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⑻ 受験番号21069
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「どうか、受かっていますように…!」
受験なんて人生で二回目だ。
前世で高校に入る時と今
やはり受験というものはドキドキが止まらない
変に冷や汗をかく
「…受験番号、21069…21069…」
前に人が多すぎて下のところが見えない!
『君、何番って言った?』
「…え?あ、21069番です」
あれ、この人どこかで…
『21069番だよね、あったよ』
「良かったぁ…あ!ありがとうございます!私はレーナ・チュラトスと言います」
ドラン『僕はドラン・ハーネスと言うよ』
この人明らかに貴族の人だ…!
「ドラン様、誠にありがとうございました」
ドラン『レーナ様、失礼ながらお聞きしますが、どこかで会ったことありませんか?』
「ドラン様私に様付けしなくて大丈夫ですよ、ええ、以前路地で会ったかと思います」
ドラン『ああ、やはり!あの時の!今でも目が綺麗で…あの時は助けてやれず申し訳なかったよ』
「いえ、あの時はお声かけてくださってありがとうございました」
ドラン『あ、そうそう、君のクラスはCクラスだって』
「教えて下さりありがとうございます!」
ドラン『ここムンファント魔法学園は権力を使うことは許されていないし気軽に話してよ、まぁ僕も堅苦しい話し方しちゃっていたけどね』
「で、ですが…!」
ドラン『だーめ!罰せられるのはレーナだよ』
「はぁい…ドラン様は」
ドラン『様は要らない、ね?』
「わかった、ドランは何クラスになったの?」
ドラン『僕はねBクラス、隣のクラスだよ』
「これって成績順だったりするのかな?」
ドラン『ううん、違ったはずだよ、13歳になったらまたクラス替えがあってそこで成績順にクラス分けされるよ』
「なるほど…二年も同じ人と一緒なんだなあ」
ドラン『それが普通じゃないの?』
「え?あ、そうだね、普通だよね」
たまに前世のことと比べてしまって周りに不思議がられてしまう
ドラン『まぁここで生活していたらどこかで会うはずだからその時はまたよろしく』
「うん!色々教えてくれてありがとう!」
ドラン『今から帰るのか?』
「うん、帰るつもりだよ。私を育ててくれている人がソワソワして待っててくれてるはずだから」
ドラン『ふふ、それは早く帰らないとだなあ』
「そうでしょう、アルグレド・マーカンって人知ってるかな、その人が私をここまで育ててくれたんだ」
ドラン『マーカン伯爵家の養女だったのか?!』
「養女…であってるかはわからないけどね」
ドラン『そっかあ、レーナも貴族なんだね』
「ドランも貴族なの?」
ドラン『ああ、そうだよ、ハーネス公爵家…聞いた事あるかな?』
「ごめん…そっち方面全然分からなくて」
ドラン『全然大丈夫だよ、レーナは何で帰るの?』
「せっかくだから魔法でササッと帰ろうかなと…」
ドラン『ええ!!転移魔法使えるの?!』
「ううん、転移魔法は使えないよ~さすがに」
ドラン『じゃあ何で…?』
「最近、迷彩っていう魔法使えるようになってそれしながら身体強化使って家に向かおうかなと…」
ドラン『メイサイ…?なんだそれ』
「えっと、要は見えなくする魔法だよ」
ドラン『レーナは凄いね、学園で学ばなくても使いこなせてるし』
「まだまだだよ~ドランは?」
ドラン『僕は普通に馬車で帰るよ』
「…あ、そっか貴族だもんね」
ドラン『いやぁ、レーナも貴族だから馬車の用意はしてあると思ったんだけどな…まさか魔法で帰ると言うとは』
「ハハハッ、面白いでしょ」
ドラン『うん、面白い、またレーナの魔法見せてよ、あ、丁度いいや』
「…?なになに」
ドラン『ほら、これあげる、魔導具なんだけどね、通信機になってて専用の魔導具に埋め込むと僕と話すことができるんだ。あ、こういうのは仲良くない人には渡したらダメだよ??』
「専用の魔導具持ってないや…」
ドラン『じゃあ、明日王都に一緒に買い物に行かない?』
使っていいお金は余ってるはずだから大丈夫かな…?
「うん!わかった!じゃあ明日の何時にする?」
ドラン『じゃあね、11時に広場の噴水前にしよう』
「わかった!じゃあまた明日!」
受験なんて人生で二回目だ。
前世で高校に入る時と今
やはり受験というものはドキドキが止まらない
変に冷や汗をかく
「…受験番号、21069…21069…」
前に人が多すぎて下のところが見えない!
『君、何番って言った?』
「…え?あ、21069番です」
あれ、この人どこかで…
『21069番だよね、あったよ』
「良かったぁ…あ!ありがとうございます!私はレーナ・チュラトスと言います」
ドラン『僕はドラン・ハーネスと言うよ』
この人明らかに貴族の人だ…!
「ドラン様、誠にありがとうございました」
ドラン『レーナ様、失礼ながらお聞きしますが、どこかで会ったことありませんか?』
「ドラン様私に様付けしなくて大丈夫ですよ、ええ、以前路地で会ったかと思います」
ドラン『ああ、やはり!あの時の!今でも目が綺麗で…あの時は助けてやれず申し訳なかったよ』
「いえ、あの時はお声かけてくださってありがとうございました」
ドラン『あ、そうそう、君のクラスはCクラスだって』
「教えて下さりありがとうございます!」
ドラン『ここムンファント魔法学園は権力を使うことは許されていないし気軽に話してよ、まぁ僕も堅苦しい話し方しちゃっていたけどね』
「で、ですが…!」
ドラン『だーめ!罰せられるのはレーナだよ』
「はぁい…ドラン様は」
ドラン『様は要らない、ね?』
「わかった、ドランは何クラスになったの?」
ドラン『僕はねBクラス、隣のクラスだよ』
「これって成績順だったりするのかな?」
ドラン『ううん、違ったはずだよ、13歳になったらまたクラス替えがあってそこで成績順にクラス分けされるよ』
「なるほど…二年も同じ人と一緒なんだなあ」
ドラン『それが普通じゃないの?』
「え?あ、そうだね、普通だよね」
たまに前世のことと比べてしまって周りに不思議がられてしまう
ドラン『まぁここで生活していたらどこかで会うはずだからその時はまたよろしく』
「うん!色々教えてくれてありがとう!」
ドラン『今から帰るのか?』
「うん、帰るつもりだよ。私を育ててくれている人がソワソワして待っててくれてるはずだから」
ドラン『ふふ、それは早く帰らないとだなあ』
「そうでしょう、アルグレド・マーカンって人知ってるかな、その人が私をここまで育ててくれたんだ」
ドラン『マーカン伯爵家の養女だったのか?!』
「養女…であってるかはわからないけどね」
ドラン『そっかあ、レーナも貴族なんだね』
「ドランも貴族なの?」
ドラン『ああ、そうだよ、ハーネス公爵家…聞いた事あるかな?』
「ごめん…そっち方面全然分からなくて」
ドラン『全然大丈夫だよ、レーナは何で帰るの?』
「せっかくだから魔法でササッと帰ろうかなと…」
ドラン『ええ!!転移魔法使えるの?!』
「ううん、転移魔法は使えないよ~さすがに」
ドラン『じゃあ何で…?』
「最近、迷彩っていう魔法使えるようになってそれしながら身体強化使って家に向かおうかなと…」
ドラン『メイサイ…?なんだそれ』
「えっと、要は見えなくする魔法だよ」
ドラン『レーナは凄いね、学園で学ばなくても使いこなせてるし』
「まだまだだよ~ドランは?」
ドラン『僕は普通に馬車で帰るよ』
「…あ、そっか貴族だもんね」
ドラン『いやぁ、レーナも貴族だから馬車の用意はしてあると思ったんだけどな…まさか魔法で帰ると言うとは』
「ハハハッ、面白いでしょ」
ドラン『うん、面白い、またレーナの魔法見せてよ、あ、丁度いいや』
「…?なになに」
ドラン『ほら、これあげる、魔導具なんだけどね、通信機になってて専用の魔導具に埋め込むと僕と話すことができるんだ。あ、こういうのは仲良くない人には渡したらダメだよ??』
「専用の魔導具持ってないや…」
ドラン『じゃあ、明日王都に一緒に買い物に行かない?』
使っていいお金は余ってるはずだから大丈夫かな…?
「うん!わかった!じゃあ明日の何時にする?」
ドラン『じゃあね、11時に広場の噴水前にしよう』
「わかった!じゃあまた明日!」
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