107 / 356
北のダンジョン
93. 出発前あれこれ
しおりを挟む
11の月第2光の日
5さいになった、おいわいうれしい。こんにゃくしゃ? 3さいとしうえのおとこのこ…ちょっとめつきがこわい。
11の月第4風の日
こんやくしゃ? とおちゃをのむ。いろいろきいてみたらすごくしゃべりつづけてた…おはなしがすきなのかも。
12の月第1土の日
きょうはさむい…
12の月第2風の日
ゆきがふっている。そとがしろい。
12の月第2闇の日
そとがくらいひがおおくて、にわにでられない…
12の月第3水の日
でがみがきた。こんやくしゃから。
朝起きて昨日みた本の内容を思い出す…とある貴族令嬢の日常。ただのラノベかと思ったのだが鑑定しないと読めない。つまりこの世界の本だということ。1部分ずつ読み進めるので中々進まずここで断念。まだ出だしだけなのでなんとも言えないが日記みたいな書き方をされている。まあ気が向いたら続きを読むってことで…
で、今日はダンジョンへと向かう日。朝食を食べ、約束通りカード状態で食料をメイドの人に渡した。もちろんそれぞれの説明はしておいたよ。その前にものをヨルさんに見せたらカレー、茶碗蒸し、納豆、缶詰、板チョコは要らないと返却されたが…まあぱっと見食べ物に見えなかったのかもしれない。カレーが残ったのはこちらとしてもありがたいのでいいんだけどっ
「ジルベスター様来客です」
「ああ通してくれ」
そんなことをしていたら誰かがやってきたらしい。というか俺いるけどいいんだろうか…?
「よくきてくれました勇者様方」
「た、たけ…?」
「…は? なんで良太がここに?」
部屋の中に入ってきたのはたけ、雪乃、響子…の3人。あれ…? この後ギルド集合だった気がするんだが。
「ふっ 悪戯が成功したみたいだな」
「ヨルさん??」
「彼らには娘の声のことを見てもらうつもりだと言っていただろう? 今日出かける前によってくれることになっていたんだよ」
あーなるほどね。昨日決まった事で、俺昨日は朝しか顔合わせてないから知らなかったのか。
「ではこの後の予定もあるでしょうし、早速お願いいたします」
「はぁ~い。えっと…この子でしたっけ? では…リカバリー」
響子がレアナさんに魔法を使用する。ふんわりと青白い光がレアナさんを包んで消えた。
「どうだレアナ…」
「……」
喉を抑えた後レアナさんは目を閉じ軽く首を振る。どうやら治らなかったようだ。
「あー…これは~ 魔法の効果がないみたい。つまり~ 物理的な病気や呪いじゃないってこと。私の出番じゃないよぅ?」
「つまり…どうすればいいのですか?」
「何か原因があったはず~ それを、解決しないとダメかなぁ。ということで終わりっ 早くギルドいこ~」
「ちょっ 押すなって…すみませんジルベスターさんもう行くらしいので、これで失礼します。また後日ノノさんを連れて行きますので」
「あ、ああ…無事を祈っているよ」
慌ただしく次々と部屋を飛び出し俺たちは宿を後にした。歩き出して少ししてから響子にさっきのことを聞いた。
「うさんくさぁ~い」
だそうだ。喋る意思があれば声は出るってことらしい。つまりもしかしたらただの演技かもしれないってことだ。なんのために喋れないなんて…まあ考えてもわからないんだけど。
5さいになった、おいわいうれしい。こんにゃくしゃ? 3さいとしうえのおとこのこ…ちょっとめつきがこわい。
11の月第4風の日
こんやくしゃ? とおちゃをのむ。いろいろきいてみたらすごくしゃべりつづけてた…おはなしがすきなのかも。
12の月第1土の日
きょうはさむい…
12の月第2風の日
ゆきがふっている。そとがしろい。
12の月第2闇の日
そとがくらいひがおおくて、にわにでられない…
12の月第3水の日
でがみがきた。こんやくしゃから。
朝起きて昨日みた本の内容を思い出す…とある貴族令嬢の日常。ただのラノベかと思ったのだが鑑定しないと読めない。つまりこの世界の本だということ。1部分ずつ読み進めるので中々進まずここで断念。まだ出だしだけなのでなんとも言えないが日記みたいな書き方をされている。まあ気が向いたら続きを読むってことで…
で、今日はダンジョンへと向かう日。朝食を食べ、約束通りカード状態で食料をメイドの人に渡した。もちろんそれぞれの説明はしておいたよ。その前にものをヨルさんに見せたらカレー、茶碗蒸し、納豆、缶詰、板チョコは要らないと返却されたが…まあぱっと見食べ物に見えなかったのかもしれない。カレーが残ったのはこちらとしてもありがたいのでいいんだけどっ
「ジルベスター様来客です」
「ああ通してくれ」
そんなことをしていたら誰かがやってきたらしい。というか俺いるけどいいんだろうか…?
「よくきてくれました勇者様方」
「た、たけ…?」
「…は? なんで良太がここに?」
部屋の中に入ってきたのはたけ、雪乃、響子…の3人。あれ…? この後ギルド集合だった気がするんだが。
「ふっ 悪戯が成功したみたいだな」
「ヨルさん??」
「彼らには娘の声のことを見てもらうつもりだと言っていただろう? 今日出かける前によってくれることになっていたんだよ」
あーなるほどね。昨日決まった事で、俺昨日は朝しか顔合わせてないから知らなかったのか。
「ではこの後の予定もあるでしょうし、早速お願いいたします」
「はぁ~い。えっと…この子でしたっけ? では…リカバリー」
響子がレアナさんに魔法を使用する。ふんわりと青白い光がレアナさんを包んで消えた。
「どうだレアナ…」
「……」
喉を抑えた後レアナさんは目を閉じ軽く首を振る。どうやら治らなかったようだ。
「あー…これは~ 魔法の効果がないみたい。つまり~ 物理的な病気や呪いじゃないってこと。私の出番じゃないよぅ?」
「つまり…どうすればいいのですか?」
「何か原因があったはず~ それを、解決しないとダメかなぁ。ということで終わりっ 早くギルドいこ~」
「ちょっ 押すなって…すみませんジルベスターさんもう行くらしいので、これで失礼します。また後日ノノさんを連れて行きますので」
「あ、ああ…無事を祈っているよ」
慌ただしく次々と部屋を飛び出し俺たちは宿を後にした。歩き出して少ししてから響子にさっきのことを聞いた。
「うさんくさぁ~い」
だそうだ。喋る意思があれば声は出るってことらしい。つまりもしかしたらただの演技かもしれないってことだ。なんのために喋れないなんて…まあ考えてもわからないんだけど。
3
お気に入りに追加
302
あなたにおすすめの小説
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
無限初回ログインボーナスを貰い続けて三年 ~辺境伯となり辺境領地生活~
桜井正宗
ファンタジー
元恋人に騙され、捨てられたケイオス帝国出身の少年・アビスは絶望していた。資産を奪われ、何もかも失ったからだ。
仕方なく、冒険者を志すが道半ばで死にかける。そこで大聖女のローザと出会う。幼少の頃、彼女から『無限初回ログインボーナス』を授かっていた事実が発覚。アビスは、三年間もの間に多くのログインボーナスを受け取っていた。今まで気づかず生活を送っていたのだ。
気づけばSSS級の武具アイテムであふれかえっていた。最強となったアビスは、アイテムの受け取りを拒絶――!?
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
奴隷を買うために一億円貯めたいので、魔王討伐とかしてる暇ありません~チートって金稼ぎのためにあるもんでしょ?~
服田 晃和
ファンタジー
四十歳という若さで死んでしまった、童貞の男がいた。
容姿が悪かったから?度胸が無かったから?そんな理由で童貞だったわけではない。
そんな男が奇跡に巡り合い、神の計らいによって世界「ヴァリタリア」へと転生する。
男が新たな生を掴む際、神は一つだけ頼みごとをした。
『三十年後に現れる魔王を倒してください。そのために己を鍛え、多くの仲間と出会い、絆を結んでください』と。
そして神は男に素晴らしい能力を授けたのだった。
十八歳という若い体を手に入れた男は、それからの二年間神の言う通り必死に己を鍛えぬいた。
多くは無いが仲間とも出会い、絆を深めた。そして最早人類には敵なしというほどまでの力を手に入れたのであった。
なぜ男は魔物に襲われ何度も死にかけながらも、男は必死に戦い続けたのだろうか。
神様に望まれたたった一つの願いを叶えるために?
『いやいやそんな高尚な人間じゃぁないよ、俺は。俺の願いはただ一つ。そう──
『運命の奴隷』にあって、イチャイチャラブラブ人生を送る事だ!!
魔王なんざしったこっちゃねぇぇ!!
こうして神の願いを無視した男の異世界生活が始まるのであった。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる