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序章 迷子の子猫ちゃん状態
③ 〜アクちゃんは草食系男子
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「エルダートレントはアク抜きをしないと食べられるようにならないの。苦いのが好きっていうならやらなくてもいいと思うけど…」
「味覚としての苦い、じゃないからなあ…本当。命の危険を感じる苦さだからよっぽどのことが無い限りアク抜きはするぞ?」
「でも、ギルバはアク抜き抜きが好きなのよね?」
「…おう!」
二、三秒考えた末の元気の良い返事である。自分で忠告して食べるって…自己完結型のドMだよな。内心で思ってしまう。
洗っただけのエルダートレントの若葉をムシャムシャと咀嚼し、この世の物とは思えない声を漏らしているギルバをBGMとして料理を再開する。
巨悪の根元であるキルビアは表情変わらずの笑顔だった。恐怖でサボる気は無くなってしまった。
ゆっくりと近づいて声をかける。
「で、俺は何をしたら良いんだ? 最初の火起こししか手伝えてないんだが」
本音を言うならヒモみたく、テントの中で惰眠を謳歌しつつ、飯が出来上がるのを待ちたいのだがそうは問屋が卸さない。流石にそこまで図々しくはない。心の声はいつでも態度でかいけどな。
肘まである手袋を取り、手を洗う。煮ている火も、手を洗っている水も俺が出したものだ。どうも、生活必需品になりつつあるアク。
万能過ぎね。羨ましそうに見つめるキルビアの視線がなかったらピノキオみたく、鼻を天高く伸ばしていたまである。
エルダートレントの葉を煮込み、上澄を取っていたキルビアが悩む。
「そうね…果実とかは道中でギルバが採っていたみたいだし…ちょっと大変だけど枝食べる? 下処理が難しいけど面白い食感で美味しいわよ」
「枝を食べるのか? ウィンドドラゴンと遜色ない気が…」
「アレは枝を食べている訳じゃないんだけどね。まあ、騙されたと思って食べて見てよ。まだ下処理すらできてないけど」
取り終わったのかお玉を軽く水で洗い、水気を拭き取る。流れるようにリュックの中から包丁を取り出す。
渋い緑色のリュックはギルバが背負っていたものだ。テントに調理器具も入るって容量すごいんだね、と感心してしまう。使い勝手は良さそうだが持ち運びたくないな、が本音である。どんな重量だよ、筋トレかよ。
手渡された包丁を眺め…え、渡してどうすんの? 俺やり方知らないんだけど…?
アイドンノー、と微かな英語力をひけらかしながら戸惑っているとキルビアは鍋の火を止め背後に移動した。え、必殺仕事人? 語呂だけで選んだけどね。
「ほら、しっかり猫の手で…そう。で、枝の表面を削る感じで…」
そう言って新婚夫婦ばりの密具合で手ほどきを受ける。これが…母性? な訳。どうした、発情か?
身もふたもない事が出てくるが小心者であるアクちゃんは声には出さない。顔には出すけど。
「エッチだぁ…」
苦味に耐え、待っていた先はおにゃのこのゼロ距離料理教室である。ギルバの脳内はピンク色一色に染まり、耐えきれず鼻からもピンクが溢れてしまった。シェルダは薬草の採取でこの場にはいない。
エルダートレントの再来かな? そんな事を考えてしまうがやはり、料理の手ほどきでそれ以上は踏み込んでこないようだった。
「…え、えっと、こうか?」
キルビアのアシストを全身に感じながらアスパラの表面を削る要領で皮を捲っていく。まあ、アスパラは皮も食べられるんだけどね。
客観的に見るとピンク一色の倫理観である。場所が森の中ってのも相まって神聖さを感じるが…どこまで行っても性一色である。アクはともかくキルビアの脳内は…
「(スゥーハースゥーハー……うん、良い匂いだわ! 肉付きが少し悪い気もするけど…でも、出るとこは出て引っ込んでるとこは引っ込んでる。悩殺ボディーって奴ね)」
性に乱れていた。キルビアの場合は性、と言うより可愛さの面で理性を失っているのでギルバとかよりはまだマシなのだが…それでも被害者であるアクの内心は絵具のパレットのように複雑だった。
「(なにこれ? 性教育かな? 女ってのが救いだけど…てか、まじで種子臭えのな。ムラっけも起きやしねえわ)」
んな事はなかった。
アクも本来は男の身である訳で人並みほどには性欲はあるのだが…向ける対象が女装した自分ってだけでおかしなところは他にない。その部分が他を覆い尽くすほどに特殊性壁なので問題はないだろう。問題すぎて問題はない。
背中に感じる確かな膨らみに女としてのキルビアを感じ、頬をかすめる熱い吐息に女性らしさを垣間見れ、反発枕のようにふんわりとしたその手に「これで何人の男を骨抜きにしたんだろうな」と、想像する。
もう、内心はAVに出てくる女性に対するものだった。
性対象としては見れるが恋人としては見れない。だがそれはキルビアも同等で愛玩動物としては興奮できるが慰め合う対象対象としては見れない。どっちもどっちだった。喧嘩両成敗的なアレである。
その後は何の変化もなく剥かれたアスパラみたいな枝を食べやすく切り、煮ていた葉っぱと一緒に皿に盛り付ける。心持ちは高級レストランの一流シェフである。調理工程は企画物だったが。
これは大自然、これは大海原、これは深海ね。と意気込んで盛り付けられる品々はどれも緑一色で目の保養には良かった。
「どうも、ベジタリアンです」
「最近の流行は野菜ダイエットだって言うものね。でも、アクちゃんは…」
テントと同じようにリュックから出されたテーブルに座っていたキルビアが腰を上げ、自分の皿の料理をアクに分ける。意味合いとしては肉付きの悪いアクを自分好みの体に改造する、と事だったのだが。
「俺? いや、でも俺はベジタリアンというより肉食なんで…ちょ、いや、多すぎね?」
目の前にこんもりと盛られた緑に困惑を隠せない。
男なら誰だって野菜より肉が大好きなのである。相場は決まっている。
自分が嫌いだから移しているんじゃねえの? そんな疑問が出てくるがはやり、小心者。文句は言っても行動には移さない。これがギルバだったら喜んで食べるのにね。あまり関係はなかったわ。
腰を上げたのをこれ幸い、と考えたのかキルビアの場所がアクの真正面から真横に移動する。二人、二人の四人がけのテーブルである。
え、なにこの人? と、表情に出てしまうがアクは右利き、キルビアは左利きなのである。安心できる要素がなかったわ。むしろ心情的な意味合いではなくて動作的に不具合が生まれそうである。
嘆かわしい、そんな意味を含めた視線をキルビアに向ける。もののこんな一秒足らずで反応し、目が合う。
口の端についた煮込まれたオートミールみたいな緑を拭き取り、口を開く。その表情は自信満々そのものだった。
「私が隣に座るか、あの二人が隣に居座るか。どっちが良い?」
SSDかのような起動スピードで脳を回転させる。
最初にギルバが出てきた。アイツなら…利き腕を偽って食べる最中に謝りながらお触りしてくるだろう。今までの視線を思い出すに…胸を集中的に狙って。完全にロリじゃねえか。ロリじゃねえけどな?
次に出てきたのがシェルダである。アイツは…なんやかんや言いくるめられて初めてを奪われそうな気を感じる。アイツはやる。それだけは確信して言える。
数秒足らずで処理し、俯いていた顔を上げ、自信満々に返答する。
「キルビア一択だな」
「一蓮托生ってやつね」
「それは違うけどな。…って、結構旨いのなこれ」
気味の悪さを感じつつ…口内の不思議な食感に驚く。食感は粘土である。味はなにが一番近いのだろうか、肉汁…だな。冷静になって考えてみると粘土の食感の肉汁てクソじゃねえか。これが植物由来って…気味悪すぎ。
そんな内心とは別に狂ったようにスプーンを機械のように繰り返し口に運んでいく。横で和やかな表情で見つめるキルビアには一切視線を向けなかった。あ、徐々に頬が赤くなってきてい…犯罪ですね。同性でもセクハラって訴えられるんですよ? そんな常識は異世界の前には無力で、粘土肉汁と一緒に喉を通って消えていく。
喉元過ぎれば熱さ忘れる、とはこの事を言うのね。絶対違う。
「味覚としての苦い、じゃないからなあ…本当。命の危険を感じる苦さだからよっぽどのことが無い限りアク抜きはするぞ?」
「でも、ギルバはアク抜き抜きが好きなのよね?」
「…おう!」
二、三秒考えた末の元気の良い返事である。自分で忠告して食べるって…自己完結型のドMだよな。内心で思ってしまう。
洗っただけのエルダートレントの若葉をムシャムシャと咀嚼し、この世の物とは思えない声を漏らしているギルバをBGMとして料理を再開する。
巨悪の根元であるキルビアは表情変わらずの笑顔だった。恐怖でサボる気は無くなってしまった。
ゆっくりと近づいて声をかける。
「で、俺は何をしたら良いんだ? 最初の火起こししか手伝えてないんだが」
本音を言うならヒモみたく、テントの中で惰眠を謳歌しつつ、飯が出来上がるのを待ちたいのだがそうは問屋が卸さない。流石にそこまで図々しくはない。心の声はいつでも態度でかいけどな。
肘まである手袋を取り、手を洗う。煮ている火も、手を洗っている水も俺が出したものだ。どうも、生活必需品になりつつあるアク。
万能過ぎね。羨ましそうに見つめるキルビアの視線がなかったらピノキオみたく、鼻を天高く伸ばしていたまである。
エルダートレントの葉を煮込み、上澄を取っていたキルビアが悩む。
「そうね…果実とかは道中でギルバが採っていたみたいだし…ちょっと大変だけど枝食べる? 下処理が難しいけど面白い食感で美味しいわよ」
「枝を食べるのか? ウィンドドラゴンと遜色ない気が…」
「アレは枝を食べている訳じゃないんだけどね。まあ、騙されたと思って食べて見てよ。まだ下処理すらできてないけど」
取り終わったのかお玉を軽く水で洗い、水気を拭き取る。流れるようにリュックの中から包丁を取り出す。
渋い緑色のリュックはギルバが背負っていたものだ。テントに調理器具も入るって容量すごいんだね、と感心してしまう。使い勝手は良さそうだが持ち運びたくないな、が本音である。どんな重量だよ、筋トレかよ。
手渡された包丁を眺め…え、渡してどうすんの? 俺やり方知らないんだけど…?
アイドンノー、と微かな英語力をひけらかしながら戸惑っているとキルビアは鍋の火を止め背後に移動した。え、必殺仕事人? 語呂だけで選んだけどね。
「ほら、しっかり猫の手で…そう。で、枝の表面を削る感じで…」
そう言って新婚夫婦ばりの密具合で手ほどきを受ける。これが…母性? な訳。どうした、発情か?
身もふたもない事が出てくるが小心者であるアクちゃんは声には出さない。顔には出すけど。
「エッチだぁ…」
苦味に耐え、待っていた先はおにゃのこのゼロ距離料理教室である。ギルバの脳内はピンク色一色に染まり、耐えきれず鼻からもピンクが溢れてしまった。シェルダは薬草の採取でこの場にはいない。
エルダートレントの再来かな? そんな事を考えてしまうがやはり、料理の手ほどきでそれ以上は踏み込んでこないようだった。
「…え、えっと、こうか?」
キルビアのアシストを全身に感じながらアスパラの表面を削る要領で皮を捲っていく。まあ、アスパラは皮も食べられるんだけどね。
客観的に見るとピンク一色の倫理観である。場所が森の中ってのも相まって神聖さを感じるが…どこまで行っても性一色である。アクはともかくキルビアの脳内は…
「(スゥーハースゥーハー……うん、良い匂いだわ! 肉付きが少し悪い気もするけど…でも、出るとこは出て引っ込んでるとこは引っ込んでる。悩殺ボディーって奴ね)」
性に乱れていた。キルビアの場合は性、と言うより可愛さの面で理性を失っているのでギルバとかよりはまだマシなのだが…それでも被害者であるアクの内心は絵具のパレットのように複雑だった。
「(なにこれ? 性教育かな? 女ってのが救いだけど…てか、まじで種子臭えのな。ムラっけも起きやしねえわ)」
んな事はなかった。
アクも本来は男の身である訳で人並みほどには性欲はあるのだが…向ける対象が女装した自分ってだけでおかしなところは他にない。その部分が他を覆い尽くすほどに特殊性壁なので問題はないだろう。問題すぎて問題はない。
背中に感じる確かな膨らみに女としてのキルビアを感じ、頬をかすめる熱い吐息に女性らしさを垣間見れ、反発枕のようにふんわりとしたその手に「これで何人の男を骨抜きにしたんだろうな」と、想像する。
もう、内心はAVに出てくる女性に対するものだった。
性対象としては見れるが恋人としては見れない。だがそれはキルビアも同等で愛玩動物としては興奮できるが慰め合う対象対象としては見れない。どっちもどっちだった。喧嘩両成敗的なアレである。
その後は何の変化もなく剥かれたアスパラみたいな枝を食べやすく切り、煮ていた葉っぱと一緒に皿に盛り付ける。心持ちは高級レストランの一流シェフである。調理工程は企画物だったが。
これは大自然、これは大海原、これは深海ね。と意気込んで盛り付けられる品々はどれも緑一色で目の保養には良かった。
「どうも、ベジタリアンです」
「最近の流行は野菜ダイエットだって言うものね。でも、アクちゃんは…」
テントと同じようにリュックから出されたテーブルに座っていたキルビアが腰を上げ、自分の皿の料理をアクに分ける。意味合いとしては肉付きの悪いアクを自分好みの体に改造する、と事だったのだが。
「俺? いや、でも俺はベジタリアンというより肉食なんで…ちょ、いや、多すぎね?」
目の前にこんもりと盛られた緑に困惑を隠せない。
男なら誰だって野菜より肉が大好きなのである。相場は決まっている。
自分が嫌いだから移しているんじゃねえの? そんな疑問が出てくるがはやり、小心者。文句は言っても行動には移さない。これがギルバだったら喜んで食べるのにね。あまり関係はなかったわ。
腰を上げたのをこれ幸い、と考えたのかキルビアの場所がアクの真正面から真横に移動する。二人、二人の四人がけのテーブルである。
え、なにこの人? と、表情に出てしまうがアクは右利き、キルビアは左利きなのである。安心できる要素がなかったわ。むしろ心情的な意味合いではなくて動作的に不具合が生まれそうである。
嘆かわしい、そんな意味を含めた視線をキルビアに向ける。もののこんな一秒足らずで反応し、目が合う。
口の端についた煮込まれたオートミールみたいな緑を拭き取り、口を開く。その表情は自信満々そのものだった。
「私が隣に座るか、あの二人が隣に居座るか。どっちが良い?」
SSDかのような起動スピードで脳を回転させる。
最初にギルバが出てきた。アイツなら…利き腕を偽って食べる最中に謝りながらお触りしてくるだろう。今までの視線を思い出すに…胸を集中的に狙って。完全にロリじゃねえか。ロリじゃねえけどな?
次に出てきたのがシェルダである。アイツは…なんやかんや言いくるめられて初めてを奪われそうな気を感じる。アイツはやる。それだけは確信して言える。
数秒足らずで処理し、俯いていた顔を上げ、自信満々に返答する。
「キルビア一択だな」
「一蓮托生ってやつね」
「それは違うけどな。…って、結構旨いのなこれ」
気味の悪さを感じつつ…口内の不思議な食感に驚く。食感は粘土である。味はなにが一番近いのだろうか、肉汁…だな。冷静になって考えてみると粘土の食感の肉汁てクソじゃねえか。これが植物由来って…気味悪すぎ。
そんな内心とは別に狂ったようにスプーンを機械のように繰り返し口に運んでいく。横で和やかな表情で見つめるキルビアには一切視線を向けなかった。あ、徐々に頬が赤くなってきてい…犯罪ですね。同性でもセクハラって訴えられるんですよ? そんな常識は異世界の前には無力で、粘土肉汁と一緒に喉を通って消えていく。
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