131 / 356
これが異世界の日常?
115. おっさんイベント発生
しおりを挟む
まあこのことは頭の片隅にでも置いておいてまずは昼食にしよう。
ガチャポイント:33849→33349
カップ焼きそば
オレンジ×3
シーザーサラダ
トマト×5
水の入ったコップ
そーめん(乾麺)
ブロッコリー
バター200g
レアチーズケーキ(ホール)
海苔弁当
水の入ったコップ
ちょっと久しぶりに自分用の食品ガチャを引いた。相変わらずのランダムっぷりで、今食べるのにちょうどいいのは海苔弁当くらいしかな。まあいいや、夜はちゃんと何か作ろう。ネコルーには干物をあげておくか。ダンジョンの中でも食べさせてたけど特に気にせず食べているしね。というかやっぱりネコだから魚が好きなのかもしれない。これは一度生魚が手に入る町とかに言っておきたいところだ。
昼食を済ませ一度ギルドに顔を出す。今日の報酬をちゃんと貰わないとね。受付に行くと銀貨7枚が報酬だといわれ受け取る。うん、時給換算で考えるとかなりおいしいと思う。
さて、午後からは特に用事がない。店を出してもいいが…特に今はお金がいるわけでもないんだよね。
「おっと、あぶねー…ん?」
ぼんやり考えながらギルドと扉をくぐろうとしたらまたぶつかるイベントが! もうほんとなんでこの人とはこんなにぶつかるんだろう。どうせならかわいい女の子とぶつかりたいよね。
「おい坊主お前朝もぶつからなかったか?」
…いえ朝だけじゃなくて今までも何度かぶつかっています。言わないが。
「はあ…」
「ふむ、これも何かの縁だちょっとつきあえや」
「わっ」
がしっと肩を掴まれギルドの中へと戻ることに。なんなんだろうかこれは…なんか条件を満たしてイベントが発生したみたいな…ゲームかっ
「ガルシアだ」
酒場のテーブルにつくとごついおっさんがそう言った。手には酒が入ったコップ。どうやら昼間から飲むことに決めたらしい。
「で、お前の名前は?」
「…良太」
「リョータか、変わった名前だな」
あれ、そういえば今まで誰も変わった名前だなんて言ってきたことないな。どう見てもこの世界には不釣り合いな名前なのに。
「んでここにいるってことはリョータも冒険者なんだろう?」
「まあそうだが」
「長いのか?」
長いって何がだ。はっきりと言ってくれないといまいち意味が分からん。
「この仕事は長いのかって聞いてんだよ」
「いやまだ短いぞ」
一か月も経っていないんだからどうかんがえても短いよな。まあこの世界の一か月が何日か知らんのだけど。
「ふむ…俺の気のせいか? なんか妙な強さを感じたんだが…」
「はあ?」
何いってんだこのおっさんは…俺レベル8だぞ? どう見たって強いわけないじゃん。
「よしちょっと力試しといこうかっ」
そういうとおっさんことガルシアはテーブルに肘をついて手を突き出してきた。力試しって腕相撲か…まあそれくらいなら怪我することもないしいいか。というわけで俺も同じように肘をついて手を差し出しガルシアの手を掴む。
「ちょっと力入れて見ろや」
「ちょっと…こんなもんか?」
「お、いいじゃねーか。じゃあ俺が手を叩いたら思いっきりやってくれや」
思いっきりか…ごついおっさんが相手だしちゃんと力入れないとあっさり負けそうだな。
少しするとガルシアが開いたほうの手でテーブルを叩いた。それを合図に俺は今出せる力で目いっぱい腕を動かした。すると一気にガルシアの手がテーブルにつく手前まで倒れこむ。
「な…くそっ」
完全に気を抜いていたのかそこからガルシアが力をこめ始めた。流石ごついおっさんだけある。そこまで傾いた状態からゆっくりと俺の腕が起き上がってきた。何か勝負をしていたり賭けをしているわけじゃないからそこまで頑張る必要はないんだけど…素直に負けてしまうのはちょっとだけくやしいっ だけどさらに力をこめようとするが今の状態をキープするのが精いっぱいでそれ以上押すことが出来なかった。
結果その後負けた。
「やるじゃねーか! やっぱ気のせいじゃなさそうだ」
背中をバンバンと叩かれちょっと痛い。ガルシアが嬉しそうに酒の入ったコップを傾け笑った。
ガチャポイント:33849→33349
カップ焼きそば
オレンジ×3
シーザーサラダ
トマト×5
水の入ったコップ
そーめん(乾麺)
ブロッコリー
バター200g
レアチーズケーキ(ホール)
海苔弁当
水の入ったコップ
ちょっと久しぶりに自分用の食品ガチャを引いた。相変わらずのランダムっぷりで、今食べるのにちょうどいいのは海苔弁当くらいしかな。まあいいや、夜はちゃんと何か作ろう。ネコルーには干物をあげておくか。ダンジョンの中でも食べさせてたけど特に気にせず食べているしね。というかやっぱりネコだから魚が好きなのかもしれない。これは一度生魚が手に入る町とかに言っておきたいところだ。
昼食を済ませ一度ギルドに顔を出す。今日の報酬をちゃんと貰わないとね。受付に行くと銀貨7枚が報酬だといわれ受け取る。うん、時給換算で考えるとかなりおいしいと思う。
さて、午後からは特に用事がない。店を出してもいいが…特に今はお金がいるわけでもないんだよね。
「おっと、あぶねー…ん?」
ぼんやり考えながらギルドと扉をくぐろうとしたらまたぶつかるイベントが! もうほんとなんでこの人とはこんなにぶつかるんだろう。どうせならかわいい女の子とぶつかりたいよね。
「おい坊主お前朝もぶつからなかったか?」
…いえ朝だけじゃなくて今までも何度かぶつかっています。言わないが。
「はあ…」
「ふむ、これも何かの縁だちょっとつきあえや」
「わっ」
がしっと肩を掴まれギルドの中へと戻ることに。なんなんだろうかこれは…なんか条件を満たしてイベントが発生したみたいな…ゲームかっ
「ガルシアだ」
酒場のテーブルにつくとごついおっさんがそう言った。手には酒が入ったコップ。どうやら昼間から飲むことに決めたらしい。
「で、お前の名前は?」
「…良太」
「リョータか、変わった名前だな」
あれ、そういえば今まで誰も変わった名前だなんて言ってきたことないな。どう見てもこの世界には不釣り合いな名前なのに。
「んでここにいるってことはリョータも冒険者なんだろう?」
「まあそうだが」
「長いのか?」
長いって何がだ。はっきりと言ってくれないといまいち意味が分からん。
「この仕事は長いのかって聞いてんだよ」
「いやまだ短いぞ」
一か月も経っていないんだからどうかんがえても短いよな。まあこの世界の一か月が何日か知らんのだけど。
「ふむ…俺の気のせいか? なんか妙な強さを感じたんだが…」
「はあ?」
何いってんだこのおっさんは…俺レベル8だぞ? どう見たって強いわけないじゃん。
「よしちょっと力試しといこうかっ」
そういうとおっさんことガルシアはテーブルに肘をついて手を突き出してきた。力試しって腕相撲か…まあそれくらいなら怪我することもないしいいか。というわけで俺も同じように肘をついて手を差し出しガルシアの手を掴む。
「ちょっと力入れて見ろや」
「ちょっと…こんなもんか?」
「お、いいじゃねーか。じゃあ俺が手を叩いたら思いっきりやってくれや」
思いっきりか…ごついおっさんが相手だしちゃんと力入れないとあっさり負けそうだな。
少しするとガルシアが開いたほうの手でテーブルを叩いた。それを合図に俺は今出せる力で目いっぱい腕を動かした。すると一気にガルシアの手がテーブルにつく手前まで倒れこむ。
「な…くそっ」
完全に気を抜いていたのかそこからガルシアが力をこめ始めた。流石ごついおっさんだけある。そこまで傾いた状態からゆっくりと俺の腕が起き上がってきた。何か勝負をしていたり賭けをしているわけじゃないからそこまで頑張る必要はないんだけど…素直に負けてしまうのはちょっとだけくやしいっ だけどさらに力をこめようとするが今の状態をキープするのが精いっぱいでそれ以上押すことが出来なかった。
結果その後負けた。
「やるじゃねーか! やっぱ気のせいじゃなさそうだ」
背中をバンバンと叩かれちょっと痛い。ガルシアが嬉しそうに酒の入ったコップを傾け笑った。
3
お気に入りに追加
303
あなたにおすすめの小説
俺は何処にでもいる冒険者なのだが、転生者と名乗る馬鹿に遭遇した。俺は最強だ? その程度で最強は無いだろうよ などのファンタジー短編集
にがりの少なかった豆腐
ファンタジー
私が過去に投稿していたファンタジーの短編集です
再投稿に当たり、加筆修正しています
最新の短編を一番前に置く形にしています。(2024.11より)
収録作品
①俺は何処にでもいる冒険者なのだが、転生者と名乗る馬鹿に遭遇した。俺は最強だ? その程度で最強は無いだろうよ
②自分勝手な弟が『ざまぁ』スキルを手に入れた!? ヤバイざまぁされる!?と思っていたら、どうも様子がおかしい
③ハブられ勇者の付き人やってます 別の場所に旅立った屑王子の体が、いつの間にか魔王に乗っ取られているんだが、どう言うことなんだ?
④誰でも最強になれるゲームの世界に転移したんだが、色々あって転移した先が修羅の世界になるかもしれない
など
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~
松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。
なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。
生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。
しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。
二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。
婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる