8 / 24
第二章
第七話.幸鳥
しおりを挟む
「じゃあ、そろそろ話そうかい」
「ん、お願いします」
ガトーショコラをいただきながら、話を聞くとする。
「きみはコトリバコというのを知っているかい?」
「コトリバコ? ええ、知ってますよ、都市伝説のやつですよね。えっ、まさか……」
こいつが、そうなのか?
この箱が、コトリバコ?
「いや、その箱はコトリバコじゃあないんだけどね」
「あ、そうなんですか」
なんだよ、びっくりさせないでくれ。
「コトリバコには様々な派生があって、その箱はコウトリバコっていうやつだね」
「コウトリバコ?」
「幸せを盗むと書いて幸盗り箱、とも言うね」
「幸せを盗む……?」
コトリバコは聞いたことがあるけど、コウトリバコは初耳だ。
幸盗り箱……とも言う、か。名前からして、願いが叶うというのも、他人の幸せを盗んで叶えているのかもしれない。
「そう。まあきみが今想像している通りのもので間違いないよ」
あたかも俺の考えていることを読んでいるかのような言い方だった。
立花さんの目を見ると、全て見透かされているかのような気分に陥る。視線を逸らして俺は、ガトーショコラをぱくり。
「そしてコウトリは、幸せの鳥とも書く。幸鳥――それが怪異の名さ、鳥の怪異よ」
「幸鳥……」
「聞いたことは?」
「いえ……」
じいちゃんなら知ってるかもしれないな。
「ん? きみは知り合いか身内に、怪異について詳しい人でもいるのかな? 今、その人を想像したろう?」
「いや、んと、まあ……はい」
本当に、この人は人の心が読めるのかもしれないと、思わせられる。
多分、瞳の動きや仕草から読んでいるのであろうが。
「同業者とは中々会わないからね、機会があれば紹介してほしいものだね」
「その人は俺のじいちゃんで、田舎に住んでます」
「あらら、それじゃあ会うのは難しいかな~?」
「ですね」
「さて、話を戻そう。この怪異は階級で言うと中級ってとこだね~」
「中級? 願いを叶えるのなら、上級クラスでは?」
「叶えるっていっても幸運を操作してなんでも願いが叶うように見せかけているだけだからね~。怪我や病気くらいは症状を抑えて誤魔化すくらいはできるだろうけど、難易度の高い願いは叶えられないよ。叶ったとしても、それは叶ったようにみせかけてるだけさ」
「そうなんですか……」
「コトリバコは武器として作られたというのは知っているかな?」
じいちゃんと電話した時にそんな話が出たな。
「あれは呪う対象の一族を根絶やしにする――強力な呪いだ。よかったねえ、コトリバコじゃなくて」
まったく、その通りだ。
コトリバコの呪いが放たれていたら今頃どうなっていたか。考えたくもない。
「そしてコウトリバコは、コトリバコと同じく一九世紀に登場した。コトリバコの恩恵にあやかろうとして幸鳥が箱に取り憑いたとされている。いやぁ賢い怪異だよ」
コウトリバコへ視線を向ける。
賢い、だとよ。なんとか反応しやがれ。
……んまあ、なんも反応しないわけだが。
「しかもこいつは世界を転々として人々の願いを叶えてきたんだよね」
「世界を転々と……ですか」
「うん、そして国が変わる度に箱は形状を変えていったとされている。その国ごとに引き込みやすい形にしていったわけだ」
「はあ、なるほど」
箱を手に取ってもらえるよう、箱の形状を変えていったわけか。
賢いっつうか、そう、ずるがしこい怪異だな。
「中身は何が入ってるんです?」
「ろくなもんが入ってないよ。箱によって中身が違うけど、こいつは多分、骨が入ってるかな」
「骨? ですか」
確かに、ろくなもんじゃない。
「幸鳥は上位となる怪異の一部をもらい受けてコウトリバコに保存するのよねえ。ほら、学生が卒業する時、下級生がボタンを貰うってやつ――あれと似たようなものだよ~」
それは分かりやすいたとえだな。
「そしてコウトリバコの使用者の生気を奪い、呪力をため込んで骨へ呪力を注いで献上するってわけ」
「じゃあこの箱の中に呪力が込められた骨が入ってると」
「いや、それがだね、呪力を全然感じないんだ。きみは呪力の感知はできるかい?」
「ええ、なんとなくですけど」
なんというか、こう……ぞわぞわっとする感覚が伝わる時がある。
呪力の感知――言葉通り、なんとなくはできる。この箱からは呪力は感じられない。
「おそらく他の怪異やわたしみたいな専門家に感付かれないようにすぐには注がなかったのだろう。どっかに呪力を溜めたものを隠してるのだろうね~」
「なるほど……。上位となる怪異は、どんな怪異なんです?」
「さあねえ、幸鳥によってそれは異なるから分からないよ。幸鳥をどうにかしてコウトリバコの中身を見たところで、骨から怪異を分析するのは難しいしね~」
「あ~……ですよね。そういえば、幸鳥の姿を一度も見てないんですが」
「ん、こいつぁそうやすやすと姿を見せやしないさ。だからこそ厄介なものでねえ、コウトリバコをこうして手に入れても、幸鳥を見つけないといけないのさ」
「じゃあどうにかして幸鳥が姿を現すか考えないと……」
「それと姿を現しても祓える確かな力がないと駄目だねぇ~、わたしなら見つけられるし祓えるんだけどなあ」
俺にはできるだろうか。
見つけたとしても、祓えるかどうか。今まで相手してきたのはどれも小物ばかりだ。
「そう言って、条件として体を要求するつもりでしょ」
「うんっ♪」
屈託のない笑顔だった。
どうしよう、どうにかして一発殴りたい。男女平等を今だけ掲げて一発だけ、殴ってやりたい。
いやしかし待て俺よ。
ここは喫茶店だ、客の入りは上々で人目に多くつく。
冷静になるんだ俺よ。ここで問題は起こしちゃあいけない。
落ち着くべく俺はコーヒーをすする。
ふー、コーヒーが無ければ冷静じゃあいられなかったぜ。
「早いとこ祓わないとあの子はどんどん生気を搾り取られちゃうからいつでも相談してね。ああ、それと、使用者に対してコウトリバコは依存性があるから、気を付けてね」
「はぁ……」
大事なことを教えてくれるのはありがたい。
早いとこなんとかしたいのは山々なのだが……俺は立花さんへジト目を送りつける。
「なんだいその目はぁ?」
「怪異を祓う力をあなたが本当に持ってるのかも、疑問でして」
「おいおい、これでも本当に怪異専門家なんだよ~。過去には数々の怪異を祓ってきた実績もちゃ~んとあるんだ、相談者とのちょっとしたトラブルも多いけど♪」
ちょっとしたトラブル――
……まあ、セクハラ的なものであろうよ。どうして語尾をそんな陽気っぽく発音するのやら。
過去にトラブルを何度も起こしているのだろうが、この人はどうやら反省という言葉を知らないようだ。
「どうしても手に負えないって状態になったら助けを求めるとしますよ」
「あら。きみたちだけで解決するつもり?」
「やるだけやってみます」
「そ、まあいいわ~。わたしは見守ってるとしましょう」
余裕の笑みを浮かべている。
どうせいずれわたしを頼るんだと言わんばかりの、そんな笑みだ。
「いつでも連絡してきていいからね」
「どうも。ごちそうさまでした」
「いえいえ、どういたしまして~」
俺はコウトリバコを手に取って、喫茶店をあとにした。
最後に立花さんへ視線を送ったが、ったく……陽気な笑顔を浮かべてやがった。
歩きながらコウトリバコをまた取り出してまじまじと見てみる。
前に触らせてもらった時よりも――。
若干、重いと思うのは、気のせいだろうか。
「ん、お願いします」
ガトーショコラをいただきながら、話を聞くとする。
「きみはコトリバコというのを知っているかい?」
「コトリバコ? ええ、知ってますよ、都市伝説のやつですよね。えっ、まさか……」
こいつが、そうなのか?
この箱が、コトリバコ?
「いや、その箱はコトリバコじゃあないんだけどね」
「あ、そうなんですか」
なんだよ、びっくりさせないでくれ。
「コトリバコには様々な派生があって、その箱はコウトリバコっていうやつだね」
「コウトリバコ?」
「幸せを盗むと書いて幸盗り箱、とも言うね」
「幸せを盗む……?」
コトリバコは聞いたことがあるけど、コウトリバコは初耳だ。
幸盗り箱……とも言う、か。名前からして、願いが叶うというのも、他人の幸せを盗んで叶えているのかもしれない。
「そう。まあきみが今想像している通りのもので間違いないよ」
あたかも俺の考えていることを読んでいるかのような言い方だった。
立花さんの目を見ると、全て見透かされているかのような気分に陥る。視線を逸らして俺は、ガトーショコラをぱくり。
「そしてコウトリは、幸せの鳥とも書く。幸鳥――それが怪異の名さ、鳥の怪異よ」
「幸鳥……」
「聞いたことは?」
「いえ……」
じいちゃんなら知ってるかもしれないな。
「ん? きみは知り合いか身内に、怪異について詳しい人でもいるのかな? 今、その人を想像したろう?」
「いや、んと、まあ……はい」
本当に、この人は人の心が読めるのかもしれないと、思わせられる。
多分、瞳の動きや仕草から読んでいるのであろうが。
「同業者とは中々会わないからね、機会があれば紹介してほしいものだね」
「その人は俺のじいちゃんで、田舎に住んでます」
「あらら、それじゃあ会うのは難しいかな~?」
「ですね」
「さて、話を戻そう。この怪異は階級で言うと中級ってとこだね~」
「中級? 願いを叶えるのなら、上級クラスでは?」
「叶えるっていっても幸運を操作してなんでも願いが叶うように見せかけているだけだからね~。怪我や病気くらいは症状を抑えて誤魔化すくらいはできるだろうけど、難易度の高い願いは叶えられないよ。叶ったとしても、それは叶ったようにみせかけてるだけさ」
「そうなんですか……」
「コトリバコは武器として作られたというのは知っているかな?」
じいちゃんと電話した時にそんな話が出たな。
「あれは呪う対象の一族を根絶やしにする――強力な呪いだ。よかったねえ、コトリバコじゃなくて」
まったく、その通りだ。
コトリバコの呪いが放たれていたら今頃どうなっていたか。考えたくもない。
「そしてコウトリバコは、コトリバコと同じく一九世紀に登場した。コトリバコの恩恵にあやかろうとして幸鳥が箱に取り憑いたとされている。いやぁ賢い怪異だよ」
コウトリバコへ視線を向ける。
賢い、だとよ。なんとか反応しやがれ。
……んまあ、なんも反応しないわけだが。
「しかもこいつは世界を転々として人々の願いを叶えてきたんだよね」
「世界を転々と……ですか」
「うん、そして国が変わる度に箱は形状を変えていったとされている。その国ごとに引き込みやすい形にしていったわけだ」
「はあ、なるほど」
箱を手に取ってもらえるよう、箱の形状を変えていったわけか。
賢いっつうか、そう、ずるがしこい怪異だな。
「中身は何が入ってるんです?」
「ろくなもんが入ってないよ。箱によって中身が違うけど、こいつは多分、骨が入ってるかな」
「骨? ですか」
確かに、ろくなもんじゃない。
「幸鳥は上位となる怪異の一部をもらい受けてコウトリバコに保存するのよねえ。ほら、学生が卒業する時、下級生がボタンを貰うってやつ――あれと似たようなものだよ~」
それは分かりやすいたとえだな。
「そしてコウトリバコの使用者の生気を奪い、呪力をため込んで骨へ呪力を注いで献上するってわけ」
「じゃあこの箱の中に呪力が込められた骨が入ってると」
「いや、それがだね、呪力を全然感じないんだ。きみは呪力の感知はできるかい?」
「ええ、なんとなくですけど」
なんというか、こう……ぞわぞわっとする感覚が伝わる時がある。
呪力の感知――言葉通り、なんとなくはできる。この箱からは呪力は感じられない。
「おそらく他の怪異やわたしみたいな専門家に感付かれないようにすぐには注がなかったのだろう。どっかに呪力を溜めたものを隠してるのだろうね~」
「なるほど……。上位となる怪異は、どんな怪異なんです?」
「さあねえ、幸鳥によってそれは異なるから分からないよ。幸鳥をどうにかしてコウトリバコの中身を見たところで、骨から怪異を分析するのは難しいしね~」
「あ~……ですよね。そういえば、幸鳥の姿を一度も見てないんですが」
「ん、こいつぁそうやすやすと姿を見せやしないさ。だからこそ厄介なものでねえ、コウトリバコをこうして手に入れても、幸鳥を見つけないといけないのさ」
「じゃあどうにかして幸鳥が姿を現すか考えないと……」
「それと姿を現しても祓える確かな力がないと駄目だねぇ~、わたしなら見つけられるし祓えるんだけどなあ」
俺にはできるだろうか。
見つけたとしても、祓えるかどうか。今まで相手してきたのはどれも小物ばかりだ。
「そう言って、条件として体を要求するつもりでしょ」
「うんっ♪」
屈託のない笑顔だった。
どうしよう、どうにかして一発殴りたい。男女平等を今だけ掲げて一発だけ、殴ってやりたい。
いやしかし待て俺よ。
ここは喫茶店だ、客の入りは上々で人目に多くつく。
冷静になるんだ俺よ。ここで問題は起こしちゃあいけない。
落ち着くべく俺はコーヒーをすする。
ふー、コーヒーが無ければ冷静じゃあいられなかったぜ。
「早いとこ祓わないとあの子はどんどん生気を搾り取られちゃうからいつでも相談してね。ああ、それと、使用者に対してコウトリバコは依存性があるから、気を付けてね」
「はぁ……」
大事なことを教えてくれるのはありがたい。
早いとこなんとかしたいのは山々なのだが……俺は立花さんへジト目を送りつける。
「なんだいその目はぁ?」
「怪異を祓う力をあなたが本当に持ってるのかも、疑問でして」
「おいおい、これでも本当に怪異専門家なんだよ~。過去には数々の怪異を祓ってきた実績もちゃ~んとあるんだ、相談者とのちょっとしたトラブルも多いけど♪」
ちょっとしたトラブル――
……まあ、セクハラ的なものであろうよ。どうして語尾をそんな陽気っぽく発音するのやら。
過去にトラブルを何度も起こしているのだろうが、この人はどうやら反省という言葉を知らないようだ。
「どうしても手に負えないって状態になったら助けを求めるとしますよ」
「あら。きみたちだけで解決するつもり?」
「やるだけやってみます」
「そ、まあいいわ~。わたしは見守ってるとしましょう」
余裕の笑みを浮かべている。
どうせいずれわたしを頼るんだと言わんばかりの、そんな笑みだ。
「いつでも連絡してきていいからね」
「どうも。ごちそうさまでした」
「いえいえ、どういたしまして~」
俺はコウトリバコを手に取って、喫茶店をあとにした。
最後に立花さんへ視線を送ったが、ったく……陽気な笑顔を浮かべてやがった。
歩きながらコウトリバコをまた取り出してまじまじと見てみる。
前に触らせてもらった時よりも――。
若干、重いと思うのは、気のせいだろうか。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
【完結】新しい我輩、はじめます。
コル
ファンタジー
魔界を統一した魔王デイルワッツ、次に人間界を支配するために侵攻を開始する。
そんな時、人間界で「天使の剣を抜いたものが勇者となり魔王を討つべし」とお触れが出た。
これを聞いたデイルワッツは自分の魂と魔力を人間の体に移し、自ら剣の破壊と勇者を始末しようと儀式に紛れ込むがなかなか剣を抜けるものは出てこなかった。
見物人にも儀式参加となりデイルワッツの順番が回っきてしまう、逃げるに逃げれなくなってしまい仕方なく剣を掴んだ瞬間に魔力を吸われ剣に宿る精霊エリンが具現化し剣が抜けてしまった。
剣を抜いた事により勇者と認められ魔王討伐の命が下る……がその魔王は自分自身である。
自分が自分を討ちに行く謎の冒険記はじめます。
【完結済】
・スケルトンでも愛してほしい![https://www.alphapolis.co.jp/novel/525653722/331309959]
・私が勇者を追いかける理由。[https://www.alphapolis.co.jp/novel/525653722/132420209]
※この作品は「小説家になろう」さん、「カクヨム」さん、「ノベルアップ+」さんとのマルチ投稿です。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
余命宣告を受けた僕が、異世界の記憶を持つ人達に救われるまで。
桐山じゃろ
ファンタジー
剣と魔法の世界にて。余命宣告を受けたリインは、幼馴染に突き放され、仲間には裏切られて自暴自棄になりかけていたが、心優しい老婆と不思議な男に出会い、自らの余命と向き合う。リインの幼馴染はリインの病を治すために、己の全てを駆使して異世界の記憶を持つものたちを集めていた。
職業選択の自由~ネクロマンサーを選択した男~
新米少尉
ファンタジー
「私は私の評価を他人に委ねるつもりはありません」
多くの者達が英雄を目指す中、彼はそんなことは望んでいなかった。
ただ一つ、自ら選択した道を黙々と歩むだけを目指した。
その道が他者からは忌み嫌われるものであろうとも彼には誇りと信念があった。
彼が自ら選んだのはネクロマンサーとしての生き方。
これは職業「死霊術師」を自ら選んだ男の物語。
~他のサイトで投稿していた小説の転載です。完結済の作品ですが、若干の修正をしながらきりのよい部分で一括投稿していきますので試しに覗いていただけると嬉しく思います~
魔王の息子に転生したら、いきなり魔王が討伐された
ふぉ
ファンタジー
魔王の息子に転生したら、生後三ヶ月で魔王が討伐される。
魔領の山で、幼くして他の魔族から隠れ住む生活。
逃亡の果て、気が付けば魔王の息子のはずなのに、辺境で豆スープをすする極貧の暮らし。
魔族や人間の陰謀に巻き込まれつつ、
いつも美味しいところを持って行くのはジイイ、ババア。
いつか強くなって無双できる日が来るんだろうか?
1章 辺境極貧生活編
2章 都会発明探偵編
3章 魔術師冒険者編
4章 似非魔法剣士編
5章 内政全知賢者編
6章 無双暗黒魔王編
7章 時操新代魔王編
終章 無双者一般人編
サブタイを駄洒落にしつつ、全261話まで突き進みます。
---------
《異界の国に召喚されたら、いきなり魔王に攻め滅ぼされた》
http://www.alphapolis.co.jp/content/cover/952068299/
同じ世界の別の場所での話になります。
オキス君が生まれる少し前から始まります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる