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1章 魔法少女とは出逢わない
1章35 fatal error ③
しおりを挟むはなまる通りの一角。
新美景駅と繋がるメインストリートは夕方の買い物客たちが徐々に居なくなり、一時間前までは賑やかであった喧騒も鳴りを潜め、これから夜を迎えようとしている。
フレッシュジュースやスムージーを販売するドリンクの屋台も先程までは盛況だったが、そろそろ店主が店仕舞いを考える頃合いだ。
「うーい、バイトくーん! 今日はもう粗方捌けたからさ、今のうちに休憩しちゃってくれやー」
「うーす! ざーっす! 休憩いただきまぁーッス!」
「終わったらもう片付け入っちゃっていいからよ。鍋洗って生ゴミ纏めたら今日は上がっちまいなー。あ、これもってけ。福利厚生だ」
「ざーっす! ざーっす! ざぁーッス!」
威勢のいい返事とは裏腹に、バイト君は重い着ぐるみを着込んだ身体をノソリと動かし、屋台の調理スペースから手を伸ばす店長からスムージーの入った使い捨てカップを受け取る。
そしてノソノソと屋台の裏の路地へと入っていった。
この着ぐるみのキャラクターは美景市が十数年前に災害に見舞われた後から始まった復興プロジェクトの中で、新たな街の名物の一つとすべく生まれたゆるキャラだ。
このドリンク販売の事業もそのプロジェクトの一部で、市の名産品を使った事業を始めればたんまりと助成金が入ってくるというものだ。
その助成金で懐を潤した角刈りに捻じり鉢巻きをした頬に傷のあるイカつい店長が、オシャレなプラ容器に地元の農家さんたちから仕入れた野菜や果物を砕いて混ぜてぶちこんで販売をし生計を立てている。
着ぐるみは緩慢な動作で狭い路地の角をいくつか曲がり、やがて人気が全くないような場所まで来ると、適当に道端に放置されたコンクリブロックの内の一つを選んで腰を下ろす。
大将のような店長から貰ったスムージの容器を脇に置いて、自身のバカでかい頭部に両手をやり、スポっとそれを外した。
4月の春の夜前はぬるい気温だが、数時間ぶりに外気に晒された顏には少しヒンヤリと感じる。
ビルの隙間に流れる僅かな風に真っ黒な頭部を浸した。
着ぐるみの頭部の中から出てきたのは、まるでフルフェイスのヘルメットを被っているかのような黒い球体。
出来の悪い福笑いのような三日月型の両目と口がその球体に貼り付けられていた。
そう――
――闇の秘密結社に所属する悪の怪人ボラフである。
若干腫れぼったくなった上瞼と下瞼に挟まれた死んだ目でボラフは手に持った透明なプラスティックの容器の中の、何色と言えばいいのか判断に迷う色をしたスムージーをボーっと見つめる。
これは『美景スムージー』という商品だ。
15年前の災害で壊滅的な被害を受けた農家さんたちを救うために、またこれから復興する街の新たな名物にと、そういったコンセプトで作られた商品だ。
美景市の名産品と当時流行り出したスムージとかいうけったいな物をコラボさせようという安易な発想のもと生み出されている。
問題となったのは何を名産品とするかという点で、それぞれの農家さんがメインに生産している作物が異なったことだ。
その為、各作物ごとに農家さんたちの派閥が出来上がり、そしてそれぞれの派閥から送り出された議員同士で利権がぶつかり揉めに揉めた結果、「そんなん言うならもう全部ぶちこめばいいじゃん!」という平和的な解決策に行き着いた。
そして、その果てに生まれたのがこの『美景スムージー』という地獄のようなスムージなのである。
数十種類の野菜や果物によって錬成されたその緑なのか黄色なのかわからないペーストのような物体に、黒なのか紫なのかわからない濁りが渦巻き、加熱したわけでもないのに赤い気泡がブクブクと沸いては弾けている。
外気に一定時間晒すとピンク色に変色する謎物質だが、唯一の救いはラベルに表記されている『人間が食べられる物しか入っていません』という文言は一応は嘘ではないということだけだ。
ボラフはストローを咥えズズッと美景スムージーを啜る。
「……不味いな」
無感情に呟きつつ全身タイツのようなボディの、もしもズボンを穿いていたらポケットがあるあたりに手を突っ込んでタバコを取り出す。
カチッカチっと二回スイッチを押して火を灯す。
フゥーっと煙を吐き出しながら手の中の100円ライターの感触を確かめる。
「借りパクしちまったな……、アイツに返さねえと……」
口ではそう言うが、本音ではあの人間の男には会いたくない。
会ってしまえばまたやり合うことになる可能性が高いし、次はもう遊びでは済まないかもしれない。
それはこの手の中にある100円ライターの重みを背負い続けるよりも遥かに億劫だ。
タバコをもう一度吸い込みながら、ジリジリっと先端の火種の音を聴く。
フゥーっと深く息を吐き出しつつ空を見上げる。
「……オレ、なにやってんだろうなぁ…………」
白く薄い煙の向こうに透ける狭い空からは答えはない。
代わりに答えは背後から聴こえてきた。
「――本当に何をやっているんですか?」
「うおわぁぁっ⁉」
周囲に誰もいないことを確認していたのに突然声をかけられボラフは飛び上がる。
口を開けたことで咥えていたタバコを落としてしまい、それが首元から着ぐるみの中に入った。
「あぁぁぁぁっ! あっつぁ! あっつぁ! あっつぁぁぁぁぁっ⁉」
ずんぐりむっくりな着ぐるみボディでゴロゴロと地面を転がる。
「まったく何をしているんですか……」
それを呆れた目で見下ろすのはボラフの上司であるアスだ。
「それくらいのことでアナタがダメージを負うわけがないでしょう?」
「……気分だよ」
指摘をされるとボラフは何事もなかったように立ち上がり、元通りアスに背を向けて座りなおす。
「……なんの用だよ」
「随分な言い草ですね。訊いたのはこちらです。ここで何をしているんですか?」
「見りゃわかんだろ。仕事だよ」
「これは異なことを。アナタの仕事は闇の秘密結社の悪の怪人でしょう? 自分でそう名乗っていますよね?」
「わかってるよ」
「いいえ。わかっていないから今ここに居るのですよ。あえて厳密に言いましょうか。アナタの仕事は魔法少女とゴミクズーの戦闘の監督。飼育・育成・観察・報告です」
「……わかってるよ」
不貞腐れたようなボラフの態度に嘆息をする。
「今日、別種のゴミクズーが二体が彼女を襲っていましたよ」
「なんだと? なんでそんなことを……っ⁉」
思わず振り返りアスを睨みつける。対してアスはジト目でボラフを見遣った。
「私じゃありませんよ。自然発生の個体です」
「……チッ、そうかよ」
「むしろ私はそれをどうにかするために出張ってきたのですがね。本来はそのためにアナタのポジションがあるはずなんですが」
「……悪かったよ」
「まったく……」
仕事をサボった部下を咎める構図だが、アスは特に怒っているわけでもないようだった。
「それで? 大丈夫だったのか?」
「えぇ。と言っても、私が現場に着いた時にはちょうど一匹撃退されたところでしたがね」
「へぇ。あの子もやるようになったじゃねえか」
「それには同意ですが、しかし撃退したのは魔法少女ではないですよ」
「あ?」
「あのニンゲンです。例の彼」
「アイツ……、また……っ!」
「約束を反故にされた形ではありますが、アナタは言えた義理ではないでしょう」
「…………」
ギリっと歯軋りするボラフにアスは事務的に告げる。
「芽が出ました」
「――っ⁉」
「もちろん報告はしました。今後は彼女にフォーカスしてプロジェクトを進めることになるでしょうね」
「テ、メェ……ッ!」
「なんですかその目は? 私はするべきことをしただけ。しかも本来これはアナタがするべきはずだったこと。違いますか?」
「……ちがわねえよ……っ!」
拳を握りしめるボラフにアスはあくまで冷静に冷徹に続ける。
「事実のみをベースにして今後のことを教えましょう」
「…………」
「プロジェクトは次の段階に進みます。そしてここはアナタの御父上のナワバリ――担当地区だ。さらに彼は次の王の候補だ。それも上から数えた方が早い位置にいる。当然出てくるでしょうね」
「うるせえよ……っ!」
「目を背けていても仕方がないでしょう? もう止まりませんよ」
「うるせえってんだよ!」
腰掛けながらバンっと地面を叩く。
傍らに置いていたドリンクが倒れ僅かに中身が零れる。
ボラフはハッとするとドリンクの容器を立て直した。
「…………わりぃ」
「構いませんが。ところで、それ美味しいんです?」
アスは地面に零れたスムージーがピンク色に変色していく様を不快気に見ながら問いかけ、話題を逸らす。
「ん? あぁ、もちろん不味いぜ」
「……理解しかねますね。何故そんなものをわざわざ飲むんです? というか売れてるんですか? それ」
「意外にな、まぁまぁ売れるんだ」
「理解に苦しみます」
どう考えても失敗商品だったのだが、失敗を認めるわけにはいかない議員さんたちは全力で努力をしてどうにかこれを売れるようにした。
国から復興支援金としてぶんどった公金の一部を回して回して各メディアに与え、過剰に現代人の健康や老化に対する不安を煽らせ、さらにタレントやインフルエンサーにたんまり金を握らせ、このスムージーがその問題を解決すると謳わせた。
その結果、味や見た目を改善するための資金はなくなったが、健康食品として一定の地位を得ることには成功し、それなりに継続して売上げを出せるようになってしまったのだ。
「オレが飲んでも別に意味はねえんだけどよ、これを買いにくるニンゲンどもが最高でな。運動はしねえし不健康なモンも食う。でも長生きはしてえってクズどもがよ、本当はこんなもん意味はねえってわかってるくせに、ほんのこれっぽっちの刹那的な安心感を得るために金を出してこれを買うんだ。そんで不味いってわかってるもんを我慢しながら口に入れて、そんでやっぱり不味いって顔を顰めやがんだ。オレにはその顔を見ることが何よりの癒しなんだよ……」
「理解に苦しみますね……、と言いたいところですが、それがアナタの性質だから仕方ありませんね。業の深いことです」
「へへっ」
「あの方の子とは思えませんね。そういうところはどちらかというと、私の父に近いように思えます」
「あの人どこで何してんだろうな」
「さぁ? 勝手で気紛れな方ですから。まぁ、そのために私が――我々が創られているとも言えます」
「……そうだな」
「…………」
ビルの隙間から覗く空を見上げたボラフの視線を追って、アスも見上げる。
「……私は、このプロジェクトを成功させます。その義務があります」
「…………」
「この件を主導している方々のためではありません。私の父の作品が使われているからです。もっとも、父がプロジェクトのために創ったわけでも差し出したわけでもなく、創るだけ創って放置していたモノが勝手に使われているだけですが、そんなことは関係ありません」
「…………」
「それでも、このプロジェクトが失敗して、それで父の作品が失敗作であったなどと言わせるわけにはいきません。本人はどうでもいいと思っているでしょうが、我々は――私は、効果を観測し測定し記録し評価し、彼の知は全知足り得ると証明をするために創られています。そういう性質なんです」
「それは仕方ねえな」
「えぇ」
緩やかに陽が暮れていく。
「……もしも、アナタの御父上が現場に出張ってきて、花が開いていて、それが自分の子であるアナタの成果ではなく、私の手に因るものだと知ったら。どうなるかわかってますよね?」
「……殺されるだけじゃすまねえな」
「えぇ。滅ぼされるでしょうね。だから身の振りをしっかり考えた方がいい」
「……そいつは警告かい?」
「いいえ。忠告ですよ。仮初とはいえ曲がりなりにも暫くの間、上司と部下をしてきたんです。そのよしみでのアドバイスです」
互いに目線を下ろし、目を合わせる。
「ちゃんと考えれば考えるまでもないことだとわかるはずです」
「……わかってるよ」
「アナタがやらなければ私がやる。アナタよりも速く、アナタよりも確実に。どのみち結果は同じ事になります」
「わかってるよ。ちくしょうめ……」
「これを渡しておきます」
アスは懐から何本かの試験管を取り出してボラフへ差し出す。
しかし、彼は受け取らずに前を向いて目を背けてしまった。
仕方ないので嘆息し、ボラフが尻をつける脇に置いた。
「ここからは多少ニンゲンが死んでも構いません。むしろアナタの御父上が来た時に全く血の匂いがしなければそれだけで怒り狂うでしょうね」
「…………」
「明日は川。橋の上。夕暮れ時でいいでしょう」
「…………」
「もう一度言いますが、私はそれでも構いません。ですが、もしも私の手で達成された場合、アナタの御父上はどう思うでしょうね? ご存じのとおり私の父とアナタの御父上は仲が悪い」
「……知ってるよ」
「と言っても、アナタの御父上が一方的に嫌っていて、しかしウチの父の眼中にないものだから余計に根が深くなっていますね。だから、アナタが思っているよりも遥かに私はアナタの御父上に嫌われていますよ」
「…………」
「もう時間は多くない。それでもあと半月ほどは猶予があるでしょうが。だけど、もう後はない。それは間違いがない」
「……ちくしょう……っ!」
「では、私はいきます。アナタが賢い選択をすることを期待していますよ」
「…………」
カツカツと靴音を鳴らしながらアスは離れていき、角を一つ曲がるとその音はフッと立ち消えた。
「ちくしょう……っ」
震える手を握りしめる。
「ちくしょう……っ」
その手で自分が尻をつけた辺りを探りタバコを取る。
箱から一本取り出し口に咥えようとすると、手の操作が覚束なく落してしまう。
「ちくしょう……っ!」
気が急いた様子でそれを拾い口に咥えると、カチカチカチと乱暴にボタンを押し込み火を点ける。
「――っ⁉」
すると、すぐに異臭に気が付き慌ててタバコを口から離すと、どうやら反対に咥えていたようで焼け焦げたフィルターが目に入った。
「ちくしょうが……っ!」
立ち上がり八つ当たりをするようにそのタバコを地面に叩きつけて爪先で踏み躙る。
黒フェイスメットのような頭を掻き毟りながらドカっと乱暴に座り直す。
頭を抱えながら深く息を吐き出した。
「ちくしょう……」
力なく項垂れるとふと傍らに置かれた試験管が目に入る。
それに手を伸ばし、手に取る寸前で方向を変え、隣にあったスムージーを持つ。
ストローを咥えズズズっと中身を吸い込む。
そして、勢いをつけすぎた為か、それとも味の為か、咽こんでしまう。
しばらく咳き込み、それが落ち着くとまだ中身の入ったプラ容器を握り潰そうとして、やめる。
代わりにもう一度深く息を吐き、首を垂れた。
「……ちくしょう…………、マズイな……」
思わず漏れ出たその心情に答える者は、今度は誰も現れなかった。
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