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はじまるハッピーガチャライフ
4. 町だー!
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おおー…町だっ 建物も人もたくさんいるな~。
さっきまでいた森はこの町から30分ほどの割りと近い場所だったみたいだ。そこでルーの手伝いで薬草採取という名の草取りをやらされ、今この町へと来たところ。草の取り方を何度も説明され、この世界の話しを聞くことが出来なかった…でもわかったことが1つだけある。ルーは商人だと言っていたが何故か草取りをしていること。普通商人と言ったら仕入れ、販売がメインだろう。それなのに草取りをしている…ということはこの草が本当に薬草で、使えるということくらいか。つまりこの作業が仕入れだということなのかもしれん。俺にはただの草にしか見えないんだけどね?
「リョータさんこっちですよー」
「あ、うん」
あぶないあぶない…よそ見してて置いてかれるとこだった。地図もなく初めての場所ではぐれたらもう二度と会えないかもしれないんだ気をつけないと。
慌ててルーの後をついていくと一1件の民家? についた…うん。多分民家。店には見えないかな。ここの常識を知らないからわからんが。
その民家の扉をルーがコンコンと叩く。店じゃない所かルーの家でもないねこれは。
「はーい」
中から声にがしてガチャリと扉が開いた。姿を表したのはエメラルドグリーンの長い髪の毛の女の子。ちょっと儚げに見える。
「ジエル薬草持ってきたよ」
「ありがとうー あ、ちょっと待ってね」
パタパタと足音をたててジエルと呼ばれた女の子は民家の中、奥へと戻っていく。その様子を黙って俺は眺めている。少しするとカゴを持って女の子が戻ってきた。チラリと俺を見て首を傾げ、お前誰だ? と言いたげである。
「はい、これ今日の分」
「あら、今日は少し多いのね」
「うん…調子が良くて少し張り切ってしまったの」
「こっちは助かるけどあまり無理しないでね?」
「はーい」
少女が手を振って扉を閉めた。ここでの用事が済んだんだろう。
「さて行きましょう」
「どこへ?」
「今から販売するんですよ~ これを。あとそのコップですね?」
さっき受け取ったカゴを持ち上げるルー。なるほど…ここが仕入れ先なのか。
「売るねぇ~…これ売れるの?」
「ぜっったい売れますよ! ただ私も値段がわからないので、買い手に任せることになります。なのでリョータさんがいいと思った値段で決めてしまいましょうっ」
せいぜい100円とかにしかならないコップだぞ? わざわざ買うかなー 俺が決めるのはいいがこの世界の金銭価値がわからないんだよな~…
まあ今は少しでもかねになればいいか。そんなことよりも問題はガチャだよなっ 結局あのカードはどうやったら水の入ったコップになったんだ? 確か俺が叫んで…声にがして…振り替え…って?
「ああっ!!」
「どうしました?」
「すまん、なんでもないっ」
あれだっ 振り替えった勢いでカード破いたわ! 思い出したっ つまりガチャ引いてカード出て破るとその絵柄が実物になるってことかっ そうとわかればこっちのもんだ。これでかさばらずにガチャを引けることがわかったしな。
「つきましたよー」
「ん?」
「今日はここでお店を出します」
そうだった店で売るって話だったな。でもここって…ただの広場だ。たしかに他にも何やら布を引いて広げたり、荷馬車とか屋台みたいなものを置いている人もいて、市場みたい…
おっと俺が周りを見ている間にルーが布を広げていた。さらに木箱をいくつか取り出し…取り出し? どこから??
腰にさげている袋から布を取り出し木箱にかける。どう見てもサイズが合わない…木箱もそこから出たのか?
そしてさっき受け取ったカゴの中身をその上に並べ始める。何か液体の入った瓶だな。ガラス…ではなく陶器みたいだ。
「はい、コップも置いてくださいね」
「なあ、その袋なんなんだ?」
「これですか? マジックバックですよ? まあ…たくさんは入りませんけど」
「へぇ…」
ゲームでいうところのインベントリってやつかな。便利そうだ。
「とにかくコップを…」
「ああはいっ」
「準備できましたね。後は買い手が来るの待つだけですっ」
待つだけ…ね。時間かかりそうだな。そうだこの間にルーに聞きたいこと聞いておくか。
「なあ」
「はい?」
「職業って自分で決めれるのか?」
これ聞きたかったんだよなー 草取りしてたルーがあまりにも商人に見えなくて。
「えぇー…どんな田舎からきたんですか…田舎だとしても職業のことくらい教えて貰っているはずなんですけどね? そういえば服装も見たことないような…まあいいですけど」
文句言いながらもルーが教えてくれた。きっと暇潰しにちょうどいいと思ったんだろう。こっちとしては助かる。
それによると日頃の行動からある程度自力で手に入れるもので、職業を持ってなくても色々出来るけどあると専用のスキルがあって便利なんだとか。
「ん? 職業を手に入れたかはどうやってわかるんだ?」
「教会でお金払って祈ればステータスカードを貰えます。一度貰っておけば魔力使って自分で更新出来るから便利ですよー」
なるほどステータスがある世界なんだな。じゃあ俺も知らない間に何か職業持っているかもだ。それを手に入れればガチャポイントの増やしかたもわかるかもしれんっ これはなんとしてもコップが売れてくれないと!
さっきまでいた森はこの町から30分ほどの割りと近い場所だったみたいだ。そこでルーの手伝いで薬草採取という名の草取りをやらされ、今この町へと来たところ。草の取り方を何度も説明され、この世界の話しを聞くことが出来なかった…でもわかったことが1つだけある。ルーは商人だと言っていたが何故か草取りをしていること。普通商人と言ったら仕入れ、販売がメインだろう。それなのに草取りをしている…ということはこの草が本当に薬草で、使えるということくらいか。つまりこの作業が仕入れだということなのかもしれん。俺にはただの草にしか見えないんだけどね?
「リョータさんこっちですよー」
「あ、うん」
あぶないあぶない…よそ見してて置いてかれるとこだった。地図もなく初めての場所ではぐれたらもう二度と会えないかもしれないんだ気をつけないと。
慌ててルーの後をついていくと一1件の民家? についた…うん。多分民家。店には見えないかな。ここの常識を知らないからわからんが。
その民家の扉をルーがコンコンと叩く。店じゃない所かルーの家でもないねこれは。
「はーい」
中から声にがしてガチャリと扉が開いた。姿を表したのはエメラルドグリーンの長い髪の毛の女の子。ちょっと儚げに見える。
「ジエル薬草持ってきたよ」
「ありがとうー あ、ちょっと待ってね」
パタパタと足音をたててジエルと呼ばれた女の子は民家の中、奥へと戻っていく。その様子を黙って俺は眺めている。少しするとカゴを持って女の子が戻ってきた。チラリと俺を見て首を傾げ、お前誰だ? と言いたげである。
「はい、これ今日の分」
「あら、今日は少し多いのね」
「うん…調子が良くて少し張り切ってしまったの」
「こっちは助かるけどあまり無理しないでね?」
「はーい」
少女が手を振って扉を閉めた。ここでの用事が済んだんだろう。
「さて行きましょう」
「どこへ?」
「今から販売するんですよ~ これを。あとそのコップですね?」
さっき受け取ったカゴを持ち上げるルー。なるほど…ここが仕入れ先なのか。
「売るねぇ~…これ売れるの?」
「ぜっったい売れますよ! ただ私も値段がわからないので、買い手に任せることになります。なのでリョータさんがいいと思った値段で決めてしまいましょうっ」
せいぜい100円とかにしかならないコップだぞ? わざわざ買うかなー 俺が決めるのはいいがこの世界の金銭価値がわからないんだよな~…
まあ今は少しでもかねになればいいか。そんなことよりも問題はガチャだよなっ 結局あのカードはどうやったら水の入ったコップになったんだ? 確か俺が叫んで…声にがして…振り替え…って?
「ああっ!!」
「どうしました?」
「すまん、なんでもないっ」
あれだっ 振り替えった勢いでカード破いたわ! 思い出したっ つまりガチャ引いてカード出て破るとその絵柄が実物になるってことかっ そうとわかればこっちのもんだ。これでかさばらずにガチャを引けることがわかったしな。
「つきましたよー」
「ん?」
「今日はここでお店を出します」
そうだった店で売るって話だったな。でもここって…ただの広場だ。たしかに他にも何やら布を引いて広げたり、荷馬車とか屋台みたいなものを置いている人もいて、市場みたい…
おっと俺が周りを見ている間にルーが布を広げていた。さらに木箱をいくつか取り出し…取り出し? どこから??
腰にさげている袋から布を取り出し木箱にかける。どう見てもサイズが合わない…木箱もそこから出たのか?
そしてさっき受け取ったカゴの中身をその上に並べ始める。何か液体の入った瓶だな。ガラス…ではなく陶器みたいだ。
「はい、コップも置いてくださいね」
「なあ、その袋なんなんだ?」
「これですか? マジックバックですよ? まあ…たくさんは入りませんけど」
「へぇ…」
ゲームでいうところのインベントリってやつかな。便利そうだ。
「とにかくコップを…」
「ああはいっ」
「準備できましたね。後は買い手が来るの待つだけですっ」
待つだけ…ね。時間かかりそうだな。そうだこの間にルーに聞きたいこと聞いておくか。
「なあ」
「はい?」
「職業って自分で決めれるのか?」
これ聞きたかったんだよなー 草取りしてたルーがあまりにも商人に見えなくて。
「えぇー…どんな田舎からきたんですか…田舎だとしても職業のことくらい教えて貰っているはずなんですけどね? そういえば服装も見たことないような…まあいいですけど」
文句言いながらもルーが教えてくれた。きっと暇潰しにちょうどいいと思ったんだろう。こっちとしては助かる。
それによると日頃の行動からある程度自力で手に入れるもので、職業を持ってなくても色々出来るけどあると専用のスキルがあって便利なんだとか。
「ん? 職業を手に入れたかはどうやってわかるんだ?」
「教会でお金払って祈ればステータスカードを貰えます。一度貰っておけば魔力使って自分で更新出来るから便利ですよー」
なるほどステータスがある世界なんだな。じゃあ俺も知らない間に何か職業持っているかもだ。それを手に入れればガチャポイントの増やしかたもわかるかもしれんっ これはなんとしてもコップが売れてくれないと!
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