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北のダンジョン
108. 初ボス戦2
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「まあ何とかなりそうならいっちょいきますかっ」
雪乃と響子が頷きあった。まあ最悪逃げることも考えておいた方がいいかもしれないな。
扉を開け順番に中へ入っていく。それに気がついたスライムはあるのかわからない体の向きを変え、のそりのそりと前進を始めた。それにたけか切りかかる。倒すためじゃなく自分に意識を向けるためだろう。ゆっくりと大きなスライムが切りかかりつつ走り抜けていったたけの方へと体をひねった。
「リインフォース」
すぐさま響子が魔法をみんなに掛けた。さらに雪乃が魔法を放つ。
「こいつなら火でもいいわよねっ フレイムボルト!!」
雪乃の魔法がスライムにぶち当たるが貫通はしなかった。だがそれでスライムの動きがピタリと止まる。
「おっとこっちだぞ!」
「これどんどん攻撃したほうがよさそうですね…ファイアボール」
ルーが魔法玉で魔法を使用した。そしてネコルーは欠伸をした!! なんでだよっ
「ネコルーも遊んでくるか?」
「ル~」
遊びたいらしい。許可をだすと走ってスライムに噛みついた。ダメージが通っているのかわからないけどそんなえたいのしれないものを食べたらだめだと思う。
「ネコルー ペッ しろって! 腹壊すぞ」
「ちょっ 良太気が抜ける!」
いやそんなこと言われても…腹壊されたら後で困るじゃないか。
「きりがないわね!」
「もぉ~ 雪ちゃんがんばろぉ~? 私も攻撃参加するから…レイ!」
響子の魔法もスライムの表面を削るが核までは届いていない。次々とみんなが魔法を撃っているが削れるのは表面だけですぐに再生しているようにも見える。
「バラバラに攻撃してもだめかもだな…みんなで一箇所を狙った方がいいのか?」
「…まあどのような方法でもいいですが、核を攻撃できないと倒せないのはたしかでしょう」
とノノさんが。そりゃそうだよね…あのプルプルがどう見ても厚すぎてじゃまだもんね。せめてもっと外側にあれば楽なのに。このままだと俺が魔法を使っても同じだよな。
「んー?」
よく見るとスライムの核の下に影があるよな…あれって操れるんじゃないか? 俺の足元の影からだと多分スライムの核に届かないけど、本人のすぐ近くの影なら…
「ダークネス」
杖を握りスライムの核を対象に魔法を使用。お…おおっ 動かせるぞ! そういうことなら攻撃力が弱い影だって先を細く絞れば傷をつけるくらいは出来る!!
「な…なんだ??」
「どうしたのこれは、いきなり勝手に崩れたわよ!」
驚くたけと雪乃。そして俺のことをじっと見ている響子。
「やっぱりりょーちゃんはすごいね~」
とニコニコとした。そして呆れた顔をしているノノさん。どうやら俺が倒したのが気に入らないようだ。まあ勇者たちが倒したほうがいいのはわかるんだけどね。
「くっそ~ もっと強くなったら俺が直接ぶった切ってやるのになっ」
ほんとそれだよな。
「そんな方法が…もっと他の魔法も練習しないといけないわね。だけど練習するだけの魔力量がたりないのもたしか…」
「だいじょうぶ~ みんなこれからきっと強くなるからぁ」
「「お前が言うな!」」
まあなんにせよ俺たちはこれで先に進めるってことだ。
「先に進むんだろう?」
「いや…ここでボスを周回してレベルを上げよう」
「そうね、そうしましょう。この先このままだとちょっと厳しいかもしれないし」
あーそうなのか? まあ俺はこの先のことは知らんからな…ついてきただけだしついていくしかないというか。まあうん、何でもいいわ。
ということで俺たちは進まず入ってきた扉から出ると、順番待ちしていた人たちから軽く拍手が飛んできた。
「ボススライムが倒せるなんてやるじゃないかっ」
「おめでとーっ」
「でかい魔石…うらやましいぜ!」
でかい魔石? そういえばスライムの核は大きかったな。
雪乃と響子が頷きあった。まあ最悪逃げることも考えておいた方がいいかもしれないな。
扉を開け順番に中へ入っていく。それに気がついたスライムはあるのかわからない体の向きを変え、のそりのそりと前進を始めた。それにたけか切りかかる。倒すためじゃなく自分に意識を向けるためだろう。ゆっくりと大きなスライムが切りかかりつつ走り抜けていったたけの方へと体をひねった。
「リインフォース」
すぐさま響子が魔法をみんなに掛けた。さらに雪乃が魔法を放つ。
「こいつなら火でもいいわよねっ フレイムボルト!!」
雪乃の魔法がスライムにぶち当たるが貫通はしなかった。だがそれでスライムの動きがピタリと止まる。
「おっとこっちだぞ!」
「これどんどん攻撃したほうがよさそうですね…ファイアボール」
ルーが魔法玉で魔法を使用した。そしてネコルーは欠伸をした!! なんでだよっ
「ネコルーも遊んでくるか?」
「ル~」
遊びたいらしい。許可をだすと走ってスライムに噛みついた。ダメージが通っているのかわからないけどそんなえたいのしれないものを食べたらだめだと思う。
「ネコルー ペッ しろって! 腹壊すぞ」
「ちょっ 良太気が抜ける!」
いやそんなこと言われても…腹壊されたら後で困るじゃないか。
「きりがないわね!」
「もぉ~ 雪ちゃんがんばろぉ~? 私も攻撃参加するから…レイ!」
響子の魔法もスライムの表面を削るが核までは届いていない。次々とみんなが魔法を撃っているが削れるのは表面だけですぐに再生しているようにも見える。
「バラバラに攻撃してもだめかもだな…みんなで一箇所を狙った方がいいのか?」
「…まあどのような方法でもいいですが、核を攻撃できないと倒せないのはたしかでしょう」
とノノさんが。そりゃそうだよね…あのプルプルがどう見ても厚すぎてじゃまだもんね。せめてもっと外側にあれば楽なのに。このままだと俺が魔法を使っても同じだよな。
「んー?」
よく見るとスライムの核の下に影があるよな…あれって操れるんじゃないか? 俺の足元の影からだと多分スライムの核に届かないけど、本人のすぐ近くの影なら…
「ダークネス」
杖を握りスライムの核を対象に魔法を使用。お…おおっ 動かせるぞ! そういうことなら攻撃力が弱い影だって先を細く絞れば傷をつけるくらいは出来る!!
「な…なんだ??」
「どうしたのこれは、いきなり勝手に崩れたわよ!」
驚くたけと雪乃。そして俺のことをじっと見ている響子。
「やっぱりりょーちゃんはすごいね~」
とニコニコとした。そして呆れた顔をしているノノさん。どうやら俺が倒したのが気に入らないようだ。まあ勇者たちが倒したほうがいいのはわかるんだけどね。
「くっそ~ もっと強くなったら俺が直接ぶった切ってやるのになっ」
ほんとそれだよな。
「そんな方法が…もっと他の魔法も練習しないといけないわね。だけど練習するだけの魔力量がたりないのもたしか…」
「だいじょうぶ~ みんなこれからきっと強くなるからぁ」
「「お前が言うな!」」
まあなんにせよ俺たちはこれで先に進めるってことだ。
「先に進むんだろう?」
「いや…ここでボスを周回してレベルを上げよう」
「そうね、そうしましょう。この先このままだとちょっと厳しいかもしれないし」
あーそうなのか? まあ俺はこの先のことは知らんからな…ついてきただけだしついていくしかないというか。まあうん、何でもいいわ。
ということで俺たちは進まず入ってきた扉から出ると、順番待ちしていた人たちから軽く拍手が飛んできた。
「ボススライムが倒せるなんてやるじゃないかっ」
「おめでとーっ」
「でかい魔石…うらやましいぜ!」
でかい魔石? そういえばスライムの核は大きかったな。
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◇
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