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第一章 異世界スローライフ開始

第十六話 闇夜の誘い

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「どうして……どうして私がこんな目に?」

 暗い森の中をフラフラと歩きながら、ヴァネッサは虚ろな目で呟いた。そして何度目か分からない回想を、再び脳内で再生する。

「こんなことあり得ない……あっていいハズがない。きっと何かの間違いよ」

 事は数時間前――王都の近くにある森で起こった。
 ガルトから新しい剣――正確にはそう思い込んでいるだけ――をもらったヴァネッサは、意気揚々と冒険者たちが集まった合同討伐クエストに参加した。
 高ランクのヴァネッサが参加するとのことで、他の冒険者たちは笑顔になった。人となりはともかく腕は確かだ、クエストの成功は固いだろうと。
 しかし、そのクエストは失敗に終わった。
 ヴァネッサが勢いよく魔物の角に剣を振り下ろした瞬間、パキィンという鈍い金属音とともに、刃が宙を舞ったのだ。
 それが致命的な隙となり、ヴァネッサは魔物に吹き飛ばされてしまった。更に狂暴性を増した魔物は付け入る隙を与えず、冒険者たちを追い詰めた。仕留めるチャンスを見出せず、撤退を余儀なくされたのであった。
 ――折れたのは剣のせいよ! それにあなたたちがちゃんと足止めをしていないからこうなったんだわ!
 そう言ってヴァネッサはメンバーを責め立てた。これもまた、悪い意味でいつもの光景であり、誰も言い返せずに終わることが殆どであった。
 しかしその時に限っては、そうはならなかった。
 ――アレは明らかにヴァネッサ君が悪い! 一人で闇雲に行くからだ!
 真正面から苦言を呈した青年がいた。その青年もヴァネッサやデュークほどではないが、将来性の高い剣士として、頼れる存在だと認められていた。
 更にその青年は、ヴァネッサの折れた剣そのものを指摘した。
 これはガルトさんが打った剣ではない。似ているけど明らかに違う。恐らくお弟子さんか誰かが打ったモノだろうと。
 その青年もガルトに試されたことがある一人だった。剣士たるもの剣を見極める目も必要。それを厳しく教えてくれたことに感謝していた。
 故に青年は、ヴァネッサが許せなかった。
 ハズレを選んだ自分が悪いのに、その責任を人に押しつけた。自分の非を認めようとしないその姿勢を、同じ剣士として黙って見ていられなかった。
 しかしヴァネッサは、頑なにそれを受け入れなかった。
 ――私よりもランクが低いくせに生意気よ! 言葉には気をつけなさい!
 そう言ってやった。いつものことだった。これで黙らせられると思っていた。なのに今回は少し違っていた。
 後になってそれに気づいたときには――もう何もかもが遅かった。

「ワケが分からない……どうしてこの私が見限られるのよ?」

 クエストから撤退した――その話が瞬く間に貴族へ、そして王宮へと流れた。
 ヴァネッサは自身を評価してくれていた王宮の重鎮や貴族に呼び出され、そしてハッキリと言われた。
 もうお前に期待はしない。関係もこれっきりにさせてもらう、と。
 その言葉が何を意味するのかは、流石のヴァネッサもすぐに理解できた。
 次は必ず成功させてみせますと叫んでも、全く聞き入れてもらえず、ヴァネッサは後ろ盾を全て失ってしまった。

「しかもあの男はギルドに戻るなり、すぐギルドマスターに私が失敗したことを告げ口するし……やっぱりロクな人じゃなかったってことね!」

 ちなみにこれは、ヴァネッサの自分勝手な見解でしかない。
 あの男――ヴァネッサを厳しく指摘した青年は、ギルドに戻って、クエストの失敗を素直に報告しただけだ。ヴァネッサを陥れるつもりなど全くなかった。
 彼はその後、クエストに再挑戦するべく反省会を設けた。
 ヴァネッサも呼ぼうとしたが、既に彼女はギルドを飛び出していたのだった。
 それを聞いた青年たちは大いに失望した。所詮は見せかけだけの強さでしかなかったのかと。
 ギルドのロビーで、ヴァネッサが絶望的な表情で逃げ出す姿を、何人もの冒険者が目撃していた。故に彼らがそう判断してしまうのも、無理はなかった。
 青年たちはヴァネッサを見限り、そのまま王都を出ていった。
 当然そのことを、ヴァネッサは知る由もない。
 もし踏みとどまってその場に残っていたら、まだ救いはあったかもしれない。しかし彼女は、そのわずかなチャンスすらも逃してしまった。
 ひたすら逃げて逃げて逃げまくり、過去の栄光にすがり続ける。今の彼女にはそれしかできなかった。
 そして気がついたら深い森の中を彷徨っており、今に至るのであった。

「私は高ランクよ。冒険者のエリートなの。失敗なんてあり得ない。そうよ、私は何も悪くなんてないわ。全部周りが余計なことをしたせいよ!」

 虚ろな目でフラフラと歩きながら、ヴァネッサは叫び続ける。
 誰かがそのとおりだと答えてくれることを信じて、あなたが正しいと誰かが優しく言ってくれることを信じて。
 周囲には誰もいない。けど自分が発言しているのだから、誰かが答えてくれる。そんな矛盾した考えに気づいてすらいないほど、もはやヴァネッサの思考は、まともに機能していなかった。
 現実から目を逸らし続け、夢の世界に浸り続けたいという願いが、彼女を暗闇へと誘う。そしてその暗闇に向かって、彼女はまっすぐ進み続ける。
 立ち止まる選択肢はなかった。痛くて苦しい何かが押し寄せてくるから。それから逃げるのが最良の選択だと思っているから。

「分かったわ。これはきっと悪い夢よ。それなら納得だわ。そうと決まったら早く眠らないといけないわね。だって早く目を覚まさないといけないもの!」

 両手を大きく広げ、ヴァネッサは笑みを浮かべながら必死に叫ぶ。狂気に満ちた笑い声が、暗い森の中を通り抜けていくのだった。


 ◇ ◇ ◇


 フレッド王都の生産工房。その調合スペースにミナヅキはいた。
 ギルドに出かけているアヤメの帰りを待っている間、ヒマだったので時間潰しがてら調合をしていた。
 ――周囲から聞こえてくるウワサ話に耳を傾けながら。

「ヴァネッサさんが行方不明だってよ」
「クエストで大失敗したんだろ?」
「まー、いつかはこうなるんじゃないかって、思ってたけどな」

 当たり前のように、誰もヴァネッサの安否をこれっぽっちも心配していない。むしろ、ざまぁみろと言わんばかりに笑っている。
 酷いモノだと思いつつ、否定できない自分もいた。少しはヴァネッサのことを心配したらどうだ――そんな言葉を連想した瞬間、どうにも薄っぺらいと思えてならなかった。
 やはり自分も、心のどこかで喜んでいるのだろう。いつも上から目線で、これ見よがしに人を貶していた人物の失敗を。
 そうでなければ、こうして陰口を聞きながら冷静に作業などできるモノか。

(人は誰しも醜い心を持つ、か……俺も例外ではなかったらしいな)

 ミナヅキは少しだけショックな気分でもあった。どうやら心のどこかで、自分は醜くないと思っていたことに、改めて気づかされた気がした。
 自虐的な笑みを浮かべながら調合を続けていたそこに、アヤメが戻ってくる。

「お待たせーミナヅキ」
「おぅ」

 なんてことない表情を取り繕いながら、ミナヅキが振り返る。少し息を切らしている様子から、アヤメがここまで走ってきたのだということが分かった。

「用事はもう済んだのか?」
「まーね。ただの確認だったんだけど、ちょっと話し込んじゃって」
「さいでっか」

 生返事しつつ、ミナヅキが再び手を動かし始める。

「もうちっとだけ待っててくれ。あと一本作ったら終わりにする」
「ゆっくりでいいよ。それよりも……」

 ミナヅキの隣に、アヤメが座り込む。

「ヴァネッサさんのウワサ、ギルドのあちこちで流れてたわ」
「ここでもそうだよ。しかも直前にガルトさんのところへ来てたらしいからな。さっきまで皆して声かけてたよ」
「そうなんだ」

 アヤメが鍛冶場のほうを見る。残念ながら今、座っている位置からは、ガルトたちの姿は見えなかった。

「本人は全く気にしてなかったけどな。むしろベンジーがオロオロしてた」
「あぁ、確か彼の打った剣を持ってっちゃったのよね」
「自分のせいだって青ざめててな。思わずポーションジュース提供しちまったよ」
「優しいじゃない」
「だろ?」

 ミナヅキはニヤッと笑ったが、すぐに表情は神妙のそれに戻る。

「まぁ、しばらくすれば、ほとぼりも覚めるだろ。本人が戻ってこなければ、っていう条件付きにはなると思うがな」
「身もフタもないわね」

 ため息交じりにツッコミを入れるも、アヤメもそんな気はしていた。

「ちなみにヴァネッサさんって、貴族とかからも注目されていたんだけど……」
「見限られたんだってな」
「……そのウワサも聞いてるのね」
「むしろ広がってないウワサなんかあるのかってくらいだよ」

 ミナヅキは手を動かしながら苦笑する。

「俺、今日ここに来てからずっとこの場所にいたけど、ヴァネッサに一体何があったのかなんて、もうウワサ話だけで殆ど把握しちまったくらいなんだぜ」
「私たちが王都に来たのってお昼過ぎだから……ほんの数時間?」
「それぐらいかな」
「……有名人レベルの広がりようね」
「ある意味アイツは有名人だろ」
「確かに」

 ミナヅキの軽いツッコミに否定できず、アヤメも思わず苦笑してしまう。

「改めて思ったけど、人間って醜い生き物よね。私も含めてだけど」
「あぁ、俺も同じこと考えてた」

 アヤメの自虐めいた言葉に、ミナヅキも小さく頷いた。

「でもまぁ、綺麗な人間なんざいないだろ。綺麗に見える人間も、大抵腹の中に黒い何かを抱えてるもんさ」

 無事に一本の調合が終わり、後片付けに取り掛かりながらミナヅキは語る。それに対してアヤメは、少し驚いた様子で顔を上げ、視線を向けた。

「やっぱり、そーゆーモノなのかしら?」
「多分な。この際だからぶっちゃけ言わせてもらうが、俺も今回ばかりは、ヴァネッサに対して思ってるよ。ざまぁみろってな」
「……そう」

 どこか反応し辛そうにアヤメが頷く。本当にぶっちゃけたな、という気持ちとは裏腹に、分からなくもないという言葉も浮かんでいた。
 ――自分も全く同じ意見だ。むしろバチが当たったとさえ思っている。
 アヤメの中でそんな声が聞こえた気がした。
 自然と項垂れてしまう。恐らくこれが自分の本当の気持ちだと、アヤメはなんとなく気づいた。

(考えてみたら私も、似たようなのをしたことあったっけ)

 周囲より上に見られるよう振る舞った。当時はそれが正しいと思っていた。当たり前のことだと思っていた。
 それも全て、自分を保たせるために虚勢を張っていただけだった。
 周りから蔑まされるのも、両親からの叱責も、家庭教師の冷たい目も、何もかもが怖かった。そうでもしないと耐えられなかったのだ。

(でも、私には――)

 アヤメは隣にいる旦那の姿をチラリと見る。
 彼がいたから今がある。公園で会って他愛のない話をする。たったそれだけの短い時間に、どれほど救われてきたか。もし彼と出会えていなかったら、今頃自分はどうなっていたか。
 考えたくもないほど、簡単に想像できてしまう。
 両親のマリオネットとして生き続ける、愚かでみじめな自分の姿が。本当の笑顔すらも失った、作り笑いをし続ける人形としての姿が。暗い世界で操られるがままに動き続ける自分の姿が思い浮かび、アヤメは背筋を震わせた。

(私にはミナヅキがいてくれた。でも彼女は……)

 ヴァネッサは、果たしてどうだったのだろうか――アヤメはそう考えていた。

(逃げる場所がなかったとしたら? 泣きつく相手がいなかったとしたら? 優秀さを維持しなければ、自分を保てなかったのだとしたら?)

 アヤメの中で何かがストンと落ちた。
 高い評価を利用して、周囲にうるさく言い続けてきた彼女の姿が、妙に納得できてしまったのだ。
 自然とアヤメの中で、一つの決意が固まっていた。

「ミナヅキ」
「んー?」

 ミナヅキが生返事すると、隣で立ち上がる音が聞こえた。

「私ちょっと、ヴァネッサさんのことを探してみるわ」

 声色が変わった。ミナヅキが作業する手を止めて見上げると、どこか決意に満ちたアヤメの表情が視界に飛び込んできた。


 ◇ ◇ ◇


 朝になっても変わらない。どれだけ寝ても覚めない。そして再び夜を迎え、暗闇と冷たい風が孤独と恐怖を刺激する。
 喉の渇き、空腹感、そして体中の痛みが、必死に訴えてきていた。これは紛れもない現実であると。

「うるさい……」

 しかし、それでもヴァネッサは――

「うるさいのよ、私の体! どうしてこんなに痛くて辛いのよ? これは夢なんだから、痛みも何もないハズじゃない!」

 未だ現実を、現実と認められないでいた。
 既に満身創痍で、もはや立ち上がる気力もない。地面に這いつくばり、必死に目を閉じて眠りにつこうとするが、地面の冷たさと体の痛みが、それを許してくれなかった。
 ここは地獄だ。冷たくて真っ暗な果てしない地獄の底だ。
 いつから迷い込んだのだろう。暖かくて明るい道を歩いていたハズではないか。それがどうして今は、先が全く見えない道を歩いているのだろうか。
 いくら考えても分からない。それ以前に考えるのも億劫になってきた。
 ヴァネッサの目から涙が流れた。それが果たして何を意味するのか、本人にも全く分かりそうもない。

「…………?」

 何かが聞こえる。ザッザッザッ――と、地面を蹴るような擦るような音が。
 段々とその音は大きくなり、程なくしてその音は止まった。
 そして――

「フン、随分と無様な姿を晒しているな」

 鼻で笑いながら誰かがそう言った。
 声からして男だ。恐らく青年あたりだろうが、今のヴァネッサには返答する気力もなかった。

「……反応くらいしたらどうだ? 死んでないことぐらい分かるのだぞ?」

 苛立ちを募らせる声が頭上から聞こえた。どうやら自分の目の前に、その人物は立っているらしい。
 ヴァネッサは軋む体をなんとか動かし、見上げてみる。

「あ、なた……は……」

 暗闇の中にその青年は立っていた。目がかすんでよく見えなかったが、なんとなく見覚えがある気もした。
 しかし青年は、そんなヴァネッサを見下ろしながら嘲笑する。

「自ら逃げ出してこのザマとは、かける言葉も見つからんな」

 挑発していることは明らかであったが、ヴァネッサは見上げるばかりで何も言い返してこない。彼女の人となりを知る青年からすれば、状態が常態とはいえ、拍子抜けも良いところであった。

「……まぁ良いさ。逃げ出したことをとやかく言う俺様ではない」
「あなた……マーカス?」
「ほぅ、ちゃんと判断できる脳は残っていたか。なら問題はなさそうだな」

 ヴァネッサの問いかけに、青年ことマーカスはニヤリと笑う。

「力が欲しくないか?」
「……えっ?」
「周りのヤツらを見返すために、力が欲しくないかと聞いてるんだ」

 少し大き目の声で、マーカスはハッキリと言った。ヴァネッサの瞳がわずかに見開かれ、口が少し空いた。少なくとも言葉は伝わっていると判断し、マーカスは踵を返しながら言う。

「もし欲しければ、俺様についてくるがいい。そのザマでは無理かもしれんがな」

 マーカスは軽く笑いながら歩き出す。同時に耳を澄ませていた。するとわずかに土を擦る音が聞こえた。
 チラリと振り向いてみると、ヴァネッサの目に光が宿り、手を震わせているのが見えた。

「チカラ……私に力が?」

 ヴァネッサが震える声で呟くと、マーカスは笑みを深める。それが答えだと判断した瞬間、ヴァネッサは目を見開いたまま笑った。

(力があれば認められる……皆が私のことを見てくれるっ!!)

 それがまともな判断かどうかについては、彼女自身、もはやどうでも良いこととなってしまっていた。
 ヴァネッサは立ち上がり、フラつきながらもなんとか足を地に踏みしめ、歯を食いしばりながら一歩ずつ前に歩き出す。
 目の前にいる美味しそうなエサに向かって。その先にあるであろう、自身を満たしてくれる欲望を目指して。

(なんでもいいわ。悪魔だろうが何だろうが、もう怖いモノなんてない!)

 ヴァネッサの鋭い瞳がギラリと光る。それを見たマーカスは、面白いモノを拾ったと言わんばかりに、ニヤッと笑みを浮かべるのだった。


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