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5章

これからは真面目に行こう?

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あれから少し時間が経ち…


通り道に湿地帯があってジメジメするのよ。
まじで嫌だ。

しかしいい点もある。

よし、モンスターが現れた。
でかいカエルと俺は呼んでいるが実際はポイズンアローフロッグという舌が矢のように飛んできて毒の矢のようになる厄介な鶏肉だ。

あっすまん、このでかいカエルじつは超美味で俺の料理スキルを使って美味しいカエルが出来上がるのだ。
そのカエルが鶏肉のようなのでそう呼んでしまった。


俺が命令を出す。

「料理のために肉をできる限り残せ。料理を開始する。」


「「「ラジャー」」」
スズとムームーに加えて師匠達もやっている。

まずその討伐対象である舌が飛んでくるのを避けてサガンが切る。

レオンがひるんだカエルに打撃を加えてひっくり返す。

そこでムームーがカエルのお腹をこちょこちょすると精神がぐちゃぐちゃにされた鶏肉の出来上がり。

その場で料理をして、カエルを食べるのだが調理方法は自主規制させてもらう。

結界師の能力で結界をはって鶏肉を頬張る。

「「「うまい」」」

みんなの声が揃った。

これがいい点だ。
飯が終わると訓練だ。

スズは訓練と魔物討伐で盗賊の上位職業である
『義賊』になっている。
速さならサガンにも負けないだろう。

そして次がムームー。じつは蜘蛛の下半身で武器を作ってもらっていたのだ。

その武器は双剣にした。せっかくの連続攻撃を無駄にしないつもりらしい。

この子が訓練の時は精神操作を使わずに勝つこともできるのは、魔物の因子のおかげでもあるだろう。

今日はスズとの模擬戦だが今までの戦歴は24対25と俺が一歩リードしている。

しかし今日のスズは肉を食べて強くなっている。
侮れない。

同じく強化してもらったナイフが輝く。
魔力を通して切れ味をよくしているのだ。

俺も同じことをしてさらに武器スキルの『飛ぶ斬撃』を使う。

するとスズは驚いたように横に避ける。

そのことで周りの木が倒れることはない。
調整ができるようになったのだ。

「ディノずるい。武器スキル私も欲しい。」

そういうとスズは義賊のスキルである『偽装工作』
を使って俺の武器スキルの劣化版をナイフに付与する。
これがこの前の負けの理由だ。

だって驚くだろう。
スキルのコピーって劣化版とはいえかなり強いぞ。


すると久し振りにスマホ先生が

『マスターの言えることではありません』と言われた。

久しぶりの会話になんかほっこりした。


そんな会話の中で劣化版を受け流す。
うわー、やっぱり重い攻撃だ。

今思えばこれの元々の攻撃避けてなければスズ危なかったんじゃない?


そんな対決の中でなんとか勝った俺は、久し振りに喜んだ。

こんなこといつぶりだろう。

そうやって考えるが、こんな毎日だっていいだろう。

思いに老けた夜だった。


ちなみに湿地帯の町では冒険者ギルドで120000ペルもでかいカエルで稼いだことで、カエル殺しと言われた。
でかいカエルやら他の種類のカエルも合わせて120匹倒したからここまで行けたと感極まった。










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