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CHAPTER Ⅳ
第193話 SSS級グール捕獲任務⑥
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「みんな! 結界からは絶対出るなよ! 移動しながらなるべく固まって戦うぞ!」
「オオオオ!」
オレの号令で地上部隊のメンバーは5~10人ほどのいくつかグループに分かれ、攻撃を開始した。
今回の戦いはオレたち討伐隊員の数が極端に少ないため、通常の戦い方では不利は否めない。
オレたちは現在こちらへ近づいている10万の本陣との接触を先延ばしするため、後退しながらの戦闘をすることになっていた。
つまり、足を止めて戦い続けると徐々に離れていくスカイベースとその結界に取り残されることになるのだ。
しかしそれでもグールの本陣がここにたどり着くまでは3~4時間ほどしかないだろう。
オレたちはそれまでになるべく多くの敵を倒さなければいけない。
辺りから殺到するグールはしかし、オレたちの攻撃、そしてスカイベースからの砲撃でどんどんと倒すことが出来た。
「よし! まずは上々だ!」
オレは順調に数を減らしていく敵を見て喜びの声を出した。
そして3時間後。
「ぐう! どうだ! そろそろ全滅したか!?」
「まだたよ! セイさん! 討伐数は……約2万! まだここにいる半分も倒せてない!」
「ま、マジかよ!」
「佐々木! 私らは100人ちょっとしかいねーんだ! そんなにバンバン敵が減るわけねーだろ!」
「兄ちゃん後ろ!」
アオイの言葉に思わず振り返った時、飛行型グールの一体がオレに飛びかかってきた。
「うおお!!」
オレは振り返り様に繰り出した廻し蹴りで敵を打ち落とした。
(あ、危ねえ!)
『緊急通信! とうとうグールの本隊がここに辿り着いたぞ! こっちからは目視出来るところまで来てる!』
突然、通信装置から阿倍野の声が響いた。
「くそ! 感知はしてたけど……!」
「本隊って10万いるんだよね! どうすんの!?」
「だ、大丈夫! 東さんと柊さんがいる……!」
オレたちは徐々に増えていく敵の攻勢に堪え忍んでいた。
『こちら東だ。地上部隊、衝撃に備えろ』
通信装置から今度は東の声が聞こえた。
オレたちは現在、旗艦機に設置された魔術増幅装置のお陰でかなり優位に戦いを進めることが出来ているが、この増幅機は旗艦だけでなく東機、柊機にもそれぞれ搭載されている。
そして旗艦機の増幅装置は凡庸型として、誰の魔術でも増幅することができるに対して東機、柊機はその名前が示す通り、2人の為に設置されている。
つまり、東の放つ魔術は専用増幅装置によって凡庸型よりも強力であり何十倍という威力にまで引き上げることができるのだ。
『八次元方形光陣貫通波!!』
東の声が聞こえた一瞬後、薄暗い雪景色の一面が目映い光りに包まれた。
ドドドドオオオオオオオオオオオオ!!!!!
「うっおおおおおお!!!」
あまりの爆撃にオレは耳を塞いでしゃがみこんでしまった。
「す、凄すぎるだろ! こんなに威力が上がるのかよ!」
「これは! 究極級もはるかに越えてる!」
「ヤバすぎ!!」
アオイ、ユウナ、ナナもあまりの威力にただただ驚いている。呆然としているオレたちに再度通信が入った。
『こちらは柊よ。もうひとつ行くわよ! 備えて!』
(え? もう?)
『三重神級砲撃剣!!』
カッーーー!!
ドオオオオオオオオオオ!!!
あたりはしばらくの間、昼間のように明るくなり、とてつもない光がグールの群れを貫いた。
目視出来ないほど遠くまで攻撃は届いている。
「これは……! ほとんど倒したんじゃないか!?」
『ほ、報告します! 東機、柊機の攻撃で、およそ3万8千! グールを討伐しました! 現在の討伐数は合わせておよそ6万! 残りは9万です!』
(ま、まだそんなに残ってるのか!?)
「しばらくしたらまたこちらへ敵が来る! セイさん! 今のうちに準備を!」
「あ、ああ! みんな頼む!」
「了解!」
グールの本陣がオレたちの場所に追い付いてきたと言うことは、本陣の到着を先延ばしにするためだったスカイベースを移動しながらの戦いは不要となったことになる。
戦闘がこの段階になったら足を止めて設置型魔方陣を散らばらせて罠を仕掛ける行動に移る作戦とあらかじめ決まっていた。
「佐々木くん!」
呼び掛けられた声に後ろを振り返ると、司と数班の部隊が地上に降り立っていた。
「司さん!」
「魔方陣の設置を急ぐために応援に来た! 手早く済ませるぞ!」
「心強いです! お願いします!」
司を先頭に戦いを始めた応援部隊のお陰でかなり順調に設置型魔方陣の展開が進んでいった。
しかし、東と柊が開けた敵陣の風穴もすぐに埋まり、とてつもない大群にオレたちは囲まれていた。
「ぐぐう!! 数が多すぎる!」
オレたちはスカイベースを中心に物理結界を張り、ひと固まりとなって全方向から攻め入ってくるグールに対抗していた。
「東部遠征を思い出すな!」
司がそう言っているが、オレは返事を返す暇もない。地上部隊が設置する魔方陣のノルマは既に達成しており、後はスカイベースから射出される魔方陣の展開を待つだけとなっていた。
「兄ちゃん! めっちゃ入ってきてるよ!」
ナナの叫びに振り向くと、結界の一部が砕かれ何十というA級グールがオレたちに向かってきていた。
「ま、任せろ! 平方第8励起! 天狼征軍弾!!!」
ドオオオオウウ!!!
オレはこの捕獲任務の間に相馬と最上から教わった魔技の同時出力技術を使い、60を越える弾丸を一度に放った。
一撃一撃がA級グールにも致命傷を与えることが出来る威力の弾丸で結界内に入ってきたグールのみならず、周囲のグールも同時に吹き飛ばすことができた。
「す、すごい! さすが佐々木さんだ!」
捕獲部隊員の感嘆の声が聞こえるが、グールはまだまだ大群が残っている。
「みんな! 踏ん張るぞ!!」
「「はい!!」」
オレたちは地上で何とか戦いを続けているが、旗色はどんどんと悪くなっていく。
あまりにもグールの数が多すぎる。
いつの間にかすっかり日が昇り真っ白な白銀の世界とグールの大群が良く見えるようになっていた。
「ぐっ! ま、まだか!」
オレは必死に銃弾を放ち続けていると、とうとう念願の声が通信装置から流れてきた。
『みんな! 待たせた! 設置型魔方陣の展開が完了したぞ!』
「来たな!」
オレは阿倍野の報告に喜びの声を上げた。
『今回の攻撃は無傷領域、半径50メートル! 一次爆撃領域500メートル! 二次、三次はそれぞれ800メートル、1000メートルだ! 全員無傷領域にいるか確認しろ!』
連結魔方陣によって展開される広範囲攻撃は旗艦を中心に半径1キロにも及ぶ。オレたちはすでにその中心の攻撃のない範囲、無傷圏に全員集まっていた。
「阿倍野さん! 大丈夫です! 早く攻撃を!」
『了解だ! 行くぞ! 立体連結式大魔方陣起動!!』
阿倍野の声と共に、視界が白く埋め尽くされた。
爆音なのか、激しい轟音が辺りから唸り、オレたちはあまりの地響きに膝を着いた。
「す、凄い! 北部開拓の時に使ったものよりはるかに!」
『当然だ! これはスカイベース3機連動型の大型魔方陣だ! 佐々木くん! 無傷領域のグールはまだ攻めてくるぞ! 油断するなよ!』
「は、はい!」
オレの驚きの声に阿倍野が激励をくれたが、確かにこちらへ向かってくるグールがまだまだいた。
オレたち地上班が必死に戦いを続けると、とうとうあたりからグールの姿が見えなくなった。
「か、勝ったのか?」
「佐々木くん。無傷圏に残っていたグールを倒しただけだ。まだグールは大群で残っている。だがここに来るまでには少し時間はあるがな」
「つ、司さん」
オレは周囲を感知すると確かに遠くにまだまだ大量のグールげいることが分かった。
『報告します! 現在のグール討伐数は9万5千! 残りは5万5千です!』
(ご、5万も……)
「セイさん、みんな。今のうちに治癒を」
「ウチも手伝います」
ユウナとナナが治癒魔術を展開して、地上班の消耗の回復を始めた。
そうしているとオレたちの側にセイヤ、吻野、相馬、最上、東班、柊班がやって来た。
「みんな!!」
「セイ。よくここまでやってくれた」
「そうね。スカイベースから見てた。さすが佐々木くんね」
セイヤと吻野がオレに労いの言葉をくれた。
「だが、セイ。ここからは持久戦だ。ここからはオレたちも地上で戦うぞ」
「ああ、残りは5万強。絶対に勝つぞ」
相馬と最上も剣を引き抜き、離れたグールに向かい構えをとった。
「佐々木、みんな。しばらくはオレたちが先頭に立つ。なるべく回復しろ」
「佐々木くん。あなたの命運も間もなく尽きるわね。間近で見られそうで嬉しいわ」
東と柊もそれぞれオレに言葉を掛けてくれたが、柊の言葉はちょっとスルーすることにした。
『みんな。スカイベースの機能はさっきの連結魔方陣で大部分が失われた。後はいつも通りの近接の討伐戦だ。だが、勝機は充分にある。絶対に生きて帰るぞ』
阿倍野の言葉を聞きながら、オレは近づいてきたグールに銃を向けた。
「オオオオ!」
オレの号令で地上部隊のメンバーは5~10人ほどのいくつかグループに分かれ、攻撃を開始した。
今回の戦いはオレたち討伐隊員の数が極端に少ないため、通常の戦い方では不利は否めない。
オレたちは現在こちらへ近づいている10万の本陣との接触を先延ばしするため、後退しながらの戦闘をすることになっていた。
つまり、足を止めて戦い続けると徐々に離れていくスカイベースとその結界に取り残されることになるのだ。
しかしそれでもグールの本陣がここにたどり着くまでは3~4時間ほどしかないだろう。
オレたちはそれまでになるべく多くの敵を倒さなければいけない。
辺りから殺到するグールはしかし、オレたちの攻撃、そしてスカイベースからの砲撃でどんどんと倒すことが出来た。
「よし! まずは上々だ!」
オレは順調に数を減らしていく敵を見て喜びの声を出した。
そして3時間後。
「ぐう! どうだ! そろそろ全滅したか!?」
「まだたよ! セイさん! 討伐数は……約2万! まだここにいる半分も倒せてない!」
「ま、マジかよ!」
「佐々木! 私らは100人ちょっとしかいねーんだ! そんなにバンバン敵が減るわけねーだろ!」
「兄ちゃん後ろ!」
アオイの言葉に思わず振り返った時、飛行型グールの一体がオレに飛びかかってきた。
「うおお!!」
オレは振り返り様に繰り出した廻し蹴りで敵を打ち落とした。
(あ、危ねえ!)
『緊急通信! とうとうグールの本隊がここに辿り着いたぞ! こっちからは目視出来るところまで来てる!』
突然、通信装置から阿倍野の声が響いた。
「くそ! 感知はしてたけど……!」
「本隊って10万いるんだよね! どうすんの!?」
「だ、大丈夫! 東さんと柊さんがいる……!」
オレたちは徐々に増えていく敵の攻勢に堪え忍んでいた。
『こちら東だ。地上部隊、衝撃に備えろ』
通信装置から今度は東の声が聞こえた。
オレたちは現在、旗艦機に設置された魔術増幅装置のお陰でかなり優位に戦いを進めることが出来ているが、この増幅機は旗艦だけでなく東機、柊機にもそれぞれ搭載されている。
そして旗艦機の増幅装置は凡庸型として、誰の魔術でも増幅することができるに対して東機、柊機はその名前が示す通り、2人の為に設置されている。
つまり、東の放つ魔術は専用増幅装置によって凡庸型よりも強力であり何十倍という威力にまで引き上げることができるのだ。
『八次元方形光陣貫通波!!』
東の声が聞こえた一瞬後、薄暗い雪景色の一面が目映い光りに包まれた。
ドドドドオオオオオオオオオオオオ!!!!!
「うっおおおおおお!!!」
あまりの爆撃にオレは耳を塞いでしゃがみこんでしまった。
「す、凄すぎるだろ! こんなに威力が上がるのかよ!」
「これは! 究極級もはるかに越えてる!」
「ヤバすぎ!!」
アオイ、ユウナ、ナナもあまりの威力にただただ驚いている。呆然としているオレたちに再度通信が入った。
『こちらは柊よ。もうひとつ行くわよ! 備えて!』
(え? もう?)
『三重神級砲撃剣!!』
カッーーー!!
ドオオオオオオオオオオ!!!
あたりはしばらくの間、昼間のように明るくなり、とてつもない光がグールの群れを貫いた。
目視出来ないほど遠くまで攻撃は届いている。
「これは……! ほとんど倒したんじゃないか!?」
『ほ、報告します! 東機、柊機の攻撃で、およそ3万8千! グールを討伐しました! 現在の討伐数は合わせておよそ6万! 残りは9万です!』
(ま、まだそんなに残ってるのか!?)
「しばらくしたらまたこちらへ敵が来る! セイさん! 今のうちに準備を!」
「あ、ああ! みんな頼む!」
「了解!」
グールの本陣がオレたちの場所に追い付いてきたと言うことは、本陣の到着を先延ばしにするためだったスカイベースを移動しながらの戦いは不要となったことになる。
戦闘がこの段階になったら足を止めて設置型魔方陣を散らばらせて罠を仕掛ける行動に移る作戦とあらかじめ決まっていた。
「佐々木くん!」
呼び掛けられた声に後ろを振り返ると、司と数班の部隊が地上に降り立っていた。
「司さん!」
「魔方陣の設置を急ぐために応援に来た! 手早く済ませるぞ!」
「心強いです! お願いします!」
司を先頭に戦いを始めた応援部隊のお陰でかなり順調に設置型魔方陣の展開が進んでいった。
しかし、東と柊が開けた敵陣の風穴もすぐに埋まり、とてつもない大群にオレたちは囲まれていた。
「ぐぐう!! 数が多すぎる!」
オレたちはスカイベースを中心に物理結界を張り、ひと固まりとなって全方向から攻め入ってくるグールに対抗していた。
「東部遠征を思い出すな!」
司がそう言っているが、オレは返事を返す暇もない。地上部隊が設置する魔方陣のノルマは既に達成しており、後はスカイベースから射出される魔方陣の展開を待つだけとなっていた。
「兄ちゃん! めっちゃ入ってきてるよ!」
ナナの叫びに振り向くと、結界の一部が砕かれ何十というA級グールがオレたちに向かってきていた。
「ま、任せろ! 平方第8励起! 天狼征軍弾!!!」
ドオオオオウウ!!!
オレはこの捕獲任務の間に相馬と最上から教わった魔技の同時出力技術を使い、60を越える弾丸を一度に放った。
一撃一撃がA級グールにも致命傷を与えることが出来る威力の弾丸で結界内に入ってきたグールのみならず、周囲のグールも同時に吹き飛ばすことができた。
「す、すごい! さすが佐々木さんだ!」
捕獲部隊員の感嘆の声が聞こえるが、グールはまだまだ大群が残っている。
「みんな! 踏ん張るぞ!!」
「「はい!!」」
オレたちは地上で何とか戦いを続けているが、旗色はどんどんと悪くなっていく。
あまりにもグールの数が多すぎる。
いつの間にかすっかり日が昇り真っ白な白銀の世界とグールの大群が良く見えるようになっていた。
「ぐっ! ま、まだか!」
オレは必死に銃弾を放ち続けていると、とうとう念願の声が通信装置から流れてきた。
『みんな! 待たせた! 設置型魔方陣の展開が完了したぞ!』
「来たな!」
オレは阿倍野の報告に喜びの声を上げた。
『今回の攻撃は無傷領域、半径50メートル! 一次爆撃領域500メートル! 二次、三次はそれぞれ800メートル、1000メートルだ! 全員無傷領域にいるか確認しろ!』
連結魔方陣によって展開される広範囲攻撃は旗艦を中心に半径1キロにも及ぶ。オレたちはすでにその中心の攻撃のない範囲、無傷圏に全員集まっていた。
「阿倍野さん! 大丈夫です! 早く攻撃を!」
『了解だ! 行くぞ! 立体連結式大魔方陣起動!!』
阿倍野の声と共に、視界が白く埋め尽くされた。
爆音なのか、激しい轟音が辺りから唸り、オレたちはあまりの地響きに膝を着いた。
「す、凄い! 北部開拓の時に使ったものよりはるかに!」
『当然だ! これはスカイベース3機連動型の大型魔方陣だ! 佐々木くん! 無傷領域のグールはまだ攻めてくるぞ! 油断するなよ!』
「は、はい!」
オレの驚きの声に阿倍野が激励をくれたが、確かにこちらへ向かってくるグールがまだまだいた。
オレたち地上班が必死に戦いを続けると、とうとうあたりからグールの姿が見えなくなった。
「か、勝ったのか?」
「佐々木くん。無傷圏に残っていたグールを倒しただけだ。まだグールは大群で残っている。だがここに来るまでには少し時間はあるがな」
「つ、司さん」
オレは周囲を感知すると確かに遠くにまだまだ大量のグールげいることが分かった。
『報告します! 現在のグール討伐数は9万5千! 残りは5万5千です!』
(ご、5万も……)
「セイさん、みんな。今のうちに治癒を」
「ウチも手伝います」
ユウナとナナが治癒魔術を展開して、地上班の消耗の回復を始めた。
そうしているとオレたちの側にセイヤ、吻野、相馬、最上、東班、柊班がやって来た。
「みんな!!」
「セイ。よくここまでやってくれた」
「そうね。スカイベースから見てた。さすが佐々木くんね」
セイヤと吻野がオレに労いの言葉をくれた。
「だが、セイ。ここからは持久戦だ。ここからはオレたちも地上で戦うぞ」
「ああ、残りは5万強。絶対に勝つぞ」
相馬と最上も剣を引き抜き、離れたグールに向かい構えをとった。
「佐々木、みんな。しばらくはオレたちが先頭に立つ。なるべく回復しろ」
「佐々木くん。あなたの命運も間もなく尽きるわね。間近で見られそうで嬉しいわ」
東と柊もそれぞれオレに言葉を掛けてくれたが、柊の言葉はちょっとスルーすることにした。
『みんな。スカイベースの機能はさっきの連結魔方陣で大部分が失われた。後はいつも通りの近接の討伐戦だ。だが、勝機は充分にある。絶対に生きて帰るぞ』
阿倍野の言葉を聞きながら、オレは近づいてきたグールに銃を向けた。
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