68 / 196
第壱部-Ⅵ:尼嶺の王子
66.藤夜 友の生まれが変わらぬように
しおりを挟む
いつもなら日の出前に始まる鍛錬が、今日はなぜか朝食後になると知らせがあった。
何がどうしたのかと向かえば、何か、すごいことになっていた。
萩花がひなの護衛になって、朝の鍛錬に参加するようになってから、身体の鍛錬も魔法や剣の鍛錬も格段にレベルが上がったと感じていたけれど。
今日の鍛錬は、鍛錬というか、何かの懲罰かと思った。
「…お前、何してくれてんの、」
屍のように椅子に沈み込んだ紫鷹がうらめしい。
この馬鹿皇子のせいで、俺までとばっちりを受けた。
董子殿下の執務室で、俺はお前みたいに屍になれないんだよ。理不尽が過ぎる。
「お前も座れ、」
腹立たしさで屍を叩くが、ぴくりともしない。
鍛錬の直後はほとんど引きずるように部屋に戻して、従僕に世話を任せた。
何とか身なりを整えさせて、執務室に連れてきたが、もう役に立たないだろ、これは。
「あらまあ、紫鷹さんはどうしたのかしら、」
執務室に入ってきた菫子様が問うが、言葉の割に大して心配しているようにも見えなかった。
紫鷹以外の面々が、一礼して、菫子様の合図で着席する。
お気になさらず、とかろうじて返答した紫鷹は、ほとんど無視された。
「日向さんは大丈夫なの?」
「ええ。今日は厳しい稽古の予定があると前もってお伝えしておりましたから、備えられたようです。先ほど確認しましたら、魔力の制御も問題なくお過ごしのようでした、」
「あらまあ、それは良かったわねえ、」
菫子様の心配に、萩花が涼しい顔で答える。
さっき俺は、この年上の友人の鬼のような姿を見たんだが、気のせいだっただろうか。
聞くところによると、昨晩、ひなが紫鷹を風呂に誘ったのだと言う。
もちろん侍女や護衛がうまく防いだが、この馬鹿皇子はひなに誘われた事実によほど興奮したのだろう。風呂から出たひなに甘えて、やらかしたらしい。
詳細は知らない。
友のそういう事情まで知りたくはない。
ただ、ある程度は紫鷹のひなへの態度を許容している萩花が、怖い笑顔で紫鷹をぶちのめしていたから、押し倒すかそれに近いことをしたのだろうと推測した。
ひなは昨晩、夕食も摂れずにぐったりと眠ったという。
「ちゃんと日向さんの気持ちを尊重なさいね、紫鷹さん。」
母親に何を言わせてんだ、お前は。
屍もさすがにびくりと反応するが、董子様が気にも留めないので、起き上がる様子はなかった。
萩花の扱きはもちろんしんどかったのだろうが、何となく精神的なダメージがでかい気がする。お前は本当に、何をしでかしてんだ。
「それで、日向さんは、最近外に出ているようだけれど、」
「ええ、青巫鳥(あおじ)と裏庭で遊んでおります。」
「そう…、なら少しはマシかしらねえ、」
マシとは。
董子様らしくない、と思った。
同時に、何となく嫌な感覚がして、体に力がこもる。
そもそも、この執務室に入った時から、何となく嫌な感じがあった。
紫鷹の侍従である俺が、董子さまの執務室に呼ばれるのはさして珍しくない。
だが、いつもは紫鷹と2人で呼ばれるところに、今日は萩花と畝見(うなみ)がいた。
間違いなく、ひなについて、何か重要な話があるのだと察せられる。
「春の式典だけれど、」
菫子様がそう口にされ、やはり、と眉が寄る。
椅子の上に沈んでいた屍もわずかに動いた。
「皇帝陛下から、日向さんの参加を望むとお達しがあったわ、」
「は?なぜ、今更、」
あらまあ紫鷹さん、起きたの、と菫子様が笑う。心なしか元気がないように感じた。
紫鷹はそんなことに気付く余裕もないだろうが。
「陛下は半色乃宮(はしたいろのみや)に任せると仰られたはずです、」
「朱華(はねず)さんが何かを言ったのでしょう。ここのところ陛下は、体力が落ちたのを自覚されて、朱華さんを頼る傾向がありますから、」
「いや、でも、日向を参加させたところで、なんのメリットがあると言うんですか、」
「陛下になくても、朱華さんにはあるでしょうね、」
包み隠しもせずに言う。
菫子様は真っすぐ、狼狽える息子を見た。
半色乃宮の力は、朱華殿下の脅威になるから。そういうことだろう。
皇室の中で、民の人気が1番高いのが菫子様だと言うのは、周知の事実だ。外交力が高く、現宰相を兄にもつ菫子殿下は、国内外への発言力が高い。国民の中には、董子様の発案と言うだけで、諸手を叩いて賛同するものも少なくなかった。
まだ公に国政へ参加しない紫鷹とて、朱華殿下にとっては変わらないのだろうと思う。
菫子様の人気によって、紫鷹の人気も上がる。皇位継承順位は低いとはいえ、紫鷹は他の皇子や皇女よりも後ろ盾が強い。その紫鷹を押さえておきたいだろうことは、容易に推測できた。
朱華殿下が興味があるのは、ひなじゃない。
半色乃宮であり、董子さまや紫鷹だ。
「俺や離宮のために、日向を差し出す気はありません、」
「私も同じ気持ちですよ、」
でもねえ、と菫子様は続ける。
「日向さんは、尼嶺の王子なのよ、」
紫鷹が息を呑むのが聞こえた。
萩花と畝見は、微動だにしない。
俺はどうっだっただろう。
とっくに知っていたはずの事実に、胸が痛む。
「紫鷹さんに、皇子として果たすべきお役目があるように、日向さんにもあるの。その役目を果たせなかった時の責を負うのは、日向さんよ。」
「です、が、」
「ええ、日向さんは王子としての教育も、礼儀や作法も学んでいないわ。王家に生まれた恩恵さえ、受けてはいないわね。…それでもねえ、日向さんが尼嶺の王子であることは変わらないの、」
「日向が、壊れます、」
泣き出しそうな友の声が、苦しかった。
ひなが小さな体で泣く姿が、ありありと浮かぶ。ベッドの上にぐったりと横たわり、いつ命が途絶えるかと不安になった姿も。隠れ家の中で、怯えて震えていた姿も。
紫鷹さえ折られた重荷を、ひなが背負えるとは俺だって思えない。
「日向さんを引き受けたことで、帝国の事情に巻き込んでしまうことは、分かっていました。それでも、尼嶺に置くより、日向さんには良いと。私とてできることなら、日向さんには何の苦痛もなく暮らしてほしいわ。」
だけど、ひなは王子だ。
一介の市民なら、隠して育むこともできただろうが、ひなにはそれが叶わない。
ひなが王子として生まれたことは変えられない。
紫鷹が皇子であるように。生まれた時から責務を負うように。
ひなにも負うものがある。
ひなは、望まれればその責務を果たさなければならない。
人質としてこの帝国へ来たように。
「式典への参加は可能な限り拒めるよう動いています。ですが、もし日向さんがその責務を負わねばならないのならば、全力でその重荷を軽くすることが、私の役目だと考えています。」
尼嶺の王子である。
そのことも含めて、ひなだ。
ひなを、守るということは、ただ慈しみ育むことじゃない。
「そのために皆の力が必要です。」
紫鷹と同じ紫色の瞳が、優しく強く瞬いていた。
萩花と畝見は、すでにうなずいた。
2人は元より、ひなを守るためだけにここにいる。
俺は紫鷹を見る。
お前はどうする。
心は決まっているが、主を待った。
「…俺は、ひなを守れるなら、何でもします。」
「そう、」
「でも、俺はまだ弱くて、たぶん足りない。」
「そうね、」
「母上の力を貸してください、」
紫鷹が言わずとも、董子様はそうしたろう。
でもきっと、お前の母君は、お前の言葉を待っていたんだと思うよ。
少し前なら、こんな風に待ちはしなかった。でも、ひながお前を変えた。
ひなの一挙手一投足で、お前は心を乱すし欲にも溺れる。
その一方で、ひなを守るためなら、すくむ足を前に進めることができるようになった。
その変化を、誰よりも董子さまは分かっているのだろう。
「もちろんです、」
董子さまが慈母の微笑みでうなずく。
それから、俺を見た。
俺も少し変わった。
ひなのおかげかもしれないし、紫鷹のせいかもしれない。
紫鷹を守るのが俺の役割ではあるけれど、俺とてひなを守りたい。
同時に、ひなを守ることが、紫鷹を守ることでもあるとも。
だから心は決まっている。
紫色の瞳にうなずくと、董子さまは、また慈母のように微笑まれた。
何がどうしたのかと向かえば、何か、すごいことになっていた。
萩花がひなの護衛になって、朝の鍛錬に参加するようになってから、身体の鍛錬も魔法や剣の鍛錬も格段にレベルが上がったと感じていたけれど。
今日の鍛錬は、鍛錬というか、何かの懲罰かと思った。
「…お前、何してくれてんの、」
屍のように椅子に沈み込んだ紫鷹がうらめしい。
この馬鹿皇子のせいで、俺までとばっちりを受けた。
董子殿下の執務室で、俺はお前みたいに屍になれないんだよ。理不尽が過ぎる。
「お前も座れ、」
腹立たしさで屍を叩くが、ぴくりともしない。
鍛錬の直後はほとんど引きずるように部屋に戻して、従僕に世話を任せた。
何とか身なりを整えさせて、執務室に連れてきたが、もう役に立たないだろ、これは。
「あらまあ、紫鷹さんはどうしたのかしら、」
執務室に入ってきた菫子様が問うが、言葉の割に大して心配しているようにも見えなかった。
紫鷹以外の面々が、一礼して、菫子様の合図で着席する。
お気になさらず、とかろうじて返答した紫鷹は、ほとんど無視された。
「日向さんは大丈夫なの?」
「ええ。今日は厳しい稽古の予定があると前もってお伝えしておりましたから、備えられたようです。先ほど確認しましたら、魔力の制御も問題なくお過ごしのようでした、」
「あらまあ、それは良かったわねえ、」
菫子様の心配に、萩花が涼しい顔で答える。
さっき俺は、この年上の友人の鬼のような姿を見たんだが、気のせいだっただろうか。
聞くところによると、昨晩、ひなが紫鷹を風呂に誘ったのだと言う。
もちろん侍女や護衛がうまく防いだが、この馬鹿皇子はひなに誘われた事実によほど興奮したのだろう。風呂から出たひなに甘えて、やらかしたらしい。
詳細は知らない。
友のそういう事情まで知りたくはない。
ただ、ある程度は紫鷹のひなへの態度を許容している萩花が、怖い笑顔で紫鷹をぶちのめしていたから、押し倒すかそれに近いことをしたのだろうと推測した。
ひなは昨晩、夕食も摂れずにぐったりと眠ったという。
「ちゃんと日向さんの気持ちを尊重なさいね、紫鷹さん。」
母親に何を言わせてんだ、お前は。
屍もさすがにびくりと反応するが、董子様が気にも留めないので、起き上がる様子はなかった。
萩花の扱きはもちろんしんどかったのだろうが、何となく精神的なダメージがでかい気がする。お前は本当に、何をしでかしてんだ。
「それで、日向さんは、最近外に出ているようだけれど、」
「ええ、青巫鳥(あおじ)と裏庭で遊んでおります。」
「そう…、なら少しはマシかしらねえ、」
マシとは。
董子様らしくない、と思った。
同時に、何となく嫌な感覚がして、体に力がこもる。
そもそも、この執務室に入った時から、何となく嫌な感じがあった。
紫鷹の侍従である俺が、董子さまの執務室に呼ばれるのはさして珍しくない。
だが、いつもは紫鷹と2人で呼ばれるところに、今日は萩花と畝見(うなみ)がいた。
間違いなく、ひなについて、何か重要な話があるのだと察せられる。
「春の式典だけれど、」
菫子様がそう口にされ、やはり、と眉が寄る。
椅子の上に沈んでいた屍もわずかに動いた。
「皇帝陛下から、日向さんの参加を望むとお達しがあったわ、」
「は?なぜ、今更、」
あらまあ紫鷹さん、起きたの、と菫子様が笑う。心なしか元気がないように感じた。
紫鷹はそんなことに気付く余裕もないだろうが。
「陛下は半色乃宮(はしたいろのみや)に任せると仰られたはずです、」
「朱華(はねず)さんが何かを言ったのでしょう。ここのところ陛下は、体力が落ちたのを自覚されて、朱華さんを頼る傾向がありますから、」
「いや、でも、日向を参加させたところで、なんのメリットがあると言うんですか、」
「陛下になくても、朱華さんにはあるでしょうね、」
包み隠しもせずに言う。
菫子様は真っすぐ、狼狽える息子を見た。
半色乃宮の力は、朱華殿下の脅威になるから。そういうことだろう。
皇室の中で、民の人気が1番高いのが菫子様だと言うのは、周知の事実だ。外交力が高く、現宰相を兄にもつ菫子殿下は、国内外への発言力が高い。国民の中には、董子様の発案と言うだけで、諸手を叩いて賛同するものも少なくなかった。
まだ公に国政へ参加しない紫鷹とて、朱華殿下にとっては変わらないのだろうと思う。
菫子様の人気によって、紫鷹の人気も上がる。皇位継承順位は低いとはいえ、紫鷹は他の皇子や皇女よりも後ろ盾が強い。その紫鷹を押さえておきたいだろうことは、容易に推測できた。
朱華殿下が興味があるのは、ひなじゃない。
半色乃宮であり、董子さまや紫鷹だ。
「俺や離宮のために、日向を差し出す気はありません、」
「私も同じ気持ちですよ、」
でもねえ、と菫子様は続ける。
「日向さんは、尼嶺の王子なのよ、」
紫鷹が息を呑むのが聞こえた。
萩花と畝見は、微動だにしない。
俺はどうっだっただろう。
とっくに知っていたはずの事実に、胸が痛む。
「紫鷹さんに、皇子として果たすべきお役目があるように、日向さんにもあるの。その役目を果たせなかった時の責を負うのは、日向さんよ。」
「です、が、」
「ええ、日向さんは王子としての教育も、礼儀や作法も学んでいないわ。王家に生まれた恩恵さえ、受けてはいないわね。…それでもねえ、日向さんが尼嶺の王子であることは変わらないの、」
「日向が、壊れます、」
泣き出しそうな友の声が、苦しかった。
ひなが小さな体で泣く姿が、ありありと浮かぶ。ベッドの上にぐったりと横たわり、いつ命が途絶えるかと不安になった姿も。隠れ家の中で、怯えて震えていた姿も。
紫鷹さえ折られた重荷を、ひなが背負えるとは俺だって思えない。
「日向さんを引き受けたことで、帝国の事情に巻き込んでしまうことは、分かっていました。それでも、尼嶺に置くより、日向さんには良いと。私とてできることなら、日向さんには何の苦痛もなく暮らしてほしいわ。」
だけど、ひなは王子だ。
一介の市民なら、隠して育むこともできただろうが、ひなにはそれが叶わない。
ひなが王子として生まれたことは変えられない。
紫鷹が皇子であるように。生まれた時から責務を負うように。
ひなにも負うものがある。
ひなは、望まれればその責務を果たさなければならない。
人質としてこの帝国へ来たように。
「式典への参加は可能な限り拒めるよう動いています。ですが、もし日向さんがその責務を負わねばならないのならば、全力でその重荷を軽くすることが、私の役目だと考えています。」
尼嶺の王子である。
そのことも含めて、ひなだ。
ひなを、守るということは、ただ慈しみ育むことじゃない。
「そのために皆の力が必要です。」
紫鷹と同じ紫色の瞳が、優しく強く瞬いていた。
萩花と畝見は、すでにうなずいた。
2人は元より、ひなを守るためだけにここにいる。
俺は紫鷹を見る。
お前はどうする。
心は決まっているが、主を待った。
「…俺は、ひなを守れるなら、何でもします。」
「そう、」
「でも、俺はまだ弱くて、たぶん足りない。」
「そうね、」
「母上の力を貸してください、」
紫鷹が言わずとも、董子様はそうしたろう。
でもきっと、お前の母君は、お前の言葉を待っていたんだと思うよ。
少し前なら、こんな風に待ちはしなかった。でも、ひながお前を変えた。
ひなの一挙手一投足で、お前は心を乱すし欲にも溺れる。
その一方で、ひなを守るためなら、すくむ足を前に進めることができるようになった。
その変化を、誰よりも董子さまは分かっているのだろう。
「もちろんです、」
董子さまが慈母の微笑みでうなずく。
それから、俺を見た。
俺も少し変わった。
ひなのおかげかもしれないし、紫鷹のせいかもしれない。
紫鷹を守るのが俺の役割ではあるけれど、俺とてひなを守りたい。
同時に、ひなを守ることが、紫鷹を守ることでもあるとも。
だから心は決まっている。
紫色の瞳にうなずくと、董子さまは、また慈母のように微笑まれた。
143
お気に入りに追加
1,275
あなたにおすすめの小説
侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
養子の僕が愛されるわけない…と思ってたのに兄たちに溺愛されました
日野
BL
両親から捨てられ孤児院に入った10歳のラキはそこでも虐められる。
ある日、少し前から通っていて仲良くなった霧雨アキヒトから養子に来ないかと誘われる。
自分が行っても嫌な思いをさせてしまうのではないかと考えたラキは1度断るが熱心なアキヒトに折れ、霧雨家の養子となり、そこでの生活が始まる。
霧雨家には5人の兄弟がおり、その兄たちに溺愛され甘々に育てられるとラキはまだ知らない……。
養子になるまでハイペースで進みます。養子になったらゆっくり進めようと思ってます。
Rないです。
BLR15【完結】ある日指輪を拾ったら、国を救った英雄の強面騎士団長と一緒に暮らすことになりました
厘/りん
BL
ナルン王国の下町に暮らす ルカ。
この国は一部の人だけに使える魔法が神様から贈られる。ルカはその一人で武器や防具、アクセサリーに『加護』を付けて売って生活をしていた。
ある日、配達の為に下町を歩いていたら指輪が落ちていた。見覚えのある指輪だったので届けに行くと…。
国を救った英雄(強面の可愛い物好き)と出生に秘密ありの痩せた青年のお話。
☆英雄騎士 現在28歳
ルカ 現在18歳
☆第11回BL小説大賞 21位
皆様のおかげで、奨励賞をいただきました。ありがとう御座いました。
平凡でモブな僕が鬼将軍の番になるまで
月影美空
BL
平凡で人より出来が悪い僕、アリアは病弱で薬代や治療費がかかるため
奴隷商に売られてしまった。奴隷商の檻の中で衰弱していた時御伽噺の中だけだと思っていた、
伝説の存在『精霊』を見ることができるようになる。
精霊の助けを借りて何とか脱出できたアリアは森でスローライフを送り始める。
のはずが、気が付いたら「ガーザスリアン帝国」の鬼将軍と恐れられている
ルーカス・リアンティスの番になっていた話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる