25 / 47
23.舞踏会への招待状2
しおりを挟む
と、いうわけで、俺は今王宮に向かう馬車の中にいるのだが。
隣には、俺を迎えにきたギルバートの直属らしい近衛兵の彼が座って、色々と教えてくれた。
ギルバートは、俺が冬季休暇中に帰る場所がないことを知って、王宮に招く手筈を整えてくれたらしい。
俺を招く名目は、『冬の舞踏会』への招待だ。
『冬の舞踏会』は、毎年前世でいうクリスマスの時期に開催される、宮廷関係者のみが参加する舞踏会らしい。
その中でも、王族や王家に近しい者、高い位の官職者しかいないという。
そのため、『冬の舞踏会』の内情はよく知られておらず、誰が参加したかなどは徹底的に秘密にされているらしい。
世間では、"王族が参加する秘密の華やかな舞踏会"ということで、皆の憧れの的になっているとか。
…そ、そんな所になぜ俺が…?
そういえば、前ギルバートが城に来てみないか、と誘ってくれたな…それを覚えていたとは。って、まさか舞踏会に誘われるとは思ってなかったよ!
しかし、彼は良いにしても、この「黒目黒髪」の平民の俺を招くことを、王宮関係者たちは反対しなかったのかな。
"宮廷関係者は皆、あの事件の被害者だ…"
「黒髪黒目」である俺は、彼らにどう思われるのだろう…?
そう思うと王宮に行くのが怖い気もするが、ギルバートがいるということを思い出すと少しホッとする。
…何があるにせよ、ギルバートが俺を思って招待してくれたのは確かだ。俺はそれが嬉しい。
…休みに入る前に会えなくて忘れ去られていると思っていたが、そうではなかったことに、どうしようもなく胸が温かくなるのを感じた。
「…あれが、王城です」
近衛兵が指差す方を見ると、丘の向こうに陽の光を浴びて堂々と聳える、王城が見えてきた。
ついに、王宮に着いた。
*
王宮に着くと、濃紺の正装に身を包んだ目が潰れそうなほどイケメンオーラを出しているギルバートに出迎えられた。
俺を見つけると、彼は目を輝かせた…ように見えた。
「急に招待して悪かった。君が冬休み学園に残ることを聞いて、それならば王宮に来てもらいたかったのだ」
「驚いたけど…招待してもらって嬉しいよ」
ほんとに、自分が前世でも到底行けないような所に来てしまって、ガチガチに緊張してしまう。そんな俺をギルバートはやんわりとエスコートしてくれた。できる男め。
そこからの流れは早かった。
そのままクラウス用らしい離宮の豪華すぎる部屋に通され、なんか高級そうな香りの立つ紅茶やらお菓子を出されたかと思ったら、いつの間にか仕立て屋だというおじさんがやって来てクラウスの全身の寸法を測り、あれよあれよという間に舞踏会の衣装まで用意してくれる流れになってしまった。
ハッ!
いけない、意識が飛んでいた。
「ん?どうした?」
目の前で優雅に座ってお茶を飲むギルバートが柔らかく問いかけてくる。
「っいや!どうしたもこうしたも、舞踏会の衣装をオーダーメイドなんて…申し訳ないんだけど…俺払えないかも──」
「何を言ってるんだ。衣装は俺からのプレゼントだよ」
心なしか、優しい目をしたギルバート。
「元々、君を強引に招待したのは俺なんだ。それくらいさせてくれ」
はぁー!そのイケメンオーラをやめてくれ!そろそろ俺の目が潰れる。
クラウスは目をしょぼしょぼさせながらかろうじてお礼を言った。
…確かに、俺の持ってる服といえばもうボロボロになってしまった平民ぽい服しかないし、舞踏会に着ていく衣装をどうしようかと思っていたのだが…
「…俺の選んだ服をクラウスが着る…いいな(ボソ)」
ん?何か言ったかな。
…しかし、改めてギルバートを見ると、濃紺の正装を着ているためかいつもよりカッチリとして威厳があり、サラサラしたプラチナブロンドも整えられていて大人びて見える。こうして見ると、やっぱり王子なんだなぁと実感する。お茶を飲んでるだけなのに滲み出るオーラがすごい。
「そんなに見つめられると、照れるな」
…うん。そして、彼は今日少しおかしい。
なんでそんなふわふわした雰囲気なんだ。あの無表情がデフォルトの彼が、いつもより表情筋が豊かだ。
ギルバートの氷色の目が、優しげに細まって俺を見つめていることに気がついて、俺は耳が熱くなるのを感じた。
…ほんと、おかしい。
それから、ギルバートが連れて行ったのは、彼の父──オスカー国王陛下の所だった。
会議室に居たオスカー王は、やって来たクラウスたちを快く招き入れた。
彼は、流石賢王と呼ばれるだけある、威厳のあるイケオジだった。ギルバートが壮年になったら、こんな感じになるのだろうな。思慮深そうな青い目はギルバートより幾分か深い色で、目尻に皺のある顔は厳しいだけじゃなく、優しさも感じた。幾度もの苦難を経験してきたような、そんな凄みのある男性だ。
俺は自分の容姿のため、少し王に会うのを不安に思っていたが、彼の俺を真っ直ぐ見る目には、特に嫌な感情も良い感情も浮かんでいなかった。感情を隠すのが上手いのか。
「──クラウスくん。ギルバートとは仲良くしてくれているようで、私も一目会ってみたいと思っていたよ」
お互いの挨拶の後、オスカー王は穏やかな口調で言った。
「ギルバートが誰か友人をここに連れてくることは初めてなんだ。どうか休みの間、王宮でゆっくりしてくれたまえ」
「ありがとうございます」
オスカー王の目がじっと自分を見つめていることに気づく。
その目がまるで心を見透すように鋭く感じ、俺は固まった。
「父上、見過ぎだ。彼が緊張している」
ギルバートがポンと俺の肩に手を置いた。
「…ふ、彼のことが大事なのは本当のようだな」
ボソリと王が何か言ったが、ちゃんと聞き取れない。
「…君は、確かに珍しい見た目をしているね。…いや、気にせんでくれ。悪い意味ではなく……私もこれまで様々な人に出会ってきたが、君のような容姿の者はいなかった。本当の意味で、君のような見た目の人には」
王の目がぐっと細まった。
黒髪黒目に偽装した、ゼトのことを言っているのだろうか…。
「…これまで大変な目に遭ってきたことはギルバートに聞いている。私としても、君の容姿には大変興味があるが…その容姿で差別されることは何があっても許されないことだ」
…オスカー王は、彼の妻であるミア王妃をゼト事件で亡くしている。それなのに、彼からは俺に対する敵意を全く感じなかった。彼は俺を観察するように見ているだけだ。
「では、2人とも、舞踏会でまた会おう」
オスカー王はこれから忙しくなるようだ。何せ、宰相──シリルの父──を始め、多くの者がこの『冬のお祭り』中、家族の元に帰っているため、政務はいつもより負担が多いのだとか。それでも休みを設けるこの王は、ブラック企業育ちの俺としては上司にしたいランキング1位だ。
こうして、俺の王宮生活がスタートした。
隣には、俺を迎えにきたギルバートの直属らしい近衛兵の彼が座って、色々と教えてくれた。
ギルバートは、俺が冬季休暇中に帰る場所がないことを知って、王宮に招く手筈を整えてくれたらしい。
俺を招く名目は、『冬の舞踏会』への招待だ。
『冬の舞踏会』は、毎年前世でいうクリスマスの時期に開催される、宮廷関係者のみが参加する舞踏会らしい。
その中でも、王族や王家に近しい者、高い位の官職者しかいないという。
そのため、『冬の舞踏会』の内情はよく知られておらず、誰が参加したかなどは徹底的に秘密にされているらしい。
世間では、"王族が参加する秘密の華やかな舞踏会"ということで、皆の憧れの的になっているとか。
…そ、そんな所になぜ俺が…?
そういえば、前ギルバートが城に来てみないか、と誘ってくれたな…それを覚えていたとは。って、まさか舞踏会に誘われるとは思ってなかったよ!
しかし、彼は良いにしても、この「黒目黒髪」の平民の俺を招くことを、王宮関係者たちは反対しなかったのかな。
"宮廷関係者は皆、あの事件の被害者だ…"
「黒髪黒目」である俺は、彼らにどう思われるのだろう…?
そう思うと王宮に行くのが怖い気もするが、ギルバートがいるということを思い出すと少しホッとする。
…何があるにせよ、ギルバートが俺を思って招待してくれたのは確かだ。俺はそれが嬉しい。
…休みに入る前に会えなくて忘れ去られていると思っていたが、そうではなかったことに、どうしようもなく胸が温かくなるのを感じた。
「…あれが、王城です」
近衛兵が指差す方を見ると、丘の向こうに陽の光を浴びて堂々と聳える、王城が見えてきた。
ついに、王宮に着いた。
*
王宮に着くと、濃紺の正装に身を包んだ目が潰れそうなほどイケメンオーラを出しているギルバートに出迎えられた。
俺を見つけると、彼は目を輝かせた…ように見えた。
「急に招待して悪かった。君が冬休み学園に残ることを聞いて、それならば王宮に来てもらいたかったのだ」
「驚いたけど…招待してもらって嬉しいよ」
ほんとに、自分が前世でも到底行けないような所に来てしまって、ガチガチに緊張してしまう。そんな俺をギルバートはやんわりとエスコートしてくれた。できる男め。
そこからの流れは早かった。
そのままクラウス用らしい離宮の豪華すぎる部屋に通され、なんか高級そうな香りの立つ紅茶やらお菓子を出されたかと思ったら、いつの間にか仕立て屋だというおじさんがやって来てクラウスの全身の寸法を測り、あれよあれよという間に舞踏会の衣装まで用意してくれる流れになってしまった。
ハッ!
いけない、意識が飛んでいた。
「ん?どうした?」
目の前で優雅に座ってお茶を飲むギルバートが柔らかく問いかけてくる。
「っいや!どうしたもこうしたも、舞踏会の衣装をオーダーメイドなんて…申し訳ないんだけど…俺払えないかも──」
「何を言ってるんだ。衣装は俺からのプレゼントだよ」
心なしか、優しい目をしたギルバート。
「元々、君を強引に招待したのは俺なんだ。それくらいさせてくれ」
はぁー!そのイケメンオーラをやめてくれ!そろそろ俺の目が潰れる。
クラウスは目をしょぼしょぼさせながらかろうじてお礼を言った。
…確かに、俺の持ってる服といえばもうボロボロになってしまった平民ぽい服しかないし、舞踏会に着ていく衣装をどうしようかと思っていたのだが…
「…俺の選んだ服をクラウスが着る…いいな(ボソ)」
ん?何か言ったかな。
…しかし、改めてギルバートを見ると、濃紺の正装を着ているためかいつもよりカッチリとして威厳があり、サラサラしたプラチナブロンドも整えられていて大人びて見える。こうして見ると、やっぱり王子なんだなぁと実感する。お茶を飲んでるだけなのに滲み出るオーラがすごい。
「そんなに見つめられると、照れるな」
…うん。そして、彼は今日少しおかしい。
なんでそんなふわふわした雰囲気なんだ。あの無表情がデフォルトの彼が、いつもより表情筋が豊かだ。
ギルバートの氷色の目が、優しげに細まって俺を見つめていることに気がついて、俺は耳が熱くなるのを感じた。
…ほんと、おかしい。
それから、ギルバートが連れて行ったのは、彼の父──オスカー国王陛下の所だった。
会議室に居たオスカー王は、やって来たクラウスたちを快く招き入れた。
彼は、流石賢王と呼ばれるだけある、威厳のあるイケオジだった。ギルバートが壮年になったら、こんな感じになるのだろうな。思慮深そうな青い目はギルバートより幾分か深い色で、目尻に皺のある顔は厳しいだけじゃなく、優しさも感じた。幾度もの苦難を経験してきたような、そんな凄みのある男性だ。
俺は自分の容姿のため、少し王に会うのを不安に思っていたが、彼の俺を真っ直ぐ見る目には、特に嫌な感情も良い感情も浮かんでいなかった。感情を隠すのが上手いのか。
「──クラウスくん。ギルバートとは仲良くしてくれているようで、私も一目会ってみたいと思っていたよ」
お互いの挨拶の後、オスカー王は穏やかな口調で言った。
「ギルバートが誰か友人をここに連れてくることは初めてなんだ。どうか休みの間、王宮でゆっくりしてくれたまえ」
「ありがとうございます」
オスカー王の目がじっと自分を見つめていることに気づく。
その目がまるで心を見透すように鋭く感じ、俺は固まった。
「父上、見過ぎだ。彼が緊張している」
ギルバートがポンと俺の肩に手を置いた。
「…ふ、彼のことが大事なのは本当のようだな」
ボソリと王が何か言ったが、ちゃんと聞き取れない。
「…君は、確かに珍しい見た目をしているね。…いや、気にせんでくれ。悪い意味ではなく……私もこれまで様々な人に出会ってきたが、君のような容姿の者はいなかった。本当の意味で、君のような見た目の人には」
王の目がぐっと細まった。
黒髪黒目に偽装した、ゼトのことを言っているのだろうか…。
「…これまで大変な目に遭ってきたことはギルバートに聞いている。私としても、君の容姿には大変興味があるが…その容姿で差別されることは何があっても許されないことだ」
…オスカー王は、彼の妻であるミア王妃をゼト事件で亡くしている。それなのに、彼からは俺に対する敵意を全く感じなかった。彼は俺を観察するように見ているだけだ。
「では、2人とも、舞踏会でまた会おう」
オスカー王はこれから忙しくなるようだ。何せ、宰相──シリルの父──を始め、多くの者がこの『冬のお祭り』中、家族の元に帰っているため、政務はいつもより負担が多いのだとか。それでも休みを設けるこの王は、ブラック企業育ちの俺としては上司にしたいランキング1位だ。
こうして、俺の王宮生活がスタートした。
83
お気に入りに追加
2,735
あなたにおすすめの小説
巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく
藍沢真啓/庚あき
BL
婚約者ユリウスから断罪をされたアリステルは、ボロボロになった状態で廃教会で命を終えた……はずだった。
目覚めた時はユリウスと婚約したばかりの頃で、それならばとアリステルは自らユリウスと距離を置くことに決める。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり……
巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。
【感想のお返事について】
感想をくださりありがとうございます。
執筆を最優先させていただきますので、お返事についてはご容赦願います。
大切に読ませていただいてます。執筆の活力になっていますので、今後も感想いただければ幸いです。
【BL】水属性しか持たない俺を手放した王国のその後。
梅花
BL
水属性しか持たない俺が砂漠の異世界にトリップしたら、王子に溺愛されたけれどそれは水属性だからですか?のスピンオフ。
読む際はそちらから先にどうぞ!
水の都でテトが居なくなった後の話。
使い勝手の良かった王子という認識しかなかった第4王子のザマァ。
本編が執筆中のため、進み具合を合わせてのゆっくり発行になります。
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。
地味で冴えない俺の最高なポディション。
どらやき
BL
前髪は目までかかり、身長は160cm台。
オマケに丸い伊達メガネ。
高校2年生になった今でも俺は立派な陰キャとしてクラスの片隅にいる。
そして、今日も相変わらずクラスのイケメン男子達は尊い。
あぁ。やばい。イケメン×イケメンって最高。
俺のポディションは片隅に限るな。
迷子の僕の異世界生活
クローナ
BL
高校を卒業と同時に長年暮らした養護施設を出て働き始めて半年。18歳の桜木冬夜は休日に買い物に出たはずなのに突然異世界へ迷い込んでしまった。
通りかかった子供に助けられついていった先は人手不足の宿屋で、衣食住を求め臨時で働く事になった。
その宿屋で出逢ったのは冒険者のクラウス。
冒険者を辞めて騎士に復帰すると言うクラウスに誘われ仕事を求め一緒に王都へ向かい今度は馴染み深い孤児院で働く事に。
神様からの啓示もなく、なぜ自分が迷い込んだのか理由もわからないまま周りの人に助けられながら異世界で幸せになるお話です。
2022,04,02 第二部を始めることに加え読みやすくなればと第一部に章を追加しました。
普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。
かーにゅ
BL
「君は死にました」
「…はい?」
「死にました。テンプレのトラックばーんで死にました」
「…てんぷれ」
「てことで転生させます」
「どこも『てことで』じゃないと思います。…誰ですか」
BLは軽い…と思います。というかあんまりわかんないので年齢制限のどこまで攻めるか…。
異世界に召喚されて失明したけど幸せです。
るて
BL
僕はシノ。
なんでか異世界に召喚されたみたいです!
でも、声は聴こえるのに目の前が真っ暗なんだろう
あ、失明したらしいっす
うん。まー、別にいーや。
なんかチヤホヤしてもらえて嬉しい!
あと、めっちゃ耳が良くなってたよ( ˘꒳˘)
目が見えなくても僕は戦えます(`✧ω✧´)
期待外れの後妻だったはずですが、なぜか溺愛されています
ぽんちゃん
BL
病弱な義弟がいじめられている現場を目撃したフラヴィオは、カッとなって手を出していた。
謹慎することになったが、なぜかそれから調子が悪くなり、ベッドの住人に……。
五年ほどで体調が回復したものの、その間にとんでもない噂を流されていた。
剣の腕を磨いていた異母弟ミゲルが、学園の剣術大会で優勝。
加えて筋肉隆々のマッチョになっていたことにより、フラヴィオはさらに屈強な大男だと勘違いされていたのだ。
そしてフラヴィオが殴った相手は、ミゲルが一度も勝てたことのない相手。
次期騎士団長として注目を浴びているため、そんな強者を倒したフラヴィオは、手に負えない野蛮な男だと思われていた。
一方、偽りの噂を耳にした強面公爵の母親。
妻に強さを求める息子にぴったりの相手だと、後妻にならないかと持ちかけていた。
我が子に爵位を継いで欲しいフラヴィオの義母は快諾し、冷遇確定の地へと前妻の子を送り出す。
こうして青春を謳歌することもできず、引きこもりになっていたフラヴィオは、国民から恐れられている戦場の鬼神の後妻として嫁ぐことになるのだが――。
同性婚が当たり前の世界。
女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる