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不可解な食中毒
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東京都の港区の有名レストランに行こうと職場の友人・理香子に誘われた。
なんでもそのレストラン、5年前にオープンしたばかりというのに料理の美味しさや接客態度の良さ等が評判となり瞬く間に政治家やセレブの常連客を持つ程の有名レストランになったと噂程度に聞いてはいたんだけど……。
そのレストランって結構な金額が掛かるんじゃない?
一介のOLに過ぎない私達にはとてもじゃないけどそのレストランでランチをするなんて気が引けるし、ごめんけど私は今金欠気味なんだけと。
給料日前だし…。
眉を潜めて理香子の誘いを断ろうとする。
でも理香子は明るい口調で否定する。
「ごめんごめん、でも今回は私があなたのランチ代を奢って上げるから、だから一緒に行こう!!」
と言ってきたし、この様子だと理香子はそのレストランにどうしても行きたいみたいだから結局の所、私も一緒にレストランに行くことにした。
3時間経ってレストランについた私と理香子はそのレストランの内装とテーブルの豪華さに圧倒されていた。
しかも、私達以外の客は高級感の溢れるブランド物のスーツやドレスで食事をしているから、あまりにも場違いなんじゃ…と恐縮しながらテーブルに座ってメニュー表を開く。
値段が高すぎて、デザートやスープだけを頼んだ。
それ以外頼んだら私達のサイフがすぐに空っぽになってしまう恐れがあったから。
しばらくするとバーテンダーから頼んでいたデザートやスープが届いた。
早速味見をしてみると今まで食べて来た料理よりもずっと美味しくて二人は食べる事に夢中になった。
他の客はというと、このレストランで一番高いジビエ料理や人気のフレンチコースを当たり前の様に頼んだり食事をしていたので私達とは住む世界が違うのかなぁって心の中で少し考えてしまう。
まぁそんな事考えても仕方ないから、目の前にある美味しいデザートを食べて続ける。
食事を終えた私と理香子は現金で支払いレストランを出た。
「美味しかったね。」
「うん、でも出来る事なら給料日の時に行きたいな…。」
「まぁそうだよね、じゃあまた明日。」
「うん、また明日。」
手を振って笑顔で自宅に帰った。
自宅についてからしばらくすると胃腸に強烈な痛みが走る。
(なんでなの…う…お腹が…すごく痛い…)
グルグルと大きな腹の音と激しい激痛が走り、思わずトイレに駆け込んで尿を足していたら……、
ニュルニュルニュル…ベチャッ…
肛門から何か不気味な物体が出て来て…
キャアーーーーッ何よコレ!!?
なんか出て来たんだけど!!!?
嘘でしょ!!
大量の汗が出て恐怖を感じていた私に構わず不気味な物体は肛門からぞろぞろとトイレの中に落ちていく。
この異様な光景に私は大声で叫んだ。
それからは激痛と異様な気持ち悪さに必死に耐えながら持っていたケータイで救急車を呼ぶ事に成功したの。
(死ぬかと思った……。)
それくらいの激痛だったから…。
病院に運ばれた私は即入院する事になった。
しばらくすると医師から検査結果が出たと告げられる。
原因は食中毒との事。
なんと寄生虫が暴れていたとの事。
どういう寄生虫でどういった経緯で感染したかは不明だと言われた。
しかも、理香子も私と同じ食中毒を起こして先に入院していた。
食中毒のせいでやつれてしまった私と理香子はなんでこんな目に遭ってしまったんだろ、今までで悲惨な一日だったね…と互いに愚痴をこぼしあった。
入院から数ヶ月後、すっかり良くなりまたいつもの生活が送れる様になった時、テレビやネットでのニュースでは連日として取り上げれている話題がある。
それは…
食中毒になる前に行ったレストランにて私達以外の客が全員その食中毒で死亡したとの事で、現在そのレストランは影も形もなく、原因となる食材の出荷もとですらいくら調査を重ねても未だに不明のままだという…。
そして、不思議な事に死亡した客は私達を含めた全ての人々と記憶から消される事となる。
なんでもそのレストラン、5年前にオープンしたばかりというのに料理の美味しさや接客態度の良さ等が評判となり瞬く間に政治家やセレブの常連客を持つ程の有名レストランになったと噂程度に聞いてはいたんだけど……。
そのレストランって結構な金額が掛かるんじゃない?
一介のOLに過ぎない私達にはとてもじゃないけどそのレストランでランチをするなんて気が引けるし、ごめんけど私は今金欠気味なんだけと。
給料日前だし…。
眉を潜めて理香子の誘いを断ろうとする。
でも理香子は明るい口調で否定する。
「ごめんごめん、でも今回は私があなたのランチ代を奢って上げるから、だから一緒に行こう!!」
と言ってきたし、この様子だと理香子はそのレストランにどうしても行きたいみたいだから結局の所、私も一緒にレストランに行くことにした。
3時間経ってレストランについた私と理香子はそのレストランの内装とテーブルの豪華さに圧倒されていた。
しかも、私達以外の客は高級感の溢れるブランド物のスーツやドレスで食事をしているから、あまりにも場違いなんじゃ…と恐縮しながらテーブルに座ってメニュー表を開く。
値段が高すぎて、デザートやスープだけを頼んだ。
それ以外頼んだら私達のサイフがすぐに空っぽになってしまう恐れがあったから。
しばらくするとバーテンダーから頼んでいたデザートやスープが届いた。
早速味見をしてみると今まで食べて来た料理よりもずっと美味しくて二人は食べる事に夢中になった。
他の客はというと、このレストランで一番高いジビエ料理や人気のフレンチコースを当たり前の様に頼んだり食事をしていたので私達とは住む世界が違うのかなぁって心の中で少し考えてしまう。
まぁそんな事考えても仕方ないから、目の前にある美味しいデザートを食べて続ける。
食事を終えた私と理香子は現金で支払いレストランを出た。
「美味しかったね。」
「うん、でも出来る事なら給料日の時に行きたいな…。」
「まぁそうだよね、じゃあまた明日。」
「うん、また明日。」
手を振って笑顔で自宅に帰った。
自宅についてからしばらくすると胃腸に強烈な痛みが走る。
(なんでなの…う…お腹が…すごく痛い…)
グルグルと大きな腹の音と激しい激痛が走り、思わずトイレに駆け込んで尿を足していたら……、
ニュルニュルニュル…ベチャッ…
肛門から何か不気味な物体が出て来て…
キャアーーーーッ何よコレ!!?
なんか出て来たんだけど!!!?
嘘でしょ!!
大量の汗が出て恐怖を感じていた私に構わず不気味な物体は肛門からぞろぞろとトイレの中に落ちていく。
この異様な光景に私は大声で叫んだ。
それからは激痛と異様な気持ち悪さに必死に耐えながら持っていたケータイで救急車を呼ぶ事に成功したの。
(死ぬかと思った……。)
それくらいの激痛だったから…。
病院に運ばれた私は即入院する事になった。
しばらくすると医師から検査結果が出たと告げられる。
原因は食中毒との事。
なんと寄生虫が暴れていたとの事。
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しかも、理香子も私と同じ食中毒を起こして先に入院していた。
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それは…
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