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始まり
赤ちゃんになったがやることがない
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親のお腹にいるときは意識がなく生まれてから意識が覚醒した。
これも儂の計算通りだったが転生は成功したということだな。
母親は儂を抱いて泣いておる。
本能的に泣き出すがすぐ眠くなって寝てしまった。
1日後、起きる前とは違うところに来ていた。
おそらくここが家だろう。
母親も父親も優しそうな目でこっちをみる。
どちらも容姿は良く、父の方が特にイケメンだ。
母親はさらっさらの金髪の女の人で身長は高め。
父親は短髪の金髪で爽やかなイケメンで、
首にはネックレスをしていて剣の飾りがしてある。
これは王宮の騎士団のしるしだから、ここは王宮から近い。つまり王都だということだ。
父親が騎士団か。
儂は騎士団は堅苦しいから、あまり好きではないが
父親はかなり自由そうな人だ。
そうだ儂は剣士になろう。
父が騎士なら、儂は剣士として最強を目指そう。
そしてこの儂というのはおかしいから僕ということにしよう。
今日1時間これを考えていたのだが正直やることがない。
2時間3時間と時計を見ながら動けないか動けないかとするが手も足も自分のものではないくらい重たく感じる。
父親は仕事に行き、母親もどこかに行ってしまった。
なので動かすことを諦め、耳をすまして外の人の声を聞くことにした。
最初はざわざわという音しか聞こえなかったのでもっと集中してみる。
スキル『聴覚強化』を覚えました。
久しぶりに聞くスキルを覚えたという放送。
これは冒険者が覚えるナビゲートというスキルでスキルを覚えたりレベルが上がると教えてくれるという有能なスキルで前世でゆういつとっておいたスキルだ。
こんなに早くスキルをゲットしたのもスキル『成長速度10倍』のおかげだろう。
聴覚強化を使ってみると外の声がよく聞こえるようになった。
「あっピエロだ。」
最初に聞こえて来たのは小さい子供の声。
どうやらピエロがいるらしい。
「玉を四つも一気に回しているよ」
それを聞いてとても気になったが僕のいるところは窓から遠くて見えない。
ぼっ僕か。少し恥ずかしいが何故か嬉しい感じもする。
ピエロが見えないことにくそっと思うが、仕方のないことだ。
そこでいい考えを思いついた。泣いて親を呼び出して窓際に連れて行ってもらうのだ。
計画を速やかに実行してしまうのは賢者の頃の癖で、すぐに泣き出した。
親が来たので窓の方を指差すと母親はこういった。
「あーーはいはい、窓が好きなんですか。
今連れていってあげますよー。」
そういって抱きかかえてくれる。
ふわっとした感覚に落ち着く。
外を見ると本当にピエロが玉を回していた。
いわゆるお手玉というやつだ。
こんな感じで一年間過ごすのかと思うと憂鬱な気持ちになった。
しかし目の前の光景を母親と見るのは久しぶりで
嬉しかった。
これも儂の計算通りだったが転生は成功したということだな。
母親は儂を抱いて泣いておる。
本能的に泣き出すがすぐ眠くなって寝てしまった。
1日後、起きる前とは違うところに来ていた。
おそらくここが家だろう。
母親も父親も優しそうな目でこっちをみる。
どちらも容姿は良く、父の方が特にイケメンだ。
母親はさらっさらの金髪の女の人で身長は高め。
父親は短髪の金髪で爽やかなイケメンで、
首にはネックレスをしていて剣の飾りがしてある。
これは王宮の騎士団のしるしだから、ここは王宮から近い。つまり王都だということだ。
父親が騎士団か。
儂は騎士団は堅苦しいから、あまり好きではないが
父親はかなり自由そうな人だ。
そうだ儂は剣士になろう。
父が騎士なら、儂は剣士として最強を目指そう。
そしてこの儂というのはおかしいから僕ということにしよう。
今日1時間これを考えていたのだが正直やることがない。
2時間3時間と時計を見ながら動けないか動けないかとするが手も足も自分のものではないくらい重たく感じる。
父親は仕事に行き、母親もどこかに行ってしまった。
なので動かすことを諦め、耳をすまして外の人の声を聞くことにした。
最初はざわざわという音しか聞こえなかったのでもっと集中してみる。
スキル『聴覚強化』を覚えました。
久しぶりに聞くスキルを覚えたという放送。
これは冒険者が覚えるナビゲートというスキルでスキルを覚えたりレベルが上がると教えてくれるという有能なスキルで前世でゆういつとっておいたスキルだ。
こんなに早くスキルをゲットしたのもスキル『成長速度10倍』のおかげだろう。
聴覚強化を使ってみると外の声がよく聞こえるようになった。
「あっピエロだ。」
最初に聞こえて来たのは小さい子供の声。
どうやらピエロがいるらしい。
「玉を四つも一気に回しているよ」
それを聞いてとても気になったが僕のいるところは窓から遠くて見えない。
ぼっ僕か。少し恥ずかしいが何故か嬉しい感じもする。
ピエロが見えないことにくそっと思うが、仕方のないことだ。
そこでいい考えを思いついた。泣いて親を呼び出して窓際に連れて行ってもらうのだ。
計画を速やかに実行してしまうのは賢者の頃の癖で、すぐに泣き出した。
親が来たので窓の方を指差すと母親はこういった。
「あーーはいはい、窓が好きなんですか。
今連れていってあげますよー。」
そういって抱きかかえてくれる。
ふわっとした感覚に落ち着く。
外を見ると本当にピエロが玉を回していた。
いわゆるお手玉というやつだ。
こんな感じで一年間過ごすのかと思うと憂鬱な気持ちになった。
しかし目の前の光景を母親と見るのは久しぶりで
嬉しかった。
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