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第143話 男として助けたならば
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ヒビキ先輩!?
私は思ってもいない人物が現れた為、目を丸くした。
しかしヒビキは、まだ私の存在には気付いておらず男子たちの方に視線を向けていた。
「ヒビキ・スノーク、何でここに……」
「何故フルネーム? まぁいいが、ナンパに暴力は良くないな」
「ちっ!」
私の胸ぐらを掴みかかろうとした男子は、直ぐにヒビキに掴まれた手を振り払う。
そのままヒビキから離れだし、男子たちは小声で話しだす。
「おい、どうすんだよ?」
「この先ヒビキに目を付けられたら、厄介だぞ」
「分かってる」
すると真ん中にいた男子が再び舌打ちした後、その場で背を向けて立ち去り始める。
それに続く様に両隣にいた男子たちも立ち去ったのだった。
私はヒビキが物凄い事をした訳でもなく、ただ止めに入っただけであのナンパ男たちを追い返した事に驚いていた。
何が何だか分からないけど、ヒビキ先輩って有名なの? と言うか、何であんなに恐れられていたの?
私はそんな疑問を思いつつヒビキの方を見ていると、ヒビキは3人の男子たちが完全にどこかに行った事を確認した後振り返って来た。
その時の顔は、物凄い優しい笑顔であった。
「大丈夫かい? あんな奴らに絡まれて不運だっ……た!?」
ヒビキは言葉を話している途中で私の存在に気付き、驚きの声を上げたと直後に私も小さく呟いた。
「あっ、気付いた」
「な、何でお前がいるんだクリス……」
その表情は苦い薬を飲んだ時の様であり、物凄く私の事を嫌がっている態度だと分かった。
そこまであからさまな態度に出さなくてもいいと思うんだけど……ちょっと傷つくな……
私は言葉には出さなかったが、少し落ち込んでいると背後に隠れていた彼女が声を掛けて来た。
「あの、ありがとうございました。急に頼ってしまってごめんなさい。本当に、本当に助かりました」
「いえいえ、お礼なら俺じゃなくてヒビキ先輩に言ってください。俺は解決出来なかったので」
「そんな事ありません! 貴方が居なかったら、私今頃……」
最悪の展開を想像したのか、少し暗い顔をしていたので私は顔を上げるように声を掛けた。
そのまま助けてくれたヒビキにも感謝する様にと促すと、彼女は頷いてヒビキの元へとかけて行った。
彼女はヒビキに対して大きくお礼をしようと、頭を下げているとヒビキは先程まで私にしていた態度ではなく、女の子に対する態度に一瞬で切り替わり優しい対応をしていた。
こう見ていると、ヒビキ先輩ってやっぱり女の子慣れしてるな~って思うな。
やっぱりいつもナンパして女の子と遊んでいるからかな?
そんな事を思いつつヒビキを見ていると、彼女がヒビキにお礼を言い終わったのかまた私の方へと戻って来た。
「あの、良かったらお礼させてくれませんか?」
「え? いや、お礼するのならヒビキ先輩の方が」
「その、あの方にもそう言ったのですが、あの方は最初に助けた貴方にすべきだと断られてしまったので」
あのヒビキ先輩が、女の子からのお礼を断った!? そんな人じゃないと思うんだけど……
私は一度、彼女に「少し待ってて」と言ってヒビキの元へと近付て行くとヒビキは私が近付いて来る事に気付き、私と一定の距離を保とうと後方へと下がり始めた。
ちょ! 何で下がるですか!
私は一向に縮まらない距離だと思い、声を出してヒビキを呼んだ。
「ヒビキ先輩! ちょっと聞きたい事があるんですけど!」
「俺はお前に聞かれる事はない」
「いや俺があるんです!」
「そんなの知るか。お前と関わっているとまたろくなことに巻き込まれないから、近付くな」
「なっ……ひどい事言いますね」
「俺は、男には思っている事を直接言うって決めてるんだよ。まぁ、今回はお前が先に居ただけだが」
そう言うとヒビキは足を止めたので、私もその場で足を止めた。
「どう言う事があったかは知らん。ただ、お前が最初に彼女を助けたのは事実だ。だからさっさと、彼女からの気持ちを素直に受け取れ。お前も男として彼女を助けたらな、彼女の気持ちを無下にする様な無粋な事はするな」
「ヒビキ先輩……」
「いいからさっさと行け。そして、俺の近くに来るな」
「最悪なセリフですね。分かりましたよ」
私はそう言ってヒビキに背を向けて、彼女の元へと戻った。
そんな私の後ろ姿を見てヒビキは、ため息をついた。
「(とんだ災難だ。助けに入ったら、クリスがいるとはな……さてと、途中で放りだしたあいつの元に戻るかな)」
ヒビキは来た道を戻り始めた時、その道からガイルがヒビキを探してやって来た。
「あっ! やっと見つけましたよ。どこ行くんすか、急に」
「助けを求める声が聞こえてね。だけど、別の男に先を越されて無駄足だったけどな。それより、お前の方はどうだったんだガイル?」
「いやそれが、途中で詰まりまして……」
「何してんだよ、全く。それじゃ俺が一度手本を見せてやるから、あの店行くぞ」
「えっ、また行くんすか? と言うか、目的はメイナさんすよね?」
「今の俺はメイナさん一筋だと言ったろ。ナンパのテク披露もメイナさん相手以外にはしないぞ」
ヒビキとガイルは2人で楽しそうに会話をして、人混みへと消えて行った。
私はと言うと、あの後ナンパから助けた彼女からのお礼としてピースから貰った券のお店に案内してもらっていた。
彼女自身から何かないかと言われてしまったので、私は咄嗟にお店への案内をお願いしたら彼女は快く引き受けてくれたのだ。
また、彼女は何度もこのお店に行く常連だったらしく道ながらその話で盛り上がった。
お店に着いてからは券をを使い、シュークリームボックスを手に入れ店内で彼女にも分けて食べようと思ったが、店内は物凄い盛況で座る場所がなかったので外に出て近くの広場の木陰に腰かけた。
そして彼女と暫くシュークリームを一緒に食べながら雑談をした。
「本当に今日はありがとうございました。それにお礼と言いながら、シュークリームも貰ってしまって」
「いいの、いいの。思っていたより量があったし、少し話も出来て楽しかったよ。もう十分にお礼はしてもらったから大丈夫だよ」
「そう言っていただけるなら良かったです。それでは、私はここで失礼します。本当にありがとうございました」
彼女はそう言って頭を下げた後、優しい笑顔で「またどこかでお会いしたらお話しましょう」と言って来たので私は軽く手を振りながら「よろこんで」と返して彼女をその場で見送った。
私は再び1人になり、木陰で座りながら残りのシュークリームを食べてながらボーっと目の前の光景をただ眺めていた。
何だかこうやってボーっとしているのも、たまには悪くないな~あんまりこんな事してこなかったからかもしれないけど。
あ~結局どうしようかな偽デート。
デートについて聞こうとした相手は捕まらないし、何をすればいいか分からないまま時間だけ過ぎるな~レオンとよくわかならいまま話しても曖昧なままになりそうだし、てか何で私がこんな事考えないといけないんだ。
もう、マリアのせいだけどあそこで私が引き受けた時点で自分が悪いんだけど……はぁ~。
「どうしようかな、デート……」
「ん? 何何、誰とデートするのクリス?」
「……っ!?」
私は声を掛けられ隣を向くと、そこにいたのは物凄い笑顔で私を見つめるエリスであった。
「エ、エリス先輩!? どうしてここに?」
「どうしてって外出してて、たまたまクリスを見かけたから声を掛けたんだよ。それより、さっきのはどう言う意味か教えてよ」
「いや、さっきのは何でもなくて……」
私は知らぬうちに口に出していた事を聞かれ、咄嗟に隠そうとしたがエリスはそう簡単に逃がしてくれず追求をされてしまう。
エリスの追求に私はたじたじになりかけていると、そこにエリスの名を呼ぶ人物が現れた。
「何してるんだエリス? 後輩いじりもほどほどにしないと嫌われるぞ」
「別にそんなんじゃないよね~クリス」
「へぇ? ……えっ!?」
声を掛けて来た人物がオービンであった事に、私は驚きの声が漏れてしまったのだ。
私は思ってもいない人物が現れた為、目を丸くした。
しかしヒビキは、まだ私の存在には気付いておらず男子たちの方に視線を向けていた。
「ヒビキ・スノーク、何でここに……」
「何故フルネーム? まぁいいが、ナンパに暴力は良くないな」
「ちっ!」
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何が何だか分からないけど、ヒビキ先輩って有名なの? と言うか、何であんなに恐れられていたの?
私はそんな疑問を思いつつヒビキの方を見ていると、ヒビキは3人の男子たちが完全にどこかに行った事を確認した後振り返って来た。
その時の顔は、物凄い優しい笑顔であった。
「大丈夫かい? あんな奴らに絡まれて不運だっ……た!?」
ヒビキは言葉を話している途中で私の存在に気付き、驚きの声を上げたと直後に私も小さく呟いた。
「あっ、気付いた」
「な、何でお前がいるんだクリス……」
その表情は苦い薬を飲んだ時の様であり、物凄く私の事を嫌がっている態度だと分かった。
そこまであからさまな態度に出さなくてもいいと思うんだけど……ちょっと傷つくな……
私は言葉には出さなかったが、少し落ち込んでいると背後に隠れていた彼女が声を掛けて来た。
「あの、ありがとうございました。急に頼ってしまってごめんなさい。本当に、本当に助かりました」
「いえいえ、お礼なら俺じゃなくてヒビキ先輩に言ってください。俺は解決出来なかったので」
「そんな事ありません! 貴方が居なかったら、私今頃……」
最悪の展開を想像したのか、少し暗い顔をしていたので私は顔を上げるように声を掛けた。
そのまま助けてくれたヒビキにも感謝する様にと促すと、彼女は頷いてヒビキの元へとかけて行った。
彼女はヒビキに対して大きくお礼をしようと、頭を下げているとヒビキは先程まで私にしていた態度ではなく、女の子に対する態度に一瞬で切り替わり優しい対応をしていた。
こう見ていると、ヒビキ先輩ってやっぱり女の子慣れしてるな~って思うな。
やっぱりいつもナンパして女の子と遊んでいるからかな?
そんな事を思いつつヒビキを見ていると、彼女がヒビキにお礼を言い終わったのかまた私の方へと戻って来た。
「あの、良かったらお礼させてくれませんか?」
「え? いや、お礼するのならヒビキ先輩の方が」
「その、あの方にもそう言ったのですが、あの方は最初に助けた貴方にすべきだと断られてしまったので」
あのヒビキ先輩が、女の子からのお礼を断った!? そんな人じゃないと思うんだけど……
私は一度、彼女に「少し待ってて」と言ってヒビキの元へと近付て行くとヒビキは私が近付いて来る事に気付き、私と一定の距離を保とうと後方へと下がり始めた。
ちょ! 何で下がるですか!
私は一向に縮まらない距離だと思い、声を出してヒビキを呼んだ。
「ヒビキ先輩! ちょっと聞きたい事があるんですけど!」
「俺はお前に聞かれる事はない」
「いや俺があるんです!」
「そんなの知るか。お前と関わっているとまたろくなことに巻き込まれないから、近付くな」
「なっ……ひどい事言いますね」
「俺は、男には思っている事を直接言うって決めてるんだよ。まぁ、今回はお前が先に居ただけだが」
そう言うとヒビキは足を止めたので、私もその場で足を止めた。
「どう言う事があったかは知らん。ただ、お前が最初に彼女を助けたのは事実だ。だからさっさと、彼女からの気持ちを素直に受け取れ。お前も男として彼女を助けたらな、彼女の気持ちを無下にする様な無粋な事はするな」
「ヒビキ先輩……」
「いいからさっさと行け。そして、俺の近くに来るな」
「最悪なセリフですね。分かりましたよ」
私はそう言ってヒビキに背を向けて、彼女の元へと戻った。
そんな私の後ろ姿を見てヒビキは、ため息をついた。
「(とんだ災難だ。助けに入ったら、クリスがいるとはな……さてと、途中で放りだしたあいつの元に戻るかな)」
ヒビキは来た道を戻り始めた時、その道からガイルがヒビキを探してやって来た。
「あっ! やっと見つけましたよ。どこ行くんすか、急に」
「助けを求める声が聞こえてね。だけど、別の男に先を越されて無駄足だったけどな。それより、お前の方はどうだったんだガイル?」
「いやそれが、途中で詰まりまして……」
「何してんだよ、全く。それじゃ俺が一度手本を見せてやるから、あの店行くぞ」
「えっ、また行くんすか? と言うか、目的はメイナさんすよね?」
「今の俺はメイナさん一筋だと言ったろ。ナンパのテク披露もメイナさん相手以外にはしないぞ」
ヒビキとガイルは2人で楽しそうに会話をして、人混みへと消えて行った。
私はと言うと、あの後ナンパから助けた彼女からのお礼としてピースから貰った券のお店に案内してもらっていた。
彼女自身から何かないかと言われてしまったので、私は咄嗟にお店への案内をお願いしたら彼女は快く引き受けてくれたのだ。
また、彼女は何度もこのお店に行く常連だったらしく道ながらその話で盛り上がった。
お店に着いてからは券をを使い、シュークリームボックスを手に入れ店内で彼女にも分けて食べようと思ったが、店内は物凄い盛況で座る場所がなかったので外に出て近くの広場の木陰に腰かけた。
そして彼女と暫くシュークリームを一緒に食べながら雑談をした。
「本当に今日はありがとうございました。それにお礼と言いながら、シュークリームも貰ってしまって」
「いいの、いいの。思っていたより量があったし、少し話も出来て楽しかったよ。もう十分にお礼はしてもらったから大丈夫だよ」
「そう言っていただけるなら良かったです。それでは、私はここで失礼します。本当にありがとうございました」
彼女はそう言って頭を下げた後、優しい笑顔で「またどこかでお会いしたらお話しましょう」と言って来たので私は軽く手を振りながら「よろこんで」と返して彼女をその場で見送った。
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あ~結局どうしようかな偽デート。
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もう、マリアのせいだけどあそこで私が引き受けた時点で自分が悪いんだけど……はぁ~。
「どうしようかな、デート……」
「ん? 何何、誰とデートするのクリス?」
「……っ!?」
私は声を掛けられ隣を向くと、そこにいたのは物凄い笑顔で私を見つめるエリスであった。
「エ、エリス先輩!? どうしてここに?」
「どうしてって外出してて、たまたまクリスを見かけたから声を掛けたんだよ。それより、さっきのはどう言う意味か教えてよ」
「いや、さっきのは何でもなくて……」
私は知らぬうちに口に出していた事を聞かれ、咄嗟に隠そうとしたがエリスはそう簡単に逃がしてくれず追求をされてしまう。
エリスの追求に私はたじたじになりかけていると、そこにエリスの名を呼ぶ人物が現れた。
「何してるんだエリス? 後輩いじりもほどほどにしないと嫌われるぞ」
「別にそんなんじゃないよね~クリス」
「へぇ? ……えっ!?」
声を掛けて来た人物がオービンであった事に、私は驚きの声が漏れてしまったのだ。
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