121 / 264
5年生 3学期 2月
ふろむあなざわー
しおりを挟む
……?
ここはどこだろ?
真っ暗で何も見えない。
『アー、アー、エリフェナ、オアロゴセス、テンベハミハミ?』
その上、なんかよく分からない声も聞こえてくる。
『メッセラス、ホワレ、ゴモデベンベレシ、チョス、グラニッシサ?』
あ、そうだ。確か私、大ちゃんと栗っちと一緒に、たっちゃんちに帰る途中で……
『ゲメレ、ト、メッセラス、ゴモデベンベ? エリフェナハミハミ?』
攫われた? このユーリちゃんが?
……うわ、やられたなー! 不覚不覚。
よっし、なんか知らないけど、この声の主をやっつけて、ちゃっちゃと帰りますかねー。
『オアロゴセス、テンベハミハミ?』
「えーっと……ちょす、ぐらにっしさ!」
『グラニッシサ! グラニ、メッセラス、エリフェナ、ゴモテベンベ?』
「げめれ、おあごろす、ちょす、てんべはみはみ」
『メッセラス、オアロ! オアロ! テンベハム、ムハラゾゲレサ!!』
やー、なんか怒ってる。
そりゃそうか。適当に喋ってるんだから。
「うっさいよ! 日本語でしゃべってよ! ユーリちゃん、さすがに怒っちゃうよ?」
こっちも怒ってみた。
……っていうか、なんだろね、この下り、要るんかね?
『テンベハミハミ? テルデバム、イッセンコレ、グラ…………ってないじゃないか! ちゃんと変換してくれないと、印象悪いだろ? なんの為に、お前を連れてきたと思ってるんだ……』
あれ? 急に言ってることが、分かるようになった。
「やー? ……もしもし? アンタ誰?」
『キミはちょっと黙っててくれないか! ……大体、お前はいつもそうやって適当な仕事をして、そのせいでワリを食うのは私たちなんだぞ? それを……』
「やー……あのー?」
『うるさいな! 今忙しいんだ、見てわからな……って通じてるうううううっ?!』
どうやら、気付いてくれたみたい。
「とりあえず、説明して欲しいな。ここはどこ? あなたは誰?」
『こほん。大変失礼しました。ここは、私が作った空間。あるはずのない、出入りの出来ない場所です』
出入り出来ないって……?
私、入ってきてるじゃん。何いってんのさー?
この手の話は、大ちゃんが居ないと、イマイチ理解に苦しむんだよー。
『私の名は、ノウナシ・ロクデナシ 以後お見知り……ん? 今、私の名前だけ、おかしくなかったか……? ああっ! さてはまた、妙な変換をしやがったな! こいつ!!』
なんか揉めてるよー。仲の良さそうなのはいいんだけど、早くしてくれないかなー?
『次にやったら、置いて帰るからな! ……あ、えっと、失礼。私の名前は、ノウマズ・ロクドナス。突然ここに引き込んでしまった事、どうかお許し願いたい』
「やー。まあ、いいけどね。とりあえず、姿は見せとかないとさー?」
『これは申し訳ない。重ね重ね、失礼しました』
暗闇の中に、スゥッと、人の形が浮かび上がる。
大人の……男性? ふぅん。ちょっとイケメンじゃんか。
『私は、ここではない、別の世界からやって参りました』
異世界から来た? あ、あれかな、アヤちゃんの居た〝魔界〟なのかな?
「別の世界から?」
『はい。信じられないかとは思いますが、私は貴方からすれば、異世界人という事になります』
信じるよ。
私だって宇宙人の子孫だし、アヤちゃんも魔界人? だし。
でも、この人が言ってる〝異世界〟は、魔界じゃないや。
魔界は日本語を使ってるって言ってたしね。
『私は、失われた〝勇者の証〟を探しております』
「勇者の証? それが失くなっちゃったのん?」
『はい。先日、突然の大地震と共に』
「地震に紛れて盗まれたのかなー? どんな物?」
『選ばれたものにしか扱えないとされ、邪竜の王を封印できる、世界に3振りしかない〝聖剣〟です』
3本もあるんだ。1本ぐらい減ってもいいんじゃない?
『私の世界では、永きに渡り、邪竜の王が悪逆の限りを尽くし、人々を苦めております。神はそれを見兼ねて、世界各地の隠された3箇所の〝勇者の神殿〟に〝審判の台座〟と〝聖剣〟を配されました』
台座と、剣?
あ、アレかな。
……選ばれし勇者なら、その剣を抜くことが出来るだろう! みたいな?
『神は、選ばれし勇者なら、その剣を抜くことが出来るだろう。と告げられました』
やはは! 当たっちゃった! 私ってやっぱ天才かなー!
『一振り目の〝聖剣〟を抜いた私に、神は告げました。〝この世界以外で、あと2人、剣を抜ける勇者を探せ〟と』
やー! あんたも持ってんのかい!
じゃあ、その腰に下げているのが〝聖剣〟なんだなー。
なんか、ゴテゴテと派手な剣だなー。
趣味悪い……ん? あれ? なんかその剣、見たことあるような……?
『私は、様々な世界を、この剣の力で渡り歩き〝勇者候補〟を探し出しては〝聖剣〟を抜けるか試させました。しかし、どうしてもあと一人、探し出すことが出来ず……』
「そうこうしている内に、剣が失くなっちゃった、と?」
『その通りです……私は、聖剣の気配を辿って、この世界にやって参りました。そしてとうとう昨日、間違いようのない反応がありました』
「反応?」
『はい。〝聖剣〟が、自身の持ち主を定めた後、もしも他の人間が触れようものなら、天罰が下り、その者は灰になって、命を落とします。昨日、その〝罰〟を〝執行〟した時の波動が感じられました』
「やーっ! 怖いよ、聖剣! 触ったら天罰で灰になるって、どんな剣……あ、あら? んー?」
『そして、天罰が執行された後の、亡骸に残る聖なる力を追っていた所、なぜか貴方から、その反応が多く出ておりまして……』
「えっと、な……なんでかなー? 私、なーんも知らないんだけどなー?」
『ははは。当然です。天罰を受けた本人が、こんなに元気なわけ、ありませんからね』
やっべーよー? この人が探してるのって、たっちゃんの拾ってきた、あの剣じゃない?
『念のため、お話だけでも聞こうと思いまして……何もご存知ないようですので、すぐに元の空間にお返し致します。失礼な事をしてしまい、大変申し訳ございませんでした』
「えっと、もしさ、もしもだよ? その剣を持ってっちゃった人を見つけたら、どうするの?」
『それは……言えません。それに貴方には関係のない事です』
うっわ、何されるの? たっちゃんと、もしかしたら私も犯人?
関係のない事っていうか、関係しかないんだよなー……
……とりあえず、内緒にしておこう! そうしよう!
『そうだ! これをお持ち下さい』
指輪を手渡された。
え? やだ! 私には大ちゃんという心に決めた人が!
『これを身につけて念じれば、私といつでも話をする事が出来ます。もしお近くで、〝聖剣〟と思しき物を見かけたり、噂を聞いた時は、お声をおかけ下さい。あ、剣には絶対、触らないで下さい。危険ですからね?』
なーんだ! そういう事か。びっくりしちったよー。
私は指輪を受け取った。ほえー! キラキラしてて、綺麗だなー。
「やー! 分かった! 連絡するよー!」
……みんなで会議した後でもいいよね?
『よろしくお願いします。一刻も早く、邪竜の王を倒さねばなりません』
「……あの、一刻も早くって、やっぱ、一刻も早く、だよね?」
『え? あ、はい。今は幸い、二人目の勇者が、聖剣の力をうまく使い、邪竜を押し留めております。しかし、持ち堪えられたとしても、こちらの世界でいうところの、200日ぐらいでしょうか』
……200日。早く剣を返してあげないと、申し訳ないことになるよー。
『それでは、元の世界にお戻しします。目を閉じて下さい』
ここはどこだろ?
真っ暗で何も見えない。
『アー、アー、エリフェナ、オアロゴセス、テンベハミハミ?』
その上、なんかよく分からない声も聞こえてくる。
『メッセラス、ホワレ、ゴモデベンベレシ、チョス、グラニッシサ?』
あ、そうだ。確か私、大ちゃんと栗っちと一緒に、たっちゃんちに帰る途中で……
『ゲメレ、ト、メッセラス、ゴモデベンベ? エリフェナハミハミ?』
攫われた? このユーリちゃんが?
……うわ、やられたなー! 不覚不覚。
よっし、なんか知らないけど、この声の主をやっつけて、ちゃっちゃと帰りますかねー。
『オアロゴセス、テンベハミハミ?』
「えーっと……ちょす、ぐらにっしさ!」
『グラニッシサ! グラニ、メッセラス、エリフェナ、ゴモテベンベ?』
「げめれ、おあごろす、ちょす、てんべはみはみ」
『メッセラス、オアロ! オアロ! テンベハム、ムハラゾゲレサ!!』
やー、なんか怒ってる。
そりゃそうか。適当に喋ってるんだから。
「うっさいよ! 日本語でしゃべってよ! ユーリちゃん、さすがに怒っちゃうよ?」
こっちも怒ってみた。
……っていうか、なんだろね、この下り、要るんかね?
『テンベハミハミ? テルデバム、イッセンコレ、グラ…………ってないじゃないか! ちゃんと変換してくれないと、印象悪いだろ? なんの為に、お前を連れてきたと思ってるんだ……』
あれ? 急に言ってることが、分かるようになった。
「やー? ……もしもし? アンタ誰?」
『キミはちょっと黙っててくれないか! ……大体、お前はいつもそうやって適当な仕事をして、そのせいでワリを食うのは私たちなんだぞ? それを……』
「やー……あのー?」
『うるさいな! 今忙しいんだ、見てわからな……って通じてるうううううっ?!』
どうやら、気付いてくれたみたい。
「とりあえず、説明して欲しいな。ここはどこ? あなたは誰?」
『こほん。大変失礼しました。ここは、私が作った空間。あるはずのない、出入りの出来ない場所です』
出入り出来ないって……?
私、入ってきてるじゃん。何いってんのさー?
この手の話は、大ちゃんが居ないと、イマイチ理解に苦しむんだよー。
『私の名は、ノウナシ・ロクデナシ 以後お見知り……ん? 今、私の名前だけ、おかしくなかったか……? ああっ! さてはまた、妙な変換をしやがったな! こいつ!!』
なんか揉めてるよー。仲の良さそうなのはいいんだけど、早くしてくれないかなー?
『次にやったら、置いて帰るからな! ……あ、えっと、失礼。私の名前は、ノウマズ・ロクドナス。突然ここに引き込んでしまった事、どうかお許し願いたい』
「やー。まあ、いいけどね。とりあえず、姿は見せとかないとさー?」
『これは申し訳ない。重ね重ね、失礼しました』
暗闇の中に、スゥッと、人の形が浮かび上がる。
大人の……男性? ふぅん。ちょっとイケメンじゃんか。
『私は、ここではない、別の世界からやって参りました』
異世界から来た? あ、あれかな、アヤちゃんの居た〝魔界〟なのかな?
「別の世界から?」
『はい。信じられないかとは思いますが、私は貴方からすれば、異世界人という事になります』
信じるよ。
私だって宇宙人の子孫だし、アヤちゃんも魔界人? だし。
でも、この人が言ってる〝異世界〟は、魔界じゃないや。
魔界は日本語を使ってるって言ってたしね。
『私は、失われた〝勇者の証〟を探しております』
「勇者の証? それが失くなっちゃったのん?」
『はい。先日、突然の大地震と共に』
「地震に紛れて盗まれたのかなー? どんな物?」
『選ばれたものにしか扱えないとされ、邪竜の王を封印できる、世界に3振りしかない〝聖剣〟です』
3本もあるんだ。1本ぐらい減ってもいいんじゃない?
『私の世界では、永きに渡り、邪竜の王が悪逆の限りを尽くし、人々を苦めております。神はそれを見兼ねて、世界各地の隠された3箇所の〝勇者の神殿〟に〝審判の台座〟と〝聖剣〟を配されました』
台座と、剣?
あ、アレかな。
……選ばれし勇者なら、その剣を抜くことが出来るだろう! みたいな?
『神は、選ばれし勇者なら、その剣を抜くことが出来るだろう。と告げられました』
やはは! 当たっちゃった! 私ってやっぱ天才かなー!
『一振り目の〝聖剣〟を抜いた私に、神は告げました。〝この世界以外で、あと2人、剣を抜ける勇者を探せ〟と』
やー! あんたも持ってんのかい!
じゃあ、その腰に下げているのが〝聖剣〟なんだなー。
なんか、ゴテゴテと派手な剣だなー。
趣味悪い……ん? あれ? なんかその剣、見たことあるような……?
『私は、様々な世界を、この剣の力で渡り歩き〝勇者候補〟を探し出しては〝聖剣〟を抜けるか試させました。しかし、どうしてもあと一人、探し出すことが出来ず……』
「そうこうしている内に、剣が失くなっちゃった、と?」
『その通りです……私は、聖剣の気配を辿って、この世界にやって参りました。そしてとうとう昨日、間違いようのない反応がありました』
「反応?」
『はい。〝聖剣〟が、自身の持ち主を定めた後、もしも他の人間が触れようものなら、天罰が下り、その者は灰になって、命を落とします。昨日、その〝罰〟を〝執行〟した時の波動が感じられました』
「やーっ! 怖いよ、聖剣! 触ったら天罰で灰になるって、どんな剣……あ、あら? んー?」
『そして、天罰が執行された後の、亡骸に残る聖なる力を追っていた所、なぜか貴方から、その反応が多く出ておりまして……』
「えっと、な……なんでかなー? 私、なーんも知らないんだけどなー?」
『ははは。当然です。天罰を受けた本人が、こんなに元気なわけ、ありませんからね』
やっべーよー? この人が探してるのって、たっちゃんの拾ってきた、あの剣じゃない?
『念のため、お話だけでも聞こうと思いまして……何もご存知ないようですので、すぐに元の空間にお返し致します。失礼な事をしてしまい、大変申し訳ございませんでした』
「えっと、もしさ、もしもだよ? その剣を持ってっちゃった人を見つけたら、どうするの?」
『それは……言えません。それに貴方には関係のない事です』
うっわ、何されるの? たっちゃんと、もしかしたら私も犯人?
関係のない事っていうか、関係しかないんだよなー……
……とりあえず、内緒にしておこう! そうしよう!
『そうだ! これをお持ち下さい』
指輪を手渡された。
え? やだ! 私には大ちゃんという心に決めた人が!
『これを身につけて念じれば、私といつでも話をする事が出来ます。もしお近くで、〝聖剣〟と思しき物を見かけたり、噂を聞いた時は、お声をおかけ下さい。あ、剣には絶対、触らないで下さい。危険ですからね?』
なーんだ! そういう事か。びっくりしちったよー。
私は指輪を受け取った。ほえー! キラキラしてて、綺麗だなー。
「やー! 分かった! 連絡するよー!」
……みんなで会議した後でもいいよね?
『よろしくお願いします。一刻も早く、邪竜の王を倒さねばなりません』
「……あの、一刻も早くって、やっぱ、一刻も早く、だよね?」
『え? あ、はい。今は幸い、二人目の勇者が、聖剣の力をうまく使い、邪竜を押し留めております。しかし、持ち堪えられたとしても、こちらの世界でいうところの、200日ぐらいでしょうか』
……200日。早く剣を返してあげないと、申し訳ないことになるよー。
『それでは、元の世界にお戻しします。目を閉じて下さい』
0
お気に入りに追加
71
あなたにおすすめの小説
冴えない俺と美少女な彼女たちとの関係、複雑につき――― ~助けた小学生の姉たちはどうやらシスコンで、いつの間にかハーレム形成してました~
メディカルト
恋愛
「え……あの小学生のお姉さん……たち?」
俺、九十九恋は特筆して何か言えることもない普通の男子高校生だ。
学校からの帰り道、俺はスーパーの近くで泣く小学生の女の子を見つける。
その女の子は転んでしまったのか、怪我していた様子だったのですぐに応急処置を施したが、実は学校で有名な初風姉妹の末っ子とは知らずに―――。
少女への親切心がきっかけで始まる、コメディ系ハーレムストーリー。
……どうやら彼は鈍感なようです。
――――――――――――――――――――――――――――――
【作者より】
九十九恋の『恋』が、恋愛の『恋』と間違える可能性があるので、彼のことを指すときは『レン』と表記しています。
また、R15は保険です。
毎朝20時投稿!
【3月14日 更新再開 詳細は近況ボードで】
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
遥かなるマインド・ウォー
弓チョコ
SF
西暦201X年。
遥かな宇宙から、ふたつの来訪者がやってきた。
ひとつは侵略者。人間のような知的生命体を主食とする怪人。
もうひとつは、侵略者から人間を守ろうと力を授ける守護者。
戦争が始まる。
※この物語はフィクションです。実在する、この世のあらゆる全てと一切の関係がありません。物語の展開やキャラクターの主張なども、何かを現実へ影響させるような意図のあるものではありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる