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薬草採取と魔物討伐
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バルトから最初の依頼を聞かされました。
「今日の仕事は薬草採取と、ゴブリン退治だから。」
「はい? 薬草採りはわかりますが、ゴブリン退治は2人だけでするのですか?」
「いいや、ほかのパーティーと一緒。昼前に集合するけど時間あるからそれまでに薬草採りに行くぞ。」
「薬草は簡単に手に入るのですか?」
「それを今から覚えてもらうんだ。常に俺と一緒にいられるとは限らないから、1人でも金を稼げるようになっておかないとな。 護衛は影が付いているから心配はないが、生活していくためには自分で食い扶持くらい確保できないと生きてはいけない。」
「なるほど。 種類や生息地など、やはり実際に見て覚えた方がいいようですね。」
「その通り!! 賢い女は好きだよ。」
ニヤリと笑うバルトリッツ様。
少し意地悪だけど、それでも私のためにいろいろと考えてくれていることがわかり、少しうれしくなった。
2人で1時間かけて規定の薬草採取を終え、軽めの昼食をとり集合場所へ向かう。
今回のゴブリン退治は10人のグループで行われるそうだ。
「え~… これからゴブリン退治に行きますが、群れは50匹の集団です。
ゴブリンキングなどはいないはずですので、1人5匹を目安に倒してください。」
リーダーらしき人からの簡単な説明に、こんなにゆるくていいのかしら?
と、ちょっと首を傾げてしまった…。
「戦略とかは必要ないのかしら?」
「まぁ、そこまでの集落ではないらしいからな。 とりあえず、魔法とダガーぐらい用意しておけば大丈夫だろう。
初めてだから、俺の後ろで様子見しながら攻撃してくれ。」
「経験値が必要ってことね。」
「その通り。練習と実践は別物だからな。
実際の戦いは自分で感覚を磨かないと生き残っていけないから。」
===================
ゴブリン退治は何の問題もなく終わった。
こんなにあっけないものなのかしら?
「こんなに簡単なものなの?」
思わずバルトに聞いてしまったが
「参加者のレベルが高いからだろう? 超初心者のべリア以外、今回のゴブリン退治に参加するようなレベルの奴らじゃないはずなんだけどな…。」
周りにそれとなく視線を送りながら、
「まぁ、あんたの爺さんが手を回した可能性も否定できないが…。」
バルトの言葉に、がっくりと項垂れてしまったわ。
多分、影やバルトリッツ様が行動を逐一報告しているのだろうとは思うのだけれども…
「過保護にもほどがある…。」
私のぼやきも、きちんとお爺様に届けてほしいものだわ。
「今日の仕事は薬草採取と、ゴブリン退治だから。」
「はい? 薬草採りはわかりますが、ゴブリン退治は2人だけでするのですか?」
「いいや、ほかのパーティーと一緒。昼前に集合するけど時間あるからそれまでに薬草採りに行くぞ。」
「薬草は簡単に手に入るのですか?」
「それを今から覚えてもらうんだ。常に俺と一緒にいられるとは限らないから、1人でも金を稼げるようになっておかないとな。 護衛は影が付いているから心配はないが、生活していくためには自分で食い扶持くらい確保できないと生きてはいけない。」
「なるほど。 種類や生息地など、やはり実際に見て覚えた方がいいようですね。」
「その通り!! 賢い女は好きだよ。」
ニヤリと笑うバルトリッツ様。
少し意地悪だけど、それでも私のためにいろいろと考えてくれていることがわかり、少しうれしくなった。
2人で1時間かけて規定の薬草採取を終え、軽めの昼食をとり集合場所へ向かう。
今回のゴブリン退治は10人のグループで行われるそうだ。
「え~… これからゴブリン退治に行きますが、群れは50匹の集団です。
ゴブリンキングなどはいないはずですので、1人5匹を目安に倒してください。」
リーダーらしき人からの簡単な説明に、こんなにゆるくていいのかしら?
と、ちょっと首を傾げてしまった…。
「戦略とかは必要ないのかしら?」
「まぁ、そこまでの集落ではないらしいからな。 とりあえず、魔法とダガーぐらい用意しておけば大丈夫だろう。
初めてだから、俺の後ろで様子見しながら攻撃してくれ。」
「経験値が必要ってことね。」
「その通り。練習と実践は別物だからな。
実際の戦いは自分で感覚を磨かないと生き残っていけないから。」
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ゴブリン退治は何の問題もなく終わった。
こんなにあっけないものなのかしら?
「こんなに簡単なものなの?」
思わずバルトに聞いてしまったが
「参加者のレベルが高いからだろう? 超初心者のべリア以外、今回のゴブリン退治に参加するようなレベルの奴らじゃないはずなんだけどな…。」
周りにそれとなく視線を送りながら、
「まぁ、あんたの爺さんが手を回した可能性も否定できないが…。」
バルトの言葉に、がっくりと項垂れてしまったわ。
多分、影やバルトリッツ様が行動を逐一報告しているのだろうとは思うのだけれども…
「過保護にもほどがある…。」
私のぼやきも、きちんとお爺様に届けてほしいものだわ。
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