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CHAPTER Ⅰ
第42話 遠征討伐①
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遠征討伐任務とは、数日~数週間掛け、上級グールの数を減らすために行われている。その任務を担当するのは中央部隊の中でもさらに強力な上位の部隊員達だ。
今回オレたちは正直戦力としては数えられていない。S級隊員が1人いれば、何とかなる任務だからだ。
具体的には、A級グールを100体以上、B級グールを500体以上討伐することを推奨されている。オレたちからすれば、とんでもない任務だ。
オレたちは都市の防壁を離れ、今までにない距離まで移動をしていた。
「モモさん。敵性反応がありました。C級が180。距離は800です」
北岡が索敵を報告する。
「ええ、そうみたいね。早速潰しましょう」
吻野も独自の感知能力で敵を認識して、迎撃を始めた。
もはや、オレたち結城班、小見苗班はC級の郡体は300体以下だとそこまで苦労もなく殲滅することができる。
そうして、オレたちは何度かグールを群れを殲滅しつつ、目標の地点に近づいていた。
「このあたりです」
「結構近いな。まだ日も暮れてない」
須田の報告に御美苗が反応した。
「そうだね。やっぱり中央の方もモモさんに忖度してるんじゃない?」
さらに阪本が予測を口にしていた。
「ああ、あり得るな」
御美苗班の面々がそんな話をしている。
今回の遠征任務の指示された場所はかなり近場で、通常はもっと遠方まで移動するとのことだ。
やはり、S級隊員は貴重だという、中央の判断だということだ。貴重な戦力はあまり都市から離れさせたくないらしい。
目標ポイントに達したオレたちは野営の準備を進めた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
オレたちが食事を済ませ、今日はもう休むだけだという時、北岡が急に立ち上がった。
「……来ました! 敵性反応!……これは1200はいます! 大規模群体です! 距離、750!」
「なに!?」
北岡の突然の報告に御美苗も大声で驚いた。
だが、吻野は冷静そのものだ。
「だけど、雑魚の群れよ。E級やF級、大したことないわ」
(1000体を大したことないって……!)
「ああ、そうだな。これくらいでモモの手を煩わせることはない。まずはオレたち結城班で対処しよう」
セイヤも割と冷静だ。
そして、気が付くと吻野の事をモモと呼び捨てにしている。イケメンはこういうところが違うな、とふと思う。
まだこの任務の緒戦ということで、セイヤは御美苗班にも様子を見てくれと言う。
オレたちも相手が下級と分かると、落ち着いて遠距離攻撃の準備に入った。
オレもいくつかの強力な外付けデバイスを渡されており、爆撃用デバイス、遠距離攻撃用デバイス、弾丸の破壊力増強用デバイスを起動させた。
「うおお!」
ドン!ドォーン!
さすがにここまでの強力な弾丸を発射すると、魔素がごそっと抜け落ちた感じがする。
そして、最早大砲と化した銃身の反動を支えるために、ブーツ、ナックルへの魔素入力も必要だ。
このレベルの砲撃となるともうオレ独自と言ってもいい砲撃であり、高威力、高射程を実現させている。
「佐々木さん!今の攻撃で100体近く殲滅しました!この調子です!」
「ああ!」
ユウナの報告にオレはさらに銃撃を重ねた。
そして、ユウナやアオイ、セイヤも攻撃に加わった。
敵は真っ直ぐにオレたちを目指している。
「敵性反応、距離400!残数は500!」
「攻撃を続行する!」
最終的には近接戦闘になったが、オレたち結城班のみでグールの大規模群体を殲滅した。
「はぁ、はぁ、終わりだな……」
「ああ、やった」
オレはたった4人で1000を越える大群を倒したことに大きな達成感を感じていた。オレの言葉に反応したセイヤもおそらく同じ気持ちだろう。
「いや、大したもんだ。本当にお前らだけで対処するとは」
「ええ、もう私たちとは同格になったと認めないといけないわね。うかうかしてたら追い越されるかも知れない」
御美苗と阪本も称賛の言葉を送ってくれた。
その後は特に何もなく夜を迎えた。
オレたちは、2人ずつ見張りを立てて、休息を取ることにした。
そして深夜、オレと須田が見張りに立っていた。
「あの、須田さんも新ミナトミライの出身なんですよね?」
「え? ああ。そうだよ」
「あの、もしかしてそこには佐々木と言う名前の人間はいなかったでしょうか?」
オレはかねてからの疑問を口にした。
100年前、オレは神奈川に住んでいた。
もし、妹弟が生き残っていたら、新ミナトミライ都市に住んだ可能性が高い。それに、おれがワクチン耐性があるのだがら、家族も同じではないかと思っていたのだ。そして、100年経っているとしたら、おそらく妹達の孫くらいの人間が今もいるのではないかと予想していた。
遠回りだが、みんなの無事を確かめたいと考えていたのだ。
「佐々木? お前と同じ名前のヤツか……いや、悪いが聞いたことはなかったと思うよ。それにオレたちはそんなに長く住んでいたいたわけじゃないんだ」
「そう……ですか」
落胆した。
オレと同じような体質ならそれなりの隊員になっていてもおかしくないと思ったが、当ては外れた。
だが、ずっと佐々木という名字とも限らない。
何より、オレは100年前に戻って皆を守ると決めていたのでそこまで絶望したわけではない。元の時代に帰るという目標は変わらない。
ドサッ
(?)
「あれ? 今……?」
「どうした?」
「いや、変な音が聞こえたような……」
ドサッドサッ
「!」
(これは……!!)
「須田さん! 北岡さんを起こして下さい!」
「何? どういうことだ?」
「オレは以前、点滅型グールに夜間に知らない間に接近、攻撃されたことがあるんです! その時と同じ音がします! ユウナ! アオイ! セイヤ! 起きてくれ!」
「どうしたんだ……? セイ」
「うるせーな」
セイヤとアオイが体を起こした。
ユウナも起き上がって、すでに索敵を始めてくれている。
「佐々木さん、反応はないですよ」
ドサッ
「いや、点滅型がいる! オレはあそこから偵察してくる!」
「ちょっ……! こっちも反応ないよ!」
北岡も起きて索敵をしてくれたが、反応はないと言う。
だが、オレには確信があった。
野営地のすぐにそばの廃ビルに登り、遠くを見渡した。オレの強化された視覚で夜でもかなりの範囲を見ることができる。
いた。
「なんだ……あれ。フクロウ?」
オレは空に羽ばたいている真っ白な巨大な鳥のようなものを見つけた。
かなり遠く、1キロは離れている。不思議なことにそのフクロウからはグールの気配は感じない。その脚に何体ものグールを掴んでおり、地表に音もなく近づくと、グール達を地面に落とした。
ドサッ
「この音だったのか……!」
オレはこいつがあの時も点滅型を運んでいたと理解した。
当時、菅原は他のグールが投げ飛ばしていると予想していたが、まさか空飛ぶ巨大フクロウがグールを運搬していたとは予想外だった。
「佐々木くん」
いつの間にか吻野が横にいた。
「よく気づいたね」
「ああ、オレは聴覚が強化されてるみたいなんだ。それにこの世界に転移してすぐに同じ襲撃を受けたし」
「転移してすぐに……?」
「え? ああ」
「……まあ、今はいいわ。後で詳しく聞かせて。まずはあのグールを迎撃しましょう」
「あれもグールなの?」
「あれは諜報隠密特化、飛行型のA級グールよ」
「A級……!」
「あいつは気配の迷彩能力持ちよ。佐々木くん、皆もよく聞いて。あのグールが現れたと言うことは、すでに私たちは包囲されていると考えていいわ。厳しい戦いが予想される」
吻野が皆にインカムを通して語り掛けた。
「私がS級になった時によく似てる、多分S級グールも来てるわよ」
今回オレたちは正直戦力としては数えられていない。S級隊員が1人いれば、何とかなる任務だからだ。
具体的には、A級グールを100体以上、B級グールを500体以上討伐することを推奨されている。オレたちからすれば、とんでもない任務だ。
オレたちは都市の防壁を離れ、今までにない距離まで移動をしていた。
「モモさん。敵性反応がありました。C級が180。距離は800です」
北岡が索敵を報告する。
「ええ、そうみたいね。早速潰しましょう」
吻野も独自の感知能力で敵を認識して、迎撃を始めた。
もはや、オレたち結城班、小見苗班はC級の郡体は300体以下だとそこまで苦労もなく殲滅することができる。
そうして、オレたちは何度かグールを群れを殲滅しつつ、目標の地点に近づいていた。
「このあたりです」
「結構近いな。まだ日も暮れてない」
須田の報告に御美苗が反応した。
「そうだね。やっぱり中央の方もモモさんに忖度してるんじゃない?」
さらに阪本が予測を口にしていた。
「ああ、あり得るな」
御美苗班の面々がそんな話をしている。
今回の遠征任務の指示された場所はかなり近場で、通常はもっと遠方まで移動するとのことだ。
やはり、S級隊員は貴重だという、中央の判断だということだ。貴重な戦力はあまり都市から離れさせたくないらしい。
目標ポイントに達したオレたちは野営の準備を進めた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
オレたちが食事を済ませ、今日はもう休むだけだという時、北岡が急に立ち上がった。
「……来ました! 敵性反応!……これは1200はいます! 大規模群体です! 距離、750!」
「なに!?」
北岡の突然の報告に御美苗も大声で驚いた。
だが、吻野は冷静そのものだ。
「だけど、雑魚の群れよ。E級やF級、大したことないわ」
(1000体を大したことないって……!)
「ああ、そうだな。これくらいでモモの手を煩わせることはない。まずはオレたち結城班で対処しよう」
セイヤも割と冷静だ。
そして、気が付くと吻野の事をモモと呼び捨てにしている。イケメンはこういうところが違うな、とふと思う。
まだこの任務の緒戦ということで、セイヤは御美苗班にも様子を見てくれと言う。
オレたちも相手が下級と分かると、落ち着いて遠距離攻撃の準備に入った。
オレもいくつかの強力な外付けデバイスを渡されており、爆撃用デバイス、遠距離攻撃用デバイス、弾丸の破壊力増強用デバイスを起動させた。
「うおお!」
ドン!ドォーン!
さすがにここまでの強力な弾丸を発射すると、魔素がごそっと抜け落ちた感じがする。
そして、最早大砲と化した銃身の反動を支えるために、ブーツ、ナックルへの魔素入力も必要だ。
このレベルの砲撃となるともうオレ独自と言ってもいい砲撃であり、高威力、高射程を実現させている。
「佐々木さん!今の攻撃で100体近く殲滅しました!この調子です!」
「ああ!」
ユウナの報告にオレはさらに銃撃を重ねた。
そして、ユウナやアオイ、セイヤも攻撃に加わった。
敵は真っ直ぐにオレたちを目指している。
「敵性反応、距離400!残数は500!」
「攻撃を続行する!」
最終的には近接戦闘になったが、オレたち結城班のみでグールの大規模群体を殲滅した。
「はぁ、はぁ、終わりだな……」
「ああ、やった」
オレはたった4人で1000を越える大群を倒したことに大きな達成感を感じていた。オレの言葉に反応したセイヤもおそらく同じ気持ちだろう。
「いや、大したもんだ。本当にお前らだけで対処するとは」
「ええ、もう私たちとは同格になったと認めないといけないわね。うかうかしてたら追い越されるかも知れない」
御美苗と阪本も称賛の言葉を送ってくれた。
その後は特に何もなく夜を迎えた。
オレたちは、2人ずつ見張りを立てて、休息を取ることにした。
そして深夜、オレと須田が見張りに立っていた。
「あの、須田さんも新ミナトミライの出身なんですよね?」
「え? ああ。そうだよ」
「あの、もしかしてそこには佐々木と言う名前の人間はいなかったでしょうか?」
オレはかねてからの疑問を口にした。
100年前、オレは神奈川に住んでいた。
もし、妹弟が生き残っていたら、新ミナトミライ都市に住んだ可能性が高い。それに、おれがワクチン耐性があるのだがら、家族も同じではないかと思っていたのだ。そして、100年経っているとしたら、おそらく妹達の孫くらいの人間が今もいるのではないかと予想していた。
遠回りだが、みんなの無事を確かめたいと考えていたのだ。
「佐々木? お前と同じ名前のヤツか……いや、悪いが聞いたことはなかったと思うよ。それにオレたちはそんなに長く住んでいたいたわけじゃないんだ」
「そう……ですか」
落胆した。
オレと同じような体質ならそれなりの隊員になっていてもおかしくないと思ったが、当ては外れた。
だが、ずっと佐々木という名字とも限らない。
何より、オレは100年前に戻って皆を守ると決めていたのでそこまで絶望したわけではない。元の時代に帰るという目標は変わらない。
ドサッ
(?)
「あれ? 今……?」
「どうした?」
「いや、変な音が聞こえたような……」
ドサッドサッ
「!」
(これは……!!)
「須田さん! 北岡さんを起こして下さい!」
「何? どういうことだ?」
「オレは以前、点滅型グールに夜間に知らない間に接近、攻撃されたことがあるんです! その時と同じ音がします! ユウナ! アオイ! セイヤ! 起きてくれ!」
「どうしたんだ……? セイ」
「うるせーな」
セイヤとアオイが体を起こした。
ユウナも起き上がって、すでに索敵を始めてくれている。
「佐々木さん、反応はないですよ」
ドサッ
「いや、点滅型がいる! オレはあそこから偵察してくる!」
「ちょっ……! こっちも反応ないよ!」
北岡も起きて索敵をしてくれたが、反応はないと言う。
だが、オレには確信があった。
野営地のすぐにそばの廃ビルに登り、遠くを見渡した。オレの強化された視覚で夜でもかなりの範囲を見ることができる。
いた。
「なんだ……あれ。フクロウ?」
オレは空に羽ばたいている真っ白な巨大な鳥のようなものを見つけた。
かなり遠く、1キロは離れている。不思議なことにそのフクロウからはグールの気配は感じない。その脚に何体ものグールを掴んでおり、地表に音もなく近づくと、グール達を地面に落とした。
ドサッ
「この音だったのか……!」
オレはこいつがあの時も点滅型を運んでいたと理解した。
当時、菅原は他のグールが投げ飛ばしていると予想していたが、まさか空飛ぶ巨大フクロウがグールを運搬していたとは予想外だった。
「佐々木くん」
いつの間にか吻野が横にいた。
「よく気づいたね」
「ああ、オレは聴覚が強化されてるみたいなんだ。それにこの世界に転移してすぐに同じ襲撃を受けたし」
「転移してすぐに……?」
「え? ああ」
「……まあ、今はいいわ。後で詳しく聞かせて。まずはあのグールを迎撃しましょう」
「あれもグールなの?」
「あれは諜報隠密特化、飛行型のA級グールよ」
「A級……!」
「あいつは気配の迷彩能力持ちよ。佐々木くん、皆もよく聞いて。あのグールが現れたと言うことは、すでに私たちは包囲されていると考えていいわ。厳しい戦いが予想される」
吻野が皆にインカムを通して語り掛けた。
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