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CHAPTER Ⅳ
第172話 新トウキョウ都市防衛戦④
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突然空から舞い降りたオレに向かい、周囲のグールが殺到してきた。
「当然だよな! 全兵能装甲最適!! 四重天輪弾散弾付与!!!」
ギャギャギャギャウウ!!!!
激しい発射音を出しながら、オレの放った弾丸が辺りのグールを一気に蹴散らした。
一帯のグールが廃墟の瓦礫ごといなくなり、開けた空間が出来た。
その奥、別の廃墟の影に確かに凶悪な気配を感じる。
オレは銃を向けた。
ガアアアアア!!
突然雄叫びを上げながら、3メートルほどの大きさのグールが飛び出してきた。そしてその両手に大きな光弾を抱えていた。
ドドン!!
グールは一瞬でその光の弾をオレに飛ばしてぶつけると、そのまま突進してきた。
だが、オレは素早く身をひねり直撃を避けた。
「そんなもん! 読めてんだよ!!」
グールは土煙で視界が無いが、オレの声を聞いて警戒を強めながら飛び上がった。銃撃を回避するつもりなのだろう。
しかし、オレはすでにグールのさらに上空に浮かんでおり、足元に向けて銃を構えていた。
「食らえ! 二重天輪弾!!」
ドギャウ!!
グールは銃撃をかわしつつバリアを展開して横へ逸れていった。
「それも! 読めてる! 追尾付与!!」
オレが追尾機能を発動すると弾丸が放物線を描いてグールへと再度向かっていった。そして、同時にオレ自身も空中でグールへと突進した。
ドドオオオン!!
グールは銃撃を迎撃して衝撃を減らしていたようだ。
これではそこまでのダメージは見込めないだろう。
だがオレはすでにその爆発の中で魔素を集中していた。
「全兵能装甲最適!! 三重布良星蹴!!!」
ズドドドオオオオ!!!
(当たった!)
爆撃の粉塵は未だ晴れないが、オレの感知能力で敵の位置も挙動も手に取るように分かる。
間違いなくかなりのダメージを与えたようだ。
オレはそのままグールに肉薄した。
ガアアアアア!!
グールはオレに気付くと真っ赤に血に染まった顔を怒りに染め、両手から光弾を放ち攻撃を仕掛けて来た。
「そんなのじゃ当たらない!」
オレはグールの攻撃を素早くかわしつつ近づいていきグールこめかみに銃を当てた。
「終わりだ! 二重天輪弾!!」
ドギャウ!!!
グールは吹き飛び、完全にその活動を終えた。
「ふうー。や、やった!」
オレは着地して息を整えた。
「はあ、はあ。よし。ユウナたちはどうだ!?」
オレは通信装置を開いた。
「モモさん! みんな! S級グールを討伐完了!」
『佐々木くん。さすがね。救援は必要かしら? 消耗はどの程度?』
「問題ない! そっちに戻ればいいか!?」
『いいえ。では、そのままそこでグールの殲滅にあたって。こちらからと、セイヤたち。三方から敵の数を減らしましょう』
「了解!」
オレはこちらへと向かってくるグールに向けて銃を構えた。
5月31日 19:00
「はあ、はあ、はあ」
オレは一帯からグールが居なくなったことを感じて銃を下ろした。
「やったか……」
感知を凝らすが、もうオレに向かってくるグールはいないようだ。
吻野やセイヤ、烏丸班たち討伐軍の方にももう大した数のグールは残っていないようだ。
『吻野班及び烏丸班に通達。もうこの東部戦線の脅威は去った。私のところへ一時集合して』
一帯のグールの気配を感知してか吻野からの司令通達が入った。
「了解!」
オレは空を駆けて吻野の元へ向かった。
邪魔もないのですぐにみんなのところへと戻ることができた。
「ユウナ! モモさん!」
オレはすでに集まっているみんなのすぐそばへ着地した。
「セイさん! 凄いよ! またS級グールを倒したね!」
ユウナが満面の笑みでオレを迎えてくれた。
ハッキリ言って天使だ。
「あ、ああ。ありがとう!」
「うわー熱烈なお出迎えね」
「ほら、新婚さんみたいなものだから」
烏丸班の北岡と阪本が小声で話しているが、彼女たちはオレが強化聴力を持ってるのはよく知ってるはずだ。
(ちょっと前に阿倍野さんの前で深刻そうにしてたよな!?)
「ちょっと。いちゃつくのは後にして」
吻野がオレの方へ歩み寄りながら眉をひそめている。
「す、すいません。モモさん」
「いや、別にいちゃついてはないけど……」
「とにかく、東西南北にてそれぞれS級グールを討伐した。そして通常型のグールの数も減ってきたわ。後は他の特級グールの出現に注意を払いつつ、戦闘を継続よ」
「そうか……、いやでも……」
オレは吻野の言葉を聞いてひとつだけ伝えておこうと考えた。
「なに? 佐々木くん?」
「いや、予感でしかないけど。北部。二宮さんたちがいるところは何かモヤッとした感じがするな……」
オレの予感は無視出来ない。そう前に言われたからだ。
「……セイヤ。どう思う?」
「セイの予感は外れたことがないな。北部へ向かうべきだ。モモ」
「分かったわ。では、吻野班、烏丸班で北部へ向かいましょう。いいわね?」
「「了解です!」」
5月31日 20:00
オレたちは北部防壁のすぐそばへと到着した。
もう目視で戦闘が見て取れるほどだ。
「あ、あれは……?」
烏丸が声を上げるのも最もだ。北部の戦線は一帯が霧で包まれていた。
しかし、そう濃いものではない。ここからでも霧の中がそれなりに見えている。
『こちら阿倍野。全隊員に通達』
(阿倍野さん!)
『現在確認出来る敵総数は19万5千、殲滅した数は18万に達した。各戦線とも勝利は近い。特級グールも7体の内4体を討伐済みだ』
「おお!」
『だが、北部戦線において魔素を含む霧が発生した。これはグールによる何らかの攻撃だろう』
「攻撃……」
(見たところ、誰も影響は受けて無いみたいだけど……)
『現状、討伐防衛軍にこの霧による影響は特に現れていない。だが、これは天候操作型のS級グールが発生させている。しかも3体同時にだ』
「3体!」
「佐々木くん。いちいちリアクションしなくてもいいのよ」
見ると吻野とアオイがオレのことを呆れた目で見ていた。
「いや、つい……!」
「まー、佐々木だからな」
(なんだそれ?)
オレたちが軽口を聞いている間も阿倍野の司令は続いていた。
『特級グール討伐は各S級部隊及び各地方都市からの援護部隊で行う。諸君は目の前のグールに集中してくれ』
オオオオ!!
各地から歓声が上がっている。
『勝利は目前だ!!』
オオオオオオ!!!
ジジッ
『えーここからは各S級部隊及び援護部隊にのみ通達する』
ここで阿倍野がオレたちに向けて通信を切り替えた。
『さっき言った通り、まず霧を発生させているS級グールを討伐してくれ。マサオミは現地戦闘での陣頭指揮から離れなれない。よって北部戦線においては、志布志班。烏丸班。鏑木班で天候操作型をそれぞれ討伐してくれ。吻野班は敵の追撃に注視してくれ』
『そして反対の南部戦線も警戒戦力を置いておく。欄島班、そして山崎班で警戒にあたってくれ』
確かに全ての敵が北部に集まるとは限らない。むしろ、南北で挟み撃ちにされる可能性の方が高い。
「「了解です!!」」
5月31日 21:00
もうすでにかなりのグールを討伐して、この戦争は終わりが近い。
それは辺りの雰囲気からも分かるのだが、オレは冷や汗が止まらなかった。
(いや、ここから何かが起こるはずだ……!)
オレが警戒を強めていると、防衛隊員からの報告の怒号が響いた。
『ほ、報告! 敵の増援です!! 北部地域において3000のグールが接近! 南部地域においても2000のグールが接近中!! そ、その全てがA級グールです!』
(3000に2000のA級……)
確かに疲弊しきった今の状況では厳しい追い討ちだが、決して絶望的と言うわけではない。
『さ、さらに! 北部においてSS級グールが2体! S級グールが6体! 南部ではSS級が1体! S級が4体現れました!!』
(なに!?)
これは一気に厳しい戦力差になった。
これこそがオレの感知能力、予知能力が警戒していた状況かもしれない。
『S級部隊、援護部隊に通達』
阿倍野の声が聞こえた。
『これが敵の本命だな。北部のSS級2体は二宮班。S級6体は吻野班で討伐。鏑木班、志布志班、烏丸班も天候操作タイプを討伐し次第、応戦しろ。南部のSS級1体はタモン、S級4体はリンタロウと山崎班、あと東班と合流して倒せ。みんな絶対に死ぬんじゃないぞ!』
『阿倍野マスター! 最高です!! オレはここで必ず勝ってみせます!!』
通信装置から欄島の気合いの入った声が聞こえる。
(な、南部は欄島さん1人でSS級を相手にするのか……!? だ、だけどこっちだってSS級2体を二宮さんたちだけで倒さなきゃいけない……!!)
「いや! だけど、いつも通りだ……! やるしかない!!」
「当然だよな! 全兵能装甲最適!! 四重天輪弾散弾付与!!!」
ギャギャギャギャウウ!!!!
激しい発射音を出しながら、オレの放った弾丸が辺りのグールを一気に蹴散らした。
一帯のグールが廃墟の瓦礫ごといなくなり、開けた空間が出来た。
その奥、別の廃墟の影に確かに凶悪な気配を感じる。
オレは銃を向けた。
ガアアアアア!!
突然雄叫びを上げながら、3メートルほどの大きさのグールが飛び出してきた。そしてその両手に大きな光弾を抱えていた。
ドドン!!
グールは一瞬でその光の弾をオレに飛ばしてぶつけると、そのまま突進してきた。
だが、オレは素早く身をひねり直撃を避けた。
「そんなもん! 読めてんだよ!!」
グールは土煙で視界が無いが、オレの声を聞いて警戒を強めながら飛び上がった。銃撃を回避するつもりなのだろう。
しかし、オレはすでにグールのさらに上空に浮かんでおり、足元に向けて銃を構えていた。
「食らえ! 二重天輪弾!!」
ドギャウ!!
グールは銃撃をかわしつつバリアを展開して横へ逸れていった。
「それも! 読めてる! 追尾付与!!」
オレが追尾機能を発動すると弾丸が放物線を描いてグールへと再度向かっていった。そして、同時にオレ自身も空中でグールへと突進した。
ドドオオオン!!
グールは銃撃を迎撃して衝撃を減らしていたようだ。
これではそこまでのダメージは見込めないだろう。
だがオレはすでにその爆発の中で魔素を集中していた。
「全兵能装甲最適!! 三重布良星蹴!!!」
ズドドドオオオオ!!!
(当たった!)
爆撃の粉塵は未だ晴れないが、オレの感知能力で敵の位置も挙動も手に取るように分かる。
間違いなくかなりのダメージを与えたようだ。
オレはそのままグールに肉薄した。
ガアアアアア!!
グールはオレに気付くと真っ赤に血に染まった顔を怒りに染め、両手から光弾を放ち攻撃を仕掛けて来た。
「そんなのじゃ当たらない!」
オレはグールの攻撃を素早くかわしつつ近づいていきグールこめかみに銃を当てた。
「終わりだ! 二重天輪弾!!」
ドギャウ!!!
グールは吹き飛び、完全にその活動を終えた。
「ふうー。や、やった!」
オレは着地して息を整えた。
「はあ、はあ。よし。ユウナたちはどうだ!?」
オレは通信装置を開いた。
「モモさん! みんな! S級グールを討伐完了!」
『佐々木くん。さすがね。救援は必要かしら? 消耗はどの程度?』
「問題ない! そっちに戻ればいいか!?」
『いいえ。では、そのままそこでグールの殲滅にあたって。こちらからと、セイヤたち。三方から敵の数を減らしましょう』
「了解!」
オレはこちらへと向かってくるグールに向けて銃を構えた。
5月31日 19:00
「はあ、はあ、はあ」
オレは一帯からグールが居なくなったことを感じて銃を下ろした。
「やったか……」
感知を凝らすが、もうオレに向かってくるグールはいないようだ。
吻野やセイヤ、烏丸班たち討伐軍の方にももう大した数のグールは残っていないようだ。
『吻野班及び烏丸班に通達。もうこの東部戦線の脅威は去った。私のところへ一時集合して』
一帯のグールの気配を感知してか吻野からの司令通達が入った。
「了解!」
オレは空を駆けて吻野の元へ向かった。
邪魔もないのですぐにみんなのところへと戻ることができた。
「ユウナ! モモさん!」
オレはすでに集まっているみんなのすぐそばへ着地した。
「セイさん! 凄いよ! またS級グールを倒したね!」
ユウナが満面の笑みでオレを迎えてくれた。
ハッキリ言って天使だ。
「あ、ああ。ありがとう!」
「うわー熱烈なお出迎えね」
「ほら、新婚さんみたいなものだから」
烏丸班の北岡と阪本が小声で話しているが、彼女たちはオレが強化聴力を持ってるのはよく知ってるはずだ。
(ちょっと前に阿倍野さんの前で深刻そうにしてたよな!?)
「ちょっと。いちゃつくのは後にして」
吻野がオレの方へ歩み寄りながら眉をひそめている。
「す、すいません。モモさん」
「いや、別にいちゃついてはないけど……」
「とにかく、東西南北にてそれぞれS級グールを討伐した。そして通常型のグールの数も減ってきたわ。後は他の特級グールの出現に注意を払いつつ、戦闘を継続よ」
「そうか……、いやでも……」
オレは吻野の言葉を聞いてひとつだけ伝えておこうと考えた。
「なに? 佐々木くん?」
「いや、予感でしかないけど。北部。二宮さんたちがいるところは何かモヤッとした感じがするな……」
オレの予感は無視出来ない。そう前に言われたからだ。
「……セイヤ。どう思う?」
「セイの予感は外れたことがないな。北部へ向かうべきだ。モモ」
「分かったわ。では、吻野班、烏丸班で北部へ向かいましょう。いいわね?」
「「了解です!」」
5月31日 20:00
オレたちは北部防壁のすぐそばへと到着した。
もう目視で戦闘が見て取れるほどだ。
「あ、あれは……?」
烏丸が声を上げるのも最もだ。北部の戦線は一帯が霧で包まれていた。
しかし、そう濃いものではない。ここからでも霧の中がそれなりに見えている。
『こちら阿倍野。全隊員に通達』
(阿倍野さん!)
『現在確認出来る敵総数は19万5千、殲滅した数は18万に達した。各戦線とも勝利は近い。特級グールも7体の内4体を討伐済みだ』
「おお!」
『だが、北部戦線において魔素を含む霧が発生した。これはグールによる何らかの攻撃だろう』
「攻撃……」
(見たところ、誰も影響は受けて無いみたいだけど……)
『現状、討伐防衛軍にこの霧による影響は特に現れていない。だが、これは天候操作型のS級グールが発生させている。しかも3体同時にだ』
「3体!」
「佐々木くん。いちいちリアクションしなくてもいいのよ」
見ると吻野とアオイがオレのことを呆れた目で見ていた。
「いや、つい……!」
「まー、佐々木だからな」
(なんだそれ?)
オレたちが軽口を聞いている間も阿倍野の司令は続いていた。
『特級グール討伐は各S級部隊及び各地方都市からの援護部隊で行う。諸君は目の前のグールに集中してくれ』
オオオオ!!
各地から歓声が上がっている。
『勝利は目前だ!!』
オオオオオオ!!!
ジジッ
『えーここからは各S級部隊及び援護部隊にのみ通達する』
ここで阿倍野がオレたちに向けて通信を切り替えた。
『さっき言った通り、まず霧を発生させているS級グールを討伐してくれ。マサオミは現地戦闘での陣頭指揮から離れなれない。よって北部戦線においては、志布志班。烏丸班。鏑木班で天候操作型をそれぞれ討伐してくれ。吻野班は敵の追撃に注視してくれ』
『そして反対の南部戦線も警戒戦力を置いておく。欄島班、そして山崎班で警戒にあたってくれ』
確かに全ての敵が北部に集まるとは限らない。むしろ、南北で挟み撃ちにされる可能性の方が高い。
「「了解です!!」」
5月31日 21:00
もうすでにかなりのグールを討伐して、この戦争は終わりが近い。
それは辺りの雰囲気からも分かるのだが、オレは冷や汗が止まらなかった。
(いや、ここから何かが起こるはずだ……!)
オレが警戒を強めていると、防衛隊員からの報告の怒号が響いた。
『ほ、報告! 敵の増援です!! 北部地域において3000のグールが接近! 南部地域においても2000のグールが接近中!! そ、その全てがA級グールです!』
(3000に2000のA級……)
確かに疲弊しきった今の状況では厳しい追い討ちだが、決して絶望的と言うわけではない。
『さ、さらに! 北部においてSS級グールが2体! S級グールが6体! 南部ではSS級が1体! S級が4体現れました!!』
(なに!?)
これは一気に厳しい戦力差になった。
これこそがオレの感知能力、予知能力が警戒していた状況かもしれない。
『S級部隊、援護部隊に通達』
阿倍野の声が聞こえた。
『これが敵の本命だな。北部のSS級2体は二宮班。S級6体は吻野班で討伐。鏑木班、志布志班、烏丸班も天候操作タイプを討伐し次第、応戦しろ。南部のSS級1体はタモン、S級4体はリンタロウと山崎班、あと東班と合流して倒せ。みんな絶対に死ぬんじゃないぞ!』
『阿倍野マスター! 最高です!! オレはここで必ず勝ってみせます!!』
通信装置から欄島の気合いの入った声が聞こえる。
(な、南部は欄島さん1人でSS級を相手にするのか……!? だ、だけどこっちだってSS級2体を二宮さんたちだけで倒さなきゃいけない……!!)
「いや! だけど、いつも通りだ……! やるしかない!!」
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