71 / 264
5年生 3学期 2月
分岐点前日 オランダ 1
しおりを挟む
『タツヤ、そろそろ行こうか。アヤカもしっかり眠れただろうか』
オランダ、ホラント州、プルメレント。早朝には到着していたが、時間に余裕が有ったので、僕は睡眠不足の彩歌が目覚めるまで〝ルート〟内で浮遊して、土人形の操作に専念していた。
「うん、スゴく良く眠れた。ありがとう、達也さん、ブルー」
「良かった。じゃ、朝ごはんにしようか」
と言っても、道中に駅の売店で買ったオニギリだけど。
彩歌は〝摂食不要〟を持っていない。エネルギーを心臓から完全に受け取れるようになれば習得するかもしれないとブルーは言うが、何より、食事は気力の元になる。もちろん僕も未だに朝昼晩と、ちゃんと3回、食べている。
「あ、ちょっと待って」
彩歌は呪文を唱えた。
「HuLex Thel cloT Ne」
着替えの魔法により、彩歌の服装が、セーター、ダウンベスト、ジーンズから、ちょっと落ち着いた色合いのカーディガンと長めのスカートに変わる。
「やっぱり魔法、便利だなあ」
「でも、出来ればお風呂に入りたいな」
そうだよな。でも本当に〝テント生活〟を始めてしまってた場合、どうするつもりだったんだろう?
「じゃ、早めに現地に行って、宿を探そう……子ども2人で泊まれる所って、あるのかな」
『心配は要らない。アメルスフォールトに、キミたちの〝部屋〟を用意した』
「部屋?」
『地下室だ。若干狭いが我慢して欲しい』
「さすがブルー。気が利くなあ!」
今日の予定は、現場の下見とターゲットの確認。
つまり、Marilou Hautvastの様子を探る事がメインだ。
「じゃ、行こうか!」
「うん!」
ルートを出ると、真っ暗な入り口は静かに閉じた。
ここは……林?
『クワーダイケル公園だよ。ここから20~30分歩けば、駅がある。そこを目指そう』
リュックから取り出したオニギリとお茶を、彩歌に渡す。少々お行儀が悪いが、緑の公園で歩きながら食べると最高に美味しい。でも、こういう所で食べるなら、サンドイッチにしておけば良かったかな。
フレーヴォ通りを南下。公園を出て、西に進む。
「達也さん、オランダよ! 超オランダっぽい!」
そりゃまあ、オランダだもん。
僕も初めての海外で、若干テンションが上がっている。というか、女の子と旅行だ。上がらないわけがない。でもあんまりハシャぎ過ぎると……
『コホン。アヤカ……?』
『はぁーい……』
ね? ブルー先生は〝任務〟が終わるまでは、厳しいのだ。
30分ほど歩くと、最寄りの駅に到着した。アメルスフォールトまでの2等席切符を2枚買う。券売機は英語表記を選択出来るようになっていたので、僕でも容易く買うことが出来た。
『英語は分かるんだなタツヤ』
『読むだけなら少しは……ね。会話とかは、絶対無理だけど』
ネイティブでフランクな感じのが来たら、速攻で逃げる。得意な英語は「I can not speak English」だ。
「達也さん、見て、電車が来た!」
白と青のボディに、ドアだけ黄色い、いかにもヨーロッパ的な配色の電車だ。扉は自動ではなく、ボタンを押して開ける。ガイドブックを読んでおいて良かった。
「地方へ行けば、日本の電車もボタンで開ける事が多くなってるんだよ……15年後の話だけど」
出張先でボタンの存在を知らずに危うく乗り損ねる所だったから、よく覚えている。
僕たちは電車に乗り〝2等席〟に座った。
>>>
異国の風景を楽しむこと1時間半。目的地、アメルスフォールトに到着。
『まずは、少女が手紙を紛失する現場を見ておこうか』
〝ファン・スピルベルゲン通り〟
建物は、近代的な作りと、古風なレンガの風合いが不思議な調和を保っている。道路沿いには、木々と街灯が立ち並んでいて、緑も多い。
マリルーの自宅から教会の前を通り、郵便局へ抜けるこの短い通りが、問題の場所だ。ここで何かが起こり、手紙は少女の手を離れてしまう。
「よし、次は、マリルー本人だ」
『タツヤ、まだこの時間、彼女は学校に行っているはずだ。会うことは出来ないよ』
「そっか。じゃあ、家だけでも見ておくか」
北西に歩き、少し西のトロンプ通りにマリルーの家はあった。
「ところで、マリルーは学生なんだろ? 明日の1時も、学校じゃないのか?」
『多分、お昼までで帰ってくるとか、臨時休校とかじゃないかな?』
まあ、そういうのって良くあるよな。
「じゃ、家も確認したし、昼食にしよう!」
「やったー! もう私、お腹ペコペコ」
来た道を戻り、郵便局近くのレストランに入る。
「翻訳頼んだぞ、ブルー」
『任せて欲しい。タツヤ』
席に座ると店員さんがやって来た。
『いらっしゃいませ。こちらがメニューでございます』
マジか! 同時通訳? えっと、普通に話せば良いのかな?
『オススメは何ですか?』
『では、こちらのローストポークなどいかがでしょう。エルデンスープも人気ですよ』
通じた! なんか嬉しい!
『じゃあ、そのローストポークとスープを2つずつ下さい』
あ、忘れる所だった。
『それから、炭酸なしの水も2つお願いします』
『かしこまりました。少々お待ち下さい』
店員さんは軽く微笑むと店の奥に入って行った。
『ブルー、凄いな! これなら、どんな国に行っても平気だ!』
『会話でのストレスは一切無いはずだ。もう少し融合が進めば、文字も読めるようになるが、それまでは私が翻訳するので心配は要らない』
料理が運ばれてきた。静々と口に運ぶ。
何これ、超ウマイ! オススメを聞いて正解だったな! ブルーが居なければ、コレとコレとか言って適当にメニューを指差して、よくわからない料理が2セット運ばれて来たりしただろう。
「ふう。ごめんなさい。私もうお腹いっぱい」
11歳の彩歌には、少々、量が多かったか。ここは小学生ながら、まりも屋の大盛りカツ丼を平らげる胃袋の持ち主である、僕の出番だな。
「すごい! フードファイターみたい! 食欲も26歳なの?」
いや。僕は小さい頃からナチュラルボーンなフードファイターだったのさ。
「ごちそうさま。美味しかったね」
彩歌の食べきれなかった分も、僕が美味しく頂きました。
「うん。凄く美味しかった!」
喜んで貰えて嬉しい。僕たちは料金と若干のチップを置いて、店を後にした。
オランダ、ホラント州、プルメレント。早朝には到着していたが、時間に余裕が有ったので、僕は睡眠不足の彩歌が目覚めるまで〝ルート〟内で浮遊して、土人形の操作に専念していた。
「うん、スゴく良く眠れた。ありがとう、達也さん、ブルー」
「良かった。じゃ、朝ごはんにしようか」
と言っても、道中に駅の売店で買ったオニギリだけど。
彩歌は〝摂食不要〟を持っていない。エネルギーを心臓から完全に受け取れるようになれば習得するかもしれないとブルーは言うが、何より、食事は気力の元になる。もちろん僕も未だに朝昼晩と、ちゃんと3回、食べている。
「あ、ちょっと待って」
彩歌は呪文を唱えた。
「HuLex Thel cloT Ne」
着替えの魔法により、彩歌の服装が、セーター、ダウンベスト、ジーンズから、ちょっと落ち着いた色合いのカーディガンと長めのスカートに変わる。
「やっぱり魔法、便利だなあ」
「でも、出来ればお風呂に入りたいな」
そうだよな。でも本当に〝テント生活〟を始めてしまってた場合、どうするつもりだったんだろう?
「じゃ、早めに現地に行って、宿を探そう……子ども2人で泊まれる所って、あるのかな」
『心配は要らない。アメルスフォールトに、キミたちの〝部屋〟を用意した』
「部屋?」
『地下室だ。若干狭いが我慢して欲しい』
「さすがブルー。気が利くなあ!」
今日の予定は、現場の下見とターゲットの確認。
つまり、Marilou Hautvastの様子を探る事がメインだ。
「じゃ、行こうか!」
「うん!」
ルートを出ると、真っ暗な入り口は静かに閉じた。
ここは……林?
『クワーダイケル公園だよ。ここから20~30分歩けば、駅がある。そこを目指そう』
リュックから取り出したオニギリとお茶を、彩歌に渡す。少々お行儀が悪いが、緑の公園で歩きながら食べると最高に美味しい。でも、こういう所で食べるなら、サンドイッチにしておけば良かったかな。
フレーヴォ通りを南下。公園を出て、西に進む。
「達也さん、オランダよ! 超オランダっぽい!」
そりゃまあ、オランダだもん。
僕も初めての海外で、若干テンションが上がっている。というか、女の子と旅行だ。上がらないわけがない。でもあんまりハシャぎ過ぎると……
『コホン。アヤカ……?』
『はぁーい……』
ね? ブルー先生は〝任務〟が終わるまでは、厳しいのだ。
30分ほど歩くと、最寄りの駅に到着した。アメルスフォールトまでの2等席切符を2枚買う。券売機は英語表記を選択出来るようになっていたので、僕でも容易く買うことが出来た。
『英語は分かるんだなタツヤ』
『読むだけなら少しは……ね。会話とかは、絶対無理だけど』
ネイティブでフランクな感じのが来たら、速攻で逃げる。得意な英語は「I can not speak English」だ。
「達也さん、見て、電車が来た!」
白と青のボディに、ドアだけ黄色い、いかにもヨーロッパ的な配色の電車だ。扉は自動ではなく、ボタンを押して開ける。ガイドブックを読んでおいて良かった。
「地方へ行けば、日本の電車もボタンで開ける事が多くなってるんだよ……15年後の話だけど」
出張先でボタンの存在を知らずに危うく乗り損ねる所だったから、よく覚えている。
僕たちは電車に乗り〝2等席〟に座った。
>>>
異国の風景を楽しむこと1時間半。目的地、アメルスフォールトに到着。
『まずは、少女が手紙を紛失する現場を見ておこうか』
〝ファン・スピルベルゲン通り〟
建物は、近代的な作りと、古風なレンガの風合いが不思議な調和を保っている。道路沿いには、木々と街灯が立ち並んでいて、緑も多い。
マリルーの自宅から教会の前を通り、郵便局へ抜けるこの短い通りが、問題の場所だ。ここで何かが起こり、手紙は少女の手を離れてしまう。
「よし、次は、マリルー本人だ」
『タツヤ、まだこの時間、彼女は学校に行っているはずだ。会うことは出来ないよ』
「そっか。じゃあ、家だけでも見ておくか」
北西に歩き、少し西のトロンプ通りにマリルーの家はあった。
「ところで、マリルーは学生なんだろ? 明日の1時も、学校じゃないのか?」
『多分、お昼までで帰ってくるとか、臨時休校とかじゃないかな?』
まあ、そういうのって良くあるよな。
「じゃ、家も確認したし、昼食にしよう!」
「やったー! もう私、お腹ペコペコ」
来た道を戻り、郵便局近くのレストランに入る。
「翻訳頼んだぞ、ブルー」
『任せて欲しい。タツヤ』
席に座ると店員さんがやって来た。
『いらっしゃいませ。こちらがメニューでございます』
マジか! 同時通訳? えっと、普通に話せば良いのかな?
『オススメは何ですか?』
『では、こちらのローストポークなどいかがでしょう。エルデンスープも人気ですよ』
通じた! なんか嬉しい!
『じゃあ、そのローストポークとスープを2つずつ下さい』
あ、忘れる所だった。
『それから、炭酸なしの水も2つお願いします』
『かしこまりました。少々お待ち下さい』
店員さんは軽く微笑むと店の奥に入って行った。
『ブルー、凄いな! これなら、どんな国に行っても平気だ!』
『会話でのストレスは一切無いはずだ。もう少し融合が進めば、文字も読めるようになるが、それまでは私が翻訳するので心配は要らない』
料理が運ばれてきた。静々と口に運ぶ。
何これ、超ウマイ! オススメを聞いて正解だったな! ブルーが居なければ、コレとコレとか言って適当にメニューを指差して、よくわからない料理が2セット運ばれて来たりしただろう。
「ふう。ごめんなさい。私もうお腹いっぱい」
11歳の彩歌には、少々、量が多かったか。ここは小学生ながら、まりも屋の大盛りカツ丼を平らげる胃袋の持ち主である、僕の出番だな。
「すごい! フードファイターみたい! 食欲も26歳なの?」
いや。僕は小さい頃からナチュラルボーンなフードファイターだったのさ。
「ごちそうさま。美味しかったね」
彩歌の食べきれなかった分も、僕が美味しく頂きました。
「うん。凄く美味しかった!」
喜んで貰えて嬉しい。僕たちは料金と若干のチップを置いて、店を後にした。
0
お気に入りに追加
71
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】彼女以外、みんな思い出す。
❄️冬は つとめて
ファンタジー
R15をつける事にしました。
幼い頃からの婚約者、この国の第二王子に婚約破棄を告げられ。あらぬ冤罪を突きつけられたリフィル。この場所に誰も助けてくれるものはいない。
【TS転生勇者のやり直し】『イデアの黙示録』~魔王を倒せなかったので2度目の人生はすべての選択肢を「逆」に生きて絶対に勇者にはなりません!~
夕姫
ファンタジー
【絶対に『勇者』にならないし、もう『魔王』とは戦わないんだから!】
かつて世界を救うために立ち上がった1人の男。名前はエルク=レヴェントン。勇者だ。
エルクは世界で唯一勇者の試練を乗り越え、レベルも最大の100。つまり人類史上最強の存在だったが魔王の力は強大だった。どうせ死ぬのなら最後に一矢報いてやりたい。その思いから最難関のダンジョンの遺物のアイテムを使う。
すると目の前にいた魔王は消え、そこには1人の女神が。
「ようこそいらっしゃいました私は女神リディアです」
女神リディアの話しなら『もう一度人生をやり直す』ことが出来ると言う。
そんなエルクは思う。『魔王を倒して世界を平和にする』ことがこんなに辛いなら、次の人生はすべての選択肢を逆に生き、このバッドエンドのフラグをすべて回避して人生を楽しむ。もう魔王とは戦いたくない!と
そしてエルクに最初の選択肢が告げられる……
「性別を選んでください」
と。
しかしこの転生にはある秘密があって……
この物語は『魔王と戦う』『勇者になる』フラグをへし折りながら第2の人生を生き抜く転生ストーリーです。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
底辺召喚士の俺が召喚するのは何故かSSSランクばかりなんだが〜トンビが鷹を生みまくる物語〜
ああああ
ファンタジー
召喚士学校の卒業式を歴代最低点で迎えたウィルは、卒業記念召喚の際にSSSランクの魔王を召喚してしまう。
同級生との差を一気に広げたウィルは、様々なパーティーから誘われる事になった。
そこでウィルが悩みに悩んだ結果――
自分の召喚したモンスターだけでパーティーを作ることにしました。
この物語は、底辺召喚士がSSSランクの従僕と冒険したりスローライフを送ったりするものです。
【一話1000文字ほどで読めるようにしています】
召喚する話には、タイトルに☆が入っています。
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる