188 / 564
第187話 女の戦い
しおりを挟む
開始の合図の直後、エリスとマーガレットは同時に魔法を唱えだす。
エリスは得意の風魔法である『ストーム』と放つと、マーガレットは『スオン』と唱え茨が勢いよく放たれる。
両者の魔法は激突すると、互いに弾け消えた。
その後互いに距離を詰める事無く、自身の得意な魔法を位置を変えながら放ち合い続けるも、必ずどこからで相殺され相手へと直撃する事はなかった。
暫くすると魔法の打ち合いが一度止まる。
「流石はエリス。そうでなくては、歯ごたえがありませんわ」
「本当に貴方との相性は悪いわね。その茨、何度見ても嫌なものね」
「それは褒め言葉として受け取りますわ!」
マーガレットは『スオン』を連続で繰り出しつつ、それに対して『ブリザード』と『サンダー』を付与してエリスに放つ。
それに対してエリスは、今までと違い魔法ではなく両手を地面につけ魔力創造を使用する。
そのまま地面を向かって来る茨に対して波の様にして迎え撃ち破壊すると、そのままマーガレットへの攻撃へと転じさせ壁を押し付ける様に向かわせる。
「『ソーン』!」
マーガレットは迫って来る壁に対して、焦ることなく魔法を唱えると地面から棘が数本壁に向かって飛び出し、向かって来る壁を突き刺して止めた。
そして『バースト』で壁を破壊したマーガレットは『フレイム』をエリスに放つ。
だがエリスはその攻撃に対して魔法で対抗する事はせず、真横へと飛んで避けるとそのまま直ぐに起き上がりマーガレットではなく、避けた方へとそのまま走り出す。
すると数メートル走った所で急ブレーキをし、マーガレットの方を体を滑らせつつ見つめ口を開く。
「『ガトリングガスト』」
直後、先程エリスが走って通った道に『ガスト』の魔法が一斉に発動し、マーガレットに向けて放たれる。
「(避けた先で、魔法の発動させる様に準備して時間差で発動させるとは……ですが、貴方がただ避けるだけの行動はしないと分かっていますのよ!)」
マーガレットはすぐさま向かって来る無数の『ガスト』に対し、魔力創造で壁を創り出しそこから『ソーン』を放ち、更に『スオン』で茨で創り出した壁を補強する様に壁の範囲を広げた。
しかしそれを見たエリスは『ストームロード』の魔法を放つ。
エリスの『ガトリングガスト』を後押しする様に、強烈な暴風が吹きそのままマーガレットの防御状態を一気に破壊する。
「っ! ちょっと! それ私の魔法のパクリ! 『スオンロード』!」
マーガレットが対抗しそう唱えると、茨が渦の様にエリスに向かって行く。
それによってエリスの放った魔法はかき消されしまうと、エリスは飛び上がり『ストーム』で宙へと回避した。
「エリス! 貴方さっきの魔法、私の魔法のパクリでしょう!」
「さぁ? 何の事を言っているのやら、私には分からないな」
エリスはその後綺麗に着地し、とぼけ顔をしていた。
その顔を見たマーガレットは絶対に分かった上でやっていると確信をしていた。
するとエリスは軽くため息をつくと、先程までの顔つきとは変わり真剣な表情を見せる。
「もう準備運動はいいだろう、マーガレット。さっさと勝負をつけようか」
エリスがそう言い終わると、周囲の空気が突然エリスへと吹き始める。
そしてそのまま風を集め続けると、エリスの背後に巨大な風の魔人が創り上げられる。
マーガレットや観客たちは、そんな魔法は見たことがなく目を見開いていた。
エリス・クリセントは、今では王都メルト魔法学院内で『女帝』と呼ばれているが過去には、二代目月の魔女と一度言い渡される程の実力者である。
二代目月の魔女と言い渡されるも、自分からそれを辞退しているが実力は今の二代目月の魔女と呼ばれるジュリルよりも上ではないかと噂されている。
基本的には風の魔法を得意としており、魔法も多彩に使え、また魔力に関しては魔力創造と魔力制御を一番得意としている。
その為、王都メルト魔法学院内ではエリスはオービンに唯一並び立てる女性と言われていたりする。
しかし当人はそんな事など気にしておらず、好きに最後の学院生生活を楽しんでいるのであった。
そんな中、風の魔人にマーガレットは圧倒されていた。
「(な、何なのあれは? あんなもの見たことがないですわ……)」
暫く驚いていたマーガレットであったが、直ぐに意識を切り替え、このまま好き勝手エリスにさせていたら良くないと直感的に思い『スオン』を放つ。
だが、マーガレットの放った魔法はエリスに届く事なく直前で向きを風で変えられてしまう。
「(あの風の魔人が、エリスの周囲を守る様な風を操っているのね。このまま遠距離攻撃はダメね。と言って接近戦に持ち込んでも、私が優勢になる事はないわ。だから、先に倒すべきはあの風の魔人ね)」
マーガレットはすぐさま状況を分析し、標的をエリスから風の魔人へと切り替える。
直後、すぐさま魔力創造で周囲に壁を創り出し、それを土台に『ソーン』を唱え、更に『スオン』で『ソーン』に巻き付け強化し、一気に風の魔人に向け放とうとした次の瞬間だった。
突然息が苦しくなり、魔法を放つことが出来なくなる。
「あっはぁ……はぁ……な、何で急に息苦しくなっているの? はぁ……はぁ……」
マーガレットは突然山へと場所を移された様に、空気が薄くなり息苦しい状態に陥る。
何とか息を整えようとするも、空気が薄いのか全く整う事がなかった。
「どんなに息を整えようとしても無駄よ、マーガレット」
「はぁ……ど言う事ですの? はぁ……エリス……」
エリスは全く息を乱す事もなく、観客たちも全く同じように普通に呼吸が出来ていた事をマーガレットは確認し、自分だけの状況だと理解した。
「それは威力を弱めてるけど、私の魔法よ。本来なら息をすること自体が出来ない」
「(これで、威力を弱めてる魔法?)」
「背後の魔人を通じて『風停』と言う魔法を使っているのよ」
エリスが創り出した風の魔人は、周囲の風を集め、それを魔力創造と魔力制御によって創り出した存在であり、創り出しただけでは何の効果はない。
これは大きな魔力措置的な存在であり、風の魔人を通じて周囲の風を自在に操る事が出来るのである。
エリスはそうやって、マーガレットからの攻撃も防ぎ『風停』と言う魔法を使っていたのだ。
そして『風停』とは対象の一定範囲の風を停め、体に取り込む酸素などと言った全ての物が動きを停める為、マーガレットが息苦しそうにしているのである。
酸素と言った空気に関する物はその場には存在しているが、動き自体を停めている為自らが動かない限り摂取出来ない物だが、現在は威力自体を弱めている為少し別の現象が発生しているのである。
さすがに元の威力で使ってしまうと、人を殺めるレベルになり規定違反になる為、エリスもそこまでの事をしようとは思っていないので威力を最低限まで弱めて使用しているのであった。
「もう貴方に勝ち目はないわ、マーガレット。降参しなさい」
次第にマーガレットの顔色が悪くなり始めるが、マーガレットは降参する気配は見せず、未だに目に闘志が宿っていた。
「(ここまでされて、まだ降参しないとわね。もしかしたらと思っていたけど、貴方はやっぱり諦めが悪いのね)」
「降参なんてするもんですか……はぁ……学院の代表が降参なんてしないわ……どんな結果だろうと最後まで戦いますわ……それに、まだ私にも貴方に見せていない力もありますのよ!」
するとマーガレットは自身の口元を両手塞ぐと、両手に魔力を集めだし魔力のマスクを創り出し、そのまま両手を大きく真横に振り抜いた。
「っ! 嘘……」
直後、エリスは先程までマーガレットの一帯を『空停』としていたが、それが一時的な範囲が解かれている事に気付く。
更には、エリスがこれまで魔法で破壊して来たマーガレットの魔法『スオン』の一部が蘇ったかの様にその場に現れる。
「これが、私が貴方に見せてこなかった力。魔力治癒よ」
エリスは得意の風魔法である『ストーム』と放つと、マーガレットは『スオン』と唱え茨が勢いよく放たれる。
両者の魔法は激突すると、互いに弾け消えた。
その後互いに距離を詰める事無く、自身の得意な魔法を位置を変えながら放ち合い続けるも、必ずどこからで相殺され相手へと直撃する事はなかった。
暫くすると魔法の打ち合いが一度止まる。
「流石はエリス。そうでなくては、歯ごたえがありませんわ」
「本当に貴方との相性は悪いわね。その茨、何度見ても嫌なものね」
「それは褒め言葉として受け取りますわ!」
マーガレットは『スオン』を連続で繰り出しつつ、それに対して『ブリザード』と『サンダー』を付与してエリスに放つ。
それに対してエリスは、今までと違い魔法ではなく両手を地面につけ魔力創造を使用する。
そのまま地面を向かって来る茨に対して波の様にして迎え撃ち破壊すると、そのままマーガレットへの攻撃へと転じさせ壁を押し付ける様に向かわせる。
「『ソーン』!」
マーガレットは迫って来る壁に対して、焦ることなく魔法を唱えると地面から棘が数本壁に向かって飛び出し、向かって来る壁を突き刺して止めた。
そして『バースト』で壁を破壊したマーガレットは『フレイム』をエリスに放つ。
だがエリスはその攻撃に対して魔法で対抗する事はせず、真横へと飛んで避けるとそのまま直ぐに起き上がりマーガレットではなく、避けた方へとそのまま走り出す。
すると数メートル走った所で急ブレーキをし、マーガレットの方を体を滑らせつつ見つめ口を開く。
「『ガトリングガスト』」
直後、先程エリスが走って通った道に『ガスト』の魔法が一斉に発動し、マーガレットに向けて放たれる。
「(避けた先で、魔法の発動させる様に準備して時間差で発動させるとは……ですが、貴方がただ避けるだけの行動はしないと分かっていますのよ!)」
マーガレットはすぐさま向かって来る無数の『ガスト』に対し、魔力創造で壁を創り出しそこから『ソーン』を放ち、更に『スオン』で茨で創り出した壁を補強する様に壁の範囲を広げた。
しかしそれを見たエリスは『ストームロード』の魔法を放つ。
エリスの『ガトリングガスト』を後押しする様に、強烈な暴風が吹きそのままマーガレットの防御状態を一気に破壊する。
「っ! ちょっと! それ私の魔法のパクリ! 『スオンロード』!」
マーガレットが対抗しそう唱えると、茨が渦の様にエリスに向かって行く。
それによってエリスの放った魔法はかき消されしまうと、エリスは飛び上がり『ストーム』で宙へと回避した。
「エリス! 貴方さっきの魔法、私の魔法のパクリでしょう!」
「さぁ? 何の事を言っているのやら、私には分からないな」
エリスはその後綺麗に着地し、とぼけ顔をしていた。
その顔を見たマーガレットは絶対に分かった上でやっていると確信をしていた。
するとエリスは軽くため息をつくと、先程までの顔つきとは変わり真剣な表情を見せる。
「もう準備運動はいいだろう、マーガレット。さっさと勝負をつけようか」
エリスがそう言い終わると、周囲の空気が突然エリスへと吹き始める。
そしてそのまま風を集め続けると、エリスの背後に巨大な風の魔人が創り上げられる。
マーガレットや観客たちは、そんな魔法は見たことがなく目を見開いていた。
エリス・クリセントは、今では王都メルト魔法学院内で『女帝』と呼ばれているが過去には、二代目月の魔女と一度言い渡される程の実力者である。
二代目月の魔女と言い渡されるも、自分からそれを辞退しているが実力は今の二代目月の魔女と呼ばれるジュリルよりも上ではないかと噂されている。
基本的には風の魔法を得意としており、魔法も多彩に使え、また魔力に関しては魔力創造と魔力制御を一番得意としている。
その為、王都メルト魔法学院内ではエリスはオービンに唯一並び立てる女性と言われていたりする。
しかし当人はそんな事など気にしておらず、好きに最後の学院生生活を楽しんでいるのであった。
そんな中、風の魔人にマーガレットは圧倒されていた。
「(な、何なのあれは? あんなもの見たことがないですわ……)」
暫く驚いていたマーガレットであったが、直ぐに意識を切り替え、このまま好き勝手エリスにさせていたら良くないと直感的に思い『スオン』を放つ。
だが、マーガレットの放った魔法はエリスに届く事なく直前で向きを風で変えられてしまう。
「(あの風の魔人が、エリスの周囲を守る様な風を操っているのね。このまま遠距離攻撃はダメね。と言って接近戦に持ち込んでも、私が優勢になる事はないわ。だから、先に倒すべきはあの風の魔人ね)」
マーガレットはすぐさま状況を分析し、標的をエリスから風の魔人へと切り替える。
直後、すぐさま魔力創造で周囲に壁を創り出し、それを土台に『ソーン』を唱え、更に『スオン』で『ソーン』に巻き付け強化し、一気に風の魔人に向け放とうとした次の瞬間だった。
突然息が苦しくなり、魔法を放つことが出来なくなる。
「あっはぁ……はぁ……な、何で急に息苦しくなっているの? はぁ……はぁ……」
マーガレットは突然山へと場所を移された様に、空気が薄くなり息苦しい状態に陥る。
何とか息を整えようとするも、空気が薄いのか全く整う事がなかった。
「どんなに息を整えようとしても無駄よ、マーガレット」
「はぁ……ど言う事ですの? はぁ……エリス……」
エリスは全く息を乱す事もなく、観客たちも全く同じように普通に呼吸が出来ていた事をマーガレットは確認し、自分だけの状況だと理解した。
「それは威力を弱めてるけど、私の魔法よ。本来なら息をすること自体が出来ない」
「(これで、威力を弱めてる魔法?)」
「背後の魔人を通じて『風停』と言う魔法を使っているのよ」
エリスが創り出した風の魔人は、周囲の風を集め、それを魔力創造と魔力制御によって創り出した存在であり、創り出しただけでは何の効果はない。
これは大きな魔力措置的な存在であり、風の魔人を通じて周囲の風を自在に操る事が出来るのである。
エリスはそうやって、マーガレットからの攻撃も防ぎ『風停』と言う魔法を使っていたのだ。
そして『風停』とは対象の一定範囲の風を停め、体に取り込む酸素などと言った全ての物が動きを停める為、マーガレットが息苦しそうにしているのである。
酸素と言った空気に関する物はその場には存在しているが、動き自体を停めている為自らが動かない限り摂取出来ない物だが、現在は威力自体を弱めている為少し別の現象が発生しているのである。
さすがに元の威力で使ってしまうと、人を殺めるレベルになり規定違反になる為、エリスもそこまでの事をしようとは思っていないので威力を最低限まで弱めて使用しているのであった。
「もう貴方に勝ち目はないわ、マーガレット。降参しなさい」
次第にマーガレットの顔色が悪くなり始めるが、マーガレットは降参する気配は見せず、未だに目に闘志が宿っていた。
「(ここまでされて、まだ降参しないとわね。もしかしたらと思っていたけど、貴方はやっぱり諦めが悪いのね)」
「降参なんてするもんですか……はぁ……学院の代表が降参なんてしないわ……どんな結果だろうと最後まで戦いますわ……それに、まだ私にも貴方に見せていない力もありますのよ!」
するとマーガレットは自身の口元を両手塞ぐと、両手に魔力を集めだし魔力のマスクを創り出し、そのまま両手を大きく真横に振り抜いた。
「っ! 嘘……」
直後、エリスは先程までマーガレットの一帯を『空停』としていたが、それが一時的な範囲が解かれている事に気付く。
更には、エリスがこれまで魔法で破壊して来たマーガレットの魔法『スオン』の一部が蘇ったかの様にその場に現れる。
「これが、私が貴方に見せてこなかった力。魔力治癒よ」
0
お気に入りに追加
122
あなたにおすすめの小説
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
破滅ルートを全力で回避したら、攻略対象に溺愛されました
平山和人
恋愛
転生したと気付いた時から、乙女ゲームの世界で破滅ルートを回避するために、攻略対象者との接点を全力で避けていた。
王太子の求婚を全力で辞退し、宰相の息子の売り込みを全力で拒否し、騎士団長の威圧を全力で受け流し、攻略対象に顔さえ見せず、隣国に留学した。
ヒロインと王太子が婚約したと聞いた私はすぐさま帰国し、隠居生活を送ろうと心に決めていた。
しかし、そんな私に転生者だったヒロインが接触してくる。逆ハールートを送るためには私が悪役令嬢である必要があるらしい。
ヒロインはあの手この手で私を陥れようとしてくるが、私はそのたびに回避し続ける。私は無事平穏な生活を送れるのだろうか?
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
「お前を愛するつもりはない」な仮面の騎士様と結婚しました~でも白い結婚のはずなのに溺愛してきます!~
卯月ミント
恋愛
「お前を愛するつもりはない」
絵を描くのが趣味の侯爵令嬢ソールーナは、仮面の英雄騎士リュクレスと結婚した。
だが初夜で「お前を愛するつもりはない」なんて言われてしまい……。
ソールーナだって好きでもないのにした結婚である。二人はお互いカタチだけの夫婦となろう、とその夜は取り決めたのだが。
なのに「キスしないと出られない部屋」に閉じ込められて!?
「目を閉じてくれるか?」「えっ?」「仮面とるから……」
書き溜めがある内は、1日1~話更新します
それ以降の更新は、ある程度書き溜めてからの投稿となります
*仮面の俺様ナルシスト騎士×絵描き熱中令嬢の溺愛ラブコメです。
*ゆるふわ異世界ファンタジー設定です。
*コメディ強めです。
*hotランキング14位行きました!お読みいただき&お気に入り登録していただきまして、本当にありがとうございます!
【完結】転生したら少女漫画の悪役令嬢でした〜アホ王子との婚約フラグを壊したら義理の兄に溺愛されました〜
まほりろ
恋愛
ムーンライトノベルズで日間総合1位、週間総合2位になった作品です。
【完結】「ディアーナ・フォークト! 貴様との婚約を破棄する!!」見目麗しい第二王子にそう言い渡されたとき、ディアーナは騎士団長の子息に取り押さえられ膝をついていた。王子の側近により読み上げられるディアーナの罪状。第二王子の腕の中で幸せそうに微笑むヒロインのユリア。悪役令嬢のディアーナはユリアに斬りかかり、義理の兄で第二王子の近衛隊のフリードに斬り殺される。
三日月杏奈は漫画好きの普通の女の子、バナナの皮で滑って転んで死んだ。享年二十歳。
目を覚ました杏奈は少女漫画「クリンゲル学園の天使」悪役令嬢ディアーナ・フォークト転生していた。破滅フラグを壊す為に義理の兄と仲良くしようとしたら溺愛されました。
私の事を大切にしてくれるお義兄様と仲良く暮らします。王子殿下私のことは放っておいてください。
ムーンライトノベルズにも投稿しています。
「Copyright(C)2021-九十九沢まほろ」
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる