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冒険者生活
お買い物で駆け引き
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契約魔法を交わして、交渉成立!
さぁ、お待ちかねの奴隷商へ!!
とは行かなかった…
何故かって?
俺の見た目がダメなんだってさ。
奴隷商につくまでに、まずは身だしなみから変えさせられる羽目になるなんて思ってもみなかったわ。
まず、仮面はダメだって一番最初に指摘された。
今までの俺だったら困っただろうけど、最近ポーションで目の色も変えられるようなものが出来上がったんだよな。
だから今の俺は髪の色も青色に染まり、眼の色は藤色からアクアマリンのような水色に変わっている。
ただ…顔の形はどうにもならないからこればっかりはな~…。
なるべく顔の輪郭とかわからないように髪の毛を下ろして、黒子をかいたりしてるんだが…。
緩く認識阻害の魔法もかけておいた方がいいかもな。
ってことで、クロウェルの指示に従ってジエン共々衣装チェンジ。
やっと奴隷商へ行くことが出来たのは、昼もだいぶ過ぎたころだった。
「ハスロム、邪魔するよ。」
クロウェルが向かった先は、ハスロム奴隷商会という店だった。
ちゃんと店の外にも、中にも許可書が掲示されてる。
この証明書がないところで奴隷を買うと、最悪処罰の対象になることがあるんだって。
クロウェルに一緒に来てもらってよかったよ。
「いらっしゃいませ。商業ギルドから態々… 今日はどのようなご用件で?」
「家事と戦闘が両立できるやつを希望している。」
「2人ではなく、1人ですか? どの程度のレベルで?」
「そうだな… まずは両方出来る者をそろえてくれ。
相性もあるだろうから、まずは見てからになる。」
「年齢の上限は?」
「今は気にしなくていい。 多少の欠損も気にしないそうだ。」
「畏まりました。では少しお待ちください。」
ハスロムと呼ばれた男は、部屋の隅に控えていた男に指示を出して戻ってきた。
「該当するものは8名ですね。
男が5名、女が3名。 うち2名に軽度の欠損あり。
あと… しゃべることが出来ないものでもよければ、男がもう1名おりますが…」
「とりあえず、しゃべれないものも含めて全部見せてくれ。」
部屋に連れてこられた者たちをこっそり鑑定してみる。
クロウェルには気づかれたっぽいが、何も言われなかったのでスルーだ。
なんとなく、思っていたのと違う気がする。
あらかじめ決めていたジェスチャーで、自分の目で見に行きたいと意思表示してみる。
「これ以外の者も見たいのだが…」
「左様ですか、では遠慮なくどうぞ。」
部屋の隅にいた男に先導されて歩いていく。
この行動が、この後の俺にかなりの衝撃をもたらすことになるのだが…
さぁ、お待ちかねの奴隷商へ!!
とは行かなかった…
何故かって?
俺の見た目がダメなんだってさ。
奴隷商につくまでに、まずは身だしなみから変えさせられる羽目になるなんて思ってもみなかったわ。
まず、仮面はダメだって一番最初に指摘された。
今までの俺だったら困っただろうけど、最近ポーションで目の色も変えられるようなものが出来上がったんだよな。
だから今の俺は髪の色も青色に染まり、眼の色は藤色からアクアマリンのような水色に変わっている。
ただ…顔の形はどうにもならないからこればっかりはな~…。
なるべく顔の輪郭とかわからないように髪の毛を下ろして、黒子をかいたりしてるんだが…。
緩く認識阻害の魔法もかけておいた方がいいかもな。
ってことで、クロウェルの指示に従ってジエン共々衣装チェンジ。
やっと奴隷商へ行くことが出来たのは、昼もだいぶ過ぎたころだった。
「ハスロム、邪魔するよ。」
クロウェルが向かった先は、ハスロム奴隷商会という店だった。
ちゃんと店の外にも、中にも許可書が掲示されてる。
この証明書がないところで奴隷を買うと、最悪処罰の対象になることがあるんだって。
クロウェルに一緒に来てもらってよかったよ。
「いらっしゃいませ。商業ギルドから態々… 今日はどのようなご用件で?」
「家事と戦闘が両立できるやつを希望している。」
「2人ではなく、1人ですか? どの程度のレベルで?」
「そうだな… まずは両方出来る者をそろえてくれ。
相性もあるだろうから、まずは見てからになる。」
「年齢の上限は?」
「今は気にしなくていい。 多少の欠損も気にしないそうだ。」
「畏まりました。では少しお待ちください。」
ハスロムと呼ばれた男は、部屋の隅に控えていた男に指示を出して戻ってきた。
「該当するものは8名ですね。
男が5名、女が3名。 うち2名に軽度の欠損あり。
あと… しゃべることが出来ないものでもよければ、男がもう1名おりますが…」
「とりあえず、しゃべれないものも含めて全部見せてくれ。」
部屋に連れてこられた者たちをこっそり鑑定してみる。
クロウェルには気づかれたっぽいが、何も言われなかったのでスルーだ。
なんとなく、思っていたのと違う気がする。
あらかじめ決めていたジェスチャーで、自分の目で見に行きたいと意思表示してみる。
「これ以外の者も見たいのだが…」
「左様ですか、では遠慮なくどうぞ。」
部屋の隅にいた男に先導されて歩いていく。
この行動が、この後の俺にかなりの衝撃をもたらすことになるのだが…
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