまりにも弱いだけか。
「それで…皆様は海を渡りたいということでしたね?残念ですがしばらく待ったほうが良いでしょう。もう渦の季節になってしまいましたから。」
「渦の季節?渦潮ができるんですか?こんな開けた海で?」
渦潮は入り組んだ地形の場所で複雑な海流によってできる。鳴門海峡の渦潮が有名だが、ここは開けた海だ。そんな渦潮などできそうな気配がない。
「魚が渦潮を作るんです。この時期は海に出るとその渦潮に巻き込まれて船が沈みますからね。渦潮が引くのを待って再び船を出して漁をします。1月ほどは渦が続きますのでそれまでは海に出ないのが賢明です。」
「マジですか……」
しかもどうやらモンスターによるものでもなく、ごくごく普通の魚が作り上げる渦潮らしい。そのためいつその渦潮ができるかもわからない。そんな話をしていると外から渦ができたという声が聞こえてきた。
ミチナガも確かめに行くと確かに沖の方にいくつか渦潮ができている。数にして3つほどだろうか。大きさもまちまちで今一番大きいのは直径10mほどの渦潮だ。すると村の男たちは大急ぎで動き始めた。何かするらしい。
「これから一体何をするんですか?」
「あの渦潮に浜から釣り糸を投げ入れるのです。あの渦潮の中は大量の魚がいますからそれを釣り上げるわけです。以前入手した…あそこにある投石機を使って投げ入れるわけです。なかなか美味しい魚ですよ。食べていきませんか?」
「是非共お願いします。ああ、どうせならお手伝いさせていただきます。」
ミチナガたちは漁の手伝いをすることになったのだが、しばらくは手を出さずに様子を見るだけだ。やり方は簡単。投石機に釣り糸を結んだ重りを乗せ、それを渦潮めがけて発射させるだけだ。これが意外と簡単なようでかなり難しい。
重りが重すぎては魚を傷つける。だからなるべく軽くするのだが、軽いと海風に煽られて何処かへ流されてしまう。なかなかに技術のいる作業なのだが、この村の男たちは一発で成功してみせた。
そして5分ほど待つと引き上げ作業に移る。しかしこれがなかなかに大変だ。渦潮に飲み込まれる勢いのせいでなかなか引き上げられない。それでも村の男たちとミチナガの護衛総出で引き上げること30分。ようやく魚が引き上げられた。
「あれ?これ……ホッケか?」
「この魚も知っておられるのですか。普段は海の底におるのですが、なぜかこの時期になると渦を作って海面まで上がってくるのです。」
見事なホッケだ。体長40cm以上はある丸々と太ったホッケは脂が乗っていてうまそうである。実はホッケはホッケ柱と呼ばれる渦を作る。今では滅多に見られないものだが、生息数が多かった昔はよくホッケ柱を作っていたらしい。
ただ普通のホッケ柱の渦は小さなものだ。異世界のホッケ柱にもなると船を飲み込むほどの大きさになるらしい。そしてこの時期のホッケは産卵に向けて脂が乗る。ミチナガは早速シェフを呼んで調理してもらう。
スマホにホッケを収納して簡易的な一夜干しを作る。やはりホッケは焼いて食べるのが一番だ。さらにホッケのフライに鮭とホッケのちゃんちゃん焼きも作る。そんな様々な料理をつくるのだがやはりどれも酒に合う。そうなってしまうと村総出で大宴会が始まる。
今夜は魚尽くしなのだが、漁師たちは肉や野菜に飢えているらしい。そこでサラダやステーキなどもご馳走すると大喜びしてさらに盛り上がりを見せる。
「商人ミチナガ様のご厚意に感謝して…かんぱーい!」
「「「かんぱーい!!」」」
「一体何回乾杯するんだよ…」
かなり飲んでいる。もうこれは明日二日酔い確定だろう。そんな中一人気まずそうな表情をした村長がミチナガのそばに寄ってきた。
「ミチナガ様…これほどのことをしてもらってなんですが……その…我々にはこれに対するお返しができません。なんとお詫びしたら良いか…」
「村長。そんなことは気にするな。これは俺のおごりだ。お返しも何にもいらないよ。……あ、でも船が出せないんじゃしばらくこの村に厄介になりたい。船が出せるまでの間だけでも…頼めるか?」
「もちろんです!その程度のことでしたらいくらでもいてもらって構いません。毎日できる限りのもてなしをさせていただきます。」
「まあ気負わないで。ああ、それからこの辺りのことも教えてくれ。初めてきた土地で知らないことばかりなんだ。まあ細かい話は今度にしよう。それにしても村長、あなたは飲んでいないみたいだが酒は嫌いか?」
「いえそんな…大好きです。」
「それじゃあ飲もう。何も気にせず飲んでくれ。あとからとやかく言うような真似はしないよ。」
そう言うと村長は安心したようで酒を飲み始めた。そして一度飲みだすとどんどんどんどん飲み始める。どうやらなかなかの酒豪らしい。安心仕切った様子の村長をみてミチナガもホッとする。
「しかしこんな釣りもあるなんてな。アンドリュー子爵に教えたら飛んできそうだ。あの人今どうしているんだろうなぁ…ミラルたちと合流してかなり経つけど仲良くやっているのかなぁ……」
『ポチ・あ~…ボス?そのアンドリュー子爵なんだけど……ちょっとやばいよ。』
「……俺…変なフラグ立てちゃった?」
10
お気に入りに追加
545
あなたにおすすめの小説
異世界営生物語
田島久護
ファンタジー
相良仁は高卒でおもちゃ会社に就職し営業部一筋一五年。
ある日出勤すべく向かっていた途中で事故に遭う。
目覚めた先の森から始まる異世界生活。
戸惑いながらも仁は異世界で生き延びる為に営生していきます。
出会う人々と絆を紡いでいく幸せへの物語。
ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ
高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。
タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。
ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。
本編完結済み。
外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。
半分異世界
月野槐樹
ファンタジー
関東圏で学生が行方不明になる事件が次々にしていた。それは異世界召還によるものだった。
ネットでも「神隠しか」「異世界召還か」と噂が飛び交うのを見て、異世界に思いを馳せる少年、圭。
いつか異世界に行った時の為にとせっせと準備をして「異世界ガイドノート」なるものまで作成していた圭。従兄弟の瑛太はそんな圭の様子をちょっと心配しながらも充実した学生生活を送っていた。
そんなある日、ついに異世界の扉が彼らの前に開かれた。
「異世界ガイドノート」と一緒に旅する異世界
ドグラマ3
小松菜
ファンタジー
悪の秘密結社『ヤゴス』の三幹部は改造人間である。とある目的の為、冷凍睡眠により荒廃した未来の日本で目覚める事となる。
異世界と化した魔境日本で組織再興の為に活動を再開した三人は、今日もモンスターや勇者様一行と悲願達成の為に戦いを繰り広げるのだった。
*前作ドグラマ2の続編です。
毎日更新を目指しています。
ご指摘やご質問があればお気軽にどうぞ。
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~
甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって?
そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。
【最強異世界釣り師】に転身した追放冒険者の釣って釣られる幸せ冒険譚
なっくる
ファンタジー
「黄金の釣りスキルだと? 戦いの役に立たないスキル持ちなど不要だ!」
スキル評価が人生のすべてを決める冒険者。ハズレスキルである【釣りスキル】しか持たない冒険者レイルは、所属していた冒険者学校の悪徳理事長から放校を宣告される。
だが、レイルのスキルは突如大進化を遂げる……異世界に繋がるようになった釣りスキルは、なぜか美少女大魔導士を一本釣りしてしまう。
彼女と意気投合したレイル、彼女を元の世界に戻すヒントを探すため、一緒に旅に出ることに。
旅の途中、次々と新たなスキルが目覚めていき、魚だけでなくレアアイテムやチートな召喚獣まで異世界から釣れるようになったレイル、気が付いたら史上最強の釣り師に?
釣り師が無双とかこれ、釣りじゃないですから!
彼女と大金を手にいれたレイル、ついには世界の危機へ挑む、彼の手にあるのは黒光りした一本の釣り竿だったッ!
これは、戦闘の役に立たない【釣りスキル】を持った少年が、異世界の少女と共に、2つの世界をまとめて救う物語。
※他サイトでも連載予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる