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第256話 ミチナガ商会最強の男

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「あ、あの…」

「…下がっていろ。皆を巻き込みたくない。後は任せてくれ。」

『ガンマ23#3・みんな下がって!彼は味方ですから!巻き込まれないようにとにかく下がって下がって!後はお願いします!ナイトさん!』

 ナイトは一回も振り返らずただ前だけを見ている。その目はただまっすぐに敵を捉え、仁王立ちで敵軍を睨みつけている。その姿はまさに仁王だ。ミチナガもナイト一人が現れただけでこれほどまで頼もしいとは思っていなかった。

 やがて殴り飛ばされた敵の魔帝クラスの男がゆっくりと歩きながらやってくる。歩きながら血反吐を吐くとその中には数本の歯も混ざっていた。しかしその血反吐もすぐに止まる。魔力による自己再生で折れた歯もすべて元通りだ。

「強いな。殴られて歯が折れるのなんざいつぶりだぁ?しかも目の前にいても気配が薄い。隠密と強化系か。何もんだ?」

「…ナイトだ。」

「そうかい。俺は聖拳イシュダル。久しぶりに楽しい戦いができそうじゃねぇか。」

 ナイトとイシュダルはお互いに睨み合う。お互いに筋骨隆々でたくましい体つきなのは同じだが、その纏っているオーラはまるで違う。イシュダルは烈火のごとく燃える炎だ。触れるもの全てを焼き焦がすような荒々しいオーラを纏っている。

 そんなイシュダルに対してナイトはなんとも静かだ。風の吹いていない水面のように波紋一つ立てず、透き通ったようなオーラを纏っている。まるで違う2つのオーラがぶつかり合い、戦いが始まると思った瞬間、突如ナイトの頭部めがけて槍が放たれた。

 その槍は完全に虚をついた攻撃であった。さらにその速度は常人には何が起きているかもわからないほどである。しかしナイトはそれを軽々と躱してみせた。しかし躱したその槍を投擲したもう一人の魔帝クラスの男が瞬時に掴み、ナイトに向けて連撃を放つ。

 ナイトはそれら全てを躱し、少しだけ距離をとった。一瞬の出来事に両軍共に反応することができない。あまりにもハイレベルな戦いに、動きそのものが目に追えないのである。

「おいおい…お前は城門を開けるんじゃなかったのか?俺の楽しみ邪魔しやがって。」

「お前の楽しみなどどうでも良い。この男は魔帝クラスだ。使える駒になる。殺さずに生け捕って徹底的に仕込むぞ。」

「ったく…まあ少しでも功績稼いでおくか。そういうわけだ。悪いがここからは2対1やらせてもらうぜ。少しは楽しませてくれよ?それじゃあ…聖拳イシュダル…参る。」

「聖槍ギルディアン…同じく参る。」

 魔帝クラス2人が同時に攻撃を仕掛ける。イシュダルが超接近して拳による高速の連撃を放つ。そしてその後ろからギルディアンの巧みな槍さばきによる連撃が加わり、ナイトに何もさせない多連撃を放ち続ける。

 あまりの連撃にナイトは常に距離を保ちながら躱して逃げ続ける。今の所一撃ももらっていないがただ逃げ回ることしかできない。その様子を見たイシュディーンも他の面々も助けに行こうとするがあまりにも次元の違う戦いに動くことができない。

 そして同じくその様子を見ていたミチナガは何かできないかと必死に考える。だが何も思い浮かばない。だが何も思い浮かばなければこのままではナイトのジリ貧で負けてしまう。せっかくの助けが犠牲者を増やすだけで終わると焦っている。

「何かないか何かないか何かないか……ックソ!どうしようもないのか!!このままじゃナイトが!」

『ポチ・魔王クラスに後方支援を頼もう。だけどあれだけ接近戦だとナイトも巻き込みかねないし…何か良い方法は……』

『ムーン・良い方法あるよ。』

『ポチ・本当!!教えて!』

『ムーン・増援の軍を全員城門付近に移動させるの。そうすれば敵が攻め込んできても安心でしょ?』

『ポチ・……いや、何言っているの?今そういう話じゃないんだけど…』

『ムーン・そういう話なんだよ。まあ見てなって。僕の親友は……そんな弱くないよ。』

 ポチはムーンのなんだか不可思議な感じから何かを感じたのか言われた通りに指示を出す。こちらの増援が移動しても敵は何一つ干渉しようとしてこない。20分ほどで移動し終えるとナイトたちの戦いが一度止まった。

「まったく…うまく避けるもんだぜ。俺たちの攻撃をこんなに避け続けるなんて大したもんだ。」

「敵を褒めるな。…しかしこれだけ避けられてしまってはな……我々も本気を出すしかあるまい。」

 イシュダルとギルディアンは突如祈りを捧げ始めた。その祈りが唱えられていくにつれてイシュダルの拳に纏われていた武装と、ギルディアンの槍が禍々しく発光し始めた。やがて祈りを捧げ終えると先ほどまでより数倍、圧が増している。

「こいつは色々消耗が激しいからあまり使わないんだけどな…特別だ。ここからはさっきの数倍の攻撃を仕掛けるからよ…もう避けられねぇぜ?」

「我々を本気にさせたこと…後悔するが良い。」

 イシュダルとギルディアンは目にも留まらぬ速さでナイトの元まで駆ける。その速さは先ほどよりも早く、瞬きする間に姿を見失うほどだ。そしてそんな速度で2人はナイトの元へ向かう。そして…

「起動せよ。」

 ナイトの一言と共に爆炎の中に消えた。

「ガァァ!な、何が!」

「落ち着……」

 爆炎に弾かれたイシュダルとギルディアンは後方に飛ぶと雷撃に打たれ、再び飛ばされるとどこからともなく放たれた土石に体を打ち付けられた。そんな連撃を10度ほど受けるとやがて攻撃は終わり、二人は地に伏していた。

「い…一体…何が…」

「覚えておけ…本気を出す時は、もっと早い方が良い。」

 ナイトは一歩も動かずただその場から地に伏している2人に告げた。一体何が起きたのかまるでわからない。しかしそれは2人だけではない。その戦場にいるほとんどのものがわかっていなかった。唖然としているミチナガにムーンは淡々と真実を告げた。

『ムーン・いやぁ…よくナイトを見た人は腕力で戦うタイプだって勘違いするんだよねぇ。だけどそもそも腕力で戦うようになったのはミチナガ商会に所属して素材を綺麗に入手するようになってからなんだよね。』

「え?……ど、どういうこと…」

『ムーン・ナイトは子供の頃から森の中で暮らしている。だけどね、子供が腕力でモンスターを狩れるわけないでしょ?だからナイトは気配を消すことを覚えた。モンスターに見つからないために。そして…罠を仕掛けた。モンスターを狩るために。ナイトはね、隠密強化系じゃない。超隠密の技巧派なんだよ。あれはナイトの得意魔法の一つ、設置型魔法陣。いわゆる罠魔法ってやつかな。』

「だ、だけど…出会った時から筋肉すごかったぞ…」

『ムーン・そりゃ森で生きるならある程度筋肉は必要だよ。だから僕たちと出会ってから今までと変わって腕力で戦うようになったナイトの体をさらに逞しくなった。腕力専門じゃないのに腕力で同レベルくらいの敵ならそれはもう……敵じゃない。ボス、よく見ておきな。あれが僕たちの友達の…ミチナガ商会で保有する戦力だよ。』

 ミチナガは城壁の上から瞬きせずにナイトのことを見た。ナイトの眼前にはようやく立ち上がった2人の魔帝クラスがいる。2人の魔帝クラスが目の前にいるというのに未だナイトには傷一つついていない。そしてその事実は2人の魔帝クラスの男を苛立たせた。

「ゲーーイド!!魔法に詳しいお前なら何か分かんだろ!今のはなんだ!」

「は、はい!今のは100年戦争中に開発されていた罠魔法という古式魔法です。ただその魔法は欠陥品です!空中に魔法陣を設置し、魔力を保持するため設置箇所に魔力が感じられるはずです!」

 ナイトの扱っている罠魔法は初代勇者王が生きた100年戦争時代に開発された魔法である。100年戦争は魔法研究の盛んな時代であり、この時代に開発された魔道具やその技術は現在でもそのままの形で使用されている。

 そんな時代に作成された罠魔法は空間や物体に魔法陣を設置するものである。一応不可視化の魔法を組み込んであるため、魔法陣そのものは見えない。しかし魔力まで隠すことができず、空間に怪しげに魔力が止まっているのを感知できれば簡単に躱すことのできる魔法として現代では使用するものもいない失われた魔法の一つである。

「っち!そんな簡単なことかよ!」

「タネがわかればつまらん魔法だ。」

 イシュダルとギルディアンは魔力感知を最大限使用して罠魔法の感知をしようとする。しかし何も感じ取ることはできない。つまりタネがバレた以上はもう使用する意味がないと思い引っ込めたのだと確信して、攻撃を再開する。

 すでに傷は完治した。魔力は減らされたが、ここからは一方的な戦いになる。2人はナイトの元まで駆けて行き……そして再び爆炎に飲まれた。

 ナイトの罠魔法にかかった2人はそのまま罠魔法の連鎖にかかりたちまちボロボロになるまで攻撃を加えられた。ようやく罠魔法の連撃が収まる頃にはボロ雑巾に変わった二人の姿があった。
「な、なぜ…」

「ゲイド!てめぇ嘘の情報教えやがったな!!」

「そ、そんなことありません!罠魔法は100年戦争時代に開発され欠陥が克服できず使用されなくなった魔法です!ま、まさか…その欠陥が無くなった?罠魔法の改良に成功した?そ、そんなバカな!魔法研究の最盛期に開発された魔法だ!そんな簡単に…」

「ックソ!他の情報をよこせ!罠魔法の他の弱点はないのか!」

「あ…ありません……魔法陣を用いることで魔力の性質に関係なく全ての属性を扱える罠魔法は大国で研究された魔法です。欠陥さえなければ全ての国で利用されていたはずの魔法です。そ、そんな…あの時代に大国が研究した魔法だぞ……て…天才……そ、その男が完成させたのだとしたら……この世界史に永遠に名が残るほどの天才です!」

 イシュダルとギルディアンの2人は思わず息を飲む。そんな魔法のプロフェッショナルが目の前にいるとは信じがたいが、ナイトの気迫を感じた2人はナイトがこの魔法を完成させた本人だと感じ取った。そしてそれと同時にナイトという人材がさらに欲しくなった。

 ナイトを手に入れてその魔法の知識を手に入れられれば自国の魔法研究の分野が飛躍的に伸びるかもしれない。そう考えるとナイトという人間の価値は飛躍的に上がっていく。イシュダルとギルディアンはナイトの捕獲のために体制を立て直した。

「ッチ!覚悟決めるか……俺が突っ込む。敵の攻撃全て引き受けてやる。そしたら頼んだぞ。」

「お前がそんなことを言うとはな……頼んだぞイシュダル。」

 イシュダルは覚悟を決めてナイトめがけて突進する。すぐにナイトの罠魔法にかかるが、それでも無理やり押し通す。体ごと吹っ飛ばされるほどの魔法に対してはギルディアンが無理やりイシュダルを押しとどめる。あまりにも力技だ。しかしこの力技はこの罠魔法を切り抜けるのには最前であった。

 そしてイシュダルがこれ以上歩を進めることができないほど傷ついた時、ようやくギルディアンの槍先がナイトに届く場所まで到達した。ここからが本番である。ギルディアンはその手に持つ槍で鋭く突きを放つ。

 その突きはナイトの心臓めがけて放たれた。魔帝クラスほどの実力者になれば心臓を穿たれてもすぐには死なない。魔力による自己再生ですぐに復活できる。ただ数秒間は動きを止められるため、これが最善の攻撃であった。

 しかし槍先がナイトに触れることはなかった。どこからともなく現れた数本の糸に絡め取られ槍を動かすことすらできなくなってしまった。焦るギルディアンに対し、ナイトは冷静沈着にまっすぐに敵を見据えている。

「展開せよ…包囲せよ……狙いをつけよ………」

「く、くそっ!!起きろイシュダル!やばいぞ!」

 焦るギルディアンを他所にイシュダルは未だ起き上がれずにいる。無理やり特攻したせいで体の消耗が大きいのだ。そんな二人を見ながらナイトはゆっくりと口を開く。

「…発現せよ。」

 ナイトの言葉に合わせイシュダルとギルディアンへ向けてナイトの設置されていた全ての罠魔法が発動する。それは瞬く間に二人を飲み込み、全てを破壊する光の塊となった。やがてその光が消えた時、そこには焼き溶けた地面だけが残っていた。

「…逃れたか。」

 ナイトは上空を見るとそこには今の攻撃から逃れた二人の姿があった。何か強力な魔法を用いたのかギルディアンの消耗も激しい。すでに二人は満身創痍に近い。

「クソッ!クソッ!!…こうなったら……お前ら!やつは俺たちが抑えているんだ!その間にその国を攻め落とせ!!」

 ギルディアンの怒号が響き渡る。そしてすぐにその命令に合わせて敵軍が一斉に駆け出した。これはあくまで国取りの戦争だ。ナイト一人に固執している場合ではない。こうして再び戦いが始まる。そんな時、ナイトの手首にある黒い刺青の一つがわずかに光出した。

「目覚めよ……整列し、展開せよ…起動せよ。」

 黒い刺青は膨大な文字の羅列に変わり、ナイトの体から離れ敵と味方の間を分かち、シェイクス国を囲むように大きく広がった。そして敵軍がそれに触れていくたびに爆炎や雷撃、斬撃など様々な罠魔法を発現させる。

 突撃するもの全てが瞬く間に死んでいくのを見て、敵軍全てが歩みを止めた。圧倒的な力の前に誰もが恐怖し、動くことができなくなった。そして上空でその様子を見ていたイシュダルとギルディアンも驚愕し、息をすることすら忘れている。そしてゲイドと呼ばれている魔法に詳しい男は体を震わせ驚愕している。

「う、嘘だ……あ、圧縮魔法……それもこれほどの規模で…数百…数千の魔法を内包するなんて……我が国で研究中の……未知の魔法だぞ……」

 圧縮魔法とは複雑な魔法陣をすぐに使用できるように小さく保存しておくものだ。これができれば極大魔法のような複雑で、魔法陣を組み立てるまでに時間のかかる魔法を瞬時に発動できる。しかも魔法陣は魔力供給さえあれば誰でも使用可能だ。魔法による戦いを大きく変えることのできる魔法技術だ。

 しかし圧縮した際に魔法陣がごちゃ混ぜになるため、解凍がうまくいかずに不発してしまう。魔法陣が複雑になればなるほど解凍が上手くいかないため、研究が進まず実戦には使用できないはずである。しかしナイトはそれをいともたやすく使用してみせた。

「ふざけるなぁ!!なんなんだ!なんなんだやつは!!」

「落ち着けギルディアン…俺じゃなくてお前が熱くなってどうする……それにお前もわかるはずだ。俺たち魔帝クラス2人を相手にして傷一つ負わず、数万の軍勢を退ける。やつの実力は…魔神クラスだ。…やつは準魔神クラス……俺たちだけじゃ相手にもならん……」

「ック!……我らが主になんと言えば………だが我らでは相手にならないのはまぎれもない事実………撤退だ。」

 イシュダルとギルディアンはすぐに自身の連れてきた騎士の元へ向かう。そして懐からなにやら取り出すと周辺の兵士を捕まえて、取り出したものを押し当てる。押し当てられた兵士はみるみるミイラ化した。そしてそれを数人繰り返すと突如発光し、自身とその騎士たち全てを飲み込み消え去った。

 ナイトはその様子をただ何もせずに見ていた。そしていなくなったのを確認するとミチナガの元へ瞬時に移動した。

「ナイト!ありがとう!…ありがとう!あれも逃げたみたいだし…敵軍も少しずつ撤退を始めている。これで終わったんだな……本当にありがとう…」

「気にするな。それよりも遅くなって悪かった。」

『ムーン・それは僕からも謝っておいたから大丈夫だよ。それよりお疲れ。…ただあの感じ……逃したのは……えぐいことするね。』

「あの手のやつらは…元から叩くに限る。」

 ナイトとムーンの会話がどういうことかわからないミチナガは不思議そうな表情をしている。しかし今はそんなことよりもここまでやってきたセキヤ国国軍のことや戦後処理のことがあるのですぐにそちらに頭を切り替え、ナイトにしばしの別れを告げ城壁の下へと降りていく。


『ムーン・結構入念に仕込んでおいたんだね。奴らの身体中に罠魔法くっつけるなんて…今や移動する爆弾か。本当にえっぐいね。ポチさんから聞いたけど敵は法国だって。バレたら解除される可能性もあるし、早めに起動しといた方が良いよ。』

「わかった…」

 ナイトは片手で口を覆い、言葉を発した。その言葉は決して周辺のものには聞こえなかった。しかし世界のどこかにはその言葉がはっきりと伝わった。そしてナイトが口元から手を退けたその瞬間、世界のそのどこかで爆発が起きた。

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